日誌

英語部会

第4回 佐高杯(大会開催報告)

令和元年8月4日()、第4回佐野高校SGH杯南部地区英語ディベート大会が開催されました。本大会は本校がSGHに指定された2016年度から研究成果の普及等を目的に始まりました。

参加校  5校22チーム  (佐野、足利、足利女子、栃木女子、小山北桜)
参加生徒数  61名

PDA
即興型で4ラウンド競いました。メインジャッジにはHPDU創始者の一人である小林良裕先生をお迎えしたほか、WSDC世界大会から帰国したばかりのチームジャパン監督の丸橋洋之先生、同チーフコーチの河野周先生にもジャッジとして参加いただき貴重な指導をいただくことができました。

また休憩時間には、世界大会の最新のご報告等をP.P.を使って行って頂く等、多くの貴重なアドバイス等を頂くことができました。
次年度は更に多くの学校の皆さんにご参加いただけることを期待しています。



大会結果

<団体> 優勝:佐高C (4) 準優勝:佐高A(4) 3位:足高A(31)

<個人> 1位:佐野C 2位:栃女A 3位:栃女A 佐野C 

     5位:栃女C 足高A 佐野A 佐野A 佐野C

Motion (対戦した論題)

R1 THS parents tracking teenagers through the use of Phone GPS.
R2 THW give those under 20 two votes in political elections.
R3 THP a world where animals can speak human languages.
R4 THW televise well-publicists criminal trials.

2019 夏季英語ディベートセミナー・合同練習会 第1回

7月13日(土)宇都宮女子高校で夏季英語ディベートセミナー・合同練習会 第1回が行われました。多くの学校の生徒・先生方に来て頂き、ありがとうございました。

午前 参加校数 15校  参加教諭数 22名
午後 参加校数 14校  参加生徒数 146名

     

午前中は、早稲田大学の松坂ヒロシ教授をお招きして、栃木県高等学校教育研究会英語部会による教員対象の英語サマーセミナーを開催しました。
「Teaching critical thinking to EFL learners」という内容で講義をして頂きました。
ディベート・スピーキングにおいて核となる批判的思考についての概論やアーギュメントの核となる「assumption」について詳しく教えてくださいました。

午後は、「論理ゲームを楽しもう!」という内容でした。既に設定されたアーギュメントを批判するゲームを楽しみました。

 

その後、今年のHEnDA主催の全国高校生英語ディベート大会の論題である「Resolved:  That the Japanese government should limit the weekly maximum average working hours, including overtime, to 48 hours (following the E.U.).
(日本国は、残業も含めた週あたりの最長平均労働時間を、(E.U.にならい)48時間に制限すべきである。是か非か。)」について代表生徒(宇都宮高校と宇都宮東高校)がモデルディベートを行いました。

 

このモデルディベートの立論は参加者全員に配布されました。
試合の合間には、解説を交えながら、みんなで理解を深め合い、大変充実した時間を過ごすことができました。

多くの生徒や先生方にご参加いただき、今回の論題のポイントについて学ぶことができました。初めて参加した生徒もいましたが、ディベートの形式や今回の論点についてより一層、知識を深めることができました。

さて、次回(夏季 ディベートセミナー・合同練習会 第2回) は、7月28日(日)午前 9:00より開催されます。場所は、宇都宮高校です。たくさんの生徒の参加をお待ちしております。初心者でも大丈夫です。皆さん、いっしょにがんばりましょう!

2019 英語ディベート春季大会

6月16日(日)宇都宮東高校にて、2019 英語ディベート春季大会が開催されました。

◎ 参加校数16校。(宇高、宇東、宇女、中央女子、大田原、大田原女子、矢板東、栃高、栃女、小山北桜、佐野、足利、足女、宇短附、作新、海星女子)

◎ 参加生徒(選手登録数) は、「207名」(過去最高生徒数!!!)
◎ 参加チーム数は、Asian 部門 18チーム。
            PDA部門 20チーム。
            TCL部門(栃木高文連リーグ)32チーム。
         合計70チーム。

 
       開会式              選手宣誓(小山北桜高校)

この春期大会は今年で9回目を数え、3部門に分かれて行う即興型の英語ディベートの大会です。(即興型英語ディベートは最初に対戦と論題発表→20分の準備時間→実際のディベートと進んでいきます。)

また、この大会は新人戦の意味合いもありますが、一部の3年生にとっては引退試合であったり、1年生と組んで指導する大会でもあります。どの部門も3人制が基本で、海外経験者は1チームに1人のみ参加が認められています。

◎以下の3部門に分かれます。
 Asian部門(上級者向け 5
分-5分ー5分-4分)
 PDA部門  (中級者向け 3分-3分-2分)
 TCL部門  (初級者向け 3分-2分-2分)

ジャッジは、各学校の顧問の先生に加え、特別に招聘した社会人のジャッジ(東大ディベート部出身)、大学のディベート界で活躍している栃木のOB・OGに遠くから駆けつけて頂きました。その他、現役3年生もジャッジをしたり、東中の英語ディベート部の生徒もお手伝いをしたり、みんな一丸となっての大会運営でした。

◎成績は以下の通りです。
Asian 部門  優勝  宇高A    準優勝  宇高F  3位  宇高B
PDA 部門    優勝  宇東B      準優勝  栃女B  3位  大女A
TCL 部門    優勝  宇短附C   準優勝  佐野B     3位  佐野A

