日誌

2019年6月の記事一覧

欅とタマムシ

梅雨に入り、連日雨が続いています。今日も1棟と2棟の間の通路は雨が入り込み少し濡れています。そんな通路で足元に気を付けながら歩いているとタマムシを発見しました。タマムシはケヤキやエノキの葉を好む昆虫で、ケヤキの大木がたくさんある本校はタマムシにとってはこの上ない環境と思われます。外で仕事をされることの多い公仕さんが稀に飛んでいるのを目撃することがあるそうですが、それでも目にすることは稀な昆虫です。貴重な昆虫ということで写真で紹介しておきます。

ちなみにこのタマムシの羽は金属光沢のようにキラキラと輝いていて、複雑な発色をしています。しかしこれは実際にこのような色がついているわけではなく、薄い膜のような層が何層にも重なり、それぞれの層から光が反射されることで人間の目にはこのような複雑な色に見えています。アワビやサザエの貝殻の内側が複雑な色に輝いて見えるのも同じ原理で、これらは構造色と呼ばれます。物理の「光の干渉」の部分でも取り上げられているCDのディスクやシャボン玉の色合いも構造色の一種で、以前に紹介したカワセミの羽が光沢のある青を発色させているのも羽毛の微細な構造による構造色です。

美術授業~風景画~

今月7日に関東も梅雨入りし、曇りや雨の日が増えています。昨日も朝から雨で肌寒い1日でしたが、本日は雨も上がり、外では体育の授業でプールの授業に向けたプール清掃や美術の風景画の授業がおこなわれています。校舎2階の窓から美術で風景画を描いている1年生が見えたので、その様子を撮ってきました。

ここはプールの更衣室の脇ですが、この他にも家庭科棟や昔の焼却炉の近くなどでも風景を描いている生徒たちがいました。生徒たちの様子を見ながら校舎を一周していると、久しぶりに自転車置き場で猫にも遭遇しました。