校長室便り

校長室便り

【高1】「現代文」の授業見学(松浦先生)

1月31日(月)6限目、高校1年1組の「現代文」の授業(松浦先生)の後半を見学しました。岩井克人の「経済の論理/環境の倫理」という評論の読解の授業でした。

松浦先生の評論の授業では、文章を読み解くカギとなる設問をボールのように生徒に投げかけ、生徒はそれをしっかりと受け止めています。生徒は、まず自分で考え、次に、周囲の生徒と確認をしています。



そして、確信を得た言葉を、先生に返しています。この繰り返しの中で、徐々に、この評論の核心に迫っていきます。こうした一連の作業がよどみなく繰り返されていくところが特徴です。


また、その都度、黒板に整理されてゆくので、ノートを見ると、思考の過程を再確認することが出来ます。そして、最後に配られた「読解プリント」では、限られた字数で答えることで、今日学んだことを振り返るとともに、実戦力を身に付けていきます。


短時間の授業見学でしたが、生徒は、見たり、聞いたり、書いたり、話したり、といった感覚を総動員し、確実に目的地に向かっていることを確かめながら、読解の森を楽しみながら歩いているように感じました。

【中2】「コーポレートアクセス」最終回

1月31日(月)3・4限目、中学2年生が2学期から取り組んできた「コーポレートアクセス」の最終回を迎えました。今年度は、「マイチャレンジ」が実施できない代わりに、オンラインによる「企業インターンシップ」に取り組んできました。今日は、これまでの自分自身の人生を振り返りました。

牛丼でおなじみの「吉野家ホールディングス」のグループ人材戦略室の山﨑裕之様の特別講話を受講しました。


まずは、アイスブレーキングで話しやすい雰囲気が作られました。




続いて、「自由に考える」練習をしました。


代表班の発表に盛り上がりました。




段々と自分のことを話すことが楽しくなってきます。


いよいよ、今までの人生を振り返り、人生曲線を描いていきます(これは事前に宿題として出されていました。)


講師の山﨑さんもご自身の人生曲線について、話してくださいました。


そして、グループ内で、それぞれの人生曲線について語りました。




・今までの人生で忘れられない、心が動いたような体験、すごく悔しかったこと、体が震えるほど怒りに満ちたこと、顔から火が出るくらい恥ずかしかったこと、楽しかったこと、うれしかったこと、思わずガッツポーズしたこと、などについて、人生曲線を描き、コメントを加えました。

・山﨑さんからは、誰一人として同じ人生を歩んできている者はいない、人それぞれの体験があり、感じ方がある。得手不得手もある。「人それぞれ」であることこそ「多様性」なんだというお話がありました。また、自分の未来についても、人それぞれに多様な可能性があることを伝えてくださいました。

・これまでのオンラインインターンシップでは、グループの仲間たちと自分たちの可能性を探ってきましたが、一人一人が歩んでいく人生においても、それぞれが違ったものを求めていくことを力強く後押ししてもらいました。

・半年間、素晴らしい体験ができたことを実感して、コーポレートアクセスは幕を閉じました。

【高校】SVNの研修会

1月31日(月)放課後、「佐野市内高校生災害復興ボランティアネットワーク」(SVN)の研修会が選択4教室で開催されました。佐野市社会福祉協議会の職員に来ていただき、ボランティアの際に加入する保険について、説明をしていただきました。

SVNの発起人である高校3年生の猪瀬遥大君の挨拶の後、佐野市社会福祉協議会の酒井さんと金子さんが説明してくれました。なお、金子さんは、本校の卒業生(中高一貫・男女共学の一期生)で、母校の後輩たちの姿に感慨深げでした。

身近な風景 ~アカスジキンカメムシ

1月31日(月)清掃が終わった頃、校長室に珍しい生き物が届けられました。中学1年1組の若林千悠さんと渡邉真央さんが、中庭の清掃中に見つけたそうです。草刈り鎌の上に乗っけて持ってきてくれました。アカスジキンカメムシの幼虫だそうです。

二人は、先週も、この生き物を発見し、「アカスジキンカメムシの幼虫」であることを突き止めたそうです。さすがです。




私もHPで調べてみたら、アカスジキンカメムシについては、HP「虫ナビ」に次のように記載されていました。

→ アカスジキンカメムシ https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_akasujikin.htm
「大変美しいカメムシ。
成虫は緑色の体色に赤い帯模様が綺麗で、日本で最も美しいカメムシの一つである。
幼虫は本種の体色とは全く異なり、別種のようで、金属光沢の黒っぽい銅色で、真っ白な模様がある。
5齢幼虫で越冬し、翌春に羽化する。」

大変美しいカメムシ」とありますが、まだ「5齢幼虫」なので、美しいというより地味な感じですが、春先に羽化すると、美しい宝石のような緑色の成虫の姿が現れるそうです。

寒い冬ですが、春に向けて着々と準備をしている昆虫たちがいるんですね。そのことに気づかせてくれた2人の中学生に感謝します。

【中高】佐野市の広報での紹介

1月31日(月)、本日配付された「広報さの」で本校の「教育奨励賞努力賞」受賞が紹介されました。本賞は、各都道府県および政令指定都市から1校ずつ選出された学校(幼小中高特別支援から1校)の中での受賞で、「学校教育の甲子園」と呼ばれることもある賞です。本県の学校の受賞は、5,6年ぶりだそうです。

(佐野市の了解を得てHPに掲載しました)
佐野市広報.pdf