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校長室より(New!)
師走の朝の声かけ ~交通安全~
師走の寒い朝でしたが、5日と6日の二日間、PTA安全育成部の皆様、中高風紀委員、高校生徒会役員、交通係職員、渉外部職員による合同の交通指導が実施されました。
今回から立哨箇所が倍に増えました。様々なところに潜む隠れた危険にも気づいてもらえたと思います。


今回から立哨箇所が倍に増えました。様々なところに潜む隠れた危険にも気づいてもらえたと思います。
一期一会の日々 ~中学校 修学旅行~
中学校3年生の生徒たちは、11月12日からの3泊4日の修学旅行で、様々なものと出会い様々なことを発見しました。そのかけがえのない体験は、一人一人の心に鮮明に刻まれていると思います。
原爆資料館から出たときの風景が貴重な存在に感じられたこと。
船上で夕日を浴びる友達の笑顔が不思議な色に輝いていたたこと。
甍の向こうに広がる冬空が抜けるように美しかったこと。
深く穿たれた奈良の御仏の瞳がとてもやさしく感じられたこと。
おせんべいを求めて寄ってくる鹿がなんだかくすぐったかったこと。
朱塗りの柱の向こうで手を合わせる友人の祈りの真剣さにハッと胸を突かれたこと。
参道の土産物屋はちょっと覗くだけでもワクワクしたこと。
皆で食べるお好み焼きやお鍋、そして皆で入るお風呂がとても楽しかったこと・・・など、
いつまでも、いつまでも忘れないでください。
思考する・言語化する・共有する ~高等学校の授業から~
授業の最初に予習を相互確認。「プチ反転授業」(国語)。
校内球技大会さながらのテンションで!(体育)
同じ日本文について、三人の英作文を比較する。
ルーブリックで相互採点(英語)。
言語化して数学的思考を確認。
丁寧な机間指導。(数学)。
授業が終わっても個別に質問。(数学)。
作品の構造を論理的に分析・・・これも「鑑賞」の一つ。(音楽)
これが「波」だ!(物理)
遺伝子は見えるかな?
早くなった脈も自然に落ち着いてくるはず。(生物)
電池の種類で起電力がこんなに違う。(化学)
「これでいいかな?」「いや、この構造がないとその性質は生まれないだろう」(化学)
英語で主張をスピーチ。
先生のOKが出たら彫り始め!(書道・篆刻)
Play ball ! 遊ぼ! ボールで。 ~中学校校内球技大会~
Play ball !
は、「ボールと戯れる」のではなく、「ボールで仲間と戯れる」という意味なのだろうと思います。一日中、ボールで仲間と戯れる生徒たちを見ていると、
遊びをせむとや生まれけむ
戯れせむとや生まれけむ
遊ぶ子どもの声聞けば
我が身さへこそ揺るがるれ
という古歌を思い出します。
そういえば、久しぶりにドッジボールの試合を見ました。実はこんなに迫力満点の競技であったことを、3年男子の試合などを見ていて感じました。
半世紀近く前、かつて自分も、昼休みの校庭などで皆と思い切り遊んだことを思い出しました。
花壇も冬の装い ~整備委員会~
整備委員によって、昇降口前の花壇が、パンジーに植え替えられました。彩りの少ない冬の学校を飾ってくれるでしょう。
その植え替えが終了すると、クリスマスツリーが飾られました。整備委員からの素敵なギフトです。
「緋雨」に濡れて ~栃木県学校演劇祭~
本校演劇部の中学生たちが、高校生の支援をうけつつ、うつのみやジュニア芸術祭で優秀賞を受賞し、県大会出場を果たしました。演目は、中学生の手になるオリジナル脚本「緋雨」です。
県大会でも、安易に予定調和に終えることなく、問い続ける劇を演じきりました。
県大会でも、安易に予定調和に終えることなく、問い続ける劇を演じきりました。
キャッチコピー作りに挑戦 ~高校1年生がNIE~
10月8日(火)に、本校の高校1年生は、電通の野澤クリエイティブ・ディレクターを特別講師に迎え、新聞広告のキャッチコピーを作る授業を受けました。このように、新聞を素材に展開する教育をNIE(Newspaper in Education)と言います。(8月1日、2日には宇都宮市でその全国大会が開かれました。)
さて、8日の本校でのNIEは、国語の授業として実施されました。現行の学習指導要領においても実用文を用いた言語活動が求められており、次期の学習指導要領ではその一層の拡充が求められていますが、現実の授業では広がりを見せていません。その原因の一つが、実用文を用いた学習が資料からの情報の取り出しと整理に止まっており、解釈を戦わせたり、価値ある言葉を創出したりするようなワクワクした授業が構想されていないためだと考えられます。
しかし、実用文には、「実の場で言葉の力が働く」「伝達の目的や伝達したい相手が明確である」といった、教材としての魅力があることも確かです。読書指導の一環として行われているビブリオバトルや、ポップ作り・帯作り等の学習が魅力的であることからもそれは裏付けられるでしょう。今回の新聞広告のキャッチコピー作りは、国語学習の魅力の幅を広げる試みでもありました。
生徒の作ったキャッチコピーは、授業の詳細とともに、10月20日の下野新聞に掲載されました。生徒たちの瑞々しい言語感覚が言葉となってほとばしり出ています。
三本の矢で ~中学校新人戦県大会観戦記~
中学校の県新人大会の応援に行きました。
私が観戦した弓道には団体戦と個人戦がありますが、個人戦でも3人のチームとなって、一人8本の矢を射ます。一射一射に心を込めるためには、一人一人が集中を高めるとともに、三人の集中が相互の集中を高めて「三本の矢」となる必要があるのだと感じました。
初任者に学ぶ ~高校地歴公民科初任研、本校会場で実施~
地歴公民科の初任者研修が、本校を会場として実施されました。3限目の研究授業は、高校3年生の「政治経済」で、「人権保障の基本原理」の単元でした。複数の事例を用いて、誰にでも保障されている人権についての生徒の気づきを促し、それを「倫理」で学習した知識や憲法、法律の在り方につなげていこうとする挑戦的な授業でした。
研究授業には、ご指導に当たられた県教委高校教育課・県総合教育センターの指導主事の先生方や、他校の初任者、本校の地歴公民科の先生方はもちろんですが、本校の附属中学校、高校の他教科の先生方も多数参観し、社会科教室とその隣接する廊下は、熱意ある先生方で溢れました。若い先生を育てようとする意識とともに、自分より遙かに経験の少ない先生の授業からも何かを得ようとする、本校教師陣の貪欲な向上心を感じさせる風景でした。
考える道徳へⅢ 中学校道徳授業づくり研究会
10月16日の第4回研究会は、県教委義務教育課から指導主事をお招きしての「要請訪問(校内道徳教育研修会=公式学校行事)」として実施されました。今年度の研究のメインとなる一日です。6限目の研究授業には、高校の先生方も多数参観していました。続いて開かれた授業研究会では、全員で授業を振り返るとともに、義務教育課青木副主幹から講評をいただきました。
今回の研究会を通じて、道徳に限らず、そもそも「授業」というものは、リピート可能な伝達内容の塊ではなく、その教室毎に生成される、素敵な「一回性の出来事」であるのだということを痛感しました。