校長室便り

校長室便り

【中1】「英語」の授業見学(栗原先生)

5月27日(金)2限目、中学1年2組の「英語」の授業(栗原先生、ALT:クロイ先生)を見学しました。単元は「Unit2 Club Activities(部活動)」のpart 2 「どのくらい練習しているの?」でした。

この単元は、生徒たちが部活動を見学し、どの部に入ろうかを考えています。

Tinaは、BASKETBALL、TABLE TENNIS TEAM、 Drama Club の3つの部活動に誘われています。Tina は、それぞれの部活動がどのくらいの頻度で練習をしているのかを聞いています。(確かに、重要な情報ですね。)

授業では、その会話を聞き取り、当てはまるところを線で結んでいきます。

次に、自分が好きなことを、友達にも好きかどうかたずねます。

栗原先生とクロイ先生が、質問とその答え方のお手本を示してくれました。

そのやりとりを参考に、今度は生徒たちが近くの生徒とペアワークを行いました。

次々に、相手を変えて会話を繰り返します。

栗原先生とクロイ先生は、生徒たちのやり取りを聞きながら、生徒たちを褒めたり、励ましたりしていました。

*英語の教科書や授業は、Unit ごとに、ストーリー性があって、日常生活の中で使われる会話を学ぶことを通して、文法的な表現も身に付けることができるよう、工夫されています。教科書に出てくる中学生たちは、学年とともに成長し、中3のころには、恋模様もでてくるそうです。生徒たちは、楽しく英語の世界に入り込んでいました。

【中3】「英語」の授業見学(高木先生)

5月26日(木)4限目、中学3年2組の「英語」の授業(高木先生)を見学しました。

今日の単元は、Daily  Life(ディスカッション)で、「会話の聞き取り」が中心でした。

教科書には次のように書いてありました。
「修学旅行で京都に行く生徒たちが、班の自由行動の行き先を話し合います。それぞれの生徒の意見と話し合いの流れに注意して、ディスカッションを聞き取ります。」

電子黒板のデジタル教科書から、4人の生徒たち(Daigo、Yukari、Cathy、Makoto)の会話の音声が、順番に流れてくるので、そこから、誰がどこに行きたいかを聞き取ります。



生徒たちは、4人の提案者の発言ごとに、どこに行きたいのかをメモし、それを基に、「〇〇さんは、こういう理由で□□を提案している。」などと話し合います。


ちなみに、4人から提案があった場所は、以下の8つでした。
金閣寺、銀閣寺、伏見稲荷、嵐山、清水寺、龍安寺、平等院鳳凰堂、太秦映画村
なかなか、手堅いですね。それぞれが推す理由を聞いていると、なるほどそうなのか、という気がしてきます。参考になった生徒も多かったと思います。

高木先生から、訪問先の補足情報が加わりました。修学旅行でどこを訪問したいか、これから行く修学旅行のことを想像して、なんとなく楽しい気分になっていました。


最後に、今日学んだことを振り返り、何ができるようになったのかを確かめました。

【高3】「フードデザイン」の授業見学(保科先生)

5月26日(木)3・4限目、高校3年3組の「フードデザイン」(7名選択)の授業(保科先生)を見学しました。今日のメニューは、ハンバーグステーキコンソメスープつけあわせ(アスパラ、ジャガイモ、ニンニク)、カントリークッキー、と盛りだくさんでした。

おいしそうに盛り付けができました。

2つのグループに分かれ、分担して作業を進めています。


こちらは、カントリークッキーづくりです。


こんな風に焼き上がりました。黒いつぶつぶはチョコチップです。


最後の仕上げに取りかかります。あとはハンバーグを焼けばできあがりです。


きれいに盛り付けています。




やっと、ここまでたどり着きました。






自分たちで作った味は、格別ですね。皆、大満足で食べていました。

【高2】足利市バドミントン大会優勝!

