農業科のできごと

農業科【食品化学科・農業経営科・生物工学科】便り

手指消毒の重要性について学ぶ

講師の先生をお招きして、「ルミテスター」(ATP拭き取り検査試薬を使ったポータブルの検査機器。清浄度を数値化することが出来る)を用いた実験を行いました。
 
 搾乳時に手指に雑菌があると乳頭から体内に入り、炎症を起こす危険性があります。
 搾乳時にゴム手袋は必須ですが、”牛のお乳”のために付けなければならない事が数字でわかりました。洗っても手には雑菌が残っていました!消毒作業の重要性も改めて実感しました。

手洗い前と手洗い後、どちらも検査しました。一番雑菌を少なくするぞ!と、一生懸命手を洗って検査に臨みました!


いよいよ数値化!手洗い後は雑菌がぐんと減りましたが、ゴム手袋をした後の手と比べるとやはり雑菌が想像よりも多くありました。講義をうけて、納得の「消毒の重要性」でした。

実習の様子(乃木農場)

7月に行われる和牛共進会にむけて、和牛農家の白井さん(PTA会長)をおまねきして勉強会を行いました。和牛共進会では、牛の品評会とともに、家畜審査競技(良い牛の見方を競います)も行われます。


授業では牛の子宮の解剖を行いました。牛は人工授精で繁殖させます。繁殖の仕組みについて実物を使って学習しました。

実習の様子(大山農場)

実習の様子です。様々な農作物が大きくなりました。
「草花」
マリーゴールドはもう花をつけています。


「果樹」リンゴの摘果を行いました。少し実が赤いですね。隣はナシの果実です。


「野菜」露地野菜がきれいに植えられています。ネギ、ジャガイモ、トウモロコシです。1年生の実習で栽培している野菜です。

田植え交流

5月12日(木)那須特別支援学校高等部農芸班の生徒が来校し、大山農場にて田植え実習をおこないました。2年2組(農業経営科)の生徒が親切丁寧に手植えのやり方を説明し、赤い印が付いた糸をガイドラインに規則正しく植えることが出来ました。 
    

総合実習の様子

総合実習(農業経営科2年生)は、草花、作物、野菜、果樹、畜産について体験的な学習をとおして、総合的な技術を習得し、経営や管理に対する理解を深めたり、より良い農業を実践できる力を身に付ける科目です。様々な実習が週替わりで行われています。

「草花」
マリーゴールドの鉢上げです。ピンセットを使った細かい作業をみなさん上手に行っていました。



「作物」
種籾(たねもみ)の発芽を確認しています。運搬車運転操作の練習も行われました。



「果樹」
満開の花に囲まれて実習が行われていました。                       


リンゴの花と管理作業。②ナシの花も満開!③梅の実も成長し膨らんできました。例年、行われている「梅狩り」では沢山のお客様にお越し頂いています。

「野菜」
近く校内販売予定のナス苗に肥料を施す実習をしていました。日に日に大きくなっていくため、実習時間毎の成長が感じられるそうです。

枝肉勉強会の結果

本日開催されました第15回枝肉勉強会の速報が届きました!!
那須拓陽高校が出品した「栄振310」号が優秀賞を受賞しました。
枝肉重量589kg ロース芯93 バラ10.2 BMS12


来年は最優秀賞をいただだけるように頑張ります!

枝肉勉強会が開催されます

4月20日に第15回枝肉勉強会が開催されます。

栃木県の農業関連学校から和牛が出荷され、東京でせりが行われます。枝肉勉強会を前に、試験場の方をお招きして、出荷予定の和牛のエコー診断が行われました。サシがどのくらいはいっているのか、生徒のみなさんは興味津々です。



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18日 枝肉勉強会に向けて出荷されました。朗報を待ちたいと思います!

休校中の大山農場の様子

大山農場では野菜・果樹・草花・作物の栽培管理を行っています。
休校期間に伴い農業科の生徒たちは実習が行えませんでしたので休業期間中の大山農場の様子を紹介します。

【農業と環境(1年生)】。
1年生はネギ、トウモロコシ、ジャガイモの栽培管理実習を行います。
休校期間中、ネギ、トウモロコシ、ジャガイモの苗を畑へ定植する管理を行いました

■ネギの定植
①定植前のネギの苗

 
②ネギの畝立て


③ネギの定植



■トウモロコシの定植
①トウモロコシの苗


②トウモロコシの定植準備(黒マルチを使用)


③トウモロコシの定植



学校再開後、実習に取り組めるように準備を進めています。


5月になり、気温が高い日が多くなりました。学校再開後も気温が高い日が続くと予想されます。規則正しい生活を心がけ、体調管理に努めましょう。

【農業科】 食品化学科の活動


1月25日(金)

日本絵手紙協会公認講師の鈴木啓子先生をお招きし、食品化学科3年生が『絵手紙講習会』を実施しました。
絵手紙の始まりや道具の説明を受け、心を込めて書けば「ヘタでいい、ヘタがいい」と励まされながら作品を完成させることができました。作品は各家庭に届けられます。
普段口にしない感謝の思いを絵手紙に込めることができ、充実した時間となりました。


 


1月28日(月)

IFC製菓専門学校の柿沼亨先生をお招きし、食品化学科1年生を対象に洋菓子製造についての講義と製造実習を行いました。
はじめに、チョコレートの原料や種類についての講義、生チョコレート作成の模範実演をしていただき、その後、各班に分かれ製造実習をしました。製造実習が初めての生徒もいましたが、協力して手作りの生チョコレートを完成させることができました。




2月25日(月)

那須塩原バター普及研究会の萩原敏夫先生をお招きし、食品化学科2年生を対象に乳加工の講習会が行われました。

はじめにバターの種類や作り方についての講義があり、その後、本校の乃木農場で搾乳された生乳から作ったサワークリームを使い発酵バター製造を行いました。また、原料の生クリームを分離したときにできた脱脂乳を使った酸乳飲料つくりも行いました。
試食の際には、市販のフレッシュバターと発酵バターを比較した嗜好調査も行いました。

実習を通して、製造原理を確認でき、使用機器の構造や作用、原料の変化なども体験することができました。バター実習の他に、副産物である脱脂乳やバターミルクを用いた製造実習も実施できたことによって、県北の酪農地帯において、その乳や乳製品の加工への興味関心が高まる内容となりました。