校長室便り
【中高】高3生から中学生へのアドバイス
1月17日(火)5~7限、旭城ホールで、進路が決定した高校3年生による、中学生へのアドバイスが行われました。中高一貫教育のメリットの一つとして、中学生が高校生の姿を見ながら学校生活を送れることがあります。今回は、高3生がどんな中学校生活を送ってきたか、中学生の体験が高校生活にどう繋がっているか、どのように勉強してきたのか、部活動との両立はできるのか、どうやって夢を見つけ、実現しようとしているのかなど、中学生と年齢が近い高校生の先輩からの話はとても魅力的でした。
中学生は、気になったお話をメモしながら真剣に聞いていました。
今回は、5限目は中2、6限目は中1、7限目は中3、というように学年ごとに行われました。
6限目と7限目の様子を見学しました。
<6限目(中1)>
藤原遼大さん
山口幸彩さん
中島裕太さん
片柳賀那さん
4人の高校生のお話を聞いた後、活発な質疑応答が行われました。なお、上記の4名は5限目の中2生に対しても、お話してくれました。
中学1年生の代表から、一人一人に感謝の気持ちが伝えられました。
<7限目(中3)>高3生の講師が入れ替わりました。
篠原彩絢さん
土屋吏輝さん
岩崎虹冴さん
尾花彩華さん
4人のわかりやすく楽しいお話の後、活発な質疑応答がありました。
発表してくれた高3生、お話を聞いた中学生それぞれにとって、素晴らしく有意義な時間だったと思います。
高3生の8名の皆さん、とてもためになるお話をありがとうございました。
【高2】ハンセン病シンポジウム(人権フォーラム2023)で発表!
1月15日(日)13時~16時30分、「第22回ハンセン病問題に関するシンポジウム~人権フォーラム2023~」がオンラインで開催され、本校2年生6名が参加しました。
報告に来てくれた、坂田公希、清水健成、若林仁瑛、磯部詩葉、黒田紗良、(大山育夢)の5(6)名。
本シンポジウムは、厚生労働省、法務省、文部科学省、全国人権擁護委員連合会が主催する、人権に関する国の最高レベルのイベントです。彼らは、2年連続で主催者から依頼されて発表をしています。これは、とても凄いことだと思います。彼らが、どんな発表をしたのか、紹介したいと思います。
↓ プログラムを拡大したもの
本校生6名は、1年ほど前の第21回シンポジウムで、ハンセン病家族訴訟原告団副団長の黄光男さんへの「聞き書き」を行い、発表をしました。
今回は、「聞き書き」から何を学び、どう行動したかを「聞き書きのその後」と題して発表しました。
さて、彼らがどんな内容を発表し、そこからどんなことを学んだかについて紹介します。
磯部さんと黒田さんは、それぞれの課題研究にシンポジウムから学んだことを活かしました。
大山さん、坂田さん、清水さん、若林さんは、高校生に差別について考えさせるアクティビティを開発・実践した「模擬授業」について報告しました。以下は、当日のパワーポイントの画面の一部です。
*以下は、シンポジウムに参加した感想です。
*実際に発表している様子を見ることはできませんでしたが、6名の感想を読むと、まさに得難い経験だったことが伝わってきました。さて、最後になりましたが、彼らの研究を「第8回全国高校生国際シンポジウム」に応募したところ、書類審査を通過し、全国大会でポスター発表することが決定しました。おめでとうございます。頑張ってきてください。
【高校】女子テニス「南部支部大会」団体戦ベスト4、ダブルス優勝!
1月16日(月)昼休み、女子テニス部総勢9名(全員高1)が、「南部支部大会」(1月7日・14日)の報告に来てくれました。団体戦では、参加16校中、目標のベスト4を果たしました。また、個人戦のダブルスでは、角田優衣・角田優妃ペア(ツノツノペアと呼ばれているそうです)が見事、優勝しました。おめでとうございます。
ダブルスで優勝したツノツノペア(前列中央)を取り囲む総勢9名の部員。チームワークは抜群です!
