校長室便り

校長室便り

【中3】数学の授業見学(星野先生)

4月20日(水)4限目、中学3年2組(二分割)の「数学」の授業(星野先生)を見学しました。式の展開の公式について、電子黒板を駆使してわかりやすく教えていました。

式の展開の公式は4つありますが、授業では、なぜ、このような公式になっているのかを実際に式を展開して確かめていました。その上で、公式を使うことで、すばやく答えが出せるよう、繰り返し練習を重ねました。






電子黒板とデジタル教科書を使うことで、まるで動く教科書のように、解き方が手に取るように「見える」ことが、大きなメリットです。圧倒的なわかりやすさと、いちいち書いたり消したりしなくていいので、リズミカルなテンポ感によって、授業に集中することができていました。

【中2】数学の授業見学(安藤先生、山田先生)

4月20日(水)1限目、中学2年3組(2分割)の「数学」の授業(安藤先生、山田先生)を見学しました。単元は、多項式の計算でした。

安藤先生は、今年度、新しい取り組みを始めました。授業の最初に、今日の目当てと、全員が到達する課題(問題)、そして発展的な課題(問題)を以下のように黒板に示します。

生徒たちは、机を合わせたグループでその課題(問題)を解答していきます。わからないところがあったら、グループ内で教えてもらうことで、全員が課題をクリアしていきます。










全員がクリアできれば、発展問題に取り掛かります。
このやり方によって、先生の話を聞いているだけの受け身の時間がなくなり、常に、手を動かしたり、教えたり、教わったり、というアクティブな時間に変わりました。

一方、安藤先生は、生徒からの質問を受けたり、つまづいている生徒のサポートに専念することができるようになり、生徒たちは、より「主体的で対話的な深い学び」ができるような環境になっていることを感じました。


時間を決めて、こうした活動を重ね、最後に、間違いやすい点や発展的な内容についても、整理していきます。このように、メリハリをつけることで、生徒はその時その時の活動に集中して取り組んでいます。


単元の内容によっては、解き方の説明のウエイトが多くなってくることもあるかもしれません。授業の最後には、生徒一人一人が振り返りをシートに書いており、それを見せてもらった感じでも、うまく回っている感じでした。素晴らしい取り組みだと思います。

ところで、この方式による授業の進め方は、ペアを組んでいる山田先生と周到な準備と連携の下で進んでいます。

二分割したもう一方のクラス(山田先生)では、基本的には、生徒同士が教え合うやり方で進めていますが、グループではなく、一人ひとりがベースとなって、進められています。このやり方は、今まで、山田先生と安藤先生によって進めてきたやり方なので、生徒にとっては、慣れた授業、と言えるかもしれません。







安藤先生と山田先生は、単元ごとにクラスが入れ替わるので、生徒は、この2つのやり方を体験することができます。いろいろやってみることで、より深い学びができる授業を目指しているそうです。

授業も日々、シンカしていることを感じました。また、生徒と先生方がともにチャレンジできる学校なんだなと、改めて実感しました。もちろん応援しています。

【高校】陸上競技部の練習見学

4月19日(火)放課後、高校の陸上競技部の練習を見学しました。まずは、短距離チームです。

左から、マネージャーの小川優栞さん(3-2)、部長の生井求くん(3-3)、若菜敬くん(1-4)、熊倉直希くん(3-1)、須藤涼佑くん(2-1)です。関東大会、そしてインターハイ出場を目指しています。

続いて、跳躍チームです。

左から、新井美月さん(3-3)、加藤瞳さん(3-2)です。種目は走り幅跳び、棒高跳び、三段跳びで、まずは佐高記録を塗り替え、関東大会で記録を出すことを目標にしています。

短距離チーム、跳躍チーム、ともに少数精鋭のメンバーです。
力を発揮できるよう応援しています。

他にも、長距離チームもあるそうですが、また別の機会に紹介します。

【中3】「シンカゼミフィールドワーク」事前学習

4月19日(火)6限目、中学3年生の「シンカゼミフィールドワーク宿泊学習」の事前学習が、オンラインを使って行われていました。

中学3年生は、コロナの影響で、中1の「ふれあい宿泊学習」、中2の「林間学校」が中止となってしまったため、4月22日(金)と23日(土)の1泊2日で、初めての宿泊学習を実施します。「なす高原自然の家」に宿泊します。




各係の班長が、注意事項を説明しています。








皆さん、とても楽しみにしているようです。その気持ちを表現してもらいました。

【高2】数学ⅡBの授業見学(大宮先生)

4月19日(火)6限目、高校2年3・4組(3分割)の「数学ⅡB」の授業(大宮先生)を見学しました。高次方程式の問題演習の授業でした。お互いにわからないところを教え合っているのが特徴的でした。「誰一人取り残さない」ということが徹底されていました。







わからないところがあれば、周りで教えてくれます。




最後は納得して答えを導き出していました。



小人数授業のメリットを生かした教え合う授業が、普通に行われていました。

【中2】SDGs研究で探究学習

4月18日(月)放課後、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんの二人が、校長室に相談に来てくれました。1年生の時のSDGs研究で、環境問題等について調べたことがきっかけで、自分たちの後輩である小学生にも伝えたいという気持ちになり、どうしたら実現できるか、を考えていることを話してくれました。

