校長室便り

2020年12月の記事一覧

身近な風景 ~12月の満月

今夜は、2020年最後の満月です。
月ごとに満月の名称がありますが、12月の満月は「コールドムーン(Cold Moon)」とも呼ばれています。

今夜は強い寒気が流れこむため、まさに「コールドムーン」という名称がぴったりです。

ところで、今日散歩の途中で、ヤギの群れを見ました。


佐野市立北中学校の西側100mくらいにある空き地で、ヤギが放牧されていました。明らかにえさの入った大きな袋に群がり、むしゃむしゃ食べています。
住宅地の中に突如出現した牧歌的な風景でした。


さらに、何かわからない動物も飼われていました。

これは、何者なのでしょうか?

Change Maker Awards 1次予選、突破!

年末の慌ただしい中「朗報」が届きました!
12月29日(火)17時に、第3回 CMA(Change Maker Awards)にエントリーしていた佐高生チームの一次予選(書類選考)通過が発表になりました。

兵藤かほるさん、小林杏樹さん、新井優平君、江部青飛君の4名のチームです。

CMA(Change Maker Awards)と聞いて、「もちろん知ってますよ!」という人は、そうはいないと思います。私も知りませんでした。

CMAは、今年度で第3回となる「中高生のための英語プレゼンテーションコンテスト」です。しかし、ただの英語のコンテストではありません。

コンテストの名称にも含まれる Change Maker とは、「変化を作る人」すなわち、自ら道を切り開き行動してくことのできる人を意味しています。動き出そう(go)、夢中になろう(do)、実現できる自分になろう(be)、がコンセプトの Change Makerを選び、表彰します。

今年度のテーマは、
「私たち × SDGs」というものです。

そこで、今回エントリーした4名は、「ディベート × SDGs」と設定し、佐野市の小学生を対象に、ディベートを通して、SDGsへの理解を深めさせることが出来ないかをテーマに探究学習を行いました。

まず、8月5日(水)に、宇都宮市役所の「スマートシティ推進室」を訪問しました。宇都宮市は、SDGsの貢献度ランキング3位(日本経済新聞社)であることから、まず、SDGsについて学ぶことから始めました。

次に、8月6日に、佐野市の青年会議所の方々に、アイディアをプレゼンしました。わざわざ、佐野高校まで来てくださいました。


そして、9月25日には、実際に、佐野市立天明小学校で、2年生、4年生、6年生を対象に、ディベートを活用した授業を行いました。

【2年生の授業】

プラスチックごみ問題について考えてもらうことを目的に、「エコバックとレジ袋、どちらがいい?」というテーマで授業をしました。小学2年生にディベートは難しすぎるため、エコバックとレジ袋のメリット、デメリットを出し合いました。

【4年生の授業】

「おかしの小分け、いい? わるい?」をテーマに、お菓子の過剰包装について、反対か賛成か、自分の意見を自分のかぶっている「赤白の帽子」で表しました。

【6年生の授業】

「コンビニは24時間営業を続けた方がいいかどうか」をテーマに、高校生が24時間営業のメリット・デメリットをプレゼンした後、小学生同士で意見交換しました。
こうした議論を通して、SDGsの視点などについて、小学生も理解を深めていきました。

このような一連の活動を、「動き出そう(go)、夢中になろう(do)、実現できる自分になろう(be)」というコンセプトのもとに、本選で発表を想定している探究学習について、800字程度のエッセーを日本語で作成し、12月27日締め切りでオンラインで提出しました。その審査結果が、12月29日(火)17時にHP上で発表になりました。

エントリー数402件に対して、書類選考合格者は112件。倍率は3.6倍でした。

この後、1月29日(金)までに、4分間の英語でのプレゼン動画を作成し、提出します。その審査結果が、2月1日に発表になります。予選を通過できるのは、関東ブロックの書類選考合格者22チームの中から、1,2チームだけです(倍率は、10~20倍です)。予選を通過した全国10チームが、2月28日(日)の本選(東京)に進みます。本選では、オンラインで英語のプレゼンを行います。

つまり、12月29日の書類選考合格者発表は、これからも続く審査の通過点にすぎません。しかし、ここまでやった彼らの頑張りは、特筆すべきものです。

彼らは、誰かに頼まれたり、やってみないか、と言われてやったわけではありません。教室に貼ってあったCMAのチラシを見て、面白そうだからやってみようと挑戦しました。すべて自分たちで考え、行動しました。小学校での授業も、どこかの学校で授業をやらせてもらえないか、学校に相談があり、彼らの熱意を受けて、教頭先生を通して、天明小学校にお願いしました。

今回の書類選考合格について、リーダーの兵藤さんは次のように答えてくれました。
「書類選考を通過した際の正直な感想は、喜びではなく安心でした。結果が出た際に、応募総数も発表されましたが、思っていたよりも規模が大きく、書類選考通過の重みを実感しました。動画審査では、研究の成果を十分に伝えたいです。」

*彼らが挑戦し続けていくことを通して、自ら道を切り開き行動できる人になっていくことを、本校は応援しています。

地域医療や子育て支援に関する講演会

12月28日(月)10:00~11:00、日光市立湯西川診療所の所長である増田卓哉医師(31)をお招きし、「地域医療や子育て支援等に関する講演会」を開催しました。こうした内容に興味を持っている1,2年生の希望者23名が、冬休み中にも関わらず、集まってくれました。

増田卓哉先生は、1年4組の担任の根岸先生が、栃木高校で担任をしていた時の教え子で、自治医科大学に進学した後、「芳賀赤十字病院」で5年間勤務し、今年度から、「日光市立湯西川診療所」の所長として勤務されています。所長といっても、医師が一人だけの診療所です。自治医科大学は、卒業後、数年間は僻地医療に従事することになっています。


講演では、まず「地域医療」について、お話がありました。


次に、中学生や高校生の頃の体験を語ってくださいました。
中学生の頃、「医師になりたい」と思ったのは、祖父が「がん」になったことがきっかけだったそうです。祖父にどんな話をしたらいいかわからず、お見舞いに行けずにいて、初めて、お見舞いに行った翌日にお亡くなりになりました。その時、祖父は自分が来るのを待っていたのではないか、「医師になるということは、そういう日々に向き合うことなのでは」と思ったそうです。

高校生時代は、担任であった根岸先生から、当時、将棋の羽生名人やイチローの凄さをさんざん聞かされ、そのことが数学の面白さ、楽しさにつながり、今の自分がある、確かそんなお話でした。


次は、大学での医学生時代のお話です。
この頃、NPOと出会い、子どもたちの支援に関わることに取り組み始めました。
「放課後の居場所活動」として、家庭環境が十分ではない子供たちを学校に迎えに行って、宿題をして、夕食を食べて、お風呂に入って、家に帰します。

