生物生産科より

生物生産科より

花ごよみ(ピットスポラムの取り木)

 ピットスポラムの取り木
 課題研究の授業でピットスポラムの取り木について調査しています。
 ピットスポラムは切り花用の枝ものとして流通しています。本校では、フラワー装飾の3級検定に使用するので、苗木を育てています。
 以前、苗木を増やすために、挿し木をしたところ、全く根付きませんでした。そこで、取り木で増やせないかと考え、調査することにしました。
 充実している枝を環状はく皮し(写真の〇の部分)、そこに水ゴケを巻きます。水ゴケが乾燥しないように3号ポットをかぶせておきます。
 
9月頃に、水ゴケの中で発根していれば大成功!うまくいきますように!!
 

 
 

林業トライアル

生物生産科3年生作物専攻生が、林業基礎トライアルに参加しました。林業基礎トライアルとは県内の林業・木材産業の魅力ある成長産業への発展させるために若者の就業促進を図ることを目的としている事業です。また、この講習を受講することによって刈り払い機の使用に関する資格(刈払機取扱作業者教育)を取得することが出来ます。
林業トライアル1日目は森林・林業、木材産業に関する知識や刈り払い機の点検整備関連法令について座学を中心に講習します。
  
2日目は実技を行い、刈刃の交換やエンジンの始動方法をしっかりと学び実際にほ場に出て刈り払いを行います。
   
初めて刈り払い機を使用する生徒で恐る恐る草を刈っていました。
これからは水田の草刈りを行い卒業までには1人で水田1枚を刈れる程度まで成長します。
夏場の草刈りを頑張ってほしいです。

花ごよみ(花壇苗の出荷)

 花壇苗の出荷中です
 本年度の夏用花壇苗を出荷中です。
 草花の実習で01トレイに24個のポットを詰めて出荷します。
 主な出荷先は、本校生の出身中学校や小学校です。
 夏の間、元気に咲いて欲しいと思います。
 

さくもつのしらせ(田植え)

5月13日(木)から水田の田植えが始まりました。
水田は全部で208aあります。
 ※1aは 100 m²のことです。

田植えの様子
   
   

秋の収穫が楽しみです。
本校水田はGLOBALG.A.P.を取得しています。
G.A.P.(ギャップ) とは、GOOD(適正な)、AGRICULTURAL(農業の)、PRACTICES(実践)のことです。
日本語では適正農業規範とも呼ばれ生産者みずから農作業の計画を立て作業内容を点検し、記録を残してそれをもとに作業改善などを行う農業生産工程管理のことです。GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)認証とは、それを証明する国際基準の仕組みを言います。

花ごよみ

 今年度最初のアレンジメント実習
 今年度最初のアレンジメント実習は、母の日にちなんだカーネーションを使ったバスケットアレンジです。4月に入学した1年生が作成しました。初めての作品でしたが、みんなかわいらしく仕上がりました!

  


さくもつのしらせ(トウモロコシの間引き・補植)

トウモロコシの間引き・補植
4月14日に播種したトウモロコシが成長しました。1年1組の作物の授業で間引きと補植を行いました。

このまま2本で成長していくと良い物が出来なくなってしまいますので「間引き」という作業を行います。

  
     <2本を1本にします>         <隣の苗を傷つけないように>
間引きとは苗の良好な生育のために,良い苗を残して他を引き抜き,十分な間隔をあける作業のことをいいます。
隣の良い苗を傷つけないように慎重に作業を行いました。

間引きした苗は発芽しなかったところに植えました。この作業を補植といいます。


       <補植中>
7月の収穫が楽しみです。

さくもつのしらせ(田植え準備)

田植え準備
~育苗期間~
育苗期間中は苗の調子を見ながらかん水などの作業を行います。
  

~田んぼ準備~
まず、生育に必要な肥料を下の写真を機械(ブロードキャスタ)で散布します。
  
散布後はロータリで水田を耕し、水田に水を入れます。
水田に水がたまったら「しろかき」という作業になります。

   
しろかきとは水田の砕土と共に土壌を均平にし、田植えの作業を容易にする。また水田の漏水(水持ち)をよくする効果があります。

さくもつのしらせ(イネの種まき)

今年度もイネの栽培は始まりました。
コメ栽培はまず、下の機械で種子消毒と①浸種・②催芽を行います。芽が1mm以下の状態(はと胸状態のもみ)になると播種に適した種もみになります

     <浸種・催芽機>


   <浸種・催芽前>                 <浸種・催芽後>
 
 <催芽したもみ>

4月20日にイネの播種をしました。生物生産科3年生の作物専攻生が課題研究の時間で行いました。
    
      <播種機>                <播種の様子>

播種後は育苗ハウスに移動し並べます。

  

