日誌

校長室より(New!)

全国高P連京都大会に参加して参りました。

 8月22日・23日の二日間、全国高P連大会(京都大会)に、滝田PTA会長と参加して参りました。場所は、東山にある「みやこめっせ」と「ロームシアター京都」です。
 初日、私は第3分科会(パネルディスカッション)に参加しました。テーマは、「すぐそこの未来のしごと ~ともに考えるSociety5.0において求められる人物像、学びの在り方~」です。パネリストによって示された、家電製品の移り変わりのグラフからは、改めて、技術革新の早さというものを否応なく突きつけられ、教育がコンテンツベースからコンピテンシーベースに、換言すれば、認知能力一辺倒から非認知能力重視に変わらねばならい理由を実感させられました。
 二日目のメインは、日本電産の創業者である永守会長の講演でした。永守氏は、京都先端科学大学を運営する団体の理事長でもあります。その情熱と、関西弁による軽妙な語りに、最後まで魅了されました。

世界は文字でできている ~書道部「東鷹展」より~

   

8月9日(金)~11日(日)の三日間、県総合文化センター第3ギャラリーにて、宇都宮東高校(および同附属中学校)の書道部展である伝統の「東鷹展」が開催されました。リニューアル成った県総文センターギャラリーの「こけら落とし」となる展覧会でもありました。
 書道作品というと、白と黒とのモノトーンの世界のように思われがちですが、そこにあったのは臨書の大作、篆刻、連綿の仮名書、ポップスの歌詞など「百花繚乱」の文字たちでした。
 特に面白かったのは、書道部員たちによる合作の作品群でした。平成の流行語を集めた作品、大化から令和までのすべての元号を並べた「元号」、そして、元素の周期表を漢字で表現した「漢字周期表」。
 世界は、言葉(=概念)でできているんだった・・・。そんな当たり前のことを、生徒たちの作品は気づかせてくれました。
 

きらびやかな舞台、再び ~宇東附中吹奏楽部 県コンクール~

  高等学校に引き続き、8月10日、同じ宇都宮市文化会館にて県吹奏楽コンクール(中学の部A部門)が開催されました。先日の高校の演奏もバレエ音楽「コッペリア」でしたが、附属中学校吹奏楽部も、同じようにバレエ音楽「ドン・キホーテ」に挑みました。
 やはり、高校生の演奏と同様に、舞台上の舞踏を彷彿とさせる立派な演奏でした。審査結果は銀賞でしたが、経験の浅い1年生を数多く含むこのチームで、よくぞここまで洗練度の高い音楽を作り上げたと思います。お疲れ様でした。
 
 
 

麗しい令和へ 若人の力を  ~JRC高校連絡協議会 夏季大会~

 8月8日に「とちぎ青少年センター」にて開催された夏季大会は、JRC高校連絡協議会にとっては総会に当たる大切な大会です。この大会を境に、年度が替わり、役員も交代します。今年度は、ちょうど平成30年度から令和元年度へと移行する年でした。平成は我が国では戦乱のない平和な時代でありましたが、大きな災害のあった時代でした。昨年度のこの大会も台風で中止を余儀なくされました。令和の時代が、そのの名に相応しい、麗しく和やかな時代となるよう若い人たちの力に期待します。
 
 さて、その大会でNPO法人「とちぎユースサポーターズネットワーク」の岩井俊宗代表から、「ボランティア活動の可能性と高校生に期待するもの」と題された講演をいただきました。岩井代表は、宇都宮東高校のOBです。高校時代はJRC部(現在の社会部JRC班)で活動されていました。お話を伺い、これからの混迷の時代を生き抜く力は、若い時代の社会的活動によって培われるということを強く感じました。おそらく、岩井代表ご自身の青春がそのように充実したものだったからなのだと思います。
 

きらびやかな舞台 ~宇東高吹奏楽部 県コンクール~

  7月29日、宇都宮市文化会館で、県吹奏楽コンクール(高校の部)が開催されました。宇東高吹奏楽部は、この演奏会のB部門(30人以下編成)に、バレエ音楽「コッペリア」をもって臨みました。
 生徒たちが目の前の舞台上で演奏するその名曲は、どこかで耳にしたことのある調べです。目を閉じれば、舞台の上でバレエの舞踏がきらびやかに繰り広げられているように思えました。
 審査結果は銀賞でした。仲間たちと過ごした時間が悔いの無いものであったことは、演奏後の生徒たちの晴れやかな笑顔が物語っていました。



高みを目指して ~中学県総体観戦記~

 今年も夏休みに入って、各競技の県大会がたけなわです。教頭先生と手分けして、各会場を回りました。私は、競泳、バドミントン、弓道の応援に行って参りました。

競泳(男子・女子)
   7月26日と27日、県南体育館の隣にある県立温水プール館にて競泳の県大会が開催されました。本校からは、男子50m、100m、200m、400m、1500mフリーと女子100m背泳ぎに、4選手がエントリーしました。
  それぞれに懸命な泳ぎを見せ、その中で3年生男子が、1500mフリー3位、400mフリでー4位で関東大会出場を決めました。関東大会本番でのベスト更新を期待したいと思います。