そこでは、貧困や虐待などから、歯の磨き方を知らない、食事は(いつまた食べられるかわからないから)吐くまで食べる、など、想像を絶する家庭環境がありました。

誕生日にサプライズケーキを用意しても、そんな体験がない子供は、何が起こったのか分からず茫然としていたそうです。


そこで、TBC学院とコラボレーションし、「みんなの誕生を祝う会」を開催しました。また、世の中にはどんな職業があるのか、を知ってもらうなど、子どもたちには選択肢があること、進学の希望をもってもらう取組を行いました。


その後、大学を卒業し、「芳賀赤十字病院」では小児科医として勤務しました。
そこでは、「特定妊婦」(望まない妊娠だったり、経済的な問題などを抱えていたりして、妊娠中から支援が必要とされる妊婦のこと)に小児科医がサポートし、妊婦のSOSをキャッチすることで、産まれてきた子どもへの虐待のリスクを減らす取り組みを行いました。その結果、「サポートが必要な妊婦さんに、出産前に小児科が頑張って関わると、虐待が減る!」ことを証明したのです。(論文にして発表。)


そこで、増田先生は、家庭でも学校でもない、第3の居場所があればと、NPO法人「そらいろコアラ」を設立し、子育て・妊娠・出産にまつわる、どんな相談もLINEで相談できる「コアLINE」を立ち上げました。
増田先生が発起人となり、小児科医、助産師、保育士などの専門家が多く所属しているそうです。



最後に、高校生へのメッセージ(高校生だった頃の自分へのメッセージ)として、
「……になりたい、が大切だけれど、……になって、〇〇な社会にしたい、というのはもっと大切」、「社会を変える」を仕事にする、というお話で締めくくられました。

生徒たちは、増田先生の行動力と志の高さに終始、圧倒されながらも、自分たちが今何をしたらよいのか、その一歩を踏み出す勇気をもらった人もいたと思います。


講演会終了後も何人も残って質問したりしていました。


また、たまたま近くに座っていた生徒に、今日の講演どうだった?と聞いたところ、その生徒は、NPO法人「子どものとなり佐野」のボランティア活動に参加していて、今日の午後、生活に困っている子育て世帯に、お米・缶詰・レトルト食品・インスタント食品・乾麺などの「年越しセット」を100世帯分配る手伝いに行ってくる、という話を聞かせてくれました。もう、いろいろな行動を起こしてる生徒もいるんですね。

増田先生、今日は素晴らしいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。






栃木県アンサンブルコンテスト「金賞」受賞!

12月27日(日)、宇都宮市文化会館で行われた「第52回栃木県アンサンブルコンテスト」で、本校の「打楽器六重奏」が、見事「金賞」を受賞し、「東関東アンサンブルコンテスト」へと駒を進めました。おめでとうございます!

演奏曲は、山澤洋介作曲「ダンス インザ スカイ オブ リバティ」です。
メンバーは、落合侑亮くん、若林侑汰くん、越田和哉くん、坂田公希くん、小松原千楓さん、堀野悠香さんの6名です。

この曲は、楽譜が出版されておらず、落合君が直接作曲者と交渉して演奏することが出来たそうです。それだけに、曲にかける思いが強いのかもしれません。毎朝、音楽室から聞こえてくる打楽器のリズムが、校長室にも響いていました。

当日は、広い会場が無観客で、2階に審査員がいるだけ、という状態で演奏しました。
見事「金賞」を得ることが出来て、本当に良かったです。

「演奏中は、曲のイメージに集中し、一つになることができました。最後の音が全員そろって終わったときは、爽快感がありました。」と、リーダーの落合くんが当日を振り返ってくれました。

今後は、1月23日(土)に茨城県牛久市中央生涯学習センターで「東関東アンサンブルコンテスト」が、これも無観客で開催されます。東関東での健闘を期待しています。

ぼうさい甲子園「しなやかWithコロナ賞」受賞!

12月27日(日)付け、毎日新聞の栃木版(22面)で、本校が毎日新聞社および兵庫県の主催による「ぼうさい甲子園」で、特別賞「しなやかWith コロナ賞」を受賞したことが掲載されました。

(毎日新聞12月27日、栃木版22面、毎日新聞より掲載許諾済)
ぼうさい甲子園.pdf

ボート部強化合宿(泊りなし)1日目

12月27~29日までの3日間、渡良瀬川で強化練習を行います。もともとは、佐野東高校のボート部と合同で泊りがけの合宿の予定でしたが、コロナの影響で、泊りなしで、3日間、渡良瀬川で練習する予定です。

通常、この時期は渡良瀬川の水がほとんどないため、川での練習はできません。しかし、来年3月に佐野高校が全国選抜大会に出場することから、水門を閉めて水を溜めることで、初めて、この時期に渡良瀬川で練習することが可能になりました。

この5名が、全国選抜大会に出場する「女子舵手付きクオドルプル」のチームです。
Coxの元気のよい掛け声が遠くからもよく聞こえてきます。やる気が伝わってきます。
夏の頃に見た時より、格段にうまくなっているような気がしました。さすがですね。






3年生の藤倉さんも、大学での活動に向けて練習を続けています。

【速報】第15回全国高校ディベート大会 5位入賞!

12月26日、27日の2日間にわたり、オンラインで行われたディベートの全国大会で、本校生のチームが、堂々の5位入賞を果たしました。おめでとうございます!

(右から、江部青飛君、岡部豪太君、小林杏珠さん、兵藤かほるさん)

本校生のチームは、11月に行われた県大会で、宇都宮高、宇女高に次いで、3位に入賞し、全国64校の枠の中に、ぎりぎり64位で滑り込み、全国大会に出場しました。

12月26日、27日に行われたオンラインによる全国大会では、予選6試合行い、そこで獲得した得点で順位が発表になり、さらに上位4チームで準決勝、決勝が行われます。

本校生チーム(4名)は、パソコン室でZoomで対戦し、4人以外の生徒は、英語演習室から対戦の様子を見ながら応援していました。


最後の第6試合は、苦戦しましたが、ジャッジから、佐野高校の勝利が伝えられると、大きな拍手に包まれました。



予選6試合の成績は以下の通りです。
Round1:vs稲毛高校△(引き分け)
Round2:vs市立浦和×
Round3:vs出雲高校〇
Round4:vs一関第一高校〇
Round5:vs聖光学院高校〇
Round6:vs橋本高校〇

