校長室便り

2022年8月の記事一覧

【中学】学校説明会の舞台裏

8月11日(山の日)、佐野市文化会館を会場として、附属中の「学校説明会」を、午前午後の2回、開催しました。学校生活の説明や制服の紹介など、生徒が主役の説明会でした。

生徒たちによる制服の説明

本日は、8:50に集合し、9:00から準備を始めました。中学の生徒会役員8名、高校の生徒会役員2名、合わせて10名の生徒が大活躍しました。

直前の打ち合わせでは、みんな緊張していました。

ロビーの入り口でも、開場までのわずかな時間で大忙しでした。

いよいよ始まります。

高校生活については、高校生が説明しました。

 

中学生活と高校生活の説明に続いて、制服の紹介です。

Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型などについて、わかりやすく説明してくれました。

最後に、中学生徒会長の丸山君の挨拶がありました。

丸山君は、自分が受検した時の体験や学校の雰囲気等を紹介するなど、これから受検する小学6年生の立場に立って、附属中の良さを伝えてくれました。会場からも大きな拍手をいただきました。

 

今日の主役は、間違いなく生徒たちでした。

最後まで後かたずけをし、長い一日が終わりました。

学校説明会のために、休み返上で頑張ってくれた生徒たちに感謝です。

きっと、附属中の良さを分かってくれたと思います。

【中高】硬式テニス部の練習風景

8月10日(水)午前中、本校のテニスコートでは、「中学女子テニス部」、「高校男子テニス部」、「高校女子テニス部」が、それぞれ練習をしていました。

 

中学の女子テニス部は、今日から3年生が引退し、1,2年生での練習が始まりました。

南側の2面を使って練習しています。外部指導者も来てくれています。

 

高校男子テニス部も、1,2年生で練習をしていました。時に、外部の専門家に指導していただくこともあります。

 

高校女子テニス部は、一番北側のコートを使って練習をしています。

中学女子テニス部の3年生は、引退後、高校の女子テニス部に早期入部することが出来ます。中高一貫のメリットを生かし、中高6年間、硬式テニスを続けることが出来ます。早期入部した生徒は、高校でも活躍しています。

*中学の部活で硬式テニスをやれる学校は、県内では非常に少ないです。

中学から硬式テニスを始めたい人にはお勧めです。

【高校】ボート部、会場に到着!

8月9日(火)朝7時、インターハイのボート競技の会場である愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」に到着しました。昨夜はバスでの車中泊でしたが、皆さん、よく眠れたそうです。バスから降りた際の1枚です。朝日がまぶしく輝いていますね。

早くも今日から配艇練習が始まりました。

気持ちよさそうな感じですね。競技開始(8月11日)まで、あと一日ありますから、じっくりと調整してください。

応援しています。

【中学】速報!全国中学生選抜将棋選手権大会「第3位」

8月2日(火)~4日(木)、山形県天童市で行われた「第43回全国中学生選抜将棋選手権大会」で、中学3年2組の石原橙真君が、堂々の3位入賞を果たしました。おめでとうございます。

公式HPで公開されている写真です。https://www.tendojc.com/shogi/

大会の様子です。

【中学】速報!全国中学ディベート選手権「決勝トーナメント進出」

 8月6日(土)~8日(月)、立教大学を会場に、「第27回 全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)」が開催されました。本校は、関東甲信越地区代表として初出場しました。まず、予選リーグを戦い、1勝1敗で、見事決勝トーナメントに進出しました。全国初出場で予選リーグ突破は、大健闘であり、素晴らしい快挙です。おめでとうございます。

大会に参加したメンバー

 

