農業科のできごと

農業科【食品化学科・農業経営科・生物工学科】便り

ドローンについて実習で学びました

 本日の作物実習で、ドローンの利用と操作法について学習しました。
ドローンは空撮に利用するだけでなく、農業分野では農薬の散布などにも利用されています。

 資料を使っての講義のあと、いよいよ実践です。
 ドローンを実際に操作しました。次のステップでは、トランシーバーを使って補助してもらいながら、指定の場所までドローンを移動させました。
 近い距離でも想像以上に難しく、苦戦しながら操作しました。

  

 

実習の様子(冬)

大山農場の実習の紹介です。冬は収穫物はあまりない季節ですが、冬ならではの実習があります。

果樹園ではナシのせん定(不要な枝を切ること)が行われます。冬は植物が活発でないこともあり、せん定に適した季節です。葉も落ちていて枝がよく見えていますね。

せん定前のナシとせん定後のナシ(さっぱりしています!)

今日は枝をきれいに集めて、チッパー(枝をチップ状にする機械)かける準備をしています。枝には今年花になる予定のつぼみがたくさんありました。この先どんな成長をしていくかを想像しながら管理することが大事だと先生に教わっています。

異なるグループでは農場内のキンモクセイをせん定しています。

ハウス内の実習では、トマトの収穫と袋詰めを行い、西那須野の市場に出荷します。試食をした生徒は、「甘くておいしい!」と話していました。冬はゆっくり赤くなるので甘くなるそうです。

実習の様子(冬)

寒波がせまり、雪がちらついていますが、実習では春に向けて種まきが行われています。

ベゴニアという花の種はとても小さいため、コーティングされ、ちいさな丸い形になっています。

機械を使って種まきをしていきます。この機械のおかげで、1つのセルに1つ種をまくことができます。

なれない作業は難しいところもありますが、皆さんとても上手にできていました

大豆遺伝子の電気泳動【生物工学科】

東京バイオ専門学校の先生方をお招きし、遺伝子関係の特別授業を実施しました。

高校には無い実験器具を使いながら大豆の遺伝子について学習しました。

DNAは水溶液中でマイナスに帯電するため、プラスの電極に引っ張られます。

全員しっかり事前の操作を行えたので、DNAは同じ長さのバンドになっています。

 

 

 

 

在来大豆の有機栽培【生物工学科】

生物工学では今年度、在来大豆の有機栽培に取り組んでいます。

在来大豆とは、それぞれの地域で昔から栽培されてきた大豆です。

収穫量が多くなかったり、形がいびつな物があって機械で選別できないなど様々な理由から栽培する人が激減している現状です。

 

大豆は味噌・醤油・豆腐・油揚げ・納豆・きな粉など日本食を支える大事な食材です。

在来大豆が無くなってしまったら、その地域で食べられてきた大豆が無くなり

その地域の食文化が失われてしまう可能性もあるため、

那須拓陽高校では栃木県内の在来大豆を栽培し、品種の保全にも力を入れています。