予選ラウンドの結果は、4勝1敗1分で、堂々の5位入賞でした。

発表された順位表を見れば、そのすごさがわかると思います。本校が唯一僅差で敗れた市立浦和が2位、引き分けた稲毛が4位であることを考えても、最上位の一角であったことは間違いないでしょう。もとより、64位で全国に行った高校が5位入賞というのも素晴らしいの一言に尽きます。この厳しい戦いを勝ち抜くことが出来たのは、数か月前から、全員で立論の裏付けとなるエビデンスを集め、それを議論して組み立てた総合力だと思います。あとは、その力を本番で発揮できた4人のチームワークの賜物でしょう。



前任の野城先生から、
「県大会の試合ぶりを見ても、十分に全国ベスト8に入る力はあると思いましたが、全国大会で力を発揮するのは本当に難しいので立派です。また、即興型と準備型、その双方でこれだけの結果を出せたことで、佐高は名実ともに押しも押されぬ全国の強豪ですね。おめでとうございます!」というコメントをいただきました。

明日はアンサンブルコンテスト

明日のアンサンブルコンテスト(打楽器)の県大会に向けて、最後の練習をしていました。


スマホで撮影した自分たちの演奏を何度も確認しながら、入念に演奏のチェックを行っていました。明日は、無観客でのコンテストということですが、練習の成果を発揮してきてください。応援しています。

【高校】女子バレー部 今年最後の練習!

今日の午前中、女子バレー部は今年最後の練習をしていました。
来年は、1月6日から練習を開始します。

女子バレー部は、現在、部員11名(マネージャー1名)+早期入部1名です。
来年の1月23日から、新人大会があるそうです。


部長の花里さんから「目標はまず1勝です!」と力強い言葉が返ってきました。
部員の仲の良さが持ち味だと思いますので、チームワークを発揮して頑張ってください。

応援しています。

身近な風景 ~校庭のクリスマスツリー

校庭の中庭に、ひっそりと佇む「クリスマスツリー」を見つけました。

ヤツデの花です。



ヤツデは代表的な陰樹で、日が当たらない日陰でも生育します。
葉は深い切れ込みがある大きな掌状葉で、光沢があり、その形はまるで天狗の羽うちわのようです。
11月から12月にかけて、円錐状に咲く白い花は、花が少なくなる冬の庭にあって、ひときわ目立ちます。



ヤツデのつぼみと花です。緑の葉っぱに白い花のコントラストがよく映えています。
線香花火のようにも見えますね。



花の少ないこの時期には、蜜蜂にとって、貴重な蜜源なのでしょう。せわしなく飛び交っていました。

【中3】シンカゼミ ~クビアカツヤカミキリの出前授業

本日午後、中3の山田さん、海原くん、長島くん、五十嵐さんの4人の班が、足利市立筑波小学校の2年生、4年生、5年生に対して、外来種「クビアカツヤカミキリ」について、出前授業を行いました。

今回の「足利市立筑波小学校での出前授業」は、この研究チームの山田さんが、母校であり、妹さんも5年生に在籍している筑波小学校にお願いしたところ、木村校長先生のお計らいで実現しました。(服部先生、鴇田先生が引率しました。)


まずは、2年生を対象に15分程度の授業を行いました。小学生でもわかりやすいように、外来種やクビアカツヤカミキリ(以下、「クビアカ」と表記します)について、紙芝居を作り、クイズなども取り入れながら、楽しく説明することを心がけていました。


小学生はクイズが大好きで積極的に手を上げてくれました。
ここでは、クビアカが好きな木のベスト3が問題です。

一位はモモ、二位はスモモ、3位がサクラでした。いずれもバラ科で、樹の内部がやわらかく食べやすいことから、クビアカに好まれているそうです。


クビアカが木に入り込むと、なぜ枯れてしまうのか、クビアカの一生について、わかりやすく説明しています。


このままクビアカの被害が拡大すると、もう桜の花見もできなくなるかもしれません。また、大好きなモモも食べることが出来なくなってしまうかもしれません。


そのため、クビアカの被害を食い止めるために、どんな方法があるか、そして、自分たちにもできることを説明しました。


この後、4年生(30分間)、5年生(45分間)と内容を少しずつ膨らませたものを用意し、授業を行いました。

↓4年生です。


↓5年生です。(子供たちは近くの子と相談するのも大好きです)



*3学年とも、とても素晴らしい授業でした! 見学に来ていた先生方や校長先生もとても褒めてくださいました。

*授業後、再び、校長室に呼ばれました。

発表した4人に感想を聞いてみました。
「最初は緊張しました。2年生の反応が良かったので、これならやれると思いました。」

「緊張しましたが、子どもたちは生き物について関心があり、ここまで真剣に聞いてくれるとやりがいがありました。」

「これまでにも発表はありましたが、同じ中学生からはあまり反応がありませんでしたが、小学生からは反応があって、やってよかったです。」

「夏休み中に果樹園にフィールドワークに行って、いろいろと教えていただいたことがとても役に立ちました。」

「クビアカの被害を無くすために自分たちに何ができるかを考えた時、大人だけでなく、小さな子供たちが関心を持って、クビアカを捕まえたりすることを呼び掛けたいと思い、小学校での授業を企画しました。」


*素晴らしい発表に加え、研究の志の高さにも感銘を受けました。筑波小学校の校長先生や先生方も、附属中の生徒は、ここまでできるんだと感動していました。

*ちょうど、クビアカの被害で、校庭の桜の木を全部切ってしまった直後で、とてもタイムリーな授業でもあったようです。


*皆さん、お疲れさまでした。
そして、筑波小学校の校長先生や先生方、児童の皆さん、ご協力ありがとうございました。

【高校】英語ディベート全国大会の模擬試合

本日午前中、パソコン室では、12月26、27日に行われる全国大会のオンライン模擬試合をZoomを使って行っていました。

今回の全国大会は、準備型のディベートですので、肯定側と否定側の両方の立場から、立論、反駁などの戦略を用意して臨みます。夏休みから、入念な準備を重ねてきました。

今日は、自分たちが作った肯定側と否定側のシナリオ同士で対戦するオンライン模擬試合を行いました。



部長の江部君に今日の手ごたえを聞いてみました。
「今回対戦したBチームの人たちは非常に強いチームなので、緊迫したいい試合になりました。
直前で追加した部分の修正など、細かいところの調整ができました。けっこう仕上がってきました。明日もまたやります!」

*すごく頑張っている様子が伝わってきました。応援しています。

高2課題研究 ~ e-sport

本日午前中、英語演習室では、高2の安西君の課題研究「e-sport を競技として受け入れることが出来るか」をテーマに、実証実験を行っていました。

e-sport は、世界では一つの競技として人気がありますが、日本では、まだそれほど爆発的な人気というほどではありません。そこで、安西君は、ゲームには興味はあるけれども、e-sport は初めてという人たちに、実際にe-sport を体験してもらい、どこが魅力と感じたかをアンケート調査していました。



e-sport は、世界的に人気のある「クラッシュロワイヤル」というゲームで対戦が行われているそうです。友人7名に協力してもらい、2人対2人、3人対3人など、いくつかのパターンで対戦を行いました。



