日誌

校長室より(New!)

スマホと世界と「わたし」 ~高校1年 総合的な探究の時間Ⅱ~

 新教育課程への移行として本年度より始まった「総合的な探究の時間」の一環として、6月20日、高大連携講座が開かれました。始まったばかりの「総合的な探究の時間」ですが、本校では今年度から「SDGs」をテーマとした学習を始めています。
 この日は、宇都宮大学より湯本浩之教授をお招きして、「スマホから考える”持続可能な社会”と『わたし』」と題したご講演をいただきました。湯本先生はALの専門家でもあり、対話によって生徒の主体的な姿勢を引き出し、深い学びに導いてくださいました。
 世界と自分とが、スマホの存在を媒介として否応なくつながっていることに、しかも通信ネットワークのみならず、スマホの素材そのものによっても深くつながっているということに、驚かされました。
 スマホは、一つの「例」に過ぎません。
 今回の講義を、一人一人の興味、関心、進路等に応じた自分なりの提言に結びつける契機としてほしいと思います。そのことは、生活意識を変え、あるいは探究力を向上させるだけではなく、自分と世界とのつながり、自分の社会における在り方、自分の進路といったものに対する考えを深めるはずです。