5月22日(日)、「足利市オープンバドミントン大会」が開催され、高校2年3組春山怜也君が、男子一般の部で「優勝」しました。おめでとうございます。

春山君は、足利市立毛野中学校で、バドミントン部に所属し、県でもベスト16という成績を収めました。佐野高校に入学してからは、バスケットボール部に入部しましたが、「さくらグレート」というバドミントンのクラブチームでも、毎週木曜日の夜7時から9時半まで練習することで、バスケットボールとバドミントンを両立しています。

今回の大会は、足利市バドミントン協会の主催で開催され、男子・一般の部は約60名が参加しました。その中で見事「優勝」しました。



春山君によると、バドミントンの魅力は、ラリーの面白さと点を決める瞬間の爽快さ、だそうです。今後の活躍も期待しています。

【高3】全国軽音フェスティバル

5月13日(金)放課後、軽音楽部の高沢理瑚(3-4)さんが「全国高等学校軽音フェスティバル」に挑戦したことを報告に来てくれました。高沢さんは、笹村色織さん、越田和哉君(3-2)、田中誠人君(3-3)、磯貝虎生君(3-4)の5人でバンドを組んでおり、ボーカルを担当しています。

「全国高等学校軽音フェスティバル」は、軽音楽を学んでいるバンドの甲子園のような存在で、書類選考(映像・書類審査)の後、本祭(本選決勝大会)進出校が決定されます。
高沢さんたちのバンドは、本校の代表としてエントリーし、書類選考の結果待ちをしていました。そして、5月9日(月)本祭出場校が発表されました。はたして、その結果は?

全国高等学校「軽音フェスティバル」in 大阪城

残念ながら、本祭(本選決勝大会)進出は果たせませんでしたが、書類審査で送った高沢さん達のバンドの演奏を皆さんにも聞いていただきたいと、ユーチューブのアドレスを限定公開することにしました。

高沢さん達のバンド演奏(ユーチューブ限定公開)

本校の「天体ドーム」の中で収録しました。軽音楽部の部室でもあります。他にはない独特のロケーションです。天体ドームのレトロな空気感とカバー曲の雰囲気がマッチしていました。映像には不思議な立体感もあり、魅力的な演奏と映像だと思いました。

【高1】「数学ⅠA」の授業見学(松井先生)

5月25日(水)6限目、高校1年4組の「数学ⅠA」の授業(松井先生)を見学しました。単元は、二次方程式のグラフで、わからないところを教え合いながら、理解を深めていました。



教科書の問題を順番に解いていくことで、二次方程式をグラフに表すコツがつかめてきています。それぞれの答えを確かめ合ったり、わからないところを気軽に質問できる雰囲気ができていました。



わかっている生徒も、クラスメートにわかりやすく教えることで、逆に、そうだったのかと気づくこともあるようです。

なるほど、わかった、という瞬間の表情です。


授業の最後に、今日できるようになったことを確かめ合っています。



生徒たちは、自分で考えたり、本当にそれでいいのか確認したり、ちょっとでも疑問が生じたら、得意な生徒に聞いたり、教えたり、を繰り返しながら、集団全体として、ここまでわかった、というところまで到達していました。

【高2】「トビタテ!留学JAPAN」 テイクオフ

5月23日(金)放課後、高校2年1組の細井光希さんが、「トビタテ!留学JAPAN」で、8月6日から3週間、南ヨーロッパの「マルタ共和国」で留学することについて、報告に来てくれました。

細井さんは、高校1年生の時、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム アカデミック(テイクオフ)」に応募し、採択されました。しかし、その年の夏休みは、コロナ禍で出発が見送られたため、今回、ようやく実現できることになりました。

1年前、どのような思いで応募したのか、また、出発できなかったこの1年間、どんなことを考えていたのか、などについて話をききました。

Q1:細井さんの留学の目的を教えてください。

→留学計画のタイトルは、「バレーボールと思いを『繋ぐ』~真の強さと在り方を探る」としました。バレーと歩んできた私の15年間をアピールしました。


Q2:細井さんにとって、バレーボールはどのような存在だったのですか?