初めてe-sport を体験した亀田君と中里君は、「思った以上に、体力や集中力を使いました。確かに、競技として白熱しました。また、体格などに関係なく誰でも参加できるところは、よいと思いました。」と好感触でした。

この実証実験を企画した安西君は、「ゲームは娯楽というイメージがありますが、やり方によっては、十分に競技としての魅力もあることがわかりました。」と研究に手ごたえを感じていました。


*安西君は、実際に本番と同じように会場を設定し、ゲームの解説の実況中継もおこなうというリアルなe-sport を再現してくれました。なるほど、e-sport ってこういうものなのか、と納得しました。その行動力が素晴らしいです。また、e-sport も練習すれば強くなります。勉強と同じです。という名言に感動しました。




吹奏楽部・クリスマスコンサート

12月23日、終業式終了後、体育館で吹奏楽部による「クリスマスコンサート」がありました。

 ↓ 演奏をお楽しみください。


最初に、打楽器六重奏による演奏がありました。県南地区アンサンブルコンテストで金賞を受賞した曲です。
https://youtu.be/T9IO15_liDw

続いて、クリスマスコンサートが始まりました。
第1曲「Beauty And The Beast (Medley)」
    https://youtu.be/LhdL_LuSWok
第2曲「All I Want For Christmas Is You」  
    https://youtu.be/zpdZ6Rfz0uU
第3曲「Gurenge (From "Demon Slayer")」 
    https://youtu.be/OTgdIX8sOgM
第4曲「Happiness(嵐)
    https://youtu.be/M57sHAhwov0
アンコール曲「夢をかなえてドラえもん」
    https://youtu.be/mFr_37TexXE

【中学】日本語ディベート校内戦

今日の午後、中学校のSGHクラブ「日本語ディベート班」で校内戦がありました。


中2:1チーム、中1:4チームが参加しました。
また、中3の黒田さん、若林君、清水君がオブザーバーとして、ジャッジなどをしてくれました。


ジャッジから講評がありました。


中3の黒田さんによると、特に1年生は、ディベートを始めた頃に比べると格段に上達しているそうです。秋季ディベート大会で、全国の中学生と試合をしたことで、ディベートの厳しさや面白さを知り、取り組み方が変わってきた、と石塚先生も話してくれました。

大掃除

今日は終業式です。それに先立ち、校内の大掃除を行いました。普段はあまり時間をかけることが出来ない窓拭きなど、生徒たちは一生懸命取り組んでいました。


お陰さまで、とても綺麗になりました。








高3「フードデザイン」の授業見学 ~チーズケーキ

今日は、チーズケーキです。クリスマスも近いです。


今日のメニューは、チーズケーキ。お菓子作りの本を参考にして、作ります。


材料は、クリームチーズ、卵、小麦粉、バター、ビスケット、砂糖、レモン、牛乳です。


まず、チーズケーキの土台とするため、ビスケットをビニール袋に入れ、砕いていきます。結構楽しそうです。


チーズケーキの枠に、砕いたビスケットを敷き詰めます。


クリームチーズをハンドミキサーで柔らかくし、卵や砂糖、牛乳、レモン汁を加え、砕いたビスケットを敷いた枠の中に流し込みます。




後は、オーブンで、180℃、35分焼けば出来上がりです。


おいしそうに焼きあがりました。


最後に、カットして冷やします。見るからにおいしそうですが、冷やさないとチーズケーキの味がしないそうです。


今日の試食は、家で冷やしてからですね。
後で食べた感想を聞かせてください。

「全国高校即興型ディベート大会」5位入賞!

12月19日、20日の2日間、「PDA全国即興型ディベート大会」がオンラインで開催されました。全国から64校の強豪校が参加する中、横塚功樹君(1年1組)、土屋吏輝君(1年4組)、新井優平君(2年1組)のチームが、4回戦まで勝ち上がり、見事予選を突破し、ベスト8で決勝トーナメントに進出しました。

決勝トーナメントでは、残念ながら敗退しましたが、全国で5位相当という大快挙を成し遂げました。また、全体で8名しか選ばれない「ベストディベーター賞」に新井優平君が選出されました。これには、みな大興奮でした。


皆さん、おめでとうございます!

「エコノミクス甲子園」栃木大会参加

12月20日(日)13時から、全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」栃木大会が、オンラインで開催されました。

今年は、県内の高校生が38チーム(76名)参加しました。
本校からは、1年生2チーム、2年生2チーム、計4チーム(8名)がエントリーしました。今年はオンライン開催となったため、本校の4チームは、それぞれ別々の場所からクイズに参加しており、本校の教室からは1年1組の篠原彩絢(しのはら さあや)さん片柳賀那(かたやなぎ かな)さんが参加しました。

事前にエントリーすると、経済関係のテキストが5,6冊送られてきます。それを使って勉強しないと、クイズで正解にはたどり着けません。まさにテスト勉強並みです。


当日は、担任の久保田先生が、教室でのパソコン接続などでサポートに来てくれていました。


オンライン開催といっても、全体が一つのクイズ番組のようになっていて、参加者の回答画面とは別画面で、司会者たちがクイズ選手権を盛り上げていました。

問題はすべて4択で、全部で50問が出題されます。回答する速さも重要なポイントになってきます。50問終了後に、正答率と回答の速さなどにより、成績が発表になります。



さて結果ですが、残念ながら、佐野高校からは県代表チームはでなかったようです。代表は宇都宮高のチームでした。終了後に、2人に話を聞いてみました。

Q1.   まず、今日の感想は?
→「すごく楽しかったです。今まで、経済のニュースは敬遠していましたが、いろいろと勉強して知識を得ることで、ニュースが理解できるようになりました。」
「中学生の時に、円高とか習いましたが意味が分からなかったので、興味もありませんでした。実際に、経済の勉強をしてみると、奥が深いことが分かりました。言葉を暗記するのではなく、理解することで社会の仕組みも分かってきました。そして、世界が広がりました。」

Q2.  一番難しかった問題を一つ上げてください
→「景気が後退していく中で、物価は上昇することを何というか、です。答えは、スタグフレーションでした。」

Q3.なぜ参加しようと思ったのですか?
→「エコノミクス甲子園のチラシを見た時、クイズの作成に「クイズノック」が関わっているのを知り、クイズが好きなのでやってみようかと思いました。」

