校長室便り

校長室便り

【中学】栃木県中学校総合体育大会(陸上競技)

7月26日(月)、28日(水)の2日間、「第74回栃木県中学校総合体育大会陸上競技大会」が、佐野市運動公園陸上競技場で開催されました。佐附中から13名が出場しました。2年女子100mHで、矢代さんが4位、山田さんが6位に入賞しました。おめでとうございます。

7月27日(火)は台風の影響で、28日(水)に順延になりました。
26日の一部と28日の午前中の競技を見学・激励に行きました。

<28日>
2年女子1500m決勝:中村さん


3年男子1500m決勝:兵藤君


1年男子1500m決勝:荻原君


3年男子110mH予選:初谷君


3年女子100mH予選:坂本さん


*見ることが出来なかった種目もありましたが、皆さん、自己記録の更新を目指して頑張っていました。(後で、それぞれの感想等を聞かせてください)

2年女子100mH決勝:矢代さん、山田さん
(実は、1日目に決勝が行われ、矢代さん4位、山田さん5位でしたが、何らかの不備があり、本日、再試合が行われました。)

 ↑ 7レーンの矢代さんです。


 ↑ 9レーンの山田さんです。


スタートします。


第1ハードルです。


第2ハードルです。


第3ハードルです。


矢代さん4位、山田さん6位でゴールしました。県大会で入賞というのは、素晴らしい結果です。良かったですね。

走った後の本人たちの感想を顧問の吉永先生から聞きました。

矢代さん:「100mHでは自己新を出すことが出来てうれしかった。しかし、この後走った200mでは力を出せなかった。夏にしっかり練習して強い選手になりたい。」
山田さん:「26日に行われた1回目の決勝の方が、記録が良かった。また、中盤から後半にかけては、イメージ通りにいかなかった。」

*吉永先生によると、矢代さんも山田さんも、今シーズンの4月当初は18秒台でしたが、矢代さんは今回16秒を切りました(15秒97)。山田さんも2秒くらい記録を伸ばしているそうです。100mHの全国標準記録は14秒80なので、2人とも十分全国が狙えるところまで来ているそうです。さらに、力をつけて上を目指してください。これからも応援しています。

身近な風景 ~ハス池の生き物たち

7月25日(日)、サッカーの試合の帰りに「つがの里」のハス池に寄ってみました。

前回、「つがの里」のハスを紹介したのは、6月22日でしたので、約1か月後のハス池です。そこには、ハス以外の生物の姿もありました。


ハスは、まだ葉っぱは青々としていますが、果托はだいぶ固くなり、種子が出来ているものもありました。1か月で種子はできるんですね。
ところで、果托は同じ方向(南向き)を向いているような気がしました。ヒマワリの花が太陽に向いているのと似ている、と思いました。花は真上を向いていましたので、種子ができるときに南向きに傾くものが多いということなのでしょうか。

花は真上を向いています。


花びらを落とすと、確かに少し傾いているようにも感じます。種子が成熟すると、その重さに耐えきれず、傾いてしまうのでしょうか。真偽のほどは、今のところ、わかりません。



ところで、ハス池にはハス以外の生き物の姿が見られましたので、紹介します。


水面を見ると、メダカが大繁殖しています。かなりの数がいます。


シオカラトンボが、何匹か飛び回っています。


池に近づくと、ウシガエルが警戒して水に飛び込みます。他の種類のカエルは見かけませんでした。


アブラゼミの鳴き声も聞こえます。

ハス池は人工の環境ですが、そこには様々な生物たちが生活しています。
さらに一月たったら、どう変化するのか、今後も注視していきます。

【中学】栃木県中学校総合体育大会(サッカー)

7月25日(日)、総合運動公園サッカー場で、「中学校総合体育大会(サッカー)」の1回戦が行われ、佐附中と佐日中等との合同チームは、強豪チームである小山城南中と対戦しました。

結果は、PK戦に持ち込まれ惜敗しましたが、素晴らしい試合でした。審判団からも「ナイスゲーム」という声が飛び交いました。




真夏の日差しが厳しい晴天のもと、11時から試合が始まりました。



小山城南中は、県の春季大会で2勝(ベスト8)しており、今回も上位を狙っている強豪チームでしたが、合同チームは終始、優勢にゲームを運びました。前半、開始2分で、穴原君がゴールを決め、15分にPKで1点取られましたが、24分にも穴原君が2点目をゴールしました。後半も鋭いシュートを何本も放ち、攻撃の手を緩めませんでした。アディショナルタイム4分が宣言され、終了2分前までは2-1でリードしていましたが、終了直前の猛攻で同点とされ、PK戦で惜敗しました。強豪相手に一歩も引かない堂々たる戦いぶりに感動しました。






















