SSH日誌

SSH日誌

SSH 2年理型講演会

1.行事名 


  SSH 2年理型講演会

 2.実施日時 


  平成27年10月24日(土)

 3.実施場所 


  本校 第一体育館
 

 4.参加者


  2年理型生徒 及び 希望保護者
  

 5.実施概要 


 (1) 講師
  東京大学大学院理学系研究科三崎臨海実験所
  東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター
  特任教授 窪川 かおる 氏
  TA     岡  佳実 氏   

 (2) 演題 

  「海洋生物と進化 ~ナメクジウオと海~」

 3) 内容
  ・
私の理系的な履歴 生命誕生と進化 脊椎動物の特徴 ナメクジウオ
  ・翻訳の仕事(TA)



SSH2年理型講演会1

SSH2年理型講演会2

SSH2年理型講演会3
 

SSH2年理型講演会4

今年はTAとして翻訳の仕事をされている方に同行していただき講義をしていただいたこともあったので、「進路の参考になった」と感じる生徒が、例年より多くなっている。

【生徒の感想】

・ある生物の研究でもその生物だけを研究するのではなく、ほかの生物と比較したりと、色々な アプローチの仕方が
 あることが分かった。研究は大変だけど、楽しそうだと思い、大学が楽しみになった。
・「気付いたときが始まり」という言葉が印象に残った。
 1つのことに対して色々なアプローチの仕方があると聞いて、大学へ行ってからもまた道は沢山あるのだなと思った。
・人間に似ていない生物で全く関係のなさそうな生物を調べていくことで、人間の祖先について知ることができるのは
 おもしろいことだと思った。
・物質の本質を見ることが大切だと学んだ。女性の研究者になりたいという思いが強くなった。
 好きなことをとことん追求してみることが研究の第一歩だと思った。

SSH 1学年講演会

1.行事名 


  SSH 1学年講演会

 2.実施日時 


  平成27年10月22日(木)

 3.実施場所 


  本校 第二体育館
 

 4.参加者


  1年生徒 及び 希望保護者
  

 5.実施概要 


 (1) 講師
  東北大学大学院生命科学研究科
  教授 渡辺 正夫 氏

 (2) 演題
 

  「大学教授からの進路選択アドバイス」
    ~進路、就職、人生を戦略的に考える~

 3) 内容
  ・
花の構造、花粉発芽、自家不和合性、トレニアにおける受粉反応
  ・渡辺氏が大学教授になるまでの経緯、博士、研究、教授、課題研究などに求められるもの。


SSH1学年講演会1


SSH1学年講演会2


SSH1学年講演会3
 
例年通り、定期テストの最終日午後に実施した。
興味を引き出していただき、生徒は生き生きと聞いている。
以下は、生徒の感想である。

【生徒の感想】

・自家不和合性の仕組みを解明したのは、とても素晴らしいことだと思った。
 文理選択でどちらをとるかをはっきりと決まっていないので、やりたいこと出来そうなことを考えて正しい選択をしたい。
・私は文系志望で、農学は無関係と思っていた。
 今回の講話を聴いて農学は単なる生物学だけではなく他の学問にも必要なものがたくさん入っているということを感じた。
・大学受験に向けて高校生のうちに何をすべきか、何ができるのかということを学べたので良い経験になった。
 自分がやりたい学問は決まっているので、大学の適切な決定や勉強をたくさんしていきたい。
・植物の受粉について詳しく、分かりやすい言葉で説明してくださったので、興味がわき、理解もできてとても面白かった。

SSH出前授業Ⅱ(工学)

1.行事名 


  SSH出前授業 Ⅱ(工学)

 2.実施日時 


  平成27年9月30日(水)

 3.実施場所 


  本校 化学講義室
 

 4.参加者


  1年、2年、3年希望者
  

 5.実施概要 


 「機械工学 × スクーターの開発」 

  株式会社 ホンダ技術研究所 二輪R&Dセンター 第3開発室
          畠井 文子 氏   

  ① 自己紹介 私の進路
  ② スクーターの開発 機械工学、材料力学について
  ③ エンジニアの仕事
  ④ 高校生へのメッセージ











出前講座Ⅱ2














 