こちらが今回の出場校(24校)です。全国で唯一の「初出場」の文字が燦然と輝いています。

北海道地区代表 (1校)
 ・北嶺中学校 (北海道・3大会ぶり13回目)
東北地区代表 (2校)
 ・福島県立ふたば未来学園中学校 (福島県・2大会連続2回目)
 ・東北学院中学校 (宮城県・11大会ぶり5回目)
関東甲信越地区代表 (6校)
 ・創価中校 (東京都・2大会ぶり22回目)
 ・開智中学校 (埼玉県・3大会連続6回目)
 ・浅野中学校 (神奈川県・5大会ぶり2回目)
 ・栃木県立佐野高等学校附属中学校 (栃木県・初出場
 ・西武台新座中学校 (埼玉県・2大会連続5回目)
 ・渋谷教育学園幕張中学校 (千葉県・6大会連続15回目)
東海地区代表 (5校)
 ・東海中学校 (愛知県・16大会連続17回目)
 ・愛知教育大学附属名古屋中学校 (愛知県・2大会連続8回目)
 ・名古屋中学校 (愛知県・2大会連続2回目)
 ・聖マリア女学院中学校 (岐阜県・3大会ぶり4回目)
 ・名古屋市立浄心中学校 (愛知県・2大会ぶり11回目)
近畿・北陸地区代表 (2校)
 ・灘中学校 (兵庫県・5大会連続8回目)
 ・関西創価中学校 (大阪府・7大会連続9回目)
中国・四国地区代表 (4校)
 ・岡山白陵中学校 (岡山県・2大会ぶり17回目)
 ・岡山県立岡山操山中学校 (岡山県・2大会連続10回目)
 ・慶進中学校 (山口県・3大会連続6回目)
 ・広島学院中学校 (広島県・2大会連続2回目)
九州地区代表 (4校)
 ・大分大学教育学部附属中学校 (大分県・7大会連続13回目)
 ・久留米大学附設中学校 (福岡県・7大会ぶり3回目)
 ・尚絅中学校 (熊本県・2大会連続2回目)
 ・熊本マリスト学園中学校 (熊本県・5大会連続5回目)

予選リーグ(6組)を1勝1敗で、決勝トーナメントに進出しました。

よく頑張りました。

【高校】ボート部、インターハイに向けて出発!

8月8日(月)15時30分、佐野駅前から、佐高と佐野東高のボート部員を乗せた貸切バスが出発しました。インターハイの会場は、愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」です。会場へは、明日(9日)の朝7時頃到着予定です。約15時間の長旅、お疲れ様です。

 

大会の日程は以下の通りです。

開会式
8月10日 グリーンピア玉川大ホール

競技
8月11日 予選 玉川湖ボートコース
8月12日 敗者復活戦 玉川湖ボートコース
8月13日 準々決勝 玉川湖ボートコース
8月14日 準決勝、決勝 玉川湖ボートコース

閉会式
8月14日 玉川湖ボートコース

*遠く離れた佐野から応援しています!

20:00 長野県梓川

22:40 岐阜県羽島 通過

まだまだ遠いですね。

【高校】「ボート少年女子 姉妹でシンクロ率高める」(とちテレ)

8月6日(土)、「ボート少年女子 姉妹でシンクロ率高める」として、本校3年生の藤倉望妃さん、藤倉麻妃さんの双子姉妹が「とちテレ」の特集で紹介されました。

Yahoo ニュースで、動画を見ることが出来ます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f9c3d235a2596ed87b97c1539d87f668dde99e2

 

(以下、Yahooニュースの記事の引用です)

とちぎ国体・全国障害者スポーツ大会の注目選手・競技を紹介する特集「一期一会」です。今回はボートです。オールを漕いで原動力のない船の着順を競うというシンプルな競技です。姉妹で頂点を目指す双子の高校生を取材しました。

藤倉麻妃選手と望妃選手、佐野高校3年生の双子の姉妹です。

県の未来アスリートプロジェクトで、妹の望妃選手が中学時代にボートを体験したことがきっかけで姉の麻妃選手を誘い高校から本格的に競技を始めました。

ボートには1人乗り、2人乗りなどがありますが、いちご一会とちぎ国体で2人が出場するのは「舵手付きクォドルプル」という種目で、コックスと呼ばれるかじとりと4人の漕ぎ手の合わせて5人ひとチームで1,000メートルの速さを競います。