この後は緑化・硬化という作業を行い、5月中旬ごろに田植えを行います。

今年度も作物の作業様子を「さくもつのしらせ」でお伝えしていきますので是非ご覧ください。

<用語説明>
①浸種とは消毒のすんだ種もみを発芽のそろいをよくするために水温10℃程度で7日程度水につけ吸水させることを言います。
②催芽とは十分に水分を含んだ種もみを32℃の水温に24時間つけいっせいに発芽させることを言います。
 芽が1mm以下の状態(はと胸状態のもみ)になると播種に適した種もみになります。

さくもつのしらせ


今年度も昨年同様に作物の日々の実習について「さくもつのしらせ」でお送りしたいと思いますのでご覧ください。

まずは、トウモロコシのは種(種まき)とジャガイモの定植を行いました。
1年生は入学して初めての実習であり、先生たちの説明をよく聞き実習を行うことが出来ました。

<トウモロコシの種まき>
  

<ジャガイモの定植>
    

花ごよみ

 卒業式にむけて
 本校の卒業式では、サイネリアと盆栽を式場装花として使います。
 生物生産科の実習で栽培したものを2年草花専攻生が体育館に飾り付けました。
 3月1日の卒業式。3年生の皆さんの思い出になればと思います。

               
    

vegetable times(イチゴ)

イチゴの最盛期迎えました‼

1月中旬から収穫が始まり、約1か月たち最盛期を迎えました。生徒たちの手で収穫・パック詰めを行っていますが、収穫のやり方、パックの詰め方で苦戦をしいられています・・・

今まで何気なく食べていたイチゴですが、いざ生産者側の立場に立つとものすごく大変なんだと生徒も感じているみたいです!

ここから、まだまだ収穫と調整・パック詰めが続きそうです!!

vegetable times

         イチゴ収穫しました!!
  報告遅れましたが、1月中旬からイチゴの収穫始まりました!
真岡北陵高校で栽培しているのは、“とちおとめ”をメインに、その他様々な品種を使用し比較実験などを、おこなっています。
生徒の実習で収穫・パック詰めをおこないます。
これから、たくさん収穫できるのが楽しみです。

      

果樹便り&さくもつのしらせ増刊号(GLOBAL G.AP.認証式)

GLOBAL G.A.P.の認証式を執り行いました。

  令和2年10月1日~2日にかけて行われたGLOBAL G.A.P.の公開認証審査(コメ・ニホンナシ)において「指摘事項なし」で審査が終わり、無事に認証書を頂くことができました。
  新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から認証式は延期していましたが、令和3年1月22日(金)に校長室にて滞りなく実施することができました。

                     
  生徒達らは「先輩達が築き上げてきたものを続けることがよかった」と喜んでいる様子が伺えました。
  これからも北陵高農場部で生産する農産物はコメやニホンナシだけでなく、すべての農産物で安心安全なものを生産できるよう生徒達と頑張って行きたいと思います。

                      

花ごよみ

本年度に実施したフラワーデザイン実習をまとめました!
 今年はアレンジメントだけでなく、リースやブーケなどバリエーション豊かな実習ができました。育てる実習も楽しいですが、花を利用する実習も楽しいですね。


             
               
        

                                           

ものづくりフェスティバル

10月24日(土)にものづくりフェスティバルが宇都宮市で行われました。
生物生産科からは、フラワー装飾部門に2年生の2名が参加しました。
事前の練習では、スプレーカーネーションの配置やアウトラインの取り方などについて、
細かいところを確認しながら取り組みました。
時間内に完成させることがとても大変でしたが、当日は、時間内に作品を完成させることができました。
その結果、2年1組の松本季良々さんが銅賞に入賞しました。

栃木県酪農スクールセミナー

栃木県酪農スクールセミナー  準名誉賞
10月31日(土)に那須塩原市で開催された「栃木県酪農スクールセミナー」に参加しました。その中で、ホルスタイン共進会が開催され、本校からは6頭出品しました。
生物生産科2・3年生の畜産専攻生で参加し、中でも3年生は出品する牛を引くために放課後に練習を重ねてきました。
結果は
2部優等賞1席:ホクリョウ チャン シド メリー号
2部優等賞2席:ホクリョウ ノア マリン号
3部優等賞1席:ホクリョウ ビューティー ミス マウイ クラッシュ号
その後1~3部の上位2頭がチャンピオン決定戦に出場し、「ホクリョウ ビューティー ミス クラッシュ」号が準名誉賞を獲得しました。

練習の成果が発揮された結果でした!

vegetable times(イチゴ定植)

イチゴ苗の定植を行いました。
品種は、とちおとめ・スカイベリーになります。
   収穫までがとても楽しみです!
      