バドミントン女子(シングルス)
 7月26日清原体育館にて、県大会が開かれました。本校から出場の2年女子は、1回戦を勝ち、2回戦、強豪選手相手に健闘しましたが残念ながら敗退しました。
 附属中学校にはバドミントン部はありません。3年の男子選手とともに特例的に宇東高のバドミントン部に所属しており、したがって高校生と練習する機会もありますが、実質的には地域のクラブでの活動に頼っています。その環境の中で、自らを鍛えて頑張ってくれました。


弓道女子
 7月29日、屋板の宇都宮市弓道場で開催された県大会に応援に行って参りました。県下の強豪が集う中、トーナメントに残ることはできませんでしたが、一人一人が「この一射」に心を込めて競技に臨んでくれたことと思います。
 
 

逆境において ~夏の高校野球2回戦~


 1回戦を延長13回タイブレークで勝ち上がった本校野球部は、7月17日(水)、栃木市営球場にて、矢板東高等学校と2回戦を戦いました。奇しくも同じ県立中高一貫教育校同士の戦いとなりました。
 この試合には、映画研究部、吹奏楽部、そして応援団の生徒たちが駆けつけ、スタンドで選手たちのプレーを見守り、鼓舞し続けました。今年度も応援団長は女子生徒で、男子校以来の伝統の学ラン姿による応援です。
 試合の序盤は、再三の美技でピンチを救った守備陣の頑張りもあり、攻撃でも先制するなど押し気味に進めましたが、5回、エースの利き腕をライナーが襲うという不運に見舞われました。一時治療のためにベンチに下ったものの、続投し、かろうじて満塁のピンチを切り抜けました。しかし、それでなくても前回の試合で2試合分投げていたエースのボールに、球威は戻ってきませんでした。
 ただ、そうした不運もあれば逆に幸運も巡ってくるのが「野球」であり、大きく言えば人生です。大切なのは、逆境にあっても雄々しく戦い続けることです。最後まで少しも試合をあきらめようとしなかった選手たちの心の強さを、心から称えたいと思います。

中学総体宇河地区大会観戦記

 今年度も、教頭先生と手分けして、宇河地区大会の各会場を回って声援を送りました。私は、ソフトテニス、弓道、剣道の試合会場に赴きました。各会場での中学生たちの姿をレポートします。

熱闘5連戦 ~男子ソフトテニス~


 高校生がすぐ隣の清原球場で戦っているとき、中学校男子ソフトテニスは、スタジアムから流れる校歌にも励まされながら団体戦に臨みました。見事シード校を破ってベスト8を決めましたが、宇河地区の出場枠は7校です。順位決定戦まで含めると5連戦に及び、足を痙る選手が何人も出るほどの過酷なサバイバルでした。
 残念ながら、結果は8位に終わりました。しかし、この熱い連戦を戦い抜いたことは誇りに思っていいはずです。
 スタジアムから流れる校歌は、皆さんの健闘も称えていたのだと思います。


この一射に賭けて ~女子弓道 県大会出場~

 女子団体は、13中に5チームが並び、そこに県大会出場ラインも、そして準々決勝進出ラインも設定されるという大接戦となりました。その5チームの一つが宇東Aチームであり、順位を決めるための競射に臨みました。
 結局、準々決勝進出はなりませんでしたが、一方で何とか県大会出場権を手にしました。
もし、あの一射を的中させていたら・・・準々決勝に進出できたはずです。逆に、あの一射を外していたら・・・県大会への道は閉ざされていたはずです。
 見事準優勝を果たした選手を中心に、皆の力で獲得した県大会への権利です。一射への思いをかみしめ、県大会に臨んで欲しいと思います。


先手先手と  ~剣道 県大会出場~


  本校の剣道部は、男子も女子も、先手先手と攻める果敢な剣道を見せてくれます。今回も男子個人戦を観戦し、その感を強くしました。
 剣道は、男子団体と女子個人・男子個人で1名ずつが県大会出場を決めました。県大会でも攻めの姿勢を忘れすに戦って欲しいと思います。


励まし合って ~女子ソフトテニス~

  屋板の運動公園で女子団体戦が行われました。本校チームは2回戦で敗退しましたが、1回戦では勝利を収めることができました。日頃の鍛錬を怠らなかったこと、そしていつも励まし合って戦ってきたことの成果がここに表れたのだと思います。

被害者にも加害者にも ~法律教室~

  7月17日、本校で法律教室が開かれました。
 SNS上に安易にアップしてしまった画像・・・それがどういう結果になるのか。
 被害者になる危険性だけではなく、加害者になってしまう危険性にも目を向けなければなりません。それが今の情報化社会に生きる生徒諸君に必要な心構えだと思います。

知的好奇心に導かれ ~中大連携講座~

 
今年も宇都宮大学の先方のお力添えを得て、中大連携講座が順調に展開しています。演示実験に身を乗り出すその姿からは、中学生たちの知的好奇心が存分にかき立てられていることが感じられます。