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2020年11月の記事一覧
水産科3年永田くんの活動について
11月12日、令和2年度関東東海地区水産海洋高等学校生徒研究発表大会の審査がリモートで行われ、水産科3年永田旭くんが見事2位(優秀賞)となり、全国大会出場権を得ました。
永田くんの研究活動は、10/8と10/20に紹介したとおりです。校内発表大会で1位となり、関東東海地区大会に事前撮影の動画で出場し、各校長先生方の審査の結果、2位の報をいただきました。また、20日に掲載しました大田原市自然観察館の展示の様子は、下野新聞の取材を受けて25日の朝刊に掲載されました。
残念ながら、12月14・15日に静岡県焼津水産高校で開催予定の全国大会も事前撮影動画による出場となりました。練習を重ね、校内発表からさらにブラッシュアップして充実した発表ができるよう努力していきたいと思います。
永田くんの研究活動は、10/8と10/20に紹介したとおりです。校内発表大会で1位となり、関東東海地区大会に事前撮影の動画で出場し、各校長先生方の審査の結果、2位の報をいただきました。また、20日に掲載しました大田原市自然観察館の展示の様子は、下野新聞の取材を受けて25日の朝刊に掲載されました。
残念ながら、12月14・15日に静岡県焼津水産高校で開催予定の全国大会も事前撮影動画による出場となりました。練習を重ね、校内発表からさらにブラッシュアップして充実した発表ができるよう努力していきたいと思います。
第2回未来の職業人育成事業2日目
11/19(木)
馬頭中学校の実習場見学に合わせて、第2回目の未来の職業人育成事業を行いました。
今回は地元中学生にオニテナガエビを知ってもらい、興味を持ってもらうことを目標に、PRを行いました。
実習場見学も含め、この企画がこの先、地元を担う若者に水産業に興味を持ってもらうきっかけになったでしょうか!?
僕たちと一緒にオニテナガエビの養殖をしてくれる人、大募集中です。
次なる3回目にはオニテナガビを食することはできるでしょうか。養殖奮闘中です。
馬頭中学1年生水産科実習場見学
11月19日(木)
馬頭中学校の1年生65名が馬頭高校水産科実習場を訪れてくれました。地元を知ろう!という授業内容で高校に目を向けてくれたことにまず感謝です。
今回は3年生12名が、65名を受け入れました。3班に分かれて高校生4人ずつで水産科のことを説明しました。1時間強という短い時間でしたので20分ごとに、Ⅰ活動内容紹介 Ⅱ実習池見学 Ⅲ実習場隣設ビオトープ見学 の3つをローテーションで学んでもらいました。



当日は校長先生にお越しいただいたほか、馬頭ケーブルテレビも取材に訪れてくれました。本校生徒にとっても、自分たちの学校や活動を自分たちで説明する良い機会となりました。中学生は本当に熱心に話を聞いてくれました。この中から何とか馬頭高校水産科に入学してくれるといいなと、真剣にメモを取る中学生を見て思いました。
馬頭中学校の1年生65名が馬頭高校水産科実習場を訪れてくれました。地元を知ろう!という授業内容で高校に目を向けてくれたことにまず感謝です。
今回は3年生12名が、65名を受け入れました。3班に分かれて高校生4人ずつで水産科のことを説明しました。1時間強という短い時間でしたので20分ごとに、Ⅰ活動内容紹介 Ⅱ実習池見学 Ⅲ実習場隣設ビオトープ見学 の3つをローテーションで学んでもらいました。
当日は校長先生にお越しいただいたほか、馬頭ケーブルテレビも取材に訪れてくれました。本校生徒にとっても、自分たちの学校や活動を自分たちで説明する良い機会となりました。中学生は本当に熱心に話を聞いてくれました。この中から何とか馬頭高校水産科に入学してくれるといいなと、真剣にメモを取る中学生を見て思いました。
海洋生物 最後のガサ授業
11月19日(木)
水産科3年生「海洋生物」の授業で、この授業としては高校最後の水辺のガサガサによる水生生物採集を行いました。水産科実習場周辺の農水路やビオトープにおいて、自由に生物を採集するという授業です。与えられた課題はちょうど一時間をかけて誰が一番多くの種類を捕まえることができるか。水温の低くなったこの時期、どのような水生生物がどこにどのようなかたちで生息しているかを推測し、採集するというものです。採集した後は、用意された各種図鑑をもとに種の同定を行います。採集方法と場所は自分で考えます。一番多くの種類を見つけることができた人に豪華賞品をプレゼントするという人気企画です。


結果、クラス全体で合計41種類の生物を採集、同定できました。種は間違いなく違うけど同定できなかった生物もいましたので、実際にはもっと多くの種類が見つかっていたのかもしれません。内訳は次の通りです。
甲殻類3 アミメカゲロウ1 カゲロウ3 カメムシ3 カワゲラ2 トビケラ1 コウチュウ2
トンボ9 ハエ類1 軟体動物5 両生類2 魚類6