 
                                     
   
     定植の準備をしている様子



               
        定植の様子

さくもつのしらせ&果樹便り増刊号(GLOBALG.A.P審査)


梨とコシヒカリのグローバルGAP認証取得


10
1日・2日本校農場において、本年度生産した梨とコシヒカリを対象に、食品の安全性などを確保するための国際的な農業生産工程管理規格である「グローバルGAP(ギャップ)」の認証取得に向けた公開審査会が開かれました。2018年度産コシヒカリで初めて認証取得し、今年度は梨も新た認証取得を目指しました。生物生産科の作物と果樹専攻の3年生13人が審査員を案内し、肥料の保管や農薬の管理について説明しました。

    
      <書類審査>                <現地審査作物>

       
       <現地審査果樹>               <書類審査>

さくもつのしらせ(収穫の記録その2)

生物生産科の作物専攻では7つの水田計208aに稲を栽培しています。
ほかにも生物生産科のホームページにはほかの部門での授業風景や栽培風景なども掲載しております。また、「さくもつのしらせ」では稲の栽培管理も掲載されていますぜひご覧ください。

   
    <わたしたちが栽培しました。>
以下は米の圃場ごとの収穫の記録です。
コメ袋からのQRコードホームページにリンクされた方はシールの右上のローマ字と数字が圃場番号となっています。



収穫の記録では生産者・収穫日・品種・圃場名を記録します。

生産者と品種はすべての圃場で一緒となります。
生産者:栃木県立真岡北陵高校
品種名:コシヒカリ

水田番号:B1
収穫日 :2020年9月28日(月)

水田番号:B2
収穫日 :2020年9月11日(金)

水田番号:B3
収穫日 :2020年9月18日(金)

さくもつのしらせ(稲刈り体験)


イネの収穫も順調に進み、農業科3学科の1年生が稲刈りを行いました。
例年ですと田植えから収穫まで体験できますが今年度はコロナの影響で休校となり田植えが出来ませんでした。
その分イネの収穫を思う存分行いました。
生徒はみんな楽しく稲刈りを行うことが出来ました。



    

    

グリーンツーリズム入門講座を受講しました。

グリーンツーリズム入門講座の受講
グリーンツーリズム入門講座とは地域産業の特徴を理解し、農産物の生産および流通・販売について栃木県農村振興課の主催のもと行われる事業です。

生物生産科3年生が受講をしました。
内容は、グリーンツーリズムについての講義を受け、その後に道の駅ましこ、金田果樹園さんの見学を行いました。

道の駅では地域農産物を利用した商品開発や地域振興についてのお話を聞きました。
金田果樹園さんでは梨狩りや直売所、商品開発についてお話を聞きました。

  
 <グリーンツーリズムについての講義>     <道の駅 ましこの説明>
  
  <金田果樹園さんのお話>          <みんなで集合写真>

さくもつのしらせ(コメ収穫の記録その1)

生物生産科の作物専攻では7つの水田計208aに稲を栽培しています。
ほかにも生物生産科のホームページにはほかの部門での授業風景や栽培風景なども掲載しております。また、「さくもつのしらせ」では稲の栽培管理も掲載されていますぜひご覧ください。


    <私たちが栽培しました>

以下は米の圃場ごとの収穫の記録です。
コメ袋からのQRコードホームページにリンクされた方はシールの右上のローマ字と数字が圃場番号となっています。



収穫の記録では生産者・収穫日・品種・圃場名を記録します。

生産者と品種はすべての圃場で一緒となります。
生産者:栃木県立真岡北陵高校
品種名:コシヒカリ

水田番号:A1
収穫日 :2020年9月9日(水)

水田番号:A2
収穫日 :2020年9月22日(火)

水田番号:A3
収穫日 :2020年9月14日(月)

水田番号:A4
収穫日 :2020年9月17日(木)

さくもつのしらせ&果樹便り増刊号(GLOBAL G.A.P.内部審査)

GLOBAL G.A.P.内部審査を実施して頂きました。

生物生産科 作物・果樹の2部門でGLOBAL G.A.P.認証がされています。
作物ではコメを平成30年度~、果樹ではナシを令和元年度~認証され、安心安全な農作物を生産しています。

G.A.P.とは…
日本語名:農業生産工程管理。 農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組のこと。
国際的な基準に基づいたGLOBAL(G)、アジア諸国の基準に基づたAsia(A)、日本の基準に基づいたJapan(J)、地方の基準に基づいたTochigi(T)等の種類がある。


GLOBAL G.A.P.の内部審査を9月18日(金)に行いました。

栃木県農政部の森様に来校して頂き、本審査を想定し内部審査を実施しました。
農薬を減らすためにどんな工夫をしているのか?普段どのように作業をしているのか?生徒達は1つ1つの質問に対し、一生懸命答えることができました。

