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農業経営科の日誌

スマート農業の実践(農経科・キャリア形成支援事業)

みなさん、こんにちは。
猛暑が続いていますね。
農場での実習も熱中症に気をつけながら行っています。

先日、農業経営科3年生の作物分会・畜産分会のメンバーはキャリア形成支援事業の一環で、スマート農業の実践について学習しました。
高根沢農場にて、農作業受託Aroshの田代様を講師にお呼びして、ドローンによる空中散布の現状について講義をいただきました。


近年は、農業従事者の高齢化、後継者不足が問題視されています。そして40℃近い暑さの中での作業、同じ姿勢での作業、重い荷物の運搬など、従事者にとって大変な作業も課題のひとつです。
そこで、作業者の負担を減らすためや、農業を効率的に実践するためにAIやICTを利用した「スマート農業」が推進されています。

ドローンの活用もそのひとつです。
空中散布というと、ヘリコプターでの散布もありますが、ドローンを利用した方が安く済むこともあるそうです。
そのようなためになるお話もいただき、実際の散布も実演していただきました。
実際にドローンを飛ばすのには、申請や資格なども必要なことがあるので注意が必要です!


作業者の負担が少なくなれば、経験の浅い人の就農促進にも繋がるかもしれません。少ない人数でも効率的に作業を行うことができるスマート農業は、大きな存在となってくるでしょう。
今後の農業経営に関する視点、技術について学ぶことができました。

宇都宮市内緑化活動(農経草花分会)

こんにちは。農業経営科です。
長かった梅雨が明け、ようやく夏らしい暑さがやってきました。
作物達も太陽を浴びてぐんぐん育っています。

さて、農業経営科草花分会では7月29日(水)に市内の緑化活動の一環として、二荒山神社の下のバンバ広場と、栃木銀行馬場町支店様および足利銀行宇都宮支店様の店舗前にベゴニアの花を植えたプランターを設置させていただきました。
 

プランターの設置には今年の草花専攻生9名が参加しました。ずっしりと重いプランターなので1人で運ぶのは大変ですが、さすがの3年生、1基ずつ丁寧に運んでくれました。設置後は目立つ花柄を取り、終了です。


終了後は下野新聞社の方に取材を受ける一場面もあり、7月30日(木)の記事として掲載していただきました。


白楊高農業経営科では、宇都宮市景観みどり課様と連携し、市内の緑化活動を継続して行っています。
市内の緑化活動は、自分達の育てた花が町を彩るということを身近に実感できる活動の1つです。

オリオンスクエアや馬車道通りを彩る「まちなかハンギングバスケット大作戦」や城址公園で開催される「花と緑のフェスティバルうつのみや」などにボランティアとして参加したり、年2回のプランター設置、駅前の緑化活動などにも取り組んだりしています。
   

草花は、観賞して楽しみ、人々の暮らしを豊かにすることを目的に栽培するものです。
私達が育てた花が誰かの心を潤す手助けができれば嬉しく思います。

農業経営科3年「総合実習Part2」

こんにちは。農業経営科です。
今回は前回紹介した園芸系3分会(野菜・果樹・草花)以外の作物分会、畜産分会についてご紹介したいと思います。

白楊高校には、元今泉にある本校農場とは別に高根沢町に農場があり、「作物」や「畜産」の学習はスクールバスで高根沢農場まで移動して実施しています。

さて、「総合実習」という授業ですが、園芸系と同様に週3時間実習を通して各専攻の学習をしています。
作物分会では、約350アールの水田で、「コシヒカリ」を中心に、昨年大嘗祭で献上された品種である「とちぎの星」、日本酒に加工する「五百万石」などを栽培しています。

また、昨年からはJGAP認証の取得や、市内の酒蔵への酒米の提供など栽培に限らず、様々なことにチャレンジしています。

田植え以後は、定期的に調査を行い、順調に生長していることを確認していきます。
 

また、今年はJGAP認証の一環で水田の周辺の生物調査を行っています。
周辺環境の生態系を知ることで、環境に配慮した生産に貢献することができるようになります。
 

畜産分会では、和牛と豚の飼育をしています。
かわいい畜産動物たちを愛情いっぱいに育てますが、その一方で「経済動物」として、市場に出荷しなければならないという一面もあり、生産者としての意識も育てていきます。

昨年は、全国の農業高校生が集う「第3回和牛甲子園」に参加し、枝肉でとちぎ和牛のランク付けで最も高い「A-5」と評価され、総合評価として奨励賞をいただくことができました。
また、畜産分会では「白楊豚」としてのブランド化を目標に、日々肉質向上などの研究を行っています。

先日またかわいい子豚が生まれました!
すくすく大きくなってほしいですね。


かわいい豚たちが最終的に消費者の元に届き、おいしく食べていただくことが私たちの目標でもあります。みなさんも市内のスーパー等で見かけたら、ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。


今回は「作物」と「畜産」について紹介させていただきました。
次回は1年生や2年生の授業の様子など紹介したいと思います。

農業経営科3年「総合実習」

こんにちは。農業経営科です。
やっといつも通りの実習の風景が戻りつつあります。

3年生の「総合実習」という授業では週3時間「作物」「畜産」「野菜」「草花」「果樹」の5分会に分かれ、専門的な学習を行っています。今回は園芸系の3分会を紹介します。

下の写真は「野菜」分会で実施したかんぴょうむき実習です。
かんぴょうといえば、全国で生産される約98%が栃木県で生産されていることはご存じでしょうか。白楊高ではトマトやイチゴなどのほか、地元で生産される農産物に触れる機会が多くあります。


また、「果樹」分会ではナシやブドウの栽培を行っています。
写真は種無しブドウを作るために行うジベレリン処理の様子です。
この他、授粉や摘果など、細かい作業が多くありますが、こうした地道な作業がおいしい果実につながっていくのです。


7月はいよいよシクラメン栽培のメイン作業「葉組み」の時期です。
その年のシクラメンの出来を大きく左右する作業ですが、去年授業で学んだ経験を生かし、1鉢1鉢丁寧に作業していきます。


スタートは遅れてしまいましたが、栽培に必要な知識、技術を実習を通して学んでいます。
次は「畜産」と「作物」を紹介したいと思います。

農業経営科 近況

みなさん、いかがお過ごしですか?
寒気が去り、一気に暖かくなってきました。
新学期に入ってもう1ヶ月が過ぎようとしていますが、生徒のみなさんの顔が見られず、寂しい気持ちでいっぱいです。
さて、休校中ではありますが、農業に「待った」はありません。
少しですが、農経科の近況をお知らせしようと思います。

4月10日
子豚14頭が生まれました!

4月15日
出会いがあれば別れもある。2頭のウシが無事に出荷を迎えました。

同じ日に1年生の「農業と環境」用のトウモロコシとジャガイモの播種(種まき)を行いました。

4月30日
夏用の花壇苗も日に日に成長しています。2年生に送ったマリーゴールドの種子もそろそろ発芽するでしょうか。

高根沢農場では1番草を上げました!緑がまぶしいですね。

農経科の教員力を合わせて作業を行う毎日です。生徒のみなさんの休校がいつ明けてもいいように、準備をして待っています!