校長室便り

2022年6月の記事一覧

【中3】「英語」の授業見学(富永先生)

6月21日(火)5限目、中学3年1組の「英語」の授業(富永先生)を見学しました。現在完了進行形(have been ~ing ずっと~している)を使った文章を作っていました。

 教科書では、こんな課題が載っています。

図を見て、「ずっと~していた」というせりふを考えます。例えば、モナ・リザの写真から「16世紀からずっと笑っています」などとします。

そこで、授業では、「Let’s play IPPON Grand Prix (一本グランプリ)」として、写真をみて、現在完了進行形の文章で一言、という課題に挑戦しました。

生徒たちは大ノリで自分の作った文章を披露しています。

面白かったものを何人かに発表してもらいました。

*ちょと一ひねりを加えることで、生徒のやる気を引き出す素晴らしい取組だと思いました。

【中3】「数理探究(理科分野)」の授業見学(中村先生)

6月23日(木)6・7限目、中学3年2組の「数理探究(理科分野)」の授業(中村先生)を見学しました。今日のテーマは「自分で豆腐をつくってみよう」です。通常、理科の授業でつくったものを食べることはしませんが、今回、実習教諭の田所先生のご尽力で、調理器具をすべて調理室から調達し、衛生管理を徹底することで、調理実習と同じように、(希望者は)自分で作った豆腐を味見できるようにしました(画期的!)。生徒の期待は始まる前から高まっています。

 今日の授業は、始まる前から異様な熱気に包まれています。


しかし、まずは頭をクールダウンするため、配付されたプリントをもとに、豆腐がどうやってできるのかを考えます。


生徒からは、今日の授業の重要なキーワードがポンポンとでてきました。


まずは、豆腐は何からできるか?


豆乳は市販されてもいますね。主成分は、たんぱく質です。


豆乳の中で、たんぱく質が水の中でどのようなに存在しているのかを学びます。ここでは、コロイド溶液という言葉を習いました。(実際には、高校で学びます。)



豆腐が固まる仕組みは、

豆乳(たんぱく質のコロイド溶液)に、にがり(塩化マグネシウム:電解質)を加えると、「塩析」という現象が起きて固まります。これが、豆腐が固まるメカニズムです。今回の数理探究のプログラムは、高校の化学担当のの茂木先生が開発してくれました。

そして、いよいよ「豆腐」作りが始まります。理科室の後ろの机には、すでに必要な調理器具が班ごとに並んでいます。


大豆は、水に浸けてあり、柔らかくなっています。


にがり(塩化マグネシウム溶液)も食品用の容器にパッケージされています。


大豆を浸していた水は捨てます。


大豆をミキサーに入れ、新たに水を200ml入れ、粉砕します。


ミキサーのスイッチを入れると、一瞬で、どろどろになります。


そこに、約50度のお湯を150ml入れ、さらに攪拌します。


できたものを食品用のガーゼで越します。

 

ガーゼの上に残ったものが「おから」で、なべに溜まったものが「豆乳」です。


豆乳はバーナーで90度に熱し、約3分間静置します。


そこに、「にがり」を投入します。


すると、みるみるうちに豆乳が固まってきました。



固まってきたものをガーゼで越します。



見るからに「豆腐」っぽくなってきました。あとは、自分の重さで固まっていきます。


他の班も、うまくいっています。

 

さあ、仕上げの段階です。固まった豆腐をガーゼから、水を張った鍋に移します。



見事な豆腐の出来上がりです。



生徒たちは、どんな味がするか、もう我慢ができません。理科準備室から醤油を借りてきて、豆腐に直接かけています。


見るからにおいしそうです。大成功ですね。


あまりのおいしさに、ほっぺたが落ちそうです。


他の班でも、自分たちで作った豆腐のおいしさにびっくりでした。



*豆腐作りから、化学(コロイド溶液、電解質、塩析)について学びました。豆腐の味とともに、忘れられない記憶となることを期待しています。

これでまた一つ、理科が好きになってくれたようです。

【高3】「バスケットボール部」県ベスト8達成!