本審査は10月1日(木)~2日(金)です。
当日までしっかりと準備を行い、今年度もGLOBAL G.A.P.の認証を頂けるよう、努力したいと思います。


            [内部審査で説明しているようす]

さくもつのしらせ(稲刈り)

9/9から稲刈りが始まりました。
生徒の休校中に5月に田植えを行い、6月からは生徒が日々の管理を行ってきました。
今年は6月7月の長雨、8月の酷暑と日々の管理が大変でしたが生徒たちが丹精込めてつくったコメです。

     

                           

vegetable times(冬トマト始まりました)

冬トマトの定植
 夏休みも終わり、冬トマトの定植を行いました。
品種は、夏トマトと同様  ‘‘フルティカ‘‘  を定植しました。
2年生の総合実習、3年生の課題研究の時間で行いました。
これから本格的に冬トマトの栽培管理が始まります。

 2年生の総合実習での定植の様子



            3年生の課題研究での定植の様子

果樹便り(ブドウとナシのようす)


生徒達も夏休みに入り、ブドウとナシもまもなく収穫を迎えます。

ブドウは袋掛け後、グングンと成長し、しっかりと着色をしてきました。例年、本校では着色があまり良くない傾向があったため、今年度は房数を減らし、また、[環状剥皮]を行うことで品質を上げられるよう、専攻生と共に管理してきました。

[環状剥皮]とは…
 花芽誘導や果実品質向上などを目的に枝や主幹の樹皮部分を、幅数mm~1cm程度環状に剥ぎ取る栽培技術をいう。環状剥皮によって師管がなくなり、導管が残るため、根からの水分と窒素の移行に支障ないが、葉で作られる同化産物が枝葉にとどまる。

   [環状剥皮をしているようす]            [環状剥皮をした後]


[環状剥皮後は病害虫が侵入しないよう、テープで傷口を塞ぎます]


          [現在のブドウのようす]

ナシも幸水を始め、豊水、にっこりと順調に成長しています。
昨年度、果樹部では初めてGLOBAL G.A.P.を認証し、GAP認証ナシとしては初めての収穫を迎えます。
4月~6月の休校期間の影響は少なからずありますが、それでも専攻生と共に管理を一生懸命取り組んできました。


      [梨園のようす]                 [幸水のようす]

北陵高果樹園はまもなく実りの時期を迎えます。

さくもつのしらせ(ドローン農薬散布)


8月5日水田にてドローンで農薬散布を行いました。真岡北陵高校卒業生の藤平さんにドローンでの農薬散布を行っていただきました。
この時期の水田に対する農薬散布は収穫前の病気や害虫予防を目的としています。
これまでは農薬を背負い水田の中に入り、散布する方法とヘリコプターによる農薬散布が行われていましたが、近年ではドローンによる農薬散布が行われており、作物専攻生たちも最先端の技術を見学することが出来ました。
また、水田の四隅を地点登録することにより、ドローンが一定の高さ、幅での自動走行の農薬散布が出来、これも見学することが出来ました。


      <農薬散布するドローン>             <農薬散布中高さは自動調整>


       <農薬散布中②>            <ドローンが走行したところが画面に映ります>

 <自動走行①矢印が走行中のドローン>           <自動走行②>

さくもつのしらせ(イネの出穂)

イネの出穂
5月13日に田植えをしたイネも順調に育ち、ついに穂が出ました。
「穂」とはイネで言う花のことで、穂が出ることを「出穂(しゅっすい)」と言います。9月の収穫まで、もう少しです。


       
         開花前         →         開花後

林業トライアル2日目

林業トライアル(2日目)
7/7~8の2日間生物生産科作物専攻生が林業トライアルに参加しました。
2日目は実際に圃場に出て刈り払い機の点検や整備、使用方法についての実習を行います。

皆真剣に講習会に取り組み刈り払い機の使い方をしっかり学ぶことが出来ました。
この講習後に刈り払い機のに関する修了証を交付されました。
この講習会を活かし、これから実習で畦畔の草刈りを頑張っていきたいです。


     
 <替え刃の方法について>      <エンジンの始動>
       
   <刈り払いの実践①>       <刈り払いの実践②>

林業基礎トライアル 1日目

林業基礎トライアル(1日目)
生物生産科3年生作物専攻生が、林業基礎トライアル(1日目)に参加しました。林業基礎トライアルとは県内の林業・木材産業の未辱ある成長産業への発展させるために若者の就業促進と量ることを目的としている事業です。また、この講習を受講することによって刈り払い機の使用に関する資格(刈払機取扱作業者教育)を取得することが出来ます。

