だいぶ日が空いてしまいました・・・。遅ればせながら、忘れないために記事を書きます。
11月18日・19日の栃農祭が終わりました。2年前から開催している100周年広場での野外コンサート、ある意味栃農吹奏楽部にとって一番の年間行事です。

広場は音が拡散してしまい、なかなかまとまった音圧を生み出しにくいのですが、前日準備の日までできることはしました。音の切れ目まで気を遣うと、少しは改善されたような気がします。
一般公開日には、あいにく雨が降ってしまいました。今まで雨に降られたことがなかったのでかなり狼狽しましたが、なんとか昇降口前の雨よけスペースに入り込んで演奏しました。

お客様も傘を差して並ばれていたので、なかなか理想的な状態での公演とはいえませんでしたが、それでも最後までやりきりました。まだまだ音で感動してもらえるレベルではありませんが、少しでも栃農祭の盛り上がりに貢献できたのなら幸いです。
本校ではこの本番をもって、3年生は引退することになっています。中には演奏しながらこれまでの苦労や思いがこみ上げてきた生徒もいたようです。終演後、涙を流しながら互いを労う部員たちの姿が印象的でした。時には練習がうまくいかなくてくじけたり、仲間とのいさかいで部活に来るのが嫌になったりしたこともあったと思います。でも
そうした困難に耐えて、乗り越えて、やり遂げた人にしか見えない風景があるはずです。3年生の皆さん、ほとんどゼロの状態からここまで立て直してくれてどうもありがとう。叶えてあげられないこともたくさんありましたが、「続けていてよかった」と、少しでも感じてもらえたでしょうか。1・2年生の皆さん、これからは皆さんで栃農吹奏楽部を作る番です。決して楽なことばかりではありませんが、ぜひ栃農祭で味わったあの感覚を覚えていてください。どんなに大変でも、あの一瞬があるからまた頑張ろうと思えるのです。願わくば、
どんなことがあっても最後まで続けてください。