6月23日(木)昼休み、バスケットボール部の3年生が、「令和4年度 全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技栃木県予選会(インターハイ県予選)」で、目標のベスト8を達成した報告に来てくれました。おめでとうございます。

本校バスケットボール部は、県ベスト8を目標に頑張ってきました。

3年生の部員は、
中島裕太(部 長・背番号5)
藤原遼大(副部長・背番号6)
川田琉加(背番号7)
野口颯斗(背番号8)
川島陸久斗(背番号9)
山中澪耶(背番号10)
清水匠翔(背番号11)
柏瀬絢正(背番号12)
千竈康一郎(背番号13)
仲山航平(背番号14)
川田夢菜(マネージャー)
岡田晏歩(マネージャー)
以上、12名です。

ベスト8をかけた3回戦の前日、マネージャーが作った「ミサンガ」と「写真入りキーホルダー」が必勝のお守りとして渡されました。また、大会前には、それぞれが履いているバスケットシューズと同じ形のキーホルダーも渡されました。

マネージャーの心のこもったグッズの数々が、チームのモチベーションを高めてくれたそうです。

<ベスト8までの軌跡>
5月28日 佐高80 - 57栃木工高
5月29日 佐高70 - 64足高     →ベスト32
6月18日 佐高78 - 69小山西高   →ベスト16
      佐高90 - 76栃木翔南高  →ベスト8
6月19日 佐高49 - 104宇都宮北高

*4日間に渡り、5試合を戦ってきました。これで、2年連続のベスト8達成です。本当によく頑張りました。おめでとうございます。

Q1:今大会で戦った5試合の中で、最も印象に残っているものは?
→「足利高校との対戦です。これまでに2回戦っていましたが、いずれも20点以上の差を着けられて負けていました。今回は最も接線で、やっと勝つことができました。自分たちの成長と達成感を感じることができ、嬉しかったです。」

Q2:足高に勝つことが出来た勝因は?
→「ディフェンスが強化されたことと、野口君が3ポイントシュートを6本決めたことが大きかったです。これでチームの雰囲気が盛り上がり、楽しくできました。超気持ち良かったです。」

Q3:チームの持ち味や強みは何ですか?
→「自分たちのチームは、一人一人が個性豊かですが、試合となると一つにまとまります。それぞれが役割を果たしており、監督の指示に従うだけでなく、自分の考えでプレーすることが出来ることが強みです。また、走り負けないことを目標に練習してきた成果が表れていました。そして、皆、仲が良いことが、プレーに出ていると思います。それを支えてくれたのは、マネージャーです。マネージャーなしには、ベスト8はなかったと思います。」

*今回は、3年生に来てもらいましたが、部活動全体のモチベーションの高さと、全員が仲の良いことが強さの秘訣のように感じました。素晴らしい成果だったと思います。お疲れさまでした。これで思い残すことなく部活動を引退できますね。
今度は、それぞれの目標に向かって、頑張ってください。応援しています。

【高1】「情報」の授業見学(中條先生)

6月23日(木)3限目、高校1年2組の「情報」の授業(中條先生)を見学しました。「情報」の授業は、今年度から一人1台パソコンが導入されたことにより、HR教室で実施するようになりました。(パソコン室のパソコンは更新されず、夏には撤去されます)今日の授業は、パソコンを使ったプレゼンテーションとその評価が行われていました。

「IT(情報技術)に関する夢」のコンテストへのエントリーを目標に、パワーポイントを使ったプレゼンを行いました。前時に、各班で発表を行い、班の代表を選びました。本時は、選ばれた班の代表がクラス全体にプレゼンし、クラスの代表を数点決定します。


これが評価シートです。


選ばれたクラスの代表がエントリーする予定です。


*このように、情報=パソコン室 という時代は終わりました。また、高1「情報」の期末試験は、コンピュータを使って回答する方式で行うそうです。ICTをめぐる学習環境は大きく変わっています。本校は、県立学校で、最もICT化が進んでいます。県からも視察に来ています。

【中3】「数理探究(理科分野)」の授業見学(西山先生)

6月20日(月)3・4限目、中学3年1組の「数理探究(理科分野)」の授業(西山先生)の最後の場面だけ見学しました。「自分たちで豆腐をつくろう」です。実習教諭の田所先生が写真を撮っておいてくださったので、紹介します。

豆腐が完成した際の記念写真です。


「おから」で作った作品です。