林業トライアル1日目(7/7)は森林・林業、木材産業に関する知識や刈り払い機の点検整備関連法令について座学を中心に講習します。
開講式には林業・木材製造業労働災害防止協会栃木県支部支部長様にお越しいただき県内の林業についてお話をいただきました。


  
     <開講式>         <県内の林業について>

 <刈り払い機の使い方について>

2日目は実際に圃場に出て刈り払い機の講習を行います。

1年 農業と環境(生物生産科)


7月7日(火)農業と環境 という授業で[ジャガイモの収穫]を行いました。

農業と環境では農業の基礎科目として、作物栽培の基礎や農業の役割、農業と環境との関わり等を学習します。本校では地元の名産であるメロンの栽培やジャガイモやイネの栽培、葉物野菜の栽培実習をとおして、1年次に学ばなければならない農業の基礎基本を学習しています。

ジャガイモの植え付けは学校が休校中だったため、生徒達はできませんでしたが、畑の除草や土寄せなど、学校が再開されてからは一生懸命管理してきました。その成果として無事に本日の収穫を迎えることができました。


          [収穫したジャガイモを洗っているようす]


             [収穫したジャガイモを持って]

農業の醍醐味の一つが[収穫]です。1年生はまだ少ししか農業を学習していませんが、みんな楽しそうに[収穫]していました。収穫したジャガイモは家庭に持ち帰ります。

家族と一緒に食べ、収穫の喜びを感じてもらえれば嬉しいです。

果樹便り(3年課題研究)

1学期期末試験も終わり、今週から通常授業が再開しています。

生物生産科3年生の[課題研究]という授業ではそれぞれ専攻に分かれ、自分たちで課題を見つけ、解決できるよう実験や実習に取り組んでいます。
果樹専攻生(6名)は今年度、次のような取り組みをしています。

ナシに関すること
 ①植物ホルモン(ジベレリン)の活用改善に関わる研究
  →生産性の向上
 ②見て楽しい果実の形を変える研究
  →付加価値
 ③GLOBAL G.A.P.認証に向けた継続研究
  →安心・安全な農産物

ブドウに関すること
 ①種子の有無による違いと種子有りブドウの付加価値に関わる研究
  →生産性の向上・付加価値

                  [ブドウを調査している様子]

普段の栽培管理を行いながら、以上のような研究を進めています。
3月~5月の休校期間があったため、思うようにできないこともありますが、3年間学んだ知識や技術を生かし、自分たちができる研究に励んでいます。また、研究自体は1人~2人でテーマを決めていますが、調査や実験は全員で取り組み、協調性も身についています。
結果がどう転ぶかわかりませんが、失敗を恐れず、さまざまなことにチャレンジさせていきます。

果樹便り(ブドウの袋掛け)

【ブドウのようす】
 ブドウの摘粒も順調に進み、1粒1粒の大きさも大きくなり、房としてよい形に成長しています。梅雨になり、天気が不安定な中でしたが、袋掛け前に薬剤を散布し、6月22日(月)の実習から[ブドウの袋掛け]を行っています。

[ブドウの袋掛け]とは…
 雨滴伝染性の果実病害を軽減させたり、農薬散布による果実汚染の回避、害虫を物理的に防除、裂果防止、鳥害防止、日焼け防止、外観品質の向上等を目的に実施します。できるだけ早く実施した方が病気のリスクは防げますが、袋掛け直後に日中30℃以上の高温が続いてしまうと日焼けが多発する原因となりうるため、実施時期をよく見極める必要があります。

本校では来週の6月30日(火)から第1学期期末試験となり、実習が1週間できないため、テスト前に袋掛けを実施しています。


        [袋掛けをしているようす   生物生産科果樹専攻生(3年)]


       [袋掛けする前]                 [袋掛け後]

果樹便り(ブドウの摘粒)

ブドウのジベレリン処理も終わり、現在は[ブドウの摘粒]を実習で行っています。
[摘粒]とは…
 1房あたりの粒数を制限することで、果粒の大きさを揃え、商品価値を高めるために行う作業のこと。小果粒・不整果粒や果房の内側にある果粒を取り除く作業。

1房1房を丁寧に行っています。本校のピオーネは1房25粒を目安に調整しています。秋に黒々と大きなブドウになるよう、生徒達と共に管理作業に励んでいます。


  [摘粒しているようす]         [摘粒前]           [摘粒後]

vegetable times(トマト)

トマト収穫が6月に入ってから最盛期を迎えてきました。 
       
収穫したトマトを、調整し、袋詰めしていきます。                                                                                                 
         
袋詰めが終わったら、バックシーラーという道具を使って、袋の口を閉じていきます。                                                                                                                                                                                 
  
左の写真は、バックシーラーを使って口を閉じているところです。
右の写真は、完成品です。
その後、出荷するために箱詰めを行います。

1箱に10袋づつ詰めていき出荷します。

生徒が実習の中で収穫から調整を、愛情を込めて行っています。

果樹便り(ブドウのジベレリン処理)