最後に、応援に来てくれた保護者の皆さんに感謝の気持ちを伝えました。合同チームの監督、コーチ、両校の校長から、今日の試合の健闘を称える挨拶が送られました。

*佐野市春季大会で優勝するまでの3試合と県大会での1回戦、2回戦、そして、佐野市総合体育大会で優勝するまでの3試合と今回の県大会での1回戦、全部で9試合を見てきました。
1年前とは想像もつかないほど、少しずつ、一つのチームとして完成度が高まり、春季大会の県大会(特に2回戦)では、まさに「戦う集団」になっていることを感じました。2回戦で惜敗した悔しさを忘れず、夏の佐野市総合体育大会では、その実力が本物であることを証明してくれました。

今回の1回戦は、相手校の実績から、厳しい戦いを予想していましたが、開始早々、(私は全くの素人ですが、)これまでとは動きのレベルが格段に上がっていることを感じました。選手たちは、自分がやるべきことをわかって行動しており、動きに無駄がないように思いました。

相手チームが焦る中、平常心で戦う姿を見て、そこに「強いチーム」がいることを感じました。最後の最後には、相手チームの意地が一瞬、上回っていたのかもしれませんが、自分たちのサッカーをやり切ったことには変わりありません。

今日の試合を終えて、選手や監督・コーチ、そして応援してくれた保護者の皆さんにとって、見えた世界は、単なる勝ち負けではなかったと思います。これまでやってきたことを出し切り、最高の「ナイスゲーム」で終わることができたことは、選手だけでなく、関わることができた全員にとって「人生の宝物」になりました。私も、この試合のことは忘れないと思います。

もちろん、今は「悔しい気持ち」の方が大きいかもしれません。しかし、悔しさこそがここまで頑張れた糧になっていたことを思い出してください。そして、その悔しさをバネに、こんな凄いことが出来た自分たちの力をこれからも信じてください。

身近な風景 ~ヤマユリ

7月24日(土)、毎年この時期、里山に続く道路の斜面には「ヤマユリ」の花が咲いています。ちょうど見頃です。

ヤマユリは、本州に分布する「日本特産種」です。茎は高さ100~150cmにもなり、花は7月から8月に、数個から多いものは20個くらいつくものもあり、手のひらより大きな花の重さで倒れてしまうこともあります。また、球根は食用にされています。


ユリの名前の由来は、花が大きくて風に揺れやすいので「揺れる」からきた名であるとする説もあるそうです。

野生とは思えないほど華麗な姿で、山あいの目立たない場所でひっそりと、しかし、気高く咲いているユリの花は、昔から短歌や俳句などにも歌われています。
ちなみに、万葉集には、長歌1首、短歌9種が載っているそうです。
例えば、
夏の野の繁みに咲ける姫百合の
  知らえぬ恋は苦しきものそ
」(1500)などは、美しい百合によせての恋歌です。

(口語訳)夏の野の茂みに咲いている姫百合が誰にも知られないように、相手に知られていない私の恋は、苦しく切ないものです。

俳句でもこんな句があります。
百合の香や人待つ門の薄月夜」永井荷風
山百合にねむれる馬や靄(もや)の中」飯田蛇笏
山百合を捧げて泳ぎ来る子あり」富安風生

(以上、「四季花ごよみ 夏」講談社より、百合と日本人(西山松之助)、百合と俳句(飯田隆太)を参考にしました。)

大昔から同じ姿で、同じような場所で咲いてきたヤマユリ。「場違いな華麗さ」とともに「どこか懐かしさ」を感じてしまいます。日本人がヤマユリとともに歩んできた歴史が、心のどこかに刻まれているのかもしれません。

【中学】栃木県中学校総合体育大会(バスケットボール)

7月23日(金)、県北体育館で「栃木県中学校総合体育大会(バスケットボール)」の1回戦が行われ、13時半から小山市の乙女中と対戦しました。

乙女中は、県ベスト8レベルの強豪校ということでしたが、最後まで試合を諦めず、戦い抜きました。結果は惜敗でしたが、よく頑張りました。




本校生も果敢に攻めていきました。










試合は終わりました。3年生にとっては最後の試合となりましたが、力を出し切っていたのではないかと思いました。


今回は、保護者も参観することが出来ました。




これまで頑張ってきた3年生に対して、顧問の粂谷先生、北堀先生、そして、これまで指導に関わってこられた高木先生からも、心のこもった言葉が送られました。
春と夏、2回の県大会に出場できたことは、皆さんの実力の証であり、努力の結果だと思います。皆さんの宝物になるはずです。そのことは忘れないでください。

皆さん、ご苦労様でした。