校長室の窓から
第1学期終業式
1学期が終了しました。4月、新学期を迎え緊張していた児童生徒たちも、日々の学習や行事の中でたくさんの笑顔を見せるようになりました。運動会、修学旅行などの大きな行事も無事に終了することができました。保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の閔様、大変お世話になりました。ありがとうございました。
18日の終業式では、1学期の行事等を振り返った後、夏休みに向けて次の5つのことを話しました。
①いろいろなことに挑戦しよう。
②健康に過ごそう。(バランスの良い食事、運動、早寝早起き)
③熱中症に気を付けよう。
④挨拶をしよう。
⑤自分でできることを増やそう。
44日間の長い夏休みとなります。事故、怪我、病気等なく、楽しく元気に有意義に過ごしてほしいと思います。
児童生徒の皆さんと2学期に元気に会えることを楽しみにしています。写真は中学部3年生が4月に種をまき、丹精込めて育てた「オクラ」です。児童生徒と同じように、1学期で大きく成長しました。
チーム国特のアイテム
夏になると「木」の図案が入ったポロシャツを着る教員が増えてきます。これは、美術の教員が本校のシンボルツリーである「なんじゃもんじゃ」の木をモチーフにデザインしてくれたものです。よく見ると、枝が「KOKUTOKU」となっています。運動会や学校祭では、教員全員がこのポロシャツ(紺色)を着て指導支援に当たります。このポロシャツは、教員の気持ちを一つにしてくれるアイテムとなっています。
白鷗大学生のボランティア受入
本校では、毎年ボランティアを希望している白鷗大学教育学部の学生を受け入れています。今年も6月から3年生の学生1名が毎週月曜日と金曜日の午前中に小学部に入ってくれています。児童たちは学生さんが来るとすぐに駆け寄り、一緒に楽しく遊んだり、学習したりしています。「子供たちはとてもかわいいし、楽しいです」と話す学生さん。ボランティア活動で特別支援学校の魅力を感じ、特別支援学校の教員を目指して頑張ってほしいと思います。
弘済会贈呈式
今年度、日本教育公務員弘済会栃木支部様より研究指定を受け、7月16日に助成金の贈呈式が行われました。
頂いた助成金を十分に活用し、児童生徒たちの安全な学校生活のために実践研究を行ってまいりたいと思います。ありがとうございました。
高等部生の活躍(とちぎアビリンピック&サッカー大会)
7月5日(土)に第24回とちぎアビリンピックがあり、高等部生が喫茶サービス、製品パッキング、オフィスアシスタント、ビルクリーニング、木工部門に出場しました。生徒たちは緊張しながらも練習の成果を十分に発揮することができ、競技を終えた表情には達成感があふれていました。木工部門で銀賞と銅賞を獲得することができました。
また、7月12日(土)に、第4回全国特別支援学校フットサル大会栃木予選が日環アリーナ栃木で行われ、高等部生8名が出場しました。県内6校が出場し、リーグ戦を繰り広げました。生徒たちは、相手の動きをよく見て声を掛け合い、正確にボールを繋いでシュートをしていました。2勝1敗で3位という素晴らしい成績でした。
一人一人が自分の力を信じ、一生懸命頑張っている姿にとても感動した二つの大会でした。
PTA主催夏祭り
7月8日、9日、15日の3日間、PTA主催の夏祭りが行われます。
9日は25名の保護者の方が、輪投げ、ストラックアウト、あきかん積み、射的、あひるすくい、釣り、ボウリングなどのゲームを盛り上げてくださいました。児童生徒たちはそれぞれのゲームを体験し、とても楽しい夏祭りの時間を過ごすことができました。保護者の皆様、ありがとうございました。
教職員の健康保持
本校では、教職員の安全及び健康の保持、快適な職場環境を目指し、毎月安全衛生委員会を開催しています。
5月の安全衛生委員会では、議題の一つとして教員のサングラス着用について話し合いを行いました。産業医の先生のご助言・ご指導を受け、眩しさや疲労軽減、目の健康を守るために、教員が必要に応じて屋外でサングラスを着用して指導できるようにしました。また、サングラスの着用に際しては、サングラスの種類や服装を含め服務規律に留意が必要という共通理解を図りました。引き続き、教職員の健康保持を進めてまいりたいと思います。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
獨協医科大学学外実習の受入
本校では、毎年獨協医科大学の医学部及び看護学部生の学外実習(1日)を受け入れています。
今年も3日間にわたり、18名の学生さんが小学部や中学部で児童生徒たちと一緒に過ごしました。
