2021年5月の記事一覧
課題研究(被服) 仮縫い・試作
型紙が完成したら、
シーチングを使って実寸大で仮縫い・試作をします。
トレンチコートのそで山と後ろ身ごろに
ギャザーを入れることにしたYさん。
どのくらいのボリュームが出るか、襟の大きさはどのくらいになるか
実寸大で試作をしてデザインを確認します。
まだそではついていませんが、後ろ身ごろのギャザー分量は
ちょうど良かったようです。
仮縫い・試作をすることで、
デザインはイメージ通りにできているか、サイズは自分に合っているか、
確認することができます。
いよいよ形が見えてくると
さらに製作意欲がわいてきますね!
課題研究(被服) 型紙作り
課題研究の被服分野では、
自分でデザインした衣服を型紙から製作します!
「型紙って何だろう?」と思う方もいらっしゃると思いますが、
今回はどうやって型紙を作っているのか、一部の例をご紹介します。
こんなドレスを製作しようとしているKさん。
スカートの上に被せているヒラヒラをどうやって作ろうか考えています。
こんな時は!4分の1縮尺定規を使って
ミニサイズで試作をするとイメージが湧きやすいです。
こんな感じでウエストの周囲と裾線の長さを変えて
2パターン作ってみました。
デザイン画を見ると、前スカートは
前中心が短くわきにかけて長くなっているので、
↑このように裾線を書いて切ります。
試作してみたものが、こちらです!
↑①これはウエスト周囲は小さく、裾線を長くしたもの。
↑②これはウエスト周囲は大きく、裾線を短くしたもの。
微妙な違いではあるものの、
製作する上では重要な違いになってきます!
2パターン試作した結果、
①のほうが裾がヒラヒラしていてウエストがタイトになっているため、
①のパターンで実寸大で型紙を製作していくことになりました!
生徒がつまづきがちな型紙製作ですが、
衣服の形を決める重要な工程なので、
時間をかけて慎重に製作を進めていきます。
理想のドレスの完成が楽しみですね!