工学や自動車に興味を持つ女子高生は多くはないが、このような講義を聴くことで、確実に興味関心は高められているようである。
生徒にとって、勉強する意味や進路感において、得るところが多かった。

【生徒の感想】
・エンジニアの仕事はあまり興味がなく、自分とは縁のない職業だと思っていましたが、今回の話を聞いて自分の身近なところでエンジニアの仕事が役立っていることを知り、すごく興味が高まりました。
・断層二次モーメントなどの話がとても興味深かったです。大学で物理学などについて深く学べるんだと思いとてもわくわくしました。
・開発は自分が思っていたよりもたくさんのことを考え工夫しながら行っているんだともった。思っていたよりも楽しそうだなと感じた。資格がなくても大丈夫なのはびっくりした。
・工学系は男性が圧倒的に多いと思うが、女性としてのメリットもあるのだなと思った。

SSH卒業生との座談会

1.行事名 


  SSH卒業生との座談会

 2.実施日時 


  平成27年9月9日(水)

 3.実施場所 


  本校 化学準備室、化学実験室
 

 4.参加者


  希望者42名(1年22名、2年11名、3年9名)
  

 5.実施概要 


【講師】  平成22年度卒業生(SSクラス第1期生)
  北海道大学         水産学部        学生         
  自治医科大学附属病院 病理診断部     臨床検査技師   
  金沢医科大学       医学部医学科    学生         
  東京医科歯科大学医学部附属病院       看護師        
  大阪大学大学院 医学系研究科         学生          
  大阪府立済世会中津病院 放射線技術部  放射線技師      

【内容】 第1部 卒業生からのプレゼンテーション
           学校(職場)の紹介、研究(仕事)の紹介、高校時代経験が活きている点、入試概要
      第2部 個別座談会


卒業生との座談会2









SSH卒業生との座談会3









SSH卒業生との座談会4

 


参加した生徒からは非常に満足であったことがアンケートから読み取れる。

【生徒の感想】
 ・大学の学生生活や進路について学ぶことができて良かった。
 ・医学を学ぶのとそれ以外(水産)を学ぶのとでは学生生活が全然違うことが分かりました。
 ・水産学部などあまりしらない学部の内容や大学でのリアルな体験を知ることができて良かった。
 ・SSHに入ると、問題点、足りない点は何か考えるようになったり、優先順位を決められるようになったことが生かされるということで、SSに興味が出た。
 ・自分の将来についてしっかり考えて受験に向けて今から勉強を頑張っていきたいと思った。
 ・病理に興味があったので、臨床検査について聞けて良かった。
 ・大学の授業や大学生活について知ることができてイメージがふくらんだ。

Skype交流

1.行事名 


  Skype交流

 2.実施日時 


  平成27年6月23日(火)、9月7日(月)、8日(火)

 3.実施場所 


  生物講義室

 4.参加者


  2年SSクラス希望者、1年希望者
  

 5.実施概要 


 昨年に引き続き、オーストラリア、タイとの交流を実施した。

■ 
第1回 6月23日(火)
 ①8:30~9:00 ②9:40~10:10の2回
 ・相手校  オーストラリア John Monash Science School
 ・参加生徒 1年希望者 ①6名②4名×2 
 ・内容 自己紹介、両国の文化、学校で学んでいることなど。

 ③16:30~17:00 
 ・相手校  タイ Chulabhorn Science High School Phitsanulok
 ・参加生徒 1年希望者 5名+4名
 ・内容 自己己紹介、両国の文化、理科の授業で学んでいることなど。

■第2回
 ④9月7日(月)13:15~14:05
 ⑤8日(火)11:10~12:00
 ・相手校 オーストラリア John Monash Science School
 ・参加生徒 ④1年希望者 6名
         ⑤2年SSクラス 3名 1年希望者 7名 留学生(アメリカ・ドイツ)
 ・内容 自己紹介、両国の文化、SSクラスの研究、研究基礎の内容など。