最初は緊張していた学生さんたちでしたが、児童生徒たちと触れ合う中で徐々に笑顔が見られ、積極的に児童生徒たちと関わっていました。本校の児童生徒の療育には医療機関との連携が欠かせません。学生さんにはこの実習を機会に障害への理解を深め、障害ある方に寄り添い、適切な支援を考えていける医療従事者を目指してほしいと思います。
給食配膳ボランティア
本校には食堂がありますが、児童生徒全員が入ることができないため、小学部の高学年以降は、教室までワゴンで給食を運び、教員や生徒が配膳を行っています。そのため、今年度より「給食配膳ボランティア」の募集を始めました。
ボランティアさんに給食の配膳を手伝っていただくことで、教員が児童生徒の支援・指導に当たる時間が確保され、より安全な給食の提供ができるようになるとともに、児童生徒にとっては、様々な人とのやりとりや関わりを通して、コミュニケーションや社会性の向上につながると考えます。
昨日、地域の方が「給食配膳ボランティア第一号」として配膳を手伝ってくださいました。お陰でスムーズに配膳が行われ、普段よりも早めに給食を食べ始めることができました。
引き続き「給食配膳ボランティア」を募集していますので、関心のある方はぜひ本校にお問い合わせください。
「チーム国特」②
本校の給食は、児童生徒の実態に応じて刻み食や一口大食、ペースト食等も提供しています。本日の給食のおかずはアジフライでした。刻み食の給食を見ると、刻んだアジフライが魚に整形されていました。児童生徒たちに「魚」を意識しておいしく食べてほしいという調理員さんの優しい思いが込められていてとても嬉しくなりました。児童生徒たちの健やかな成長を願う調理員さんたちは、大切な「チーム国特」の一員です。いつもありがとうございます。
本校の良さ
先日、高等部農業班によるじゃがいもの収穫体験が小学部生を招待して行われました。
時間になると、高等部生が小学部生を昇降口まで迎えに来て、畑まで手を繋いで連れて行ってくれました。高等部生は小学部生がじゃがいもを掘り出しやすいように、土をよけてあげたり、「ここのじゃがいも掘ってごらん」と優しく話しかけてあげたりしていました。小学部生はとても大きなじゃがいもに大喜び。そしてその姿を見た高等部生も笑顔になっていました。小学部から高等部まである本校の良さが十分に生かされた優しさあふれる授業でした。今後も合同授業の取組を積極的に行ってまいりたいと思います。収穫したじゃがいもは給食に出る予定です。
県民の日
6月15日の栃木県民の日に合わせて、本日の給食は「県民の日献立」でした。
米、牛乳、豚肉、にら、かんぴょう、キャベツ、きゅうり、たまご、とちあいかなど、栃木県産の食材がたくさん使われました。本校では毎日、栄養教諭が「きょうのはいぜん」として行事食の意味や食材について分かりやすく提示し、児童生徒たちの食や健康への関心を高める取組を行っています。献立をとおして、栃木県や栃木県産の食材への理解を深めてほしいと思います。
引き渡し訓練
6月11日(水)に竜巻及び火災を想定した避難訓練と引き渡し訓練を行いました。 児童生徒たちは放送をよく聞き、落ち着いて体育館に避難しました。初めて避難訓練に参加した小学部1年生もしっかりとヘルメットを被り、防災リュックを背負って体育館に整列することができていました。
放課後は、小学部1年生、4年生、中学部1年生、高等部1年生を対象に引き渡し訓練を行いました。保護者の皆様が持参してきた引き渡しカードを教員が確認して児童生徒を引き渡しました。保護者の皆様のご協力のお陰で短時間で終了することができました。ありがとうございました。
今後も様々な避難訓練を繰り返し行い、教員の素早い対応能力を高めるとともに、児童生徒たちが自分で判断し、自ら身を守る行動をとることができるよう指導・支援をしていきたいと思います。
2年目のコミュニティ・スクール(第1回学校運営協議会)
5月26日(月)に令和7年度第1回学校運営協議会を開催しました。
今年度は5名の新任委員をお迎えし、2年目のコミュニティ・スクールがスタートしました。今年度も引き続き宇都宮大学大学院教育学研究科教授 岡澤慎一様に委員長を、下野市青少年育成市民会議の前原保彦様に副会長をお願いしました。
協議会では、最初に学校運営に関する基本的な方針として学校運営計画や組織等について承認をいただきました。その後、地域連携や防災教育の取組、学校評価の説明、授業参観、高等部サービス班による接客サービス体験があり、委員の皆様に本校の教育活動への理解を深めていただくことができました。意見交換では、地域連携や防災、卒後支援、ICT活用、職場環境、教職員のやりがいなど、多岐にわたる意見をいただきました。詳しくは「学校運協議会だより」でお伝えいたします。
