スーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)事業

金融教育を通した「金融リテラシー能力」の育成


 -金融(ファイナンシャルプランナー)に関する講演会ー を実施いたしました。
 日時:令和2年10月7日(水)14:20~15:15
 講師:株式会社 栃木銀行 金融サービス部 副調査役 大栗 敬史 様
 場所:本校第1体育館
 対象:2年生全員、金融関係に就職希望の3年生

 内容 ①ファイナンシャルプランナーとは
     ②日本を取り巻く環境について(社会構造と金融情勢の変化)
     ③資産運用について
     ④まとめ

 
   

 なぜ「FP」の知識が必要なのか、今の日本の社会構造の変化および金融情勢の変化を踏まえ説明をしていただきました。
 参加生徒は、お金に対する正しい知識と自分たちを取り巻く環境についての理解が、今後も変化を続けていくだろう未来を生き抜く力になるということを学ぶことができました。
 今の中学生は、2人に1人が107歳まで生きると言われているそうです。
 変化していく社会構造に対応していく力として、金融の知識を身に付けていかなければならないと改めて感じました。
 大栗先生、お忙しい中ご講演をいただき、本当にありがとうございました。

自分の意思を的確に伝える「英語によるコミュニケーション能力」の育成

 今回は、1年生の授業について報告します。2学期の前半は、ALT との Team-teaching では、基本的な文法の定着と活用を視野に授業実践を行っています。未来表現・完了形・助動詞に関して、中間試験前にペアやグループワークを中心に行いました。この記事では、「受動態(受け身表現)」を扱った授業を紹介します。基本的な授業の流れは、「ペアでの small talk ⇒ Listening Task ⇒ ALT による簡単な Grammar の説明 ⇒ ワークシートに基づいたペア・グループワーク」です。以下の写真は、情報処理科1年6組の授業風景です。

 
  

  ALTが与えたテーマで small talk      ペアでリスニングタスクの確認  ALTによる受動態についての
                                    簡単な説明
   
     黒板での指示を参考に、ペア活動を通し受動態の理解を図ります。  相手の話した内容を受動態に
                                   口頭で言い換える練習
 
 過去3回及び1学期の活動を通し、滞りなくペアやグループで発表をしたりすることが出来ていました。文法ベースでの Task は 単調になりがちですが、身近なことをいかに伝えるかをよく考えさせた上で今後も授業実践をしていきたいと考えています。 (文責 英語科主任 宮下慎太郎)

国際交流を通した「グローバルな視野」の育成

 10月6日(火)に1学年を対象に行われました。
 
 演題:「グローバルな視野」の育成に向けて
 講師:仙波糖化工業株式会社 取締役 総務部長  市川 剛久 様

 国際理解を図る企業の方を講師とし、講話を通して国際交流・ビジネスについての基礎・基本を理解するとともに、実際の業務に携わる講師の方からのお話を聞くことで、国際社会でのビジネスの展開についての理解も深めることが出来る貴重な時間となりました。

   

鉛筆 会計人としての「会計情報の分析・活用能力」の育成

9月28日(月)、ネットスクール株式会社の藤本拓也先生をお迎えして、
財務諸表や有価証券報告書から身近な企業の本当の姿を知ろうをテーマに、
講義をしていただきました。

授業で学んだ財務諸表分析の指標が、
企業がどのような状況にあるのかを知り、
なぜこんなに違いがあるのか、
どうすればもっと経営状況がよくなるのかなどを考えることに繋がり、
今学んでいることが、社会でどのように役立つのかを実感しました。

【3年生進学コース】

【2年生アドバンスコース・進学コース】


また、3年生の講義では、英語の財務諸表を使って日本の企業と比較をしたり、
2年生の講義では、商業高校からの大学進学についてお話いただきました。
簿記だけを勉強するのではなく、
幅広く学び、知識やスキルを身に付けて、
組み合わせて活かすことが大切だということを教えていただきました。
将来につながる学びを意識して、
これからの学習に励んでいきたいと思います。

藤本先生、お忙しい中本当にありがとうございました。

会計人としての「会計情報の分析・活用能力」の育成

9月18日(金) 講師:東京CPA会計学院 山内 樹先生
内容:勘定分析を通して複式簿記の全体像を解明する
   ~会計知識を実務に関連づけることで、実務での活用法を再確認~
 
 山内先生をお迎えして「貸借平均の原理」を主題として、複式簿記の正しい学び方について、
3年5組を対象に講座を行いました。実際に行われている企業の買収の話や勘定分析から逆進法
による解法を行うことで、理論的な裏付けや取引の流れを意識し、実務での活用法を再確認する
ことができました。また、複式簿記の本質をとらえることができ、損益計算書・貸借対照表の
意味と目的を理解し、学んだ知識を財務諸表の数値から原因と結果を探ることに生かしてこそ
意味があることについても丁寧にお話いただきました。
 大変お忙しい中、山内先生、本当にありがとうございました。