→私は那須塩原市で生まれ、小学3年生の頃から、両親の影響で、バレーボール部に入部しました。小さな小学校だったので、女子のほとんどはバレー部に所属し、小6の時には、歴代最強世代となり、地区大会、県大会とハードな練習に打ち込んできました。私は、決してうまい選手ではなかったのですが、いつもいっぱいいっぱいで、追い込み型の練習や怒鳴り声、自分のせいで起こる連帯責任の罰ゲームなどが怖くなり、「下手でも頑張るから見捨てないで」「何のためにバレーをしてるのだろう?」「勝つため、って辛いことしかない」と思いながらバレーを続けてきました。

広い世界をみるため、中学は佐附中を受験し合格しました。現在は、親元を離れ、祖父母の家で生活していますが、中学でもバレー部に入部しました。チームのモットーは『全員で勝つ』ことでした。チームの中で競い合ってきた私は、とても戸惑いました。人数不足で思うように練習できなかったり、試合で1セットもとれなかったり、今までとは全く異なる壁にも直面しました。私は、キャプテンでありながら、『負ければ怒鳴られた』以前の恐怖に打ち勝つことができず、一人足を引っ張ったまま引退を迎えました。私の心には、最後の最後まで自分に負けた情けなさと恥ずかしさで、後悔が残りました。

現在、高校でもバレーボールを続けていますが、なかなか勝てなかった中、先日行われた南部地区の大会で2回勝てたことで、今まで続けてきたバレーボールの楽しさを改めて実感することができました。楽しいはずのバレーを心から楽しめた自分がいました。

今の日本のスポーツ界には「精神的な追い込み」や「肉体的追い込み」、「過剰な縦社会・実力社会」「女子アスリートへの体調管理・不自然なアングルやタイミングの撮影」など、多くの問題があるように感じています。それらを改善すべく最近では、元日本代表の益子直美さんが、「選手を怒らないバレーボール大会」を開催されたり、大山加奈さんが「過度なストレスからくる生理不順」などについてSNSで発信したり、指導方法などの改善に向けた活動も活発になってきています。また、ドイツ人のバレーボールコーチが「日本人は苦しみに耐えることを精神力というが、ドイツでは苦しい時にクリエイティブになれることを精神力という」と語っているものもありました。

今回の留学の目的は、ヨーロッパで『スポーツの本来のあるべき姿』と『スポーツの強さ』について研究することです。この2つについて学び、今の日本のスポーツに必要なこと、あるいは足りていないことを見いだし、最終的には『真のスポーツの強さと在り方』の答えを求めたいと思います。



Q3:留学先に「マルタ共和国」を選んだのはなぜですか?

→語学研修(英語)と異文化交流の両方ができることに魅力を感じました。留学期間中は、「シュプラッハカフェ・マルタ」という語学学校に入り、外国の人たちと寮生活をします。午前中は毎日、英語の授業を多くの国の人たちと受け、午後はビーチバレーや地元のバレーチームで練習することを計画しています。スポーツは万国共通なので、みんなと仲良くなれると思います。もう一つ、海が見えることは、山の中で育った私にとって、唯一の強い希望でした。


また、トビタテ!留学JAPANプログラムは、日本の伝統文化を伝える、という使命もあります。私は、自分の勝負飯である「おにぎり」を同じ寮の生徒に振る舞います。世界に誇る日本のお米を使って、おいしさと沸き上がるパワーを届けたいと思います。それと、折り紙を伝えたいです。その中でも、みんなで作り上げる千羽鶴に魅力を感じています。つなげてできる「千羽鶴」には「団結・応援・祈願」の意味もあり、スポーツにもつながっています。千羽までとはいかなくても、ミニサイズで実際に作って、この美しさを伝えたいです。


Q4:この1年間でどんなことを考えましたか?