その他、個人賞で各部門のベストスピーカーが10名ずつ表彰されました。
*4月からこの大会に向けて栃木全体で2回練習会を開き、各学校ともその成果を十分に発揮することができました。閉会式には各学校の部長が挨拶しましたが、生徒は英語ディベートの活動で多くのものを学んだと話していました。

 
     Asian部門 決勝戦            PDA部門 決勝戦

◎Motion (対戦した論題)
Asian部門
R1  Assuming feasibility, THW no longer allow anonymity on the Internet.
R2  Assuming feasibility, THBT the state should raise all childrn.
      (Provision of food, shelter, education, etc. )
R3  Assuming another species is developing intelligence comparable to humans,
       THW actively suppress their evolution.
R4  Assuming all jobs could be automated, THW abolish all jobs.

PDA部門
R1  THBT web filtering is good for children.
R2  THW abolish escalator system in schools.
R3  THW ban bull fighting.
R4  THW allow public servants to strike.

TCL部門
R1  There should be no summer vacation in Japanese schools.
R2  High school students should go abroad on their school trip.
R3  Students who bullied someone should quit school.
R4  We should abolish club activities in Japanese schools.

大会報告(新緑杯)

6月9日(日)に「新緑杯(The 8th Spring Greenery Competition)」が埼玉県のさいたま市立浦和高等学校で開催され、本県からは、宇都宮高校2チーム・宇都宮東高校2チーム・宇都宮女子校1チーム・足利高校1チームが参加して参りました。

この大会はHPDU(日本高校生パーラメンタリーディベート連盟)が主催するディベート大会です。NA(ノースアメリカンスタイル=PDAスタイルとスピーチ順番は同じ)という形の英語ディベートで、スピーチ時間が5~7分を要求されるものです。
まだディベートをはじめたばかりの初心者もたくさん出場します。

今回は、関東圏の高校を中心に68チームが集い4戦して競い合いました。

◎結果(学校別)
宇都宮A  12位    3勝 合計得点  112点
宇都宮B  52位    1勝  〃      95点
宇都宮東A 26位  2勝  〃      109点
宇都宮東B 43位  2勝  〃          89点
宇都宮女子   34位 2勝  〃        102点
足利              42位 2勝    〃          90点

◎Motion(対戦した論題)
R1 THBT professional sports players should be allowed to enhance abilities by using drugs.
R2 TH, as an individual, would not consume works produced by immoral artists. 
R3 THBT debating skills matter in getting a boyfriend or a girlfriend.

R4 THW mandate retirement from the National Diet at age 65.

惜しくもあともう少しで入賞を逃したチームもいた。強豪校が多い中で全体的に健闘した。首都圏を中心にディベートのレベルアップが激しく、より一層の充実した英語を話す機会、英語で考える機会をこうした大会だけでなく普段の授業でも与え続けなければならないと感じた。

どのチームもジャッジや他校のディベーターのアドバイスを糧に今後もがんばってもらいたい。

2019 英語ディベート第2回春季練習会

5月26日(日)宇都宮女子高校で、英語ディベート第2回春季練習会が行われました。
前回同様、多くの学校の生徒に参加して頂きました。


◎参加校数  12校  
(宇高、宇東、宇女、中央女子、大女、矢東、佐野、栃女、足高、宇短附、作新、海星女子)
◎参加生徒数 154名 (Asian 14チーム、PDA 8チーム、TCL 25チーム)

今回もはるばる遠いところからOBの大学生が4名来校し、Judgeのお手伝いをして頂きました。いつもありがとうございます!

今回は予め登録した部門に初めから分かれ、3部門で各3~4試合を行いました。
練習会で使用したモーションは以下の通りです。

Asian 部門
THBT Japan should accept more refugees.
THW tax junk food.
THW force elderly drivers over the age of 70 to return their drivers licenses.
THW require both doctors and school teachers to report suspected case of DV.

PDA 部門
THW legalize the trade of organs for profit.
THW force companies to place more women in senior positions.
THBT AI does more benefit than harm.
THW make voting mandatory.

TCL 部門(最初に簡単なディベートに関する講義)
Tochigi is better than Tokyo. 
Sports clubs are better than cultural clubs for high school students.
We should abolish Golden Week in Japan.
Japanese high schools should have school on Saturdays.

2回目の練習となり、前回よりも少しずつレベルアップしてきた感があります。

論題も徐々に難しくなり「何を言ったらいいか?」「どのように言ったらいいか?」を試行錯誤しながら、お互いに力を高めているようでした。

Judgeのアドバイスも、大きなスタンスの取り方であったり、細かいキャラクターの分析であったり、アーギュメントの内容に関してフォーカスしたレベルが高いものとなってきました。

さて、次回は、6月16日(日)宇都宮東高校にて、記念すべき令和元年度、栃木県英語ディベート春季大会が行われます。3部門制です。

生徒の皆さんは今日勉強したMotionをよく復習してがんばってください!
また、たくさんの生徒・先生方のご参加をお待ちしております。
これまでに参加したことのない学校の先生方や生徒さんも大歓迎です!
見学だけでもOKです。ぜひいらしてください。
一緒に頑張りましょう!