団体戦では、シード校に指定されていたので、2回戦から参戦し、栃木翔南高を3-0で破り、ベスト4を決めました。3回戦では栃木商業高相手に、惜しくも敗退しましたが、目標としていたベスト4を獲得しました。皆さん、よく頑張りました。えらいです。
個人戦のダブルスでは、ツノツノペアが、絶対勝つという気迫と、ペアの強みを活かした作戦で対戦相手を圧倒し、4連勝して優勝しました。部員の話によると、二人はとにかく気合が入っていて、へたに近寄れないほどめらめらと燃えていたそうです。また、以心伝心のボレーで勝負するというツインズパワー炸裂の作戦が見事に功を奏し、優勝した時は、周りで観ていた多くの他校生からも「おお!」という声が上がったそうです。想像するだけでも凄そうですね。さすがです。
次の公式戦は、来年度になりますが、ますます技に磨きをかけ、佐高女子テニス部の黄金時代を築いてください。
部員9名には、それぞれ大会でのコメントを書いてもらいましたので、紹介します。
身近な風景 ~3週間ぶりの降雨
1月15日(日)、今日は今年初の降雨がありました。12月24日に1mmの降雨があったのが最後ですので、約3週間ぶりです。雨が降るのを待っている両生類にとっては、待ちに待った雨です。トウキョウサンショウウオの産卵地では、動きが活発になってきました。動物たちにとっても、春はすぐそこです。
実は、今シーズンは12月13日頃に、最初の産卵(1対)がありました。これは過去30数年観察している中で最も早い記録です。数日前にも1対の産卵がありましたので、この雨でまた動きが出てくる可能性があります。
下が12月13日頃産卵した卵嚢、上が、数日前(おそらく2日前に産卵)した卵嚢です。
【高校】サッカー部「県新人大会」1回戦突破!
1月14日(土)午後、赤見の運動公園にある「第1多目的球技場」(コンチネンタルホームフィールド)で、サッカー部の県新人大会(1回戦)が行われました。本校チームは上三川高校と対戦し、5-0で勝ちました。おめでとうございます。顧問の先生から、報告と写真が送られてきましたので紹介します。
出場した選手たちです(人工芝の緑に、真紅のユニホームが映えています)
上三川高校とは、秋の選手権大会でも対戦し、3-0で勝っているそうです。
次の試合は、来週の土曜日(21日)にシード校の「足利大学附属高校」と対戦する予定です。
頑張ってください。応援しています。
【高2】新春座談会「佐野市の未来を語る」
令和5年1月1日から8日にかけて、佐野ケーブルテレビの「佐野ちゃんねる」で、新春特番 令和5年 新春座談会「佐野市の未来を語る」(30分間)が放送されました。本校2年2組の青木藍花さんが、若者代表として、座談会に参加しました。高校生が新春座談会に参加するのは、佐野市長たっての希望だそうです。
青木さんは、佐野市から依頼された「佐野サービスエリア」のハイウェイスタンプのデザインに関わったメンバーの一人で、佐野市在住であることから、選ばれました。
対談は、佐野市長や佐野商工会議所会頭からの質問に若者二人が答えたり、逆に市長に質問したり、という形で進められました。
まず、「若者がすみやすいまちとは」というテーマについて、市長及び会頭から質問がありました。
青木さんからは、若者がさらに住みやすくするためには、「学び」と「遊び」が充実することが大切で、放課後にも学校外で学べる環境があったり、佐野駅周辺での、カフェや雑貨店など、遊べる環境があると、若者にとって住みやすくなるのではないか、また、大学や大企業などの誘致も若者にとって魅力である、という話がありました。
続いて、青木さんから佐野市長に、青木さんの地元にある「国際クリケット場」を今後どのように活用していくのか、という質問がありました。青木さん自身も小学校でクリケットを教わったことがあるそうです。
佐野市長からは、クリケットは、世界でサッカーに次ぐ競技人口を持つことから、スポーツの面での交流だけでなく、経済的な交流につなげていきたい、という考えが示されました。