(注)クイズノック(QuizKnock)は、東京大学などの卒業生及び現役生により運営されているクイズ作成団体。


*勝敗はともかく、経済について楽しく勉強できたのは良かったですね。
おそらく、この2人だけでなく、参加した他の6名も、経済に興味を持ったことは間違いないでしょう。あっぱれな挑戦でした。久保田先生もお疲れさまでした。

【高校バスケ部】白鴎足利高との練習試合

本日は9時から15時半にかけて、第2体育館で、男子バスケットボール部の練習試合がありました。相手は白鴎足利高校でした。

バスケットボール部は、高木先生の指導の下、めきめきと力をつけています。
県でベスト8が狙えるチームになってきているそうです。


白鴎足利高は、県でベスト4レベルの強豪校です。実力の差はあるのかもしれませんが、練習試合を見ている限り、少なくとも気持ちでは負けていませんでした。個々の技術もそん色がありません。
佐高のバスケ部、実はすごいです。


シュートの切れもいいです。3点シュートも果敢に狙ってきます。


練習終了後、副部長の和田優冴君に今日の練習試合の感想等を聞いてみました。

Q1.相手のどんなところに強さを感じましたか?
→「白鴎足利高は、まずフィジカルが違ってました。また、球際のボールへの執着心が全然違ってました。そして、決めるべきシュートは必ず決めてくるところに、強さを感じました。」

Q2.佐高の良かった点や反省点はありますか?
→「1試合目の入りはあまり良くなかったですが、やっているうちに、修正できたところが良かったです。力はついてきていると思います。しかし、まだまだツメが甘いので、確実に点が取れるようにしたいです。」

Q3.次の大会はいつですか。また、目標は?
→「来年の1月16日に新人戦があります。相手は鹿沼東高です。2勝してベスト16が目標です。」

Q4.目標はベスト8じゃないんですか?
→「その次に当たる大田原高が強敵なのでベスト16かなと思ってましたが、やはり、目標はベスト8です。頑張ります!」

*個々の技量は高いと、素人ながら見ていて思いました。十分にベスト8が狙えるチームだと思います。新人戦、頑張ってください。ベスト8になったら、また、取材に来ます。その時は一人一人のコメントを紹介します。


ちなみに、これが佐高のユニフォームです。「SANO HIGH SCHOOL DRAGONS」のチーム名とともに、ドラゴンのロゴが入っています。高木先生がデザインした自信作だそうです。


そして、忘れてはならないのが、4人のマネージャーです。
彼女たちのサポートがあって、ここまできているのではないかと思います。

新人戦、応援しています!

微生物の研究者

12月18日(金)の放課後、中学1年2組の松葉紳一郎君が校長室を訪ねてくれました。
松葉君は、1学期にも紹介しましたが「微生物の研究者」です。この夏までに行った研究をまとめたものを見せてくれました。


これが、研究をまとめた冊子です。第3巻とありますが、松葉君は、小学4年生の時、小学校にある「ひょうたん池」でクンショウモを見つけたことがきっかけで、微生物に興味を持つようになり、小学5年生の時から、水中の微生物の研究を本格的に始めました。



小学校の時の研究をまとめた「微生物の観察 第1巻」と「同 第2巻」(いずれも大作です。)を見せてもらいました。今年の作品は、過去2回と比較すると、「観察」のレベルから「研究」のレベルへと確実に進化していました。

その意味で、松葉君はまだ中学1年生ではありますが、間違いなく「微生物の研究者」と言えます。



今年は新型コロナの影響で、これまでのように県外に微生物の採集に出かけることが出来なかったため、家の近くの田んぼの水から、偶然「ボルボックス」を発見したことが、研究の転機になったようです。



松葉君はボルボックスを観察していて、形態が異なる3つのタイプが存在していることに気づき、それらが別種なのか、そうではないのかを実験・観察によって解明しました。



その結果、Aタイプのボルボックスから、Bタイプのボルボックスが生まれ、それが成長して、Cタイプのボルボックスとなり、やがて死んでいく、というボルボックスの生活史を解明しました。これは、立派な論文レベルの研究といえると思います。また、これを指導者の手を借りずに、自分だけでまとめ上げた、ことは特筆に値します。



松葉君の研究は、1月に開催される佐野市の理科展に出品されます。おそらく県大会でも評価されると思いますが、県レベルにとどまる研究ではありません。
来年はぜひ全国で勝負してください(勝ち負けではありませんが…)。私もこの若い才能の力になれれば光栄です。
本当に楽しみにしています。

中1「オンライン授業参観」2日目

今日の5限目、中学1年2組の「英語」(富永先生)の「オンライン授業参観」(2日目)を実施しました。約30名の保護者や関係者がZoomで入室し、オンライン授業参観を楽しんでいただきました。

「オンライン授業参観」の2回目は、1回目よりだいぶ工夫が見られました。
前回は定点カメラが3か所(うしろ、南側、北側)でしたが、今回は、さらに教室の前面(パソコン)の定点カメラが加わりました。また、授業者目線カメラ、見学者目線カメラの計2台の移動カメラが加わりました。

これらの映像をお好みで切り替えることで、生徒の活動の様子をその場にいるかのように、知ることができました。
↓実際のスマホでの見え方を見てみましょう。(6台のカメラの映像から、見たい映像を選ぶことが出来ます)

南側(上)、北側(左)、うしろ(右)の定点カメラの映像


パソコン(上、教室の前面)、授業者(富永)目線(左)、見学者目線(右)の映像


授業者(富永先生)もタブレットを持って、生徒の活動の様子を時々映し出します。


南側カメラ(固定カメラ)の映像


見学者目線の映像(移動カメラ)です。見学者が見たい場面を映し出します。

また、前回は生徒の声が聞き取りにくかった課題が、かなり改善されていたようでした。このようなやり方で「オンライン授業参観」が十分可能であることが分かりました。

今回は1年2組の保護者に加えて、県教育委員会の教育次長様を始め、総務課、義務教育課、高校教育課、安足教育事務所の指導主事の方々にも授業を見学していただきました。ご指導ありがとうございました。

なお、来週の21日(月)には、最後の1年3組(道徳、粂谷先生)のオンライン授業参観が予定されています。

中3「理科」の授業見学

今日の1限目は中学3年1組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。
校長室の前の駐車場付近が、なにやら賑やかそうです。

透明半球を使って、太陽の1日の動きを調べています。幸い、お天気も快晴です。

このように、ペン先の影が、透明半球の円の中心にくる位置を球面に記録します。


約1時間ごと(休み時間)に太陽の位置を記録します。



1時間ごとの点をなめらかな曲線で結び、透明半球のふちまで伸ばすと、太陽の1日の動きを知ることが出来ます。今日は、風が強くて、透明半球が飛ばされそうになったので、5限目終了時(13時45分)で、終了しました。

