学校長より

ごあいさつ

 この度は、栃木県立栃木農業高等学校のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。 本校は明治40年、下都賀郡市における農村指導者の育成を目的に、栃木県下都賀郡立栃木農学校として城内町の圓通寺を仮校舎として開校されました。その後、日ノ出町に移転、昭和15年には現在の地である平井町に移転し、現在に至っています。大正12年には、県立への移管に伴って栃木県立栃木農学校と校名が改称され、昭和26年には現在の校名である栃木県立栃木農業高等学校と改称され、創立113周年を迎える歴史と伝統のある単独農業高校です。


 これまで、本校の卒業生は1万6千有余名を数え、下都賀地区を中心に県南地域の農業の振興・発展に多大な貢献をしてまいりました。現在も、地域の農業および関連産業の中核となって多くの卒業生が各方面で活躍されています。


 日本社会は少子高齢化が一層加速する状況下にあり、中学校卒業者数も今後さらに減少が見込まれております。このような中、平成31年度よりこれまで設置されていた5つの学科を全てリニューアルし、新たに「植物科学科」「動物科学科」「食品科学科」「環境デザイン科」の4つの学科を設置しました。いずれの学科も時代や社会の変化を見据えた学科であり、中学生や地域の期待に応えるべく各学科とも特色ある学習内容のカリキュラムを編成しております。新たな栃木農業高校のコンセプトは、次の3つです。

 1.特色あるカリキュラムによる4つの学科 

 2.進学や公務員試験を目指すより高度な学習 

 3.地域に貢献できる様々な行事や体験活動

 特に、進学希望者には他の生徒が専門科目を学んでいる時間に、英・数・国の普通科目を学べる進学に向けた特徴的なカリキュラムを取り入れることで、確かな学力を身につけさせる編成となっております。また、各学科とも地域連携活動や地域との交流活動に積極的に取り組むなど、農業高校ならではの地域との結びつきを重視し、地域に開かれ学校、地域に愛される学校を目指しております。 各学科の詳しい学習内容は、このホームページをご覧ください。


 これから高校への進学を考えているみなさん、太平山の麓に立地する自然豊かな学舎で、『質実剛健』・『進取自治』の校訓のもと、飾らず、謙虚に、心身ともに強く逞しく、新しいことを切り開くべく自主的に行動できる生徒を目指し、充実した学校生活を送りませんか。


 私たち教職員は、生徒たちが充実した学校生活を送り、将来の進路実現ができるよう、主体的に行動できる生徒の育成を目指し、教職員一丸となって取り組んでまいります。 今後とも一層のご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

栃木県立栃木農業高等学校
校長 小林 政至