校長室便り

校長室便り

【中高】学校評議員による授業見学

7月12日(月)6限目、学校評議員会の開催に先立ち、学校評議員5名による授業見学を実施しました。


中高の様々な教科の授業(6クラス)をそれぞれ短時間(6~7分間)ですが、見学していただきました。

①中学2年1組:「技術」粂谷先生




②中学3年3組「数理探究」柾木先生
「ハノイの塔は最短で何回で移動できるか?」




③高校1年1組「コミュニケーション英語Ⅰ」川俣先生




④高校1年2組「現代社会」高久先生




⑤高校3年4組「数学Ⅲ」戸田先生




⑥中学1年1組「理科」神戸先生




*評議員の方々からは、「昔と違って、グループワークやペアワークが日常的に行われており、工夫された授業の中で、生徒たちが楽しそうに取り組んでいる姿が印象的。このような授業をぜひ他の学校にも広めて欲しい。」といった評価をいただきました。

【中1】社会の授業見学(宍戸先生)

7月12日(月)5限目、中学1年3組の「社会」の授業(宍戸先生)を見学しました。
内容は、地理分野で「雨温図の読みとり」でした。

1年間の降水量と気温のグラフ(雨温図)を読みとると、それが何気候で、どの地域にみられるものかを判断することが出来ます。宍戸先生は、世界の各都市と雨温図の関係をクイズ形式で出題していました。

生徒は、グループ内で相談しながら、出題された都市名と雨温図の組み合わせを考えます。



問題は、実際に全国の高校入試の問題として出題されていたものを使っています。

生徒は、クイズ形式で考えさせる問題が大好きで、身を乗り出して問題に食い入っています。問題自体は(高校入試レベルの)かなり難しい内容が含まれています。

「雨温図の読みとり」には、いくつかのポイントがあり、それに当てはめて考えてゆくと、必ず、答えにたどり着けます。こうした、複数の情報を組み合わせて論理的に答えを導くことによって、「論理的思考力」が身に付いていきます。

宍戸先生の授業は、楽しみながら、いつのまにか頭をフル回転させて、考えさせようとしているところが、素晴らしいと思いました。

【中学】佐野市中学校総合体育大会 ~サッカー初優勝!

7月11日(日)9:00~ 佐附中と佐日中等との合同チームが田沼東中との決勝戦を2対1で勝利し、見事、初優勝しました。今年度、春季大会に続いて佐野市の大会で2連覇を成し遂げました。おめでとうございます。

合同チームの14名(前列の5名は3年生)

試合は、前半10分くらいで、田沼東中に先制点をとられ、重苦しい雰囲気が漂っていましたが、前半のロスタイム終了直前、コーナーキックから佐藤君(2年)がゴールを決め、振り出しに戻しました。
後半に入ると、やはりコーナーキックから穴原君(3年)がゴールを決め、決勝点を上げました。
また、後半、相手の怒濤の攻めに、ゴールキーパーの山崎君(3年)がファインプレーで、何度も危ないところを守り切りました。佐野市の春季大会に引き続いての連続優勝に、実力が本物であることを証明してくれました。



合同チーム中の佐附中のメンバーです。優勝カップが2つと、優勝旗をいただきました。(3年生は、前列左側の穴原君と同中央の山﨑君です。同右側は1点目を決めた佐藤君です)

キャプテンの山崎君(3年、GK)と穴原君(3年、FW)からコメントが届きました。

山崎君
→「目標の無失点にはできませんでしたが、優勝という結果を残せて嬉しいです。この決勝戦で、自分でも驚くようないいプレーができ、納得のいく試合ができたと思います。」

穴原君
→「県大会では、市を代表して出場するので、責任と自覚を持って、チームに貢献できるように頑張ります。最後の試合になると思うので、悔いのない結果を残せるよう全力を尽くします。」

【中高】学力向上に向けた教員研修(追記済み)

7月8日(木)、「学力向上に向けた教員研修」を実施しました。

本校は、県内の進学校を対象とした「学力向上に向けた教員研修事業」に昨年度からの3年間指定を受けています。今回は、その一環として、本校のアドバイザーを依頼している群馬大学教育学部の濱田秀行先生をお招きし、教員全員が参加する研究授業(6,7限目)、授業研究(放課後:グループ協議、全体協議)を実施しました。高校教育課からも見学に来てくれました。
(↑ 群馬大学の濱田先生)

(6限目)研究授業① <中3英語(3年3組)、栗原先生>
 本時の題目:関係代名詞Whichを使い、お互いのほしいものについて伝えあおう

















(7限目)研究授業② <高2古典B(2年1組)、松浦先生>
 本時の目標
グループワークを通して、自分の意見を様々な角度から捉え直し、自分の考えを広げようとする
本文と資料の比較を通して、作者のものの見方を理解する















(放課後)グループ協議 <中学英語:選択3教室、高校古典:選択4教室>













全体協議(選択4教室)→グループ協議の内容を発表 →濱田先生の講評









*今回の「学力向上研修」は、全員が「研究授業」に参加し、そこで気づいたことをもとに全員が「グループ協議」を行いました。これは、初めての試みでした。
栗原先生と松浦先生の研究授業は、とても素晴らしい内容でした。講師の濱田先生も深く感動していました。また、先生方の熱心な授業観察や研究協議への取り組みも非常に高く評価していただきました。今回の研修を通して、授業を見る視点を学ぶことができ、それぞれの授業改善に活かすことができるのではないかと思いました。
今後もこうした研修を行い、学力向上に向けた授業改善に努めて参ります。