6月1日(月)に3年生の課題研究で果樹専攻生が、2年生は総合実習で2班の8名が【ブドウのジベレリン処理】を行いました。

[ジベレリン処理]とは
…植物ホルモンの一つであるジベレリンをブドウの開花後、浸漬させることで【無核化(種なし)】【肥大化】にすることができる。本校では2回処理を実施している。

専用のカップを使い、果房一つ一つを丁寧に浸漬することができました。
通常授業が再開され、例年とは違う雰囲気での実習となりましたが、生徒達が愛情込めて作業をしてくれたことがとても嬉しく感じました。

秋に立派なブドウの房となることを願っています。


          [ジベレリン処理をしているようす]


 [ジベレリンを浸漬しているようす]        [浸漬後のようす]

分散登校1年(生物生産科)


5月29日(金)は1学年の登校日です。
3年生・2年生と同様、少しずつですが、授業が再開されています。生物生産科では高校に入学して初めての専門的な授業である[草花][作物]を行いました。

[草花]
 草花の導入として春の花壇苗を中心に学習しました。マリーゴールドやベゴニア等の色や形、香り等をレポートにまとめました。

                 [花壇苗の観察とほ場見学]

[作物]
 コメやトウモロコシの水田・畑を見学し、実際にコメの苗の観察とスケッチを行いました。

           [田んぼの見学とイネ苗のスケッチをしているようす]


専門的な授業が始まり、生徒たちも笑顔で取り組んでくれました。
6月1日から本格的に授業が開始します。
[草花]や[作物]以外にも[農業と環境]や[農業情報処理]等の専門科目が始まりますので、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。

分散登校2年(生物生産科)

5月28日(木)2年生の分散登校があり、3年生と同様、少しずつ授業が始まりました。

本日の2年生の授業は[総合実習]です。
総合実習とは、生物生産科で学ぶ基本となる5分野(作物・草花・野菜・畜産・果樹)に関する実習を少人数(8人)で行う授業のことです。
1年生時には農業の授業はクラス単位で実施していましたが、より専門的に学べるよう総合実習は少人数で実施しています。

オリエンテーションとしてすべての部門を周り、実習をする上で大切なことをレクチャーしました。2年生は農業学習の難易度が少しずつ上がり、実習の内容も難しい・大変な作業も増えます。いち早く3年生に追いつけるよう、日々の学習を頑張ってもらいたいと思っています。


  [野菜:イチゴ温室 草花:マリーゴールド・シクラメン等温室を説明しているようす]

花ごよみ

 今日はベゴニアの花を紹介します。
 ベゴニアはシュウカイドウ科の植物で、たくさんの種類がありますが、
 学校で栽培しているのは、ベゴニア・センパフローレンスという種類です。
 花色は赤・白・ピンクの3色です。
 
 草花の種は非常に小さいものが多く、指でつまんでまくのは困難です。
 ベゴニアも同様で、学校では、播種機を使ってセルトレイに播種しています。
 
     セルトレイ                播種機

  セルトレイで育苗後は、3号ポットに鉢上げをします。
  鉢上げして、根が落ち着いた頃に追肥や薬散などをして、開花まで管理します。
 今年も、キレイに咲きました。
 
   鉢上げ途中のセルトレイ       鉢上げ後2週間          現在の様子

果樹便り(生徒たちのようす)

5月27日(水)は3学年の分散登校でした。
授業も少しずつ始まり、生物生産科では[課題研究]という授業を行いました。
課題研究とは自分でテーマを決め、実験や実習を行い、研究結果をまとめて発表をする授業です。果樹ではナシやブドウについて研究します。休校期間が長かったため、具体的なテーマはまだ決まっていません。そのため、今日の課題研究は[ブドウの整房]を行いました。

久しぶりに生徒たちが実習服に着替え、果樹園へ来ることができました。
これまでやるはずだったのに、できなかった作業や学習。ソーシャルディスタンスや道具の消毒等を行い、少しずつですが、挽回できるようこれからも指導していきます。


      [ブドウの整房をしているようす]

マスクを着用し、1m以上離れて作業をする等、制限はあるものの生徒たちは久しぶりの実習を笑顔で取り組んでくれました。
新型コロナウイルスや熱中症に負けず、6月からの本格的な授業にも頑張ってもらいたいと思います。

果樹便り(ナシのようす)

5月もまもなく終わります。現在のナシのようすを紹介します。

予備摘果が終わったナシはぐんぐん成長しています。
現在では直径4~5cm程度まで大きくなりました。

                   [ナシ園を見上げたようす]