いかにスピードを出せるか、鍵をにぎるのは「シンクロ性」。4人が同じ方向、同じタイミング、同じ角度でオールを漕がなければボートはスピードに乗りません

栃木県チームは県内の高校ボート界をけん引する佐野と佐野東の混合チームですが、普段から同じ渡良瀬川で切磋琢磨する同士、呼吸はぴったりです。

佐野高校顧問 戸田圭一教諭:「交流練習、この日のタイムも伸びた。同じ動きをしないと船は進まないが全国でも戦える」

藤倉姉妹はチームの核を担っています。船尾側でチームのペース配分など全体のリズムを取る「ストローク」を妹の望妃選手がボートの先頭側でクルー全員を見ながらオールさばきを指示する「バウ」の役割を姉の麻妃選手が務めています。

自分たちを「本当の姉妹みたい」というほどチームには一体感がありインタビューでも息はぴったりです。

ボートは一見、手の力で漕いでいるように見えますが、足を固定した漕ぎ手のサドルはレール上で前後し、脚で押し出した力を全身を使って腕、そしてオールへと伝えます。

藤倉望妃選手:「手に見えるけれど重要なのは足、船の中でスクワットしている」

川や湖など自然の中で行われるボート競技は天候や会場によって水の状態が変わります。

この日は前日に上流で降った雨の影響で増水し水は濁っていました。

藤倉望妃選手:「ラフコンディションでも慣れるため乗せてもらう」

いちご一会とちぎ国体まで2カ月、日に日に完成度を高めるチームにあって実は藤倉姉妹が同じ船で大会に出場するのは初めて。この日のタイム測定でも記録を伸ばしたクルーは地元で日本一を目指します。

【中高】中高ラグビー部「合同合宿」最終日

8月6日(土)今日が中高ラグビー部の合同合宿(8月3日~6日)の最終日です。中高生全員で日本ダボス(ダボスの丘)を登頂し、合宿の最後を飾りました。

シュナイダー記念塔

菅平は、夏季はラグビーで有名ですが、冬季はスキーリゾートとして知られます。昭和5年3月に日本に招かれたオーストリア人のハンネス・シュナイダーが菅平で雪上スキー指導をした際に、ここはスイスのリゾート地「ダボス」に似ていると言ったことが、名前の由来だそうです。そのゲレンデが、シュナイダーゲレンデで、夏にはダボスの丘と呼ばれています。 本校ラグビー部は、夏の合宿の際には必ず、この「ダボスの丘」に登っているそうです。

 

さて、中学生(女子)の「オッペンカップ2022」の続報ですが、長崎県の「諫早」と対戦し、7対19で惜敗しましたが、念願のワントライを取ることが出来たそうです。

これも「成長」の証ですね。

 

*4日間、お疲れさまでした。

【高校】速報!県吹奏楽コンクール2022

8月6日(土)宇都宮市文化会館で「第64回栃木県吹奏楽コンクール2022」高等学校の部が開催されました。本校は13:10から、田村修平作曲「鬼姫~ある美しき幻想」を演奏しました。素晴らしい演奏でした。

演奏終了後の記念写真です。

栃木県吹奏楽コンクール2022.pdf

 

今日の生徒たちの動きを紹介します。

11:50 バスから降りて楽器とともに会場に入りました。

 

11:56 楽器置き場で楽器の準備をしています。

 

12:10 チューニングの時間まで、ひたすら順番待ちです。

わりと余裕です。

 

12:30 やっと本校の順番が回ってきました。 

リハーサル室で楽器のチューニングを入念に行います。制限時間は20分間です。竹松さんの的確な指示でてきぱきと進んでいきました。

チューニング終了後は、小林先生による曲の最終チェックです。

一気に緊張感が高まりました。

きっかり20分後、呼び出しがあり、ステージに向かいました。

ここから先は、カメラで追うことはできません。

 

13:10 いよいよ本校の演奏が始まりました。

言葉ではお伝えしきれませんが、緊張感とともに、ストーリーを感じさせる素晴らしい演奏でした。各ソロ演奏も最高でした。

 

13:25 演奏終了後、文化会館の庭園で記念撮影が行われました。

まずはステージで演奏した22名+小林先生です。

 

2年生の部員です。2年生にとっては、最後の県吹奏楽コンクールです。

 

*部員全員の写真です。皆さんのすっきりとした前向きな笑顔を見れば、それぞれがやり切った演奏だったことがよくわかりました。お疲れさまでした。

 

 

【中学】女子ラグビー「オッペンカップ2022」初参戦!

