校長室便り

2022年10月の記事一覧

【中1】「理科」の授業見学(中村先生)

10月18日(火)4限目、中学1年2組の「理科」の授業(中村先生、最後の15分間)を見学しました。

今日は、化学分野で、「かたくり粉、三温糖、水の混合物から、かたくり粉をとり出そう」という実験を行いました。

 

今日の実験では、ろ過の方法を学び、実際に、かたくり粉を取り出します。

今は、こんな便利な道具が使われています。

溶ける物質として、「砂糖」がよく使われていますが、ここでは「三温糖」という色のついた糖を使っています。「三温糖」には、褐色の色が付いていますので、溶けていることが色でわかるメリットがあります。

ちなみに、「三温糖」は、糖液を繰り返し煮詰めて、結晶として取り出した日本特有の砂糖です。 加熱することにより カラメル 色(黄褐色)をしていますが、「上白糖」と同じ、不純物の無い精製糖です。

生徒たちは、なぜ、三温糖だけが「ろ過」されたのか、を考え、班の中で話し合いました。

ノートのとり方も一人一人、わかりやすく工夫されていました。

生徒たちに聞いてみたら、「実験は楽しい!」と満場一致で答えてくれました。

次の理科の時間は、「ろ過」した「ろ液」から、三温糖を取り出す実験を行います。

これも楽しそうですね。

【高3】栃木県学生音楽コンクール「銅賞」

10月17日(月)放課後、高校3年3組千竃康一郎君が、「第45回 栃木県学生音楽コンクール」(10月15日開催、宇短大「須賀友正記念ホール」)に参加した報告に来てくれました。

ラフマニノフの「鐘」を演奏しました。

 

千竃君は、小学1年生からピアノを習っていました。附属中での「校内合唱コンクール」のピアノ伴奏を3年間担当し、中2の時は卒業式での合唱「大地礼賛」の伴奏も務めました。

千竃君にとって、歴史と伝統のある「栃木県学生音楽コンクール」への参加は、大きな目標でもありましたが、満を持して応募した中3の時は「台風19号」の当日と重なり中止、高1と高2は「新型コロナ」の影響で開催されませんでした。

そして、受験勉強に専念するため、高2の冬でピアノのレッスンは止めていました。

今回の「栃木県学生音楽コンクール」参加は、高3の千竃君にとって、大きな決断だったと思います。高校生のピアノ部門の参加者は32名いましたが、そのうち、高3はたった4人しかいなかったそうです。千竃君は、将来音楽を専門にするわけではありません。おそらく、これまでやり残していたことにあえて挑戦することで、新たな一歩を踏み出したい、という決意があったのではないかと思いました。高1の頃から練習していた、ラフマニノフの「鐘」の封印を解くのに、時間はかかりませんでした。

この曲は、重低音を力強く響かせることがポイントだそうですが、自分の中に渦巻く思いをピアノの力強い音に託し、解き放つことができた、と語ってくれました。

緊張もしたし、ミスもあったそうですが、両親に見守られながら、満足感、やり切った気持ちを感じたそうです。

「銅賞」は、コンクールに参加した人に与えられる賞ではありますが、千竃君にとっては、いままでの「ピアノ人生」に区切りをつけた証として、特別な価値のあるものと思いました。私も、千竃君の報告を聞くことで、その証人の一人になれたような気がしています。

次の一歩を踏み出すことを応援しています。受験頑張ってください。

【高校】国体ボランティア参加証明書の交付

10月17日(月)昼休み、「とちぎ国体」で、ボート競技のボランティアで協力してくれた生徒43名に、ボート協会から感謝の気持ちとして「ボランティア参加証明書」が交付されました。

ボート協会を代表して、戸田先生から一人一人に手渡されました。

 

ボランティアとしてボート競技大会を運営した「ボート部の1年生たち」にも、交付されました。

 

【中学】福祉委員会「ワクチンキャップ運動」

10月17日(月)放課後、中学の「福祉委員会」の取組として、この1年間で集めたペットボトルのキャップを佐野市社会福祉協議会の担当者に引き渡しました。ペットボトルのキャップはリサイクルされ、その益金がワクチン購入費として「認定NPO法人  世界の子どもにワクチンを 日本委員会」へ寄付されます。