今年度も学校運営協議会を活用し、地域と共に歩む学校運営をさらに進めてまいりたいと思います。
訪問教育学級修学旅行・校外学習を引率して
5月29日(木)に訪問教育学級の修学旅行及び校外学習が益子町で行われ、児童生徒たちは陶芸体験をしたり、素敵なカフェで過ごしたりしました。この日は五月晴れ。木々の緑がキラキラ輝く絶好のお出かけ日和となりました。児童生徒たちは保護者の方と一緒に、粘土の感触を味わいながらお皿やコップなど、世界で一つだけの素敵な陶器作品を作りました。お店の方が焼いて送ってくださるとのことなので、今から楽しみです。
昼食はお店の方のご厚意で貸切にしてくださったので、児童生徒たちはリラックスしながら過ごすことができました。今回の引率で訪問教育学級の児童生徒の皆さんと長い時間過ごすことで、スクーリングでは見られない様々な表情やしぐさを発見することができました。保護者の皆様ともお話ができ、思い出に残る修学旅行と校外学習でした。
栃木県障害者スポーツ大会
5月25日(日)に栃木県総合運動公園にて、第21回栃木県障害者スポーツ大会が開催され、本校から中学部生6名、高等部生16名が陸上競技種目やフライングディスク種目に出場しました。たくさんの選手や観客がいる中でディスクを投げたり、広くて大きなカンセキスタジアムで走ったりするのはとても緊張したかと思いますが、選手たちはこれまでの練習の成果を十分に発揮して堂々と競技をすることができました。
この大会で本校は金メダル4個を含む17個のメダルを獲得しました。大会参加を通して選手たちは、挑戦することの大切さや達成感を味わう喜びを学び、また一つ大きく成長することができたようでした。
イオン様からの寄贈(幸せの黄色いレシートキャンペーン)
5月18日(日)にイオン小山店で「幸せの黄色いレシートキャンペーン」の贈呈式が行われ、本校の教頭が出席しました。
「イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン」は、毎月11日の「イオン・デー」に実施されており、イオン様に来店するお客さまがレジ精算時に受け取った黄色いレシートを地域のボランティア団体名が書かれた店内備え付けのBOXに投函することでレシート合計の1%分の品物をイオン様が各団体に寄贈する取り組みです。本校は「栃木県立国分寺特別支援学校PTA」として団体登録しており、幸せの黄色いレシートキャンペーンの日に保護者の方々がイオン小山店でレシートの投函を呼び掛ける活動を行っています。今年度52,700円分のギフトカードをいただきました。
今後児童生徒たちの学習に必要な商品と交換し、日々の教育活動に活かしてまいりたいと思います。本校に投函してくださった皆様、イオン様、ありがとうございました。
本日の運動会
延期になった運動会ですが、本日予定通り開催いたします。
昨日の大雨でグランドにぬかるみや水たまりができていましたが、朝早くから先生方総出でグラウンドを整備しました。児童生徒たちがこれまでの練習の成果を十分に発揮して、楽しく思い出に残る運動会となるよう、安全に実施してまいりたいと思います。
チーム国特
本校には教員の他に、事務職員や学校看護師、スクールバスの介護職員、環境整備等を行う公仕職員、教員業務支援員、事務補助公仕職員など138名の教職員がいます。
今年度、教員業務支援員と事務補助公仕職員として新たなメンバーが加わりました。二人が教職員の業務の一部(環境整備、給食準備、清掃等)を行うことで、教員の子どもたちと向き合う時間の確保につながっています。また、二人の働く姿は高等部生にとっても良き手本となっています。
児童生徒たちが安全な環境の下で充実した学びを継続できるよう、教職員が「チーム国特」として一致団結して指導・支援をしていきたいと思います。
今週末の運動会に向けて、公仕さんたちがグラウンドを整備してくれました。送迎等で入校の際は最徐行での運転をお願いいたします。
色とりどりの花
今年もシンボルツリーである「なんじゃもんじゃの木」に真っ白い花が一斉に咲きました。なんじゃもんじゃの花を見ると、新緑の季節の到来を感じます。
校内を歩いてみると、校庭や中庭に様々な花があることに気づきます。今は、藤、つつじ、さつき、すずらん、ハナミズキ、シャガ、オオアマナ、パンジーなどの花が色とりどりにきれいに咲いていて、心が和みます。また、高等部生が毎日プランターを管理してくれているので、来校される方々から「花がきれいでいいですね」とお褒めの言葉を多くいただきます。
児童生徒たちが、季節を感じ、草花に関心をもって愛しむことができるよう、引き続き校内美化に努めてまいりたいと思います。