日誌

2018年5月の記事一覧

化学実験~硫黄の同素体~

2年生の理系クラスで同素体の実験をおこなっています。教科書では炭素(ダイヤモンド・グラファイト・フラーレンなど)やリン(赤リン・黄リンなど)、硫黄(斜方硫黄・単斜硫黄・ゴム状硫黄など)が同素体の例として挙げられています。本校の実験では硫黄を用いて、去年(昨年の様子もホームページでご覧下さい)と同じく、黄色のゴム状硫黄を作ります。9年前までは教科書等でゴム状硫黄は黒褐色として扱われました。現在でも多くの学校で純度の低い99%の硫黄を用いて黒褐色になっていますが、本校では99.9%の硫黄を使用することで、教科書通りの黄色のゴム状硫黄を作製します。

まず、粉末の斜方硫黄を加熱し、真っ黒になるまで溶かします。これを水の入ったビーカーへと流し込みます。すると、水に入れた瞬間、真っ黒だった硫黄が黄色に変化しゴム状硫黄ができあがります。

できあがったゴム状硫黄を実際に手で引き延ばし、ゴムのような感触であることを確かめます。独特の臭いも相まって、化学の実験の中でも生徒の印象に残る実験の一つです。

グリーンカーテンプロジェクト~植え付けから10日~

先週ゴーヤを植え付けてから約10日が経ちました。植え付け後から急激に暑くなり、6日連続で夏日が続きました。そんな暑さも手伝って、ゴーヤも気温上昇に比例してどんどん生長しています。今日現在のゴーヤです。

植え付けした時はネットに届かないくらいの背丈でしたが、今週あたりから誘引できるくらいになり、現在はツルがしっかりとネットに巻き付いています。ツルをもつ植物なので、成長スピードが早く、日に日に大きくなっているのがわかります。ネットに到達し這うものができたので、来週はさらに生長スピードが加速しそうです。

満開のサツキと関東大会出場懸垂幕

今週は中間テストです。午前中、生徒たちは黙々とテストに臨んでいました。午後はグランドで野球部がウォーミングアップをしていました。動くと少し暑いくらいの好天ですが、外を歩くにはちょうど良い初夏の陽気です。ここ数日でサツキの花も満開になりました。

正門を入って左手にあるサツキの大株です。たくさんの花がついています。

正門右手にある園庭のサツキ(皐月)です。こちらも満開です。

園庭中央には1株だけ八重咲きのサツキがあります。樹勢があまり良くなく、蕾もあまりついていません。今日咲いていたのは1つだけでした。春先のヤシオツツジも綺麗ですが、株数の多いサツキが満開を向かえるこの時期も、正門付近が華やかに見える季節です。

正門の奥に空手部・陸上部の関東大会出場を祝う懸垂幕が掲げられました。

グリーンカーテンプロジェクト~ゴーヤの植え付け~

先日の放課後、科学部の生徒たちがグリーンカーテン設置の準備をおこないました。

ネット、用土、そしてゴーヤの苗を用意し、プランターは家庭科棟にあったものを再利用しました。

今回は2棟2階の物理準備室からネットを降ろし、化学講義室の窓際にツルをはわせる計画にしました。設置は放課後におこなったため、写真では日陰になっていますが、昼間は一日中日当たりの良い場所になっています。少しでも化学講義室の室温が下がれば設置した甲斐がありますね。

羽化したてのクロアゲハ

玄関前の園庭でクロアゲハを見つけました。

まだ羽化して間もないのか、ドウダンツツジに留まったままジッとしていました。ツツジの花の蜜などを好むので、園庭や正門にツツジが多くある本校は、クロアゲハに住みやすい場所です。気温も日に日に上昇し、本校で見られる昆虫もどんどん増えてきます。草木が多い、自然豊かな本校ならではです。