日誌

2019年8月の記事一覧

世界は文字でできている ~書道部「東鷹展」より~

   

8月9日(金)~11日(日)の三日間、県総合文化センター第3ギャラリーにて、宇都宮東高校(および同附属中学校)の書道部展である伝統の「東鷹展」が開催されました。リニューアル成った県総文センターギャラリーの「こけら落とし」となる展覧会でもありました。
 書道作品というと、白と黒とのモノトーンの世界のように思われがちですが、そこにあったのは臨書の大作、篆刻、連綿の仮名書、ポップスの歌詞など「百花繚乱」の文字たちでした。
 特に面白かったのは、書道部員たちによる合作の作品群でした。平成の流行語を集めた作品、大化から令和までのすべての元号を並べた「元号」、そして、元素の周期表を漢字で表現した「漢字周期表」。
 世界は、言葉(=概念)でできているんだった・・・。そんな当たり前のことを、生徒たちの作品は気づかせてくれました。
 

きらびやかな舞台、再び ~宇東附中吹奏楽部 県コンクール~

  高等学校に引き続き、8月10日、同じ宇都宮市文化会館にて県吹奏楽コンクール(中学の部A部門)が開催されました。先日の高校の演奏もバレエ音楽「コッペリア」でしたが、附属中学校吹奏楽部も、同じようにバレエ音楽「ドン・キホーテ」に挑みました。
 やはり、高校生の演奏と同様に、舞台上の舞踏を彷彿とさせる立派な演奏でした。審査結果は銀賞でしたが、経験の浅い1年生を数多く含むこのチームで、よくぞここまで洗練度の高い音楽を作り上げたと思います。お疲れ様でした。
 
 
 

麗しい令和へ 若人の力を  ~JRC高校連絡協議会 夏季大会~

 8月8日に「とちぎ青少年センター」にて開催された夏季大会は、JRC高校連絡協議会にとっては総会に当たる大切な大会です。この大会を境に、年度が替わり、役員も交代します。今年度は、ちょうど平成30年度から令和元年度へと移行する年でした。平成は我が国では戦乱のない平和な時代でありましたが、大きな災害のあった時代でした。昨年度のこの大会も台風で中止を余儀なくされました。令和の時代が、そのの名に相応しい、麗しく和やかな時代となるよう若い人たちの力に期待します。
 
 さて、その大会でNPO法人「とちぎユースサポーターズネットワーク」の岩井俊宗代表から、「ボランティア活動の可能性と高校生に期待するもの」と題された講演をいただきました。岩井代表は、宇都宮東高校のOBです。高校時代はJRC部(現在の社会部JRC班)で活動されていました。お話を伺い、これからの混迷の時代を生き抜く力は、若い時代の社会的活動によって培われるということを強く感じました。おそらく、岩井代表ご自身の青春がそのように充実したものだったからなのだと思います。