ちょっと残念でしたが、太陽が一番高くなる時刻は越えていたので、今日の太陽高度の最大値などは計測できそうですね。

中1「伝統文化の学習」 ~茶道

本日の6,7時限目、1年2組の「茶道」の学習を見学しました。
講師の先生は、裏千家の荒井宗佳先生とお弟子さんの須藤宗弘先生岡野宗登先生の3人です。

今日は、「つばき」のお菓子です。

今日の活動は、伝統文化室で、生徒全員が自分でお茶を点てていただきました。
茶道の作法は3人の講師によって、3グループに分かれて教わります。
1年生の茶道の授業は今日で3回目だそうです。






自分で点てたお茶をいただくのは、何ともいえない気分です。
抹茶の苦みとお菓子の甘さが絶妙のバランスです。穏やかな時間が流れています。


茶碗の絵柄を鑑賞するのも、作法の一つです。


最後に、みんなで後片付けをして終了です。日本の伝統文化として、全員が「茶道」を学べるのはとても素晴らしいですね。

中2「伝統文化の学習」 ~華道

今日の6,7限目は、「総合的な学習の時間」を使って、中学2年2組は、「華道」の学習がありました。講師は、いけばな小原流の清水一克先生です。

今日の花材は、フェニックス、カーネーション、オンシジュームの3点です。
今回のいけばなのテーマは、「ひらくかたち」だそうです。
決まった型はありますが、その中で、どう個性を発揮するか、ということだそうです。


一克先生は、生徒が生けたものを見て、まず点数を言ってくれます。そして、ここはこうすると良いと手直しをしてくれます。ちなみに、生徒から聞いた話では、最高点数は95点位で、100点はまずないそうです。


一克先生に見てもらった後は、担任が記録として写真に残します。
↓こんな感じです。


皆さん、自分の「いけばな」には愛着を持っているようです。









お花は家に持って帰るので、家でもいけばなをすることができます。
「私は花瓶にいれて飾ります。」という生徒もいましたが、それはそれでいいのかもしれません。皆さん、楽しそうにやってました。

中1のオンライン授業参観

本日の5限目、中学1年1組の「道徳」(久保先生)で、Zoomを使った「オンライン授業参観」を実施しました。中学1年生の保護者は、入学してから一度も授業を見たことがないことから、中1の先生方が企画しました。

教室には、うしろ、南側、北側、に計3台のカメラを設置しました。
保護者は、パソコンやスマホ上で、3台のカメラの画像を切り替えることができます。



教室のうしろのカメラ画像(生徒の後ろ姿が写っています。音声はこのカメラで拾っています)


教室の南側に設置したカメラ画像(生徒の正面からみた姿が、窓側から写っています)

当日の「オンライン授業参観」は、1年1組の保護者が20名から30名が入ってくれました。
Zoomにはチャット機能があり、コメントも多数いただきました。
「このような機会を設定してくれてありがたい」「学校の様子がよくわかった」等、好意的なご意見を多数いただきました。一方、課題として、先生の声は聞こえるが、生徒の声は聞き取りにくい、ということがありました。これは、カメラ3台で撮影していますが、3台ともマイクをオンにしてしまうとハウリングを起こしてしまうため、教室の「うしろ」のカメラからしか音声は拾えません。そのため、生徒の声は聞き取りにくくなってしまいます。今のところ、解決策はありませんが、カメラの位置は工夫したいと思います。

1年2組と3組について、以下の日程で実施します。

1年2組 →12月17日(木)5限目 英語、13:00~13:45、富永先生
1年3組 →12月21日(月)5限目 道徳、13:00~13:45、粂谷先生

なお、上記のオンライン授業参観は、お子さんが在籍しているクラスの授業しか入室できません。

中3英語の授業見学

本日の4限目、中学3年1組の英語(川俣先生と鴇田先生)の授業を見学しました。
「日本文化を紹介しよう」というプロジェクトで、実物や写真を見せながら、「自分が紹介したい日本文化」を「Show & Tell」で紹介しました。

4人1組となって、順番に「自分が紹介したい日本文化」を実物や写真を見せながら、英語で説明します。これを「Show & Tell」と呼んでいます。

まずは、最初の発表です。発表者を確認しています。先生方も元気いっぱいです。


皆さん、待ってましたとばかりに、英語での説明に力が入っています。また、発表後には、大きな拍手がわき起こります。


「自分が紹介したい日本文化」は、折り紙、おせんべい、お茶、手ぬぐい、梅干し、金平糖など、様々です。


おにぎりやカップラーメンもあり、共感を呼んでいます。


友達の発表を聞いて、わかったことをメモしたり、わからなかったことを質問したりします。


最後に、皆さんの発表を聞いていた川俣先生のご指名で、興味深い紹介をしてくれていた4人が、クラス全体に紹介をしてくれました。

「甘酒」の紹介です。


「百人一首」の紹介です。


「手ぬぐい」の紹介です。


「折り紙」の紹介です。

今回は、「Big Voice」「Eye contact」「Smile」「Reaction」を心がけて発表していました。楽しみながら話す力が付けるのが、このプロジェクトの目標です。


また、皆さん、とてもわかりやすい説明で、「なるほど」と思わせる内容でした。
とても良かったと思います。

いじめ・教育相談アンケート結果(12月1日実施)

12月1日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします


本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるものであることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。

R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート・自由記述.pdf

今回の調査で、「いじめてしまった」という生徒が中学生で2名いました。
12月9日(水)の朝、中学校は「人権集会」がありましたので、このことについて、校長から以下のような話をしました。

*自分が『いじめてしまった』と振り返ることができることは、誰にでもできることではありません。勇気がいることだと思います。相手の存在に価値を認めているからこそ、相手に嫌な思いをさせてしまったのではないか、とふり返ることができたのではないかと思います。

*もちろん、いじめをしないことは重要ですが、知らず知らずに、相手を嫌な気持ちにさせてしまったかもしれないと、後から気づくこともあるかもしれません。その時は、自分を振り返る勇気を持ち、行動に移して欲しいと思います。それができるようになることが、本当の意味での「いじめの撲滅」なのだと思います。

以上です。

*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。

キャリアに関する講演会

本日の放課後、1,2年生の希望者約30名を対象に、「キャリアに関する講演会」を旭城ホールで実施しました。講師は、島田先生が小山高校で勤務されていた時の生徒で、現在はキャリアプランナーの佐山曜(さやま ひかる)氏でした。

佐山先生の講話は、将来の進路を考える上で、今、やりたいこと(Doing)だけで進学先を考えるのではなく、ありたい姿、どのような生活をしていたいか(Being)を想像することも必要である、という内容のお話でした。