Skype交流1



Skype交流2

 


Skype交流2


 積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢はあるが、現在は毎回異なる生徒が参加しているため、継続的な交流が難しい。オーストラリアとは手紙による交流もスタートしたが、今後はより継続性のある交流をする工夫と、英語力の強化も必要である。

【生徒の感想】

 ・楽しく話せてよい経験になった。話そうと思ったことがうまく伝えられなかった。
 ・相手の話すことを聞き取ることが難しかった。
 ・とても難しかったが、お互いにわかり合えたときのうれしさを実感することができた。
 ・原稿を用意してそちらばかり見てしまった。
 ・直接会って話したいと思った。
 ・相手の国のことをもっと知りたいと思った。
 ・相手の話がわからないのが悔しかった。
 ・もっと準備をしっかりすればよかった。
 ・コミュニケーション力、判断力、計画力などいろいろ足りないところに気づいた。
 ・一方的に話して、相手の確認を怠ってしまった。
 ・もっと自分から積極的に話した方がよかった。
 ・ゆっくり話すことが大切。文法を気にしすぎて黙ってしまった。

※十分な準備ができず、思ったように話すこともできなかったと悔いが残る一方で、貴重な体験をしたので、次はもっとしっかりやりたいとか、もっと多く交流したいという意欲やモチベーションを高めた生徒が多かった。 

日本生物学オリンピック2015本選(広島大会)

1.行事名 


  日本生物学オリンピック2015本選

 2.実施日時 


  平成27年8月20日(木)~23日(日)

 3.実施場所 


  広島大学 総合科学部
 

 4.参加者 


  3年生 1名
  







 


7月に行われた日本生物学オリンピック予選において優秀な成績を収め、本校より1名が広島大学で行われた全国大会に出場した。

SSH指定女子高校研究交流会

1.行事名 


  SSH指定女子校研究交流会

 2.実施日時 


  平成27年8月11日(火)

 3.実施場所 


  お茶の水女子大学
 

 4.参加校


  群馬県立前橋女子高等学校
  
  茨城県立水戸第二高等学校
  埼玉県立浦和第一女子高等学校
  埼玉県立川越女子高等学校
  埼玉県立熊谷女子高等学校

  本校 2年生SSクラス
  

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  1.開会行事 
     埼玉県立熊谷女子高等学校長 羽田 聡 氏
     お茶の水女子大学理学部長 吉田 裕亮 氏
  2.基調講演「地図の塗り分け問題とグラフ理論 ―進路選択の参考に―」
     お茶の水女子大学理学部数学科 准教授 萩田 真理子 氏  
  3.分野別協議・懇談会
 
  4.課題研究・実技指導・研究室見学
  5.6校交流会
  6.閉会行事
 
     埼玉県立川越女子高等学校長 高杉 雅章 氏
     お茶の水女子大学長 室伏 きみ子 氏   

SSH指定女子校研究交流会1


























 



大学の先生、学生、他校の生徒など、様々な立場からの貴重な話を聞くことができ、有意義な交流会となった。

【生徒の感想】
・他校のSSHの研究内容について情報交換ができ、新しい考えや参考になることをたくさん知ることができよかった。
・現役の大学生や院生に直接質問できたことが良かった。
・准教授の講演や大学院生による講義では、発表方法がとても参考になった。
・これから線形代数学のテーマを決めるにあたり、数学はいろいろな分野に使えることがわかり参考になった。
・プログラミングの体験がとても楽しく進路の参考になった。
・大学院生に自分たちの研究のアドバイスをもらえてよかった。
・普段は交流ができない他の女子校の生徒と理系の勉強の話や学校生活の話などを聞くことができ楽しい時間が過ごせた。
・他県の女子校の生徒と話すことで研究に対するモチベーションが上がった。
・大学生から研究についての改善点や体験談を多く聞くことができてよかった。
・一浪した先輩、米国の高校から入学した先輩、他の大学から3年に編入した先輩など、いろいろな立場での話が聞けてよかった。