→学校の課題研究のテーマを「国内のスポーツにおける問題」と設定し、『うーんどうやって楽しむ?』というタイトルで研究しました。私の他に、福知さん、高瀬さん(ボート部)、寺内さん(ラグビー部)の4人の研究班で、それぞれの課題について、本音で意見を言い合えたことが、とても良い体験でした。

私は、勝利至上主義やジェンダーの問題など、今の日本の現状を知ることで、マルタで何を学び、どう反映させたいかを具体化することができました。

その中で、私が最も尊敬する元バレーボール日本代表の大山加奈氏への取材ができたことが印象的でした。ダメ元で、試しにTwitter にDMをしたら、大山さんから、ぜひ話がききたいとオファーがあり、実現しました。Zoomを使って、1時間以上、話をする事ができました。今回の留学の成果もプレゼンして欲しいと言ってくださいました。

また、スポーツにまつわるイベントがたくさんありました。
東京五輪では、LGBTQへの対応で、トランスジェンダー選手(男→女)に対して、日本人は外国より理解が進んでいないことがわかり、栃木国体では、佐野市でバレーボール大会が開催されるため、精神障害者の部の補助員をする体験ができました。誰でも楽しめるスポーツの魅力について、考えることができました。



Q5:最後に、一言お願いします。

→私は、バレーボールとともに成長してきました。小学生の頃から悩み、ときに恐怖さえ感じたバレーボールですが、ここまで続けてきたのは、仲間と、思いとボールを『繋ぐ』面白さを超えるものが何一つ見つからないくらい、本当に楽しかったからです。だからこそ、自分の経験を通して、日本のスポーツ界で感じた様々な問題を解決し、私の大好きなアニメ『ハイキュー!!』のように、『さあ今日もバレーボールは面白いと証明しよう』と思います。


*この留学にかける細井さんの思いが、じんじんと伝わってきました。
マルタでの留学の成果を楽しみにしています。本校生にもぜひ、プレゼンしてください。応援しています。

【中学】各種委員会活動

5月23日(月)放課後、中学校による各種委員会活動がありました。年間計画などをたてていました。

広報委員会の会場に貼られていたポスターです。


広報委員会です。


安全委員会です。


生活委員会


福祉委員会


体育委員会


環境委員会

【高1】保健体育の授業見学(瀧川先生)

5月23日(月)6限目、高校1年1組の「保健体育」の授業(瀧川先生)を見学しました。「ヘルスプロモーションと健康に関わる環境づくり」について、担当となった班が授業を行いました。

4班(小林璃俐さん、今野紗愛さん、嶋村優希さん、菅野紗羽さん)

21日(土)に学校で発表の準備をしている4人に、職員室でたまたま出会いました。生徒だけで、1コマの授業をすると聞き、どんな内容でどのように構成するのか、とても興味を持ちました。そこで、「23日の6限、1-1」と手帳にメモしておき、授業の始まりから終わりまで、見学しました。


授業は、教科書に書いてあることをわかりやすく自分たちの言葉に置き換えて説明していました。


また、要所要所で、言葉の意味やどんな事例があるかなど、グループ内で相談したりしています。


ここでは、クイズを使って興味をひく工夫をしていました。


クラスの皆もクイズに参加し、ちゃんと手をあげるなど、授業を盛り上げてくれています。(素晴らしいです)


ユニットバイアスなど、興味深い話題を盛り込んでいます。




そして、本時の本題である「ヘルスプロモーション」として、どんなことが考えられるか、グループワークに移りました。


全員が話し合いに参加しています。









指名された生徒が、何名か発表しました。




最後は今日の授業に関する小テストを行い、重要なことを再確認しました。



今日の授業の振り返りと評価を行い、4名による授業は終了しました。

皆からは、4人の頑張りに対して、大きな拍手が送られました。




あまりにも堂々と、見事に授業をやり切ったことにびっくりしました。興味と集中力をキープするためのたくさんの工夫がなされており、最後に、キーワードを改めて強調することで、今日学んだことが、ちゃんと頭に残るよう構成されていたのは、素晴らしかったです。教育実習生もうかうかしてられませんね。

4人は、このプレゼンの準備をするために、教科書に書かれていることを深く学び、他の生徒たちも、クラスメートの授業でより身近に感じることができていたように思いました。4人の頑張りには、改めて拍手を送りたいと思います。

次回は、瀧川先生による、本時に関する補足説明の時間となっているそうです。保健体育の授業は、生徒によるプレゼンと先生による補足説明がセットになっており、それによって、「主体的・対話的で深い学び」につながるよう、工夫されています。