8月5日(金)、長野県上田市にある「菅平サニアパーク」を会場として、「オッペンカップ2022」(菅平女子セブンス2022 中学生の部)が始まりました。本校では人数が揃わなかったため、これまで参加できませんでしたが、今回、初参戦することが出来ました。

 

 

オッペンカップは、オッペン化粧品の協賛により、「ひたむきに頑張るラガールたちを応援する」ために開催されているそうです。ラガールという言葉は初めて聞きましたが、ラガーとガールを合わせた造語でしょうか?

今回の大会には、全国から17チームが参加しています。

関東甲信越はもとより、滋賀、大阪、兵庫、福岡、諫早など、全国の強豪チームが参加する「全国大会」です。

本校は初めての参加なので、生徒は試合開始前に行われる「コイントス」の練習から始めました。

1試合目は「伏見」、2試合目は「神奈川A」と対戦しました。1試合目は佐高ラグビー部の試合時間と重なっていたため、2試合目の「神奈川A」との対戦を観戦・応援しました。「神奈川A」は関東のチャンピオンのチームです。

試合前の練習も緊張気味です。 

いつもの掛け声で気合を入れています。

生徒たちは強豪相手にひるむことなく果敢にチャレンジしています。

ハーフタイムです。

試合は負けましたが、さわやかな好ゲームでした。

生徒たちは、試合の勝ち負けではなく、自分たちがこのゲームでできたこと、できるようになったことを、自分たちの成長と、とらえていました。そういった「ひたむきさと前向きなところ」がこのチームの最大の武器であると感じました。よく頑張りました。

 

最後に、サプライズとして、本校の卒業生で、現在、自衛隊でラグビー日本代表を目指している「秋田若菜さん」が応援に来てくれました。(というか、秋田さんは本校がまさか出場しているとは思わず、会場で本校生を見つけ、びっくりしたそうです)

秋田さんには、自衛隊でのラグビーの練習などについて、石井先生を通して連絡してくれるようにお願いしました。

紹介できる時を楽しみにしてます。

 

【高校】ラグビー部「菅平合宿」

8月5日(金)、中高のラグビー部の合同合宿を見学しました。中学生(女子)は「オッペンカップ2022」初参戦、高校生は、本校と足利大学附属高校、群馬県立安中総合学園高校との3校合同チームで、明治学院東村山高校と8月5日と6日の2日間、練習試合を行いました。

本校の高校生7名と中学生(男子)3名

高校生は4名が合同チームに参加しました。グリーンのヘッドギアとソックスが目印です。

いよいよ試合が始まります。佐高は後半に出場することになっていましたが、前半の途中、選手の負傷交代で岩上君が途中出場しました。岩上君は、合同チームの司令塔的存在で圧倒的な存在感を示しました。

 

後半は佐高生4名が加わります。

4名の佐高生はチームをぐいぐい引っ張ります。

 

相手は強豪校だったのでトライは奪えませんでしたが、諦めない佐高のラグビーがチームの雰囲気を変えました。

*充実した合宿を過ごしていました。

【高2】総文祭弁論部門、結果報告

8月4日(木)午後、弁論部門「優良賞」(8位)を受賞した若林仁瑛君が、校長室に報告に来てくれました。立派な賞状とおしゃれな盾を見せてくれました。

若林君の弁論のタイトルは「慣れることの恐怖」でした。発表は6分以上7分以内と決められています。

 

Q1:「慣れることの恐怖」はどのような内容ですか?

→「皆さんは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時の衝撃を今でも覚えていますか? 私は、その衝撃がだんだん、日常の感覚になっていくことの危機感を伝えたいと思いました。そう思うきっかけとなったのは、あるニュースでの報道でした。ニュースのアナウンサーは、ウクライナ軍の作戦により、ロシア軍の5人の将校を殺害したことを喜ばしいことのように伝えていました。私は5人の人間が殺されたことを喜んだり褒めたたえたりすることに、大きな危機感を感じました。それは、非日常的な報道に私たちが慣れてきたことが引き起こした異常なことであり、それこそが恐怖なのではないでしょうか。こうした感覚は、今後、私たちの周りでもウクライナで起こったようなことが起こりそうな時に、それを抑止する力にはならないでしょう。私たちは、今、ウクライナを救うことはできないかもしれませんが、未来の戦争は防がなければならないと思います。