ウィルス学体験講座

1.行事名 


  ウィルス学体験講座

 2.実施日時 


  平成27年8月7日(金) 13:00~17:00
  平成27年8月8日(土) 10:00~12:00

 3.実施場所 


  獨協医科大学病院
 

 4.参加者 


  2年生希望者
  

 5.実施概要 

 

   
(1)開校・講師紹介
   (2)ウイルスに関する解説
   (3)電子顕微鏡の開設
   (4)体験
    ①インフルエンザの検査
    ②ウイルスの電子顕微鏡観察
    ③ウイルスの感染細胞への影響 等

 【担当指導者】

 石川 知弘(獨協医科大学)
 大塚 裕一(獨協医科大学)
 小池  智(東京都医学総合研究所)
 篠崎 由季(獨協医科大学)

 圓谷  勝(獨協医科大学)
 西村 秀一(国立病院機構仙台医療センター)
 布矢 純一(獨協医科大学)
 野中 里佐(獨協医科大学)
 増田 道明 (獨協医科大学)
 村木  靖(岩手医科大学)
 吉田 里実(獨協医科大学)
  他TA3名

 




ウィルス学体験講座2


 

 ・少人数のグループ(6~7名)に分け、9名もの講師の先生に2日間にわたって丁寧に指導していただけた。とても有意義だった。

【生徒の感想】

  ・電子顕微鏡で細胞小器官が見られて良かった。熟練の技で研究が進められることが分かった。
 ・ウイルスに関する興味が増し、理解が深まった。
 ・電子顕微鏡を覗かせてもらったり、高校ではできない実験などができ貴重な体験であった。
 ・先生方の体験談が興味深く、自分の進路を考えるうえで参考になった。

平成27年度生徒研究発表会(大阪)

1.行事名 


  平成27年度 SSH生徒研究発表会 (大阪)

 2.実施日時 


  平成27年8月5日(水)、6日(木)

 3.実施場所 


  インテックス大阪
 

 4.参加者 


  3年生  2名(ポスター発表)
  2年生  12名 (一般参加)
  

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  8月5日(水)
    1.全体会(開会・講演) 
    2.スター発表・アピールタイム
    3.全体会  代表発表校選出、講評

  8月6日(木)
    1.全体会  代表発表校による口頭発表
    2.ポスター発表
    3.研究者ミニライブ講演
    4.表彰、全体講評


 (2) ポスターセッションの概要
  「低温刺激処理におけるメダカ胚の染色体の倍加」


生徒研究発表会(大阪)1



生徒研究発表会(大阪)2




 



他校の工夫を凝らしたポスター発表やプレゼンテーションに触れ、刺激を受けるとともに、これからの研究を進める上で大いに参考になった。

【生徒の感想】

<生徒感想>
・どの学校の発表もすごく工夫されていて、自分が研究を進める上での参考になった。
・実験が仮説通りにいかなかったときの考察の立て方が参考になった。
・プレゼンテーションの方法、質問する際の着眼点など、参考になった。
・この研究が社会にどう役立つのかなどといった目的をはっきりさせることや、地道なことを繰り返し行って確実な結果を得ることの大切さなどを学んだ。
・専門用語が多くて理解しにくい研究もあったが、多くが関心のもてる内容であった。
・資料だけではよくわからない研究成果を動画で詳しく見せてくれる研究があり面白かった。
・ポスターを全文英語で書いて、発表も全て英語で行っている学校が何校かあり見習わないといけないと思った。
・身近なものを研究テーマにしている高校多かったので、自分たちで研究テーマを見つけられるようにしたい。
・ステージ発表に選ばれた研究は、選ばれるだけあって、どれもおもしろい研究であった。
・自分たちの研究を熟知しているためか、質疑応答にもスムーズに対応している発表が多く見習いたい。
・海外の学生もこの発表会に多く参加しており、世界では同年代の学生が非常に高いレベルで研究を行っていることを知り驚いた。