集めた7袋分のキャップは、小児まひ用のポリオワクチン約32人分の寄付金となります。

 

1日4,000人、時間にして20秒に1人の赤ちゃんや子どもが、ワクチンがないために命を落としていると言われています。

皆さんが集めたキャップは、捨ててしまえばゴミに過ぎませんが、32人分のワクチンとなり、確実に命を救うことが出来ます。ご協力ありがとうございます。

「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを   日本委員会」 → https://www.jcv-jp.org/activity

 

身近な風景 ~みかもハーブ園

10月16日(日)、三毳山の西側にある「みかもハーブ園」では、ちょうど見頃を迎えたハーブの花々がきれいに咲いていました。

 

 

 

 

「みかもハーブ園」は 三毳山の周遊コースにあり、普段は通り過ぎてしまうことが多いのです。しかし、今日は思わず足を止めてしまいました。

【高2】「あしもり隊」活動報告

10月14日(金)放課後、高校2年2組の清水健成君が、「あしもり隊」の活動報告に来てくれました。「あしもり隊」は、「あしかがを盛り上げたい」高校生のグループです。清水君は「続・キッチンカーフェスティバル2022チーム」のリーダーとして、10月28日(金)に、JR足利駅北口駅前広場で、5つのキッチンカーを集めて、足利を盛り上げるプロジェクトを進めています。

完成したポスターを持って、報告に来てくれました。

 

あしもり隊」は、今年度は、足利市内の5つの高校(足利清風高、足利工業高、白鴎足利高、足利短期大学付属高、足利大学附属高)と佐野高校の生徒たち(計20名)によって、足利市を盛り上げるための様々な活動に取り組んでいます。足利市地域創生課の協力の下、JR足利駅構内の施設「Aidacco」を活動場所に、月1回くらいのペースで集まっているそうです。

あしもり隊」は、いくつかのチームに分かれて活動しています。清水健成君は「続・キッチンカーフェスティバル2022チーム」のリーダーとして、プロジェクトを統括し、広報活動などに取り組んでいます。佐野高校からは、清水君だけでなく、数名が参加しており、他のチームのリーダーもいます。(以下に紹介する写真は、あしもり隊のツイッターやHP等で公開されているものを引用しました。)

続 キッチンカーフェスティバル2022」は、昨年度初めて実施した企画の第2弾です。

JR足利駅を利用する乗客の8割が高校生であることから、「足利駅を利用する高校生」をターゲットにしました。高校生が放課後、食べたいと思う食品を把握するため、8月下旬から9月上旬にかけて、メンバーが所属する高校やJR足利駅を利用する高校生にアンケート調査を実施したそうです。

集まったアンケートの数は、約5000件。全員で手作業で集計作業を行いました。

この集計結果をもとに、出店する「キッチンカー」を決めたそうです。

出店:唐揚げ専門店からりん(唐揚げ)
   菊ちゃん屋台ラーメン(ラーメン)
   crape mele(クレープ)
   ケバブびより(ケバブ)
   ねこにレモン(レモネード)       (50音順)

生徒自らが、キッチンカーのオーナーへの交渉を行いました。

 

10月5日には、CRT栃木放送「とちぎふるさとネットワーク」に出演しました!

CRT栃木放送からの電話取材を受けている清水君。

 

10月11日には、ポスターが完成し、それを配布したり、貼ってもらったりする作業をおこないました。

JR足利駅を利用している生徒の皆さんは、ぜひ、10月28日(金)「JR足利駅北口駅前広場」に注目してください。

【中学】佐野市中学校新人体育大会の風景②

10月14日(金)・15日(土)、「佐野市中学校新人体育大会」が開催されました。女子バレーボール男子バスケットボール陸上競技男子卓球の各競技を応援に行きました。(野球は時間が合わず、応援には行けませんでした。)

 

<女子バレーボール>

女子バレーボールは、1日目の予選リーグ(Cブロック)で2勝し、Cブロック1位となりました。2日目の決勝トーナメントで1勝し、初の3位入賞を果たしました。良かったですね。

 

<男子バスケットボール>

試合は惜敗しましたが、一生懸命さが伝わってきました。次の目標に向かって、頑張ってください。

 

