校歌歌詞画像
校章の由来

 

:無限の成長力を表している。全体の形は稲苗の基部を顕微鏡で拡大し、その生長点付近を図案化したものである。この部分の持つ組織的で、かつ旺盛な成長力は、そのまま若人の発展性と生産基盤の拡大と組織の充実に通じるものがある。

:主体をなしている鮮明な緑色は同化力を表している。緑葉を持つ植物は太陽の光の恵みを得て極めて簡単な 化合物二酸化炭素と水を同化して、万物の生命源である炭水化物を合成する。この卓越した自然力の触媒として働く色素、これが葉緑素である。ありふれた材料から生命を支える物質を作る同化作用の偉大さは、農業人とと もにある。「単なる吸収にとどまらずこれを同化すること緑葉の如くあれ」という意味を表している。

周囲の刻印:質実剛健を意味する。イネの場合、約半年の短い期間に成長を完了し、膨大な養分の蓄積を図る。この間各種病害、害虫がこれを狙い、天候も良い時ばかりではない。このような際に偉力を発揮するのが、葉 肉内にあって保護の役割を果たしている機動組織という無水珪酸の沈澱物を含む組織である。校章周囲を縁取っている刻印はこの組織を図案化している。

~創立100周年記念誌より~