投稿日時 : 06/24
小山南
6月10日(水)
第1回の地域交流DAYを実施しました。
地域の力を借りて、探究学習の基礎を学びました。
この日集まっていただいた地域の方は16名!

探究学習では課題を設定し、問いを立て、解決に向けた仮説を立て、その検証を続ける学習のプロセスを作っていくことが重要になります。
そのためには具体的に、私たちの身の周りはどのような課題があり、その解決にはどのような思いと試みが有効なのかを知らなければ、学習は進みません。そこで、地域の力を借りることにしました。
打ち合わせを始めたのは、昨年12月のことです。
コミュニティスクールの導入に伴い、地域と学校をつなぐお仕事を引き受けていただいている地域学校協働活動推進員に協力をあおぎました。
日頃から市民団体の活動をサポートしている地域学校協働活動推進員に、学校の位置する小山市、あるいは栃木県で活動する市民団体との取次ぎをお願いしました。
実際にその課題解決や解消に尽力している大人の背中を見て、高校生に課題に向き合うことそのものを考えてもらおうとしたのです。
さらに、地域の課題を考えるのであれば、その課題の全体像をつかむことも重要です。
学校の位置する小山市では、「おやま・まちづくり出前講座」が実施されています。これは、市民の要望を受けて、市職員等が講座を実施してくださるものです。この枠組みを活用する形で、ご来校を依頼しました。
この市民団体と出前講座のお力を借れば、地域課題を多角的・多面的にとらえることができるのではないかと考えたのです。
その後、各団体との打ち合わせのお時間もいただきながら、当日を迎えました。
1コマ目(5時間目)
地域福祉、多文化共生、地域コミュニティ、環境など様々な領域で活動している団体の創設者や創設メンバー、小山市役所職員の方々にゲストティーチャーとしてご来校いただきました。
まずは、そのゲストティーチャーも、本校の先生も、みんな体育館に集まって、開会式と基調講演です。

基調講演では、すべての講座を貫く「共生」や「幸せ」をキーワードに、高齢者の孤立問題をはじめとする「人とのつながりの希薄化」の問題に取り組んでいる市民団体の代表者にご講演いただきました。地域のつながりと、助け合いの仕組みを作っている取り組みを教えていただきました。
2コマ目(6時間目)
2時間目は、「子育て・居場所」「間々田のこれから」「多文化共生」「環境」をテーマにした講座に分かれました。
いずれの講座も2〜4の市民団体、市役所担当者の方に入っていただき、それぞれの団体の活動に対する思いや、地域課題の全体像のお話をいただきました。

生徒は、大きな模造紙にお話をまとめながら(グラフィックレコーディング)、ゲストティーチャーのお話を聞きました。身近な課題であっても、はじめて触れる内容も多くあり、難しく感じることも多かったようですが、その一方、ゲストティーチャーのお話の内容が深く心に「刺さった」生徒も多くいたように感じます。
捉え方は生徒それぞれでしたが、それでもグラフィックレコーディングで残された記録からは、リアルな地域課題を学び取ろうとする姿勢がみえました。
振り返り
講座の後は、会議室に集まっていただき、その日の感想や改善点の共有の時間をいただきました。
はじめての試みであったため、改善点は多くありましたが、中には、地域の子どもたちを育てている学校に協力しましょう、といった内容のコメントもいただきました。
次は7月に2回目の交流DAYを計画しています。今度は、それぞれの思いから出発した活動が、どう展開されているかを中心にお話を伺っていきます。今はまだ他の誰かの課題意識でも、それが自分たちの課題意識になっていくことを目指す第2日目を、充実させていたきたいと思います。