<陸上競技>

たまたまテントにいた生徒たちです。

ほんの一瞬しか競技は見ることはできませんでしたが、多くの生徒が県大会出場を果たしました。

 

<男子卓球>

個人戦で県大会出場を果たしました。団体戦では一歩及びませんでしたが、よく頑張りました。

【中学】佐野市中学校新人体育大会の風景①

10月14日(金)・15日(土)、「佐野市中学校新人体育大会」が開催されました。各競技の結果については、報告の通りですが、それぞれの競技会場での一コマを紹介します。私はサッカーの専門部長なので、主にサッカーの会場にいて、合間を縫って、他の競技の応援に行きました。

サッカーでは、佐附中から3名(長尾君、小林君、渡辺君)が、城東中との合同チームで出場しました。

 

1日目の予選(Bブロック)は、1勝1敗で2位通過しました。

2日目は、AB両ブロックの2位同士の対戦がありました。(惜敗)

1年生の渡辺(背番号2)君は、この半年で大きく成長しました。力強いプレーが随所に見られました。

2年生の小林君(背番号8)は、合同チームの要として、ゲームを作りました。

1年生の長尾君(GK、背番号15)は、ファインセーブで何度もピンチを救いました。

 

*今回は3名の出場でしたが、それぞれ持ち味を発揮し、佐附中の存在感を示してくれました。

【中学】校内合唱コンクールの舞台裏

10月12日(水)、佐野市文化会館で「第15回 校内合唱コンクール」が行われました。各クラスの合唱については、教頭先生がアップしてくださったので、私からは、合唱コンクールを陰で支えてくれた「実行委員会」(18名)・生徒会本部役員」(8名)計26名の頑張りを紹介します。

合唱コンクール終了後、実行委員と生徒会本部役員(計26名)が紹介され、実行委員長が挨拶をしました。

 

実行委員と生徒会本部役員は、学校8時30分発の第一陣のバスに乗り、9時前から準備に入りました。

まずは、ステージに掲げる看板づくりから始めました。

真っすぐになるように貼るのは、意外と難しい作業です。

裏から、布を画鋲で止め、たるまないようにしています。

 

次は、ステージ上の足場を作りました。

かなりの重さの台座を4人がかりで運びます。人が乗っても壊れないよう、頑丈に作られています。

ステージ上で、組み立てていきます。

2段目の足場の高さを調節する台座を運んでいます。

最後に、3段目となる板をステージ上に置けば完成です。

台座同士を金具で固定します。

完成した足場の上に、生徒の立ち位置の目印となるテープを張っていきます。

これで、足場関係は完璧です。

 

2階の保護者席に、1つおきに「使用不可」のバツ印が印刷された紙を貼っていきます。

 

各クラスの曲目を書いた紙を設置しています。

 

これで、一通りの準備は終了しました。これから、いよいよ本番が始まります。実行委員や生徒会本部役員は、司会やアナウンスなど、表舞台でも活躍します。緊張した面持ちで、出番を待っています。

司会を担当しています。

開会式直前の打ち合わせです。

こうして、合唱コンクールが始まりました。

ここから先は、合唱コンクールの本編をご覧ください。

 

合唱コンクールは、大成功の裡に終わりました。

最後に、実行委員長の田所桜空さんが、素晴らしいスピーチで締めくくってくれました。

会場からも大きな拍手が送られました。

舞台袖に戻った後、高木先生、安藤先生から、「大成功だったね」というねぎらいの言葉がかけられました。

本当に素晴らしい「合唱コンクール」でした。

舞台裏、そして表舞台も支えてくれた実行委員会と生徒会本部役員の皆さん、お疲れさまでした。

 

【中学】「トリプルSプロジェクト」中間発表(その3)

10月11日(火)放課後、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんが、再び、校長室に来てくれました。二人は、小学生を対象としたSDGsについて楽しく学んでもらえるような「ゲーム」を開発しています。「知る、主体的、サステナブル」をキーワードとする「トリプルSプロジェクト」を一緒に進める仲間を募ったところ、33名のサポートメンバーが集まったそうです。佐野小学校6年生全員に対して、授業をさせていただけることになり、それに向けて、ゲームの事前シュミレーション佐野小学校の担当の先生との打ち合わせなど、今後の予定などについて、報告してくれました。だんだんと具体的になってきました。頼もしい中学生たちです。