文字
背景
行間
2023年10月の記事一覧
後期生徒会役員選挙 立会演説会が行われました。
10月23日(月)7限目終了後,第1体育館にて
後期生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。
今回は生徒会長候補2名,副会長候補2名の立候補があり,それぞれが応援弁士とともに登壇。
各候補者とも自身の公約をはっきりと示し,投票を訴えました。
その後は,質疑応答の時間。一般生徒からの鋭い質問にも,各候補者は誠実に回答をしていました。
終了時間ギリギリまで質問は続きました。
その後,選挙管理委員より翌日の投票に関する説明を受け,立会演説会は終了しました。
投票は10月24日(火)の朝。開票結果は当日中に発表されます。
科学の甲子園 栃木県大会に参加
10月22日(日)宇都宮大学陽東キャンパスを会場に、第13回科学の甲子園栃木県大会が行われました。本校からは参加上限の5チーム、1・2年生計30名が参加。
まず、物理・化学・生物・地学・数学および情報の6分野の問題をメンバーと協力して解答する筆記競技が行われました。その後の実技競技は「ウインドカー」を製作し、コースを走らせ時間を競うものでした。この課題は前もって知らされており、生徒たちは定期試験後毎日製作に取り組んできました。
筆記競技、実技競技、その後行われた他校との交流会を生徒さんたちは、とても楽しんでいた様子でした。結果は後日送付されてきます。大会実施にあたり、県教委事務局、宇都宮大学の皆様には大変お世話になりました。
第25回アーデル基金講演会が行われました。
10月16日(月)創立記念式のあと,記念事業として第25回アーデル基金講演会が行われました。
(「アーデル」はドイツ語でAdel。「気高さ」,「貴族」などの意味。)
毎年,各界から著名な先生をお招きしてご講演いただいておりますが,今年度は,青山学院大学教授で生物学者の
福岡 伸一 先生 から「生命を捉えなおす ー動的平衡の視点からー」というタイトルでお話しいただきました。
蝶々に夢中で友人の少なかった幼少時代。心配した両親が,コミュニケーションのきっかけとなるよう買い与えた顕微鏡。これが裏目に出てしまい,今度は顕微鏡自体にのめりこんでしまう。顕微鏡の源流がオランダのレーウェンフック(科学者,「微生物学の父」とも称される)にあること,レーウェンフックのご近所さんに画家のフェルメールがいたことを調べ上げる。
それはそれとして,先生自身は海外でのポスドク生活なども含め,分子生物学者として自身が発見した遺伝子(タンパク質)を欠損させたマウスを用い,「機械論」的なアプローチからその役割を見つけようと研究を続ける。しかし,どんなに調べても遺伝子の欠損による変化は見つからず,機械論の見つめなおしを余儀なくされる。
(機械論:生物を機械と見なし,「遺伝子(部品)の欠損があれば,必ず変化(故障)が見られる」という考え方)
そしてとうとう,演題にもある「動的平衡」の概念に到達する。
先生は,ここまで淡々とお話になられていましたが,非常に専門的な事象をアニメーション等を駆使してわかりやすく,そしてユーモラスに語ってくださいました。自分はオタク気質なので,一つのことを徹底的に調べたくなる,全てを集めたくなる,とも話していましたが,どう考えても並のオタクのなせるものではありません。
話は遡り,ポスドク時代に見たフェルメールの絵に感動し,レーウェンフックとの関係もあり大ファンとなる。また,持ち前のオタク心をいかんなく発揮。現存するフェルメールの絵画を可能な限りすべて現地に見に行き,さらにはデジタル技術を駆使して精巧な「ニセモノ」を作成(許可は取ってあるとのこと)。この展覧会が日本だけでなく海外でも話題となり,今ではフェルメールに関する著書や展覧会の企画にも携わっているとのこと。
最後は,予定時間をオーバーしながらも興味深いお話で講演を締められました。「大きく変わらない(変わってしまわない)ために,小さく変わり続ける」ことの重要性,一つのことに真摯に向き合うことで必ず何かが生まれる,など,先生の研究や半生から多くのことを学べた良い機会となりました。
最後に,生徒会長から謝辞があり,講演会は終了となりました。
創立記念式が行われました。
本日の午後,本校創立148周年を記念し,創立記念式が行われました。
(ちなみに本校の創立記念日は10月10日です。覚えやすいですね。)
全校生徒が体育館に集合し,PTA会長様,操会会長様,各役員の方々を来賓に迎え,
まずは全員で「礎」の合唱を行いました。
こちらの曲は,年に1度,創立記念日の時のみ歌われる特別な曲となっています。
続いて,校長先生による式辞。
昨年は,創立147年にかけて「宇女高って『147(いーよな)』」を披露。期待が高まります。
…
まさかの「ギブアップ」!今年は創立148年でしたが,確かに語呂合わせは難しい。
というわけで話は,宇女高の歴史をおさらいし,宇女高がこの地「操町」に移転した1903年の話題となりました。
今年は引っ越してからちょうど120年。当時は,遠方からの生徒のために寮があったこと。
当時の操橋は木製であったことなどが紹介されました。
ここで,恒例のクイズタイム!次のA~Cを年代の古い順に並べてみましょう。
A 操橋が石造りとなる
B 現在の校歌が制定される
C 制服がなくなる
正解は,「A→B→C」!
A 「操が朽ちてはいけない」と石造りになったのが1915年。ちなみに長さは3m。
B 1921年に制定。作曲者は童謡「どんぐりころころ」の梁田 貞 先生。歌詞中の「幸の湖」は中禅寺湖。
C 戦後1948年。着物→袴→セーラー服→もんぺ→「なし」とのこと。
だそうです。
最後は学校を生命体に例え,生徒という構成分子は常に変化するが,宇女高自体は(良い意味で)大きく変わらず,「何か宇女高のDNAみたいなものがあるみたいですね。」とこの後に行われる講演会のテーマにつなげて終わりました。
続いてPTA会長の金田様,操会会長の花田様よりご祝辞をいただきました。
最後に102年の伝統を持つ校歌を歌い,創立記念式が終了しました。
英語宿泊研修を実施しました
1・2年生の希望者を対象として、秋休み中の9月29日(金)~10月1日(月)に、
「英語宿泊研修」を福島県の「British Hills」で実施しました。
イギリス風の建物、調度品に囲まれ、外国人講師の先生と英語だけの環境を満喫しながら、
参加者28名全員が全日程を元気に楽しく学ぶことができ、有意義な活動となりました。