例えば、将来、看護師になりたい(Doing)という希望があっても、定時には家に帰りたい、土日は絶対に休みたい(Being)、としたら、それでも看護師を目指すかどうかを考える必要がある、ということでした。



同様に、地域のために貢献したいというDoingから、公務員を目指したいという夢があっても、年収は30歳で700万は欲しいというBeingには、マッチしませんね。

就職して初めて現実を知り、悩んで離職してしまう、という人がとても多いそうです。そういうことを無くすには、高校時代から、将来やりたいこと(Doing)だけで進路を決めるのではなく、ありたい姿、どのような生活をしたいか(Being)を想像しながら、キャリアを選択する必要がある、ということを教えていただきました。

最後に、ワーク(自分のキャリア形成を考えてみよう)、ということで、参加した生徒たちは、自分のやりたいこと(Doing)と、ありたい姿、どのような生活をしたいか(Being)について、書きだしながら考えていました。




*終了後の生徒の感想をいくつか紹介します。
「やりたいことだけに固執せず、ありたい姿を想像する」という言葉が印象に残りました。将来やりたいことがまだ決まっていないので、ありたい姿を想像し、自分に合った職を探していきたいと思います。」

「DoingとBeingの2つの将来の理想を合わせて考えていくことが分かりました。もう一度考えるきっかけになりました。自分の考えを広げることが出来ました。」

「この講話を聞いて、私はもう将来の夢は決まっていましたが、別に絶対にその仕事をしたいわけではないのかなと考えることができました。目標設定の方法論を知り、実際にやってみて自分がどんなふうに生きたいのか分かりました。今日聞いたことを大学選択に生かしたいと思います。」

「私はやりたい仕事がぼんやりとは見えていますが、本当に自分がやりたいことは分からなかったので、今回、素敵な話が聞けて良かったです。」

「この講話を聞いて、自分が将来、どういう仕事に就き、どういう大人になりたいかについて、改めて見つめることが出来ました。いろいろな仕事を調べて、視野を広くして、自分に本当にあった仕事を見つけていきたいと思いました。」

*生徒にとって、将来の進路選択を考える上で、きっかけになったようです。また、教員にはなかなか気づかなかった視点だったので、とても勉強になりました。もっと多くの生徒に聞いてもらいたいお話だと思いました。

グァテマラ共和国の教員の授業参観

本日、宇都宮大学教育学部の人見久城教授と、人見先生の研究室に留学しているサラザー・ニコル・リニーさん(グァテマラ共和国 小学校教員・英語科専科)が本校を訪問し、中学生の英語と理科の授業参観を行いました。

左:人見先生、右:サラザーさん

中学校の2年3組の理科(中村先生)の授業を見学している様子です。
授業では、「電流の働きを表す量」の1時間目(導入)で、身近にある電気器具に書いてある表示を見つけてホワイトボードにまとめ、班ごとに発表しました。


そこから、WATやhelzといった電気器具の記号が何を意味しているのか?などと、生徒の疑問が広がりました。


理科教育がご専門の人見教授からも、生徒から疑問を引き出す丁寧な授業の進め方が素晴らしいと、中村先生へのお褒めの言葉をいただきました。

また、英語は栗原先生の中学2年2組の授業を見学していましたが、オールイングリッシュで進める栗原先生の授業にびっくりされていました。サラザーさんの母国語はスペイン語ですが、栗原先生はスペイン語も堪能で、スペイン語でサラザーさんに挨拶していました。凄いですね。ちなみに、富永先生もスペイン語を話せるそうです。

最後に、人見教授とサラザー先生は、校長室を訪れ、短い時間でしたが貴重な体験をさせていただいたと感謝していました。
また、授業を見に来てくださいね! いつでも歓迎します。

三代卒業生表彰式

本日、16時30分から、校長室にて、「令和2年度佐野高等学校三代卒業生表彰式」を行いました。
受賞者は、 若林秀男様(第11回卒業生)
      若林 聡様(第41回卒業生)
      若林大耀君(高校3年生)    の3名です。
おめでとうございます!

なお、附属中3年の若林仁瑛君も、家族として同席しました。

本来は、創立記念日に体育館の壇上で実施する予定でしたが、創立記念日の式が、新型コロナの影響で中止となったため、この時期に校長室で実施しました。島田同窓会会長から表彰状と記念品などが贈られました。

高1SGHフィールドワーク出発!

今日は、高校1年生の「SGHフィールドワーク」です。
生徒の希望により、バス4台で、茂木、大田原、足利・桐生、県庁周辺で、フィールドワークを行います。朝8時20分頃、本校を出発しました。

茂木方面です。ふみの森もてぎ・もてぎプラザ里山で、研修や講演があります。


大田原方面です。国際医療福祉大学で研修をしたり、トコトコ大田原で講演を聞いたりします。


足利・桐生方面です。飛駒町の吉川油脂での研修の後、桐生市織物関連遺産・のこぎり屋根工場群・ベーカリーカフェレンガ(旧金谷レース邸宅工場)・青柳菓子店(旧東洋紡績工場)、足利まちなか遊学館を訪問します。


県庁方面です。栃木県庁・フードバンクうつのみや・とちぎボランティアネットワーク・栃木県国際交流会、とちぎスポーツ医科学センター・カンセキスタジアムなどを訪問します。生徒たちは、それぞれ事前にアポをとった課室に伺い、インタビューなどをしてきます。


みんな、元気いっぱいで出発しました。大いに学んできてください!
各方面とも、16時30分から17時くらいにそれぞれ学校に戻ってくる予定です。

高3フードデザイン授業見学 ~お弁当

本日のフードデザインのメニューは「お弁当」でした。

お弁当の定番の具材(ウインナー、厚焼き玉子、ほうれん草とコーンの油炒め、ちくわのきゅうり詰め等)を使って、おいしそうで、実際においしい「お弁当」を作ります。

今回のポイントは、お弁当箱にぎっしりと詰めることだそうです。すかすかだと、形が崩れてしまいます。


ここまでいろいろなものを作っているので、生徒も手慣れたものです。
どんどん進めていきます。




出来上がったお弁当です。



どれも、おいしそうですね。厚焼き卵の切り口が見えるように詰めるのがきれいにみせるポイントです。




できばえと味にも大満足でした。

【中高】吹奏楽部の演奏会

本日、「アルシオーネコート佐野」で、吹奏楽部の演奏会を行いました。

「アルシオーネマルシェ」というイベントの中で、本校の吹奏楽部に出演依頼があったため、参加しました。
会場では、新型コロナ感染症対策が徹底されており、入室者の管理やオゾン発生器による室内の空気の24時間消毒、体温測定や手指の消毒などもきちんとなされていました。また、演奏する生徒同士の間隔を1m離すなど、緊張感の中で準備が進められました。


