校長室便り

校長室便り

【中2】数学の授業見学(安藤先生、山田先生)

4月20日(水)1限目、中学2年3組(2分割)の「数学」の授業(安藤先生、山田先生)を見学しました。単元は、多項式の計算でした。

安藤先生は、今年度、新しい取り組みを始めました。授業の最初に、今日の目当てと、全員が到達する課題(問題)、そして発展的な課題(問題)を以下のように黒板に示します。

生徒たちは、机を合わせたグループでその課題(問題)を解答していきます。わからないところがあったら、グループ内で教えてもらうことで、全員が課題をクリアしていきます。










全員がクリアできれば、発展問題に取り掛かります。
このやり方によって、先生の話を聞いているだけの受け身の時間がなくなり、常に、手を動かしたり、教えたり、教わったり、というアクティブな時間に変わりました。

一方、安藤先生は、生徒からの質問を受けたり、つまづいている生徒のサポートに専念することができるようになり、生徒たちは、より「主体的で対話的な深い学び」ができるような環境になっていることを感じました。


時間を決めて、こうした活動を重ね、最後に、間違いやすい点や発展的な内容についても、整理していきます。このように、メリハリをつけることで、生徒はその時その時の活動に集中して取り組んでいます。


単元の内容によっては、解き方の説明のウエイトが多くなってくることもあるかもしれません。授業の最後には、生徒一人一人が振り返りをシートに書いており、それを見せてもらった感じでも、うまく回っている感じでした。素晴らしい取り組みだと思います。

ところで、この方式による授業の進め方は、ペアを組んでいる山田先生と周到な準備と連携の下で進んでいます。

二分割したもう一方のクラス(山田先生)では、基本的には、生徒同士が教え合うやり方で進めていますが、グループではなく、一人ひとりがベースとなって、進められています。このやり方は、今まで、山田先生と安藤先生によって進めてきたやり方なので、生徒にとっては、慣れた授業、と言えるかもしれません。







安藤先生と山田先生は、単元ごとにクラスが入れ替わるので、生徒は、この2つのやり方を体験することができます。いろいろやってみることで、より深い学びができる授業を目指しているそうです。

授業も日々、シンカしていることを感じました。また、生徒と先生方がともにチャレンジできる学校なんだなと、改めて実感しました。もちろん応援しています。

【高校】陸上競技部の練習見学

4月19日(火)放課後、高校の陸上競技部の練習を見学しました。まずは、短距離チームです。

左から、マネージャーの小川優栞さん(3-2)、部長の生井求くん(3-3)、若菜敬くん(1-4)、熊倉直希くん(3-1)、須藤涼佑くん(2-1)です。関東大会、そしてインターハイ出場を目指しています。

続いて、跳躍チームです。

左から、新井美月さん(3-3)、加藤瞳さん(3-2)です。種目は走り幅跳び、棒高跳び、三段跳びで、まずは佐高記録を塗り替え、関東大会で記録を出すことを目標にしています。

短距離チーム、跳躍チーム、ともに少数精鋭のメンバーです。
力を発揮できるよう応援しています。

他にも、長距離チームもあるそうですが、また別の機会に紹介します。

【中3】「シンカゼミフィールドワーク」事前学習

4月19日(火)6限目、中学3年生の「シンカゼミフィールドワーク宿泊学習」の事前学習が、オンラインを使って行われていました。

中学3年生は、コロナの影響で、中1の「ふれあい宿泊学習」、中2の「林間学校」が中止となってしまったため、4月22日(金)と23日(土)の1泊2日で、初めての宿泊学習を実施します。「なす高原自然の家」に宿泊します。




各係の班長が、注意事項を説明しています。








皆さん、とても楽しみにしているようです。その気持ちを表現してもらいました。

【高2】数学ⅡBの授業見学(大宮先生)

4月19日(火)6限目、高校2年3・4組(3分割)の「数学ⅡB」の授業(大宮先生)を見学しました。高次方程式の問題演習の授業でした。お互いにわからないところを教え合っているのが特徴的でした。「誰一人取り残さない」ということが徹底されていました。







わからないところがあれば、周りで教えてくれます。




最後は納得して答えを導き出していました。



小人数授業のメリットを生かした教え合う授業が、普通に行われていました。

【中2】SDGs研究で探究学習

4月18日(月)放課後、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんの二人が、校長室に相談に来てくれました。1年生の時のSDGs研究で、環境問題等について調べたことがきっかけで、自分たちの後輩である小学生にも伝えたいという気持ちになり、どうしたら実現できるか、を考えていることを話してくれました。

例えば、今、ウクライナでは食べるものにも困っている人たちがいる中で、フードロスの問題を解決する方法はないのか、スーパーなどで廃棄される食品の実態を調査するなど、自分たちにもできることはないのか、そうした活動を通してわかったことを小学生にも伝え、感じてもらいたい、という強い思いがあることが伝わってきました。

自分たちで考え、行動を起こすことは、とても大きなチャレンジであり、素晴らしいことだと思います。そのためのステップとして、自分たちのやりたいことを整理し、「なるほど」と思える企画書を作ってみてはどうかと提案しました。

たまたま、二人の思いを知っている担任の廣瀬先生が近くにいらっしゃったので、話に加わってもらい、今後、調査や企画書作成等に向けて、相談に乗ってくれることになりました。


校長室を訪ねてくれた勇気ある二人から、こちらも勇気をもらいました。