このうち、両生類でカジカガエルおよびヤマアカガエルが捕れるのはこの時期ならではであることと、山間部であることを示しているのかもしれません。魚類はカジカとアブラハヤが捕れました。アブラハヤは最近姿をなかなか見ることができなくなりました。レッドデータブックで栃木県では要注目となっていますが、より上位にしてもよいのではというくらい数が減りました。武茂川系の水路にいたことが非常に良かったです。
今回の授業は2つのことを示してくれたと思います。ひとつは八溝の自然が豊かであること。この短時間でこれだけの種類が見つかるということ。希少な種も含まれること。改めてこの自然を大切にしたいです。もうひとつは、生徒の知識と経験と技術。3年間で様々なことを学び、教員のアドバイスを受けずに41種を集めることができたことを頼もしく思いました。ちなみに、最も多くの種類を見つけたのは3人で、それぞれ31種でした。
最後は、生物が生息していた場所に生きたまま戻しました。
水産科3年生「海洋生物」の授業で、この授業としては高校最後の水辺のガサガサによる水生生物採集を行いました。水産科実習場周辺の農水路やビオトープにおいて、自由に生物を採集するという授業です。与えられた課題はちょうど一時間をかけて誰が一番多くの種類を捕まえることができるか。水温の低くなったこの時期、どのような水生生物がどこにどのようなかたちで生息しているかを推測し、採集するというものです。採集した後は、用意された各種図鑑をもとに種の同定を行います。採集方法と場所は自分で考えます。一番多くの種類を見つけることができた人に豪華賞品をプレゼントするという人気企画です。
結果、クラス全体で合計41種類の生物を採集、同定できました。種は間違いなく違うけど同定できなかった生物もいましたので、実際にはもっと多くの種類が見つかっていたのかもしれません。内訳は次の通りです。
甲殻類3 アミメカゲロウ1 カゲロウ3 カメムシ3 カワゲラ2 トビケラ1 コウチュウ2
トンボ9 ハエ類1 軟体動物5 両生類2 魚類6
このうち、両生類でカジカガエルおよびヤマアカガエルが捕れるのはこの時期ならではであることと、山間部であることを示しているのかもしれません。魚類はカジカとアブラハヤが捕れました。アブラハヤは最近姿をなかなか見ることができなくなりました。レッドデータブックで栃木県では要注目となっていますが、より上位にしてもよいのではというくらい数が減りました。武茂川系の水路にいたことが非常に良かったです。
今回の授業は2つのことを示してくれたと思います。ひとつは八溝の自然が豊かであること。この短時間でこれだけの種類が見つかるということ。希少な種も含まれること。改めてこの自然を大切にしたいです。もうひとつは、生徒の知識と経験と技術。3年間で様々なことを学び、教員のアドバイスを受けずに41種を集めることができたことを頼もしく思いました。ちなみに、最も多くの種類を見つけたのは3人で、それぞれ31種でした。
最後は、生物が生息していた場所に生きたまま戻しました。
水産科3年サケ採集
11/12(木) 毎年水産科3年生の恒例実習、武茂川遡上サケの採集を行いました。
今年はサケの遡上数が激減し、昨年まであれだけたくさん遡上していたサケの群れが全くといっていいほど見られませんでした。わずかに見られるサケを採集し、人工授精を行いました。今後ふ化させた稚魚を飼育し、ある程度のサイズに成長させて再度武茂川に放流することにより、資源の維持を図るという目的で実習を行っています。
人工採卵が終わったサケは、小さく切り刻み、魚醤の製造に活用します。採集することは一見残酷なようですが、親魚を確保することで資源を維持し、本来ならば川の異臭につながる産卵を終えたサケの亡骸を生じさせずに有効活用することができるのです。
しかしながら、サケの遡上数が大きく減少していることは極めて大きな問題です。原因は多種多様に考えられているところだと思います。原因が何であれ、いろいろなことを考えさせられます。治水工事は本当に大切ですが、サケやアユなど水産上重要種はもちろん、生物多様性を大切にした河川のあり方の論議は必要だと思います。また、コクチバスをはじめとした外来魚の生息がサケの稚魚期に及ぼす影響も詳しく調査する必要があるかもしれません。その他挙げたら五指では足りないのでしょうが、いずれにせよ、生徒にとってはそのすべてが勉強です。ひとつひとつを大切に学んでほしいです。
今年はサケの遡上数が激減し、昨年まであれだけたくさん遡上していたサケの群れが全くといっていいほど見られませんでした。わずかに見られるサケを採集し、人工授精を行いました。今後ふ化させた稚魚を飼育し、ある程度のサイズに成長させて再度武茂川に放流することにより、資源の維持を図るという目的で実習を行っています。
人工採卵が終わったサケは、小さく切り刻み、魚醤の製造に活用します。採集することは一見残酷なようですが、親魚を確保することで資源を維持し、本来ならば川の異臭につながる産卵を終えたサケの亡骸を生じさせずに有効活用することができるのです。