慣れはどのようにして生まれてくるのか。それは、戦争を見る視点だと思います。政治的な目線だけだと、戦争で亡くなった人間は数としか記憶に残りません。人間を殺すという本質を忘れてしまうことで、感覚の慣れが生じてしまうのではないでしょうか。

それでは、私たちは何をすればよいのでしょう。それは、一人の人間にとっての戦争という視点を忘れてはならないことだと思います。人間は殺されることによって、すべてが消えます。その瞬間を想像してください。今、戦争反対と唱えることに対して、様々な立場からいろいろな考えが語られています。しかし、それでも私は、戦争に慣れてはいけない、と叫び続けたい。それは、未来の戦争を防ぐことでもあります。皆さんは、どう考えますか?」といった内容です(以上、要約しましたが、若林君の伝えたいニュアンスとは若干異なっているかもしれません)

 

Q2:優良賞(8位)となったことに対して、どう思いますか?

→「すごく嬉しいです。本番までに、自分の一部となるくらい、繰り返し練習しました。100回以上はやったと思います。去年の県大会では、いろいろな先生のアドバイスをいただきながら、環境をテーマにした弁論を完成させましたが、今回は自分が一番伝えたいことを妥協せずにストレートに伝えることが出来ました。それを許してくれた先生方には本当に感謝しています。自分でここまでやれたことは、大きな自信になりました。また、これまで、自分は早口すぎたり、活舌が悪かったりすることをコンプレックスに感じていましたが、そうした欠点があるにしても、伝えきることが出来た、さらに、それを評価してもらえたことが、とても嬉しく思いました。」

 

Q3:全国各地の代表の弁論を聞いて、どんなことを感じましたか?

→「自分以外の弁論もほとんどすべて聞きました。一人一人、考えていることは全然違っていました。そうやって考えてきたのか、そういうアプローチもあるのか、という発見の連続で、自分の考えの幅が広がりました。最優秀賞に選ばれた生徒の弁論は圧倒的に素晴らしかったし、逆に、自分の弁論をすごく良かった、と言ってくれる生徒もいて、とても勉強になりました。」

 

*今回の若林君の弁論は、単に「優良賞になって良かったね、頑張ったね」という話ではなく、多くの人たちの生の考えに触れ、自分の生き方を改めて考える大きなきっかけになった、ということが伝わってきました。そのことは、若林君の弁論で伝えたかった「一人の人間として戦争をどう考えるか」という問いに対する答えでもあったように感じました。素晴らしい経験をしたことを心から称えます。

【教職員】栃小教研佐野支部理科部会研修会

8月2日(火)午前、「令和4年度 第1回 栃小教研佐野支部理科部会研修会」が、本校3Fの「化学教室」で行われました。佐野市内の小学校の理科担当佐野市教育委員会関係者佐野日大中等教育学校の理科担当など、40名程度の先生方が参加しました。講師は、宇都宮大学の人見久城教授です。今日は、本校の中学2年の「数理探究」の授業を小学校の理科の先生方に体験してもらいました。

テーマは「科学とは何だろう」です。

小学校の先生方も皆、夢中になって取り組んでいます。

 

次の実験は手品から始まりました。

 

最後の実験は、見えないものを見つけます。

こうして、すべての実験が終了しました。

皆さん、目を輝かせながら、「科学とは何だろう」という問いについて、それぞれ納得のいく答えを見出していたようでした。最後は、講師の人見先生への惜しみない拍手で包まれました。

 

*本日は、小学校の理科担当の先生方、佐野市の教育委員会関係者、佐野日大中等教育学校の理科担当の先生、研修、お疲れさまでした。本校の中学2年生が受けている授業と全く同じ内容を体験していただくことで、本校の魅力の一端を伝えることが出来ました。本校のことを少しでもご理解いただけたら嬉しいです。

【高3】いちぎ一会とちぎ国体「佐野市炬火イベント」

7月30日(日)、アリーナ田沼の特設会場で、「いちご一会とちぎ国体佐野市炬火イベント」が行われました。本校の岩上航君(高3-2、ラグビー部)が炬火ランナーに選ばれ、佐野市長から委嘱されました。