このあと本摘果を行うことで、より一層成長していきます。

8月中下旬には幸水、9月には豊水、10月以降もさまざまなナシが収穫を迎えられるよう、休校明けも生徒達と管理作業に励んでいきたいと思います。

vegetable times (イチゴ)

本日は、本校で栽培しているイチゴについて紹介したいと思います。
本校では、親株から子株を増やし、定植に向けて準備しています。
  
上記の写真はプランターに植えた親株からランナー(ひものような茎)を伸ばして、子株苗を増やしている写真です。

  
イチゴの花の写真です。
現段階では、親株から咲いたイチゴの花は取り除いてしまいます。
理由は、花に栄養が行ってしまうと子株苗に行く栄養が取られてしまうからです。

この後も、定植までには「畑準備」「ランナー切り離し」「子株苗の育苗」などの様々な作業が入ってきます。

今後の様子も「vegetable times」にて発信していきます。

果樹便り(ブドウの整房)


ブドウの第2果穂摘みも終わり、現在は[房づくり]の一つである【整房】という作業を行っています。

【整房】とは?
 生理障害である「花振るい」の防止や花(果)穂の形を整えるために行う作業で、花穂を小さくする(花らいを少なくする)作業のこと。


    [整房前]               [整房後]

この作業により、おおまかな房の形が決まった上で、ブドウの花を咲かせ、結実していきます。
果粒1粒1粒が大きく成長するためにも大切な作業になります。また、花が咲く前にやらなくてはならない、時間との勝負の作業でもあります。

このあとブドウは[ホルモン処理]や[摘粒]、[袋掛け]等の作業をしていきます。ナシは[本摘果]等の作業があります。また、ナシやブドウの大きさもどんどん変化していきます。その様子も今後お知らせしていきますので、ぜひご覧ください。

バック・トゥー・ザ・畜産


本校畜産部門には乳牛(ホルスタイン種)、肉牛(黒毛和種)、豚(ハイブリッド)がおり、毎日の飼育管理をはじめ、牛乳や牛肉、豚肉の生産をしています。

今週は牛たちが食べる牧草の収穫作業をしました。
牧草にもさまざまな種類があり、本校では「イタリアンライグラス」というイネ科の牧草をメインに栽培しています。
刈り取りから収穫までにはさまざまな工程があり、使う機械も多種多様です。

これが出来上がりの様子です。↓



近所で見かけることがある白いマシュマロのようなもの。あれは牛たちのエサなのです。
サイレージといって、牧草を乳酸発酵させたもので、年間を通して食べるエサです。


~作り方~
①モアを使って牧草を刈り取る。
②テッタで刈り取った牧草を散らして適度に乾燥させる。
③レーキで散らした牧草を筋状にまとめる。
④ロールベーラで牧草を収穫し、円筒状に巻く。
⑤ラッピングマシンでラッピングをして出来上がり♪

これでおいしいおいしいエサができるんですね!
牛たちはホントにおいしそうに食べてくれるので、食べてみたことがあるのですが、乳酸発酵しているので、若干酸味があります。
人間が食べるとおいしいと感じるものではなかったです・・・。

今後もお楽しみに!

vegetable times(トマト管理・ネギ定植)

今回のトマト管理は、葉かきについて説明します。
葉かきとは、病気対策のために、余分な葉っぱを取り除き通気性をよくするために行
う作業です。
                                
         
      before                     after

今日は、ネギの定植を行いました。
まずは、ネギの定植を行うまでの工程を説明します。
     
  
まず、溝堀機(溝を掘る機械)を用いて、20㎝〜30㎝程の溝を掘ります。
     
次に機械を使って定植を行っていきます。苗を植える溝を掘り覆土までできます。        
  
機械を使って20列定植を行いました。

これからも引き続き「vegetable times」にてお伝えしていきます。

さくもつのしらせ(田植え)

5月13日(水)から水田の田植えが始まりました。
水田は全部で208aあります。
 ※1aは 100 m²のことです。
田植えの様子
   
 

田植え後除草剤を散布します。
 

秋の収穫が楽しみです。
本校水田はGLOBALG.A.P.を取得しています。
G.A.P.(ギャップ) とは、GOOD(適正な)、AGRICULTURAL(農業の)、PRACTICES(実践)のことです。
日本語では適正農業規範とも呼ばれ生産者みずから農作業の計画を立て作業内容を点検し、記録を残してそれをもとに作業改善などを行う農業生産工程管理のことです。GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)認証とは、それを証明する国際基準の仕組みを言います。

これからの作物のようすは「さくもつのしらせ」でお知らせしていきます。

果樹便り(ブドウのようす・第2果穂摘み)