しかしながら、サケの遡上数が大きく減少していることは極めて大きな問題です。原因は多種多様に考えられているところだと思います。原因が何であれ、いろいろなことを考えさせられます。治水工事は本当に大切ですが、サケやアユなど水産上重要種はもちろん、生物多様性を大切にした河川のあり方の論議は必要だと思います。また、コクチバスをはじめとした外来魚の生息がサケの稚魚期に及ぼす影響も詳しく調査する必要があるかもしれません。その他挙げたら五指では足りないのでしょうが、いずれにせよ、生徒にとってはそのすべてが勉強です。ひとつひとつを大切に学んでほしいです。
馬頭小学校交流 サケの観察
11月10日(火)風の冷たさを感じつつも快晴の日差しを浴びる天候に恵まれ、馬頭小学校の4年生49名と本校水産科3年生12名が武茂川河川敷にて交流授業を行いました。
前半は、1組が武茂川を遡上してきたサケが泳ぐ様子や産卵床などを観察し、武茂川の環境、サケ漁の仕方や道具などの解説を本校生が行いました。2組はサケの一生についての解説を聴き、武茂川で生まれたサケがアラスカ周辺まで回遊した後数年かけてもう一度武茂川に戻ってくることを学びました。実際に投網で捕まえたサケを観察し、雄と雌の特徴や違いについてスケッチを通して学習しました。後半はクラスを変えて同じ学習活動を行いました。小学生はサケの大きさやかっこよさに大きな歓声を上げ、中には鋭い質問で高校生が答えられない場面もありました。
最後には、那珂川町にはサケが遡上する素晴らしい川があること、そしてサケが遡上し続ける環境をみんなが守ってほしいというメッセージを伝え、交流授業を終えました。本校生にとっても、学んだことを小学生に伝える本当によい機会となりました。
前半は、1組が武茂川を遡上してきたサケが泳ぐ様子や産卵床などを観察し、武茂川の環境、サケ漁の仕方や道具などの解説を本校生が行いました。2組はサケの一生についての解説を聴き、武茂川で生まれたサケがアラスカ周辺まで回遊した後数年かけてもう一度武茂川に戻ってくることを学びました。実際に投網で捕まえたサケを観察し、雄と雌の特徴や違いについてスケッチを通して学習しました。後半はクラスを変えて同じ学習活動を行いました。小学生はサケの大きさやかっこよさに大きな歓声を上げ、中には鋭い質問で高校生が答えられない場面もありました。
最後には、那珂川町にはサケが遡上する素晴らしい川があること、そしてサケが遡上し続ける環境をみんなが守ってほしいというメッセージを伝え、交流授業を終えました。本校生にとっても、学んだことを小学生に伝える本当によい機会となりました。
水産科3年生那珂川カヌー下り
11月5日(金)快晴のベストコンディションの中、毎年恒例の那珂川カヌー下りが実施されました。本来ならば、アユ釣りが解禁される直前の5月末に実施される予定でしたが、コロナウイルス感染対策として延期となっていました。最も心配だったことは11月になったことによる水温低下と天候の悪化でしたが、生徒の日ごろの行動が良かったのか、これ以上ないほどの雲と風のない温暖な一日となりました。
変更は時期だけでなく、航程自体も大幅に縮小しました。水産科3年生は、全部で12名。担任と指導教員と合わせ、15艇のカヌーが例年よりもゆっくりと大松橋から那須烏山市落石地区までのおおよそ14㎞を、時間をかけて下りました。ちょうどアユが産卵のため川を下り始めており、アユ釣り師の姿はまばらとなり、興野大橋下の堰には落ちアユを待つ投網を持った漁師が並んでいました。一方で上流とへ向かう大魚を凝視する釣り師の姿も見られました。ここ数年、すっかり遡上数を減らしてしまっているサケを狙っているようです。例年ならば新緑の中をですが、今年は赤く色づき始めた山々を背後に、生徒たちは瀬に見え隠れする岩や変化に富んだ流れにも集中しながら、3年余りを共にしてきた仲間とともに雄大な那珂川を下りました。


なお、当日は下野新聞社や那珂川テレビの取材を受けて報道されました。新聞のリンクは下記の通りです。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/381166
変更は時期だけでなく、航程自体も大幅に縮小しました。水産科3年生は、全部で12名。担任と指導教員と合わせ、15艇のカヌーが例年よりもゆっくりと大松橋から那須烏山市落石地区までのおおよそ14㎞を、時間をかけて下りました。ちょうどアユが産卵のため川を下り始めており、アユ釣り師の姿はまばらとなり、興野大橋下の堰には落ちアユを待つ投網を持った漁師が並んでいました。一方で上流とへ向かう大魚を凝視する釣り師の姿も見られました。ここ数年、すっかり遡上数を減らしてしまっているサケを狙っているようです。例年ならば新緑の中をですが、今年は赤く色づき始めた山々を背後に、生徒たちは瀬に見え隠れする岩や変化に富んだ流れにも集中しながら、3年余りを共にしてきた仲間とともに雄大な那珂川を下りました。
なお、当日は下野新聞社や那珂川テレビの取材を受けて報道されました。新聞のリンクは下記の通りです。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/381166
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