その後、いくつかのテーマでやりとりがありましたが、最後に、青木さんから、この会のように、自分の考えを聞いていただけることはたいへんありがたいことだと改めて感じました、このような「若者から意見を聞く」機会を今後もつくっていただけないか、という要望がありました。
佐野市長からは、様々な機会を通して若者の意見を聞き、市政に活かしたい、というご回答をいただきました。
*青木さんの堂々とした発言ややりとり、本当に素晴らしかったです。お見事でした。
佐野市長さんも収録終了後、とても楽しかった、とおっしゃっていたそうです。また、佐野市長さんへの要望の中で、若者の意見を聞く機会を、という話がでていましたが、実は、私も佐野市の担当者に、生徒の課題研究の代表班の発表を市役所内で直接、市長さんに聞いていただけないかと、お願いしていたので、図らずも、青木さんと同じ考えだったことがわかり、嬉しく思いました。是非、実現できるよう、調整したいと思っています。
身近な風景 ~校庭の「枝垂れ梅」開花宣言
1月12日(木)校庭(正門を入ってすぐ)の「枝垂れ梅」が開花した、という報告が中條先生からありました。気が付かないうちに、季節は春に向かっています。
写真は、主幹教諭の中條先生の撮影です。
身近な風景 ~3F化学室東「実験台リニューアル」
1月12日(木)管理棟3Fにある「化学室東」の実験台の天板をリニューアルしました。天板の表面がだいぶ傷んでおり、長年の懸案でしたが、ようやく綺麗になりました。明日から、お披露目だそうです。
写真は、実習教諭の田所先生の撮影です。
【中高】3学期始業式「リアル式辞」
1月6日(金)の始業式でオンラインで話した式辞を公開します。単なる「ウサギ年だから飛躍の年にしよう」というような形式的なお話だったら、今の中高生の心には響かないと思いました。そこで、ウサギというキーワードから、どれだけ掘り下げられるかチャレンジしてみました。年明けから全力投球した「リアル式辞」です。
身近な風景 ~いま知ってほしい「栃木の外来生物」
1月5日(木)、栃木県立博物館のテーマ展「いま知ってほしい 栃木の外来生物」を見学しました。
外来生物とは
「もともとその地域にはいなかったのに、人の活動によって他地域から持ち込まれ、生息・生育するようになった生物のことです。ペットとして輸入されたアライグマ、鑑賞目的で輸入された園芸スイレンやセイタカアワダチソウ、輸入品の梱包材に紛れて入ってきたクビアカツヤカミキリなどがあります。外来生物にはたくさんの種類がありますが、ここでは在来の生き物や人のくらしに大きな害があるもの、ぜひ知ってほしいものについて紹介します。」(パンフレットより抜粋)
(テーマ展で配布されるパンフレットです。見開き4ページで、主な外来生物の写真などが満載です。)
外来生物は、生活する場所ごとに紹介されています。
<陸上にくらす外来生物>
ハクビシンとアライグマ
今話題の「クビアカツヤカミキリ」です。佐高のサクラも被害を受けています。
<水辺にすむ外来生物>
カミツキガメです。その巨大さにびっくりです。標本も非常にリアルです。
お馴染みの「ミシシッピアカミミガメ」と「タイリクバラタナゴ」です。
魚類です、オオクチバス、ブルーギル、カムルチー、コイ。
コイが外来種ということを知らない人は多いのではないでしょうか。
アメリカザリガニ、ウチダザリガニです。実際にどんな被害があるのかや、駆除する人たちの姿も紹介されています。
甲殻類のヌマエビ類です。在来のヌマエビとの見分け方が紹介されています。
もちろん、植物の外来生物も紹介されています。理科の実験でもよく出てくる「カナダモ」も外来生物です。確かに「カナダ」という国名が入っていれば、在来種ではないことは明白ですね。
外来生物については、話に聞くことはあっても、なかなか実物は見たことがない、という人も多いと思います。
「身の回りのどんな場所でどんな外来生物がすんでいるのか」を知るためのいい機会だと思います。
このテーマ展は3月5日まで開かれています。ぜひ、行ってみてください。
ちなみに、年間でいろいろなテーマ展(年7回)が開催される予定です。スタンプラリーもやってますので、年間5回または7回参加して、すてきなグッズをゲットするのも楽しそうです。
特にありません。