 

いちご一会とちぎ国体佐野市炬火イベントを開催し、炬火名の発表および炬火の点火を行いました。国体における炬火はオリンピックの聖火にあたるものです。佐野市の炬火名は「佐野でつなぐ 夢と感動 出会いの火」に決定しました。(以上、佐野市長のツイッターより。以下の写真のいくつかは、佐野市長のツイッターからの引用です。https://twitter.com/Mayor_of_SANO/status/1553316918966513664

 

*炬火ランナーという重要な仕事を任された岩上君、本番でも、よろしくお願いします。

 

 

 

身近な風景 ~佐野の清流「菊沢川」

8月1日(月)猛暑の昼下がり、佐野市を流れる清流「菊沢川」では、冷たい流れの中で涼をとっている高校生たちに出会いました。いかにも気持ちよさそうな風景でした。受験勉強で疲れた頭と体をクールダウンしたかったそうです。

左端の古橋悠斗君(高3-4)と友人たち(HP掲載の許可はいただきました)

 

水は冷たくとても綺麗です。ハヤ、オイカワなどの小魚の姿が上からも確認できます。それを目当てにアオサギや、しらさぎなどもやってきています。

また、水面すれすれをツバメが飛んでおり、エサを探しているようです。

ここは、後世に残すべき素晴らしい自然です。

【中学】栃木県吹奏楽コンクール「金賞」受賞!

7月29日(金)、宇都宮市文化会館で「第64回 栃木県吹奏楽コンクール」の中学校の部 B部門が開催されました。本校は、出場86校の中で、念願の「金賞」を受賞しました。おめでとうございます。

曲目は、福島弘和の交響詩曲「西遊記」でした。

(左から)部長の尾花彩葉さん(中3-3)、副部長の今井里歩さん(中3-3)

 

吹奏楽コンクールは、吹奏楽部にとって最大の目標でもあります。

「金賞」受賞は、現在大学1年生が中学3年生の時に獲得して以来、5年ぶりの快挙だそうです。

2人に話を聞いてみました。

 

Q1:本番の演奏の出来はどうだったのですか?

→「コンクール曲については、去年の12月に楽譜が配布されましたが、コロナの影響で3学期は全く練習できませんでした。そのため、5月の定期演奏会が終わってから、本格的な練習が始まりました。練習時間が極端に短かったため、本番の1週間前の段階では、まだまだ完成には程遠い感じでした。そこから、1日連(9時から16時)を続け、最後はなんとか間に合いました。本番では、小林先生のご指導を意識し今までで一番の演奏ができました。やりきった、という満足感がありました。」

 

Q2:金賞を受賞した感想は?

→「結果は、19時にネットで発表になりました。中3の6人全員で「栃木県吹奏楽連盟」のHPを開きました。これまではずっと銀賞だったので、今回も銀賞かな、という気持ちでした。「金賞」という文字を見た時は、皆「えっ」という驚きで絶句しました。まさか金賞だとは思ってませんでした。でも、次の瞬間、全員の目から涙がこぼれ落ちました。みんなで泣きながら喜んでいました。」

 

Q3:「金賞」受賞の喜びを真っ先に誰に伝えたかったですか?

→「まずは、去年までの部長だった恩田小春先輩(高1)に伝えたいと思いました。しかし、電話をかける前に、同じくネットで受賞を知った恩田先輩から、電話がありました。去年、金賞が取れなかった悔しさを一番感じていた先輩に、一番に喜んでもらえたことが、すごく嬉しかったです。」

 

Q4:他には誰に喜んでもらえましたか?

→「やはり、家族です。特に、高3の姉(尾花彩華さん)は、同じく吹奏楽部の部長だったのですが、その時、果たせなかった夢を3年かけて実現できたことがすごく嬉しいです。良かったねと言ってもらえました。」

 

*本当に良かったですね。5年ぶりの「金賞」には、これまでの先輩たちの思いが詰まっているし、それがなかったら、ここまで頑張れなかったかもしれないですよね。そうした伝統さえも感じられた快挙でした。皆さん、よく頑張りました。おめでとうございます。