例えば、今、ウクライナでは食べるものにも困っている人たちがいる中で、フードロスの問題を解決する方法はないのか、スーパーなどで廃棄される食品の実態を調査するなど、自分たちにもできることはないのか、そうした活動を通してわかったことを小学生にも伝え、感じてもらいたい、という強い思いがあることが伝わってきました。

自分たちで考え、行動を起こすことは、とても大きなチャレンジであり、素晴らしいことだと思います。そのためのステップとして、自分たちのやりたいことを整理し、「なるほど」と思える企画書を作ってみてはどうかと提案しました。

たまたま、二人の思いを知っている担任の廣瀬先生が近くにいらっしゃったので、話に加わってもらい、今後、調査や企画書作成等に向けて、相談に乗ってくれることになりました。


校長室を訪ねてくれた勇気ある二人から、こちらも勇気をもらいました。

【高校】自転車点検がありました

4月18日(月)昼休み、高校の安全委員による「自転車点検」が行われました。各クラスの安全委員が、自分のクラスの自転車通学者の自転車を点検してくれました。

とてもスムーズに進みました。













安全委員の皆さん、ご苦労様でした。

自転車に不備があった生徒は、直ちに整えてください。

身近な風景 ~那須の自然

4月17日(日)中1の「ふれあい宿泊学習」最終日は晴天に恵まれました。今日は、朝7時過ぎに佐野を出発し、9時に「ウインディ那須」で合流しました。那須は、まだ桜が咲いていました。

佐野市の桜は、完全に「葉桜」ですが、那須の桜はまだまだ見栄えがしました。

「ウインディ那須」の少し手前には、あの「殺生石」があります。石が真っ二つに割れたことで今、話題ですが、そのせいか、駐車場は満杯で、観光客もたくさんいました。



途中には「千体地蔵」があり、おどろおどろしい雰囲気が「殺生石」への期待を高めています。赤い帽子のアクセントが効いています。



これが、「殺生石」のある場所です。中央にある石に注目です。

確かに、見事に割れています。割れて転がり落ちた瞬間が想像できるほど、潔い割れ方です。こことここがくっついていたんだなと、すぐにわかりました。おそらく、単なる風化で、これ以上耐えられなくなった瞬間に割れたんだと思いますが、一見の価値はありました。


「ウインディ那須」の駐車場から見た那須連山です。少し雲がかかっていますが、山肌はくっきりと見えていました。


こちらは、「ウインディ那須」の入り口近くにある「池」です。ここに、カエルが卵を産んでいるらしく、所長さんから、何カエルの卵なのか調べて欲しい、という依頼がありましたので、車に積んである長靴をはき、ただちに調査しました。


カエルの卵塊がたくさんありました。ざっと数えてみると、約120塊はありました。カエルにとって、またとない産卵地なのでしょう。素晴らしいです。


手ですくってみると、卵はまだあまり発生が進んでいません。産卵からそれほど日数は経っていない感じです。また、卵塊は、指の間からずるずると抜け落ちてしまうことから、「ヤマアカガエル」と思われます。こんな所で、両生類に出会えるとは思ってもみませんでした。

【高3】日本地学オリンピック、2年連続「銅賞」受賞!

4月15日(金)放課後、高校3年4組店網航輝君から、「実は…」と報告がありました。店網君は1年生の3月、「第13回日本地学オリンピック」に出場しました。本県で唯一本選に進出し、銅賞を受賞したことで、下野新聞でも大きく取り上げられました。
何と、今年3月、「第14回日本地学オリンピック」の本選まで出場し、2年連続の銅賞を獲得していたそうです。おめでとうございます! とりあえず、速報としてお知らせします。

【高3・中3】「ももクロ」プロジェクト!

4月14日(木)放課後、高校3年4組石塚凛花さんと中学3年1組石塚彩花さんの二人が、佐野市の「広報ブランド推進課ブランド戦略係」を訪問しました。ももいろクローバーZ の地域を元気にするイベントの開催地の1つに佐野市 が選ばれ、6月17日(金)に佐野市文化会館で開催が決定しています。石塚さん達は、そのイベントに合わせて、佐野市をPRする企画を考え、佐野市に提案しました。

左から、石塚凛花さん、担当の武藤さん、石塚彩花さん



ももクロのコンサートは金曜日の夜なので、佐野市に宿泊するお客さんに、次の日の土曜日、佐野市をPRする企画(スタンプラリー、コラボグルメ、コラボお土産)を考えました。担当の武藤さんに、自分たちで考えたプランを説明しました。







かなりの好感触だったようです。佐野市からOKがでたら、実際に自分たちで企画・運営することになります。これは凄いことになりそうです。

自分たちでアポを取り、ここまで行動できるなんて、ほんとに素晴らしいです。
大好きな「ももクロ」だからこそ、そこに集まるファンに、佐野市の良さをPRしたい、という気持ちになったのだそうです。佐野市からOKがでたら、また、お知らせします。