ブドウのようす

本校果樹園にはナシ園のとなりにブドウ園が隣接しています。
ブドウの栽培品種は「藤稔(ふじみのり)」と「ピオーネ」です。

【4月から5月中旬までのようす】を紹介します。

4月に芽から新梢が発生しました   ぐんぐんと成長していきます   今ではブドウの房となる蕾がいっぱいです。

ブドウは4月になり、芽から新梢が発生します。新しい枝から花穂が発生し、花が咲くことで受粉し、房となります。
品質を良くするためにはブドウもナシと同じようにすべての花(果)穂を残すわけにはいきません。
そこで現在は第2果穂を摘み、良質なブドウ生産を目指しています。


【第2果穂摘み(摘穂)】
○摘穂とは?
 摘穂は果穂を根元から切り落とすことをいいます。開花前に行う作業であり、はやい時期に行うことで養分消費を抑えることができ、品質が向上する。本校は新梢1枝に対して第1果穂のみを残して栽培しています。



残された第1果穂はこのあと、「整房」・「ホルモン処理」・「摘粒」を行うことで皆さんがイメージするブドウの房の形になっていきます。

季節や時期に合わせて管理作業をしなければ良いものは生産できません。休校が明けて授業ができるようになったときに、より良い形で実習ができるよう先生方で毎日管理作業に励んでいます。
休校が明け、授業が再開したときにここまでの様子は授業をしていきます。ぜひ楽しみにしていてください。

今後も果樹園の様子を[果樹便り]をとおしてお伝えしていきます。
ぜひお楽しみください。

花ごよみ

 
 北陵高校草花温室で栽培している草花をご紹介します。

 現在、最盛期を迎えているのは春~秋にかけての花壇苗です。
 まずは、今年度より新規で作付けしたペチュニアを紹介します。
 ペチュニアはナス科の植物で、小輪~大輪系、八重咲きなどの咲き方や
 花色が豊富なため、とても人気のある草花です。
 2号温室には、ペチュニアの甘い香りが漂っています。
     

 ペチュニアの楽しみ方の定番は寄せ植えです。
 長く楽しむためには、花柄摘みをすると良いです。
 咲き終わった花を摘むだけでも、より美しく見え、病気を防ぐこともできます。
 少しベタベタしますが、手入れをして長く楽しみたいものです。

 

vegetable times(トマト管理)


昨年度の2月に定植を行った中玉トマト(フルティカ)の収穫が始まりました。
 
まだまだ最盛期とまではいきませんが徐々に増えてきました。
簡単ではございますがトマト管理について紹介いたします。


週2回程度芽かきと誘引(ゆういん)を行います。

赤い丸が脇芽(わきめ)です。
脇芽を取り除かないと実に栄養が十分に行き渡らないことや、混み合ってしまい病気や害虫の発生の原因にもつながってきます。
誘引は、管理しやすくするために主枝を上から吊した紐に専用の留め具で整枝していく作業です。

続いて受粉について説明します。
本校ではトマトを受粉させるために、蜂を導入しています。
その蜂の名前はクロマルハナバチです

写真はクロマルハナバチが花粉を集めているところです。
性格は温厚で、毎日お仕事頑張ってくれています。

以上が主なトマト管理になります。
本校の野菜部門では、様々な種類の野菜を栽培しています。その様子を「vegetable times」でお伝えしていきたいと思います。

作物部便り(田植えの準備)


今年度のコメ栽培が始まりました。
コメ栽培はまず、下の機械で種子消毒と①浸種・②催芽を行います。
方法は消毒のすんだ種もみを発芽のそろいをよくするために水温10℃程度で7日程度水につけ吸水(浸種)させます。
十分に水分を含んだ種もみを32℃の水温に24時間つけいっせいに発芽させる(催芽)。芽が1mm以下の状態(はと胸状態のもみ)になると播種に適した種もみもみになります
      
          <浸種・催芽機>             <催芽後芽が1mm以下の状態(はと胸状態のもみ)>
浸種・催芽後、4/21に播種行いました。
  
        <播種機>
~育苗期間中~
 育苗期間中は苗の調子を見ながらかん水などの作業を行います。
   
   

育苗期間中に水田の準備を行います。
まず、生育に必要な肥料を下の写真を機械(ブロードキャスタ)で散布します
          
        <ブロードキャスタ>肥料入れ            <ブロードキャスタ>肥料散布
散布後はロータリで水田を耕し、水田に水を入れます。
水田に水がたまったら「しろかき」という作業になります。
  
     <しろかき作業>
しろかきとは水田の砕土と共に土壌を均平にし、田植えの作業を容易にする。また水田の漏水(水持ち)をよくする効果がある。

これで田植えの準備は完了です。真岡北陵高校の田植えは5/13から始まります。