10:00~10:30の30分間で、以下の5曲が演奏されました。
①君の瞳に恋してる   
②美女と野獣メドレー  → https://youtu.be/AAqxkWY0jHw
③中島みゆき「糸」   → https://youtu.be/9ctHnMkiFu8
④恋人たちのクリスマス → https://youtu.be/OPgrLj7GPBo
⑤アンコール      → https://youtu.be/2MljTjlGOt8

(注)教育機関が、教育活動の一環としてJASRACの著作物を演奏する場合、①営利を目的としない、②入場料をとらない、③演奏者に報酬がない、という条件を満たしていれば、著作権の侵害に当たるものではありません。









素晴らしい演奏にお客さんたちから盛大な拍手が送られました。


この日は、佐野ケーブルテレビが取材に来ていて、演奏会終了後、部長の川上さんがインタビューを受けていました。
今日の演奏会の様子は、12月11日(金)午後4時、6時、8時、10時の「さのニュース」などで放送予定です。


川上さん
「新メンバーで、人前で演奏する最初の演奏会だったので、不安もありました。しかし、大勢のお客さんたちの前で演奏できることの幸せを感じました。このような機会を与えてくださった「アルシオーネコート佐野」さんに感謝いたします。」


*聴いていて、元気と勇気をもらいました。いい演奏会が出来て良かったですね。
お疲れさまでした。

【中学】科学の甲子園ジュニア エキシビジョン大会

本日、「科学の甲子園ジュニア エキシビジョン大会」が13時から開催されました。
通常は、県ごとに参加チームすべてが同じ会場に集まって実施されるのですが、今回は新型コロナの影響で、全国一斉にオンライン開催となりました。本校からは、2チーム12名がエントリーし、化学室2に集まりました。

開会式の後、各チームがセットアップするところから始めました。


ところが、なかなかセットアップできません。セットアップしないと、参加すらできません。だんだん焦ってきました。


結局、全国からアクセスが集中し、他校でもセットアップできない状況となったらしく、1時間ほど経過したのち、中止となってしまいました。


今後、予選がどのように行われるのか、現時点では不明ですが、なんとか再び開催できることを願っています。

学力向上に向けた教員研修会

本校は、今年度、県教育委員会から、「学力向上に向けた教員の指導力向上」事業(3年間)に、県内10校のうちの一つとして、指定を受けています。そのため、本校では、群馬大学教育学部の濱田秀行教授をアドバイザーとして、継続してご指導いただくこととして、教員研修を行っています。
12月3日(木)は、濱田先生の2回目の教員研修を実施しました。

この日は、濱田先生に2限目から7限目で、先生方の授業を見ていただきました。放課後に行われた研修では、見学した授業の良かった点やアドバイスをいただくことに加えて、「主体的・対話的で深い学び」の具体的な事例や、評価などについて、お話しいただきました。

【2限目】

高1-3,4(コミⅠ 木村先生、長谷部先生)


中2-2(音楽、小林先生)、中3-3(英語、高木先生)

【3限目】

高1-3(現代社会、島田先生)、高1-4(古典、武田先生)


中2-1(英語、栗原先生)、中3-2(社会、長先生)

【4限目】

中1-3(国語、石塚先生)

【5限目】

高1-1(数Ⅰ、根岸先生)、中3-2(道徳、北堀先生)


中2-1(理科、中村先生)、高3-2(美術、梅澤先生)

【6限目】

中1-1(数学、柾木先生)、高2-3(物理、生井先生)

【7限目】

高2(総合、高久先生)

*先生方の素晴らしい取り組みに、濱田先生からは素敵な授業を見せていただきました、といった感想をいただきました。また、個々の授業の良い点や留意点などについても、わかりやすく教えていただきました。

*また、研修を受けた先生方からは、目からウロコのためになる研修でした、いい研修でした、次はいつですか、といった感想がありました。

*このような授業改善が学力向上につながっていくことが、実感として理解できました。

【高校美術部】作品完成!

夜7時の美術室、美術部員約10名が「栃木県高校美術展」の作品搬入に向けて、最後の仕上げを行っていました。土曜日に審査が行われ、月曜日には審査結果の発表があるそうです。

部長の蕗田くんの作品です。カメの質感がとてもリアルです。幻想的な構図とカメを見上げる人物の視線から、超絶的な時間の流れやストーリーを感じました。いつしか自分も絵の中にいるような感じがしてきました。とても素晴らしい作品だと思います。さすがは部長さんです。

4月当初、美術部員は1名(蕗田くん)だけでした。それが今では13名(高2:8名、高1:5名)になりました。蕗田くんほど慕われている部長はいない、という部員の皆さんの声が印象に残りました。顧問の梅澤先生のご指導の下、12名が作品を出品します。(全員分の写真は撮れませんでした。力作を紹介しきれず申し訳ありません。)


アイディアとセンスが抜群ですね。さすがです。


色遣いがすごくきれいです。見ていて心地よさを感じました。


将来の夢と希望に溢れた作品だと思います。


苦労してコモドドラゴンを作り上げました。しわしわの皮膚と鋭い爪が驚くほどリアルです。


本物以上にホルンがそこにあることを感じました。
前に見せてもらった時より完成度が半端なく上がってるのに驚きました。


手の平の上の蝶の色彩の美しさに思わず見とれました。


人柄が伝わってくるような誠実な作品だと思いました。


メッセージ性と構図が素晴らしいと思います。LIFEの文字がいいですね。


絵の中の女の子から生まれ出るイマジネーションに無限の可能性を感じました。

他にも、写真を撮りはぐった素晴らしい作品がありました。ごめんなさい。

今年度、部員1名からスタートした美術部がここまで充実した活動をしていることは、感動的です。それぞれが描きたい絵や造形に取り組んでいて、理屈ではなく、それが楽しい、という雰囲気が素敵です。自分には才能はありませんでしたが、高校時代、こんな美術部があったら入っていたかもしれません。

素晴らしい作品が、コロナのせいで「高校美術展」が公開されないのは、ほんとうに残念です。多くの人に、実物を見てもらいたいです。

身近な風景 ~サザンカ

秋の終わりから、初冬にかけて、校庭のサザンカが咲き誇っています。

野生のサザンカの花は淡い桃色を交えた白色ということですので、校庭の赤いサザンカは園芸品種なのでしょう。

紅葉の季節も終わりに近づいている中、サザンカの赤い花は一際存在感を放っています。


サザンカの名は中国語でツバキ類一般を指す「山茶」に由来し、「山茶花」の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれています。(以上、Wikipediaより)


紅葉の葉っぱが落ちた樹影を見ると、もう冬なんだなと実感します。