日誌

校長室より(New!)

水しぶきの向こう ~水球ジュニアオリンピック関東大会 本校開催~

 
関東全域からの強豪18チームが本校プールに集い、全国ジュニアオリンピックカップ水球競技関東予選会が開催されました。宇東高附属中学校の生徒を中心メンバーとする栃木水連の水球チームは、3勝1敗ながら1位でブロックを勝ち抜けて、見事、全国大会の切符を手にしました。
 ホームグラウンドのチームとしてのプレッシャーもあったと思いますが、それに打ち克ちよく頑張りました。全国大会でも、互いの個性を生かし合いながら練り上げたチーム力を信じて、高みを目指して欲しいと思います。

延長13回タイブレークの末の勝利 ~全国高校野球選手権県予選~




 13日(土)清原球場にて、那須拓陽高校を対戦相手に1回戦が行われました。
 押され気味の展開の中2点を先制された本校でしたが、1点を返し、接戦に持ち込みました。そしてもう後のない9回裏の土壇場で追いつき、延長戦。10回から12回は両校とも無得点のヒリヒリするような守り会いが続き、ついに延長13回、夏の大会では初となる無死1・2塁からのタイブレーク方式となりました。
 表の攻撃を無得点で押さえ、13回裏、1死満塁から、ここまで力投を続けてきたエース佐藤の適時打で劇的なサヨナラ勝ちを収めました。
 最後まであきらめなかった両校の高校生に、私はいつまでも、いつまでも惜しみない拍手を送り続けていました。

真剣にまたアクティブに ~県立中高一貫校連絡協議会授業参観~

 7月11日、本校を会場として中高一貫校連絡協議会が開かれ、県教育委員会事務局の先生方、佐野高等学校・同附属中学校の先生方、矢板東高等学校・同附属中学校の先生方がご来校になり、中高一貫教育校の教育について様々な角度から協議され、活発な情報交換がなされました。
  その際に、本校の授業参観があり、本校高校生、中学生の授業の様子を見ていただきました。特に研究授業として準備されたものではなく、日常の授業風景でしたが、そこには、本校生が真剣に学ぶ姿や、ALの視点に立った活発な交流的授業が展開されていました。

大会運営を支えた生徒たち ~全日本VSハンガリー



 韓国で開催される水球の世界選手権に向けて小山市で直前合宿中だったハンガリー水球チームと、全日本水球チームの試合が、7月8日、小山市の県立温水プール館で行われました。ハンガリーは水泳の最強国の一つであり、このチームはサッカーで言えばブラジルのナショナルチームのようなものです。
 合宿の準備から、試合の運営、片付けに至るまで、本校水球部の生徒たちが陰で支えました。生徒たちにとっても、世界水準の試合が間近で見られたことは貴重な経験になったと思います。11日には、ハンガリーナショナルチームのヘッドコーチから直接ご指導もいただきました。

PTA県外視察研修に同行しました。


  恒例のPTA行事「県外視察」に同行させていただきました。今年のコースは、早稲田大学・都庁・NHKスタジオパークでした。


   
 早稲田大学では、キャンパスツアー担当の学生さんに案内され、大隈講堂を出発点に、坪内逍遙像のある演劇博物館(残念ながら工事中で中には入れませんでした)などを見学し、総合学術情報センター(図書館)まで、歴史ある早稲田キャンパスの今の姿を堪能しました。西早稲田にある理工学部については、本校OGの創造理工学部3年生に、バスまで来ていただいて説明を受け、質問にも答えていただきました。今後も研究・開発を深めていくために、一層の研究に励もうとしている彼女の意欲的な姿が、とても印象的でした。

都庁展望台から、建設中の国立競技場を見下ろす

ニュースキャスター体験

スマホと世界と「わたし」 ~高校1年 総合的な探究の時間Ⅱ~

 新教育課程への移行として本年度より始まった「総合的な探究の時間」の一環として、6月20日、高大連携講座が開かれました。始まったばかりの「総合的な探究の時間」ですが、本校では今年度から「SDGs」をテーマとした学習を始めています。
 この日は、宇都宮大学より湯本浩之教授をお招きして、「スマホから考える”持続可能な社会”と『わたし』」と題したご講演をいただきました。湯本先生はALの専門家でもあり、対話によって生徒の主体的な姿勢を引き出し、深い学びに導いてくださいました。
 世界と自分とが、スマホの存在を媒介として否応なくつながっていることに、しかも通信ネットワークのみならず、スマホの素材そのものによっても深くつながっているということに、驚かされました。
 スマホは、一つの「例」に過ぎません。
 今回の講義を、一人一人の興味、関心、進路等に応じた自分なりの提言に結びつける契機としてほしいと思います。そのことは、生活意識を変え、あるいは探究力を向上させるだけではなく、自分と世界とのつながり、自分の社会における在り方、自分の進路といったものに対する考えを深めるはずです。

本校会場の春季大会で優勝  英語ディベート部(高校)

 栃木県英語ディベート春季大会が、6月16日(日)本校を会場として開催されました。県内から200名を超える高校生が集い競い合いました。
 本校生たちはPDA部門、Asian部門に参加し、その中でもPDA部門では、「宇東B」チームの三人が優勝を克ち取るなど、複数のチームが入賞しました。また、Asian部門では2年女子が個人での入賞を果たすなど、奮闘しました。
 附属中の生徒たち15名も、大会運営に参加するとともに、先輩たちのディベートを参観し、何かをつかみ取ろうと必死に聴き入っていました。
 これからは、多文化共生の社会となり、ネイティブではない者同士でも、英語で読み書きをしたり話したり聞いたりしながら仕事や生活をする時代となるでしょう。一方で、将来においては、発達の著しい翻訳ソフトに代替可能な狭い意味での翻訳力は、その相対的価値を変化させていくかもしれません。
 英語によるコミュニケーション力に加え、英語で考え、多様な文化や価値観の対立や齟齬を超えて自分の意見を堂々と伝えつつ課題を粘り強く解決していく力。このような学びを通じて、そうした「対話力」も養ってほしいと思います。


臆せず母校の後輩たちに  ~教育実習~

 今年度も、本校を卒業した学生たちの教育実習が終了しました。実習生たちは、2~3週間に及ぶ実習を経て、その成果が問われる研究授業において、本校の先生方の厳しい視線に囲まれながらも、臆することなく授業をしていました。授業者と生徒とが交流するだけでなく生徒たち同士の交流活動も促すなど、むしろ楽しげに授業を展開するそれぞれの姿からは、頼もしさすら感じられました。


存在証明の団体3位  高校テニス ~男子インターハイ予選観戦記~


 6月1日、高校テニス男子団体が、インターハイ県予選に臨みました。一回戦から地力を発揮し、シード校を撃破。準々決勝での接戦を制し、準決勝の足利大学附属高校戦まで勝ち上がりました。残念ながらそこでの敗退となりましたが、本年度も、県総体に続き第3位という結果を残すことができました。団体に強い「チーム宇東」の存在証明ができた思います。
 特に3年生にとっては、インターハイに手が届かなかったことに、悔いが無いと言えば嘘になるでしょうが、決勝戦への進出をかけて強豪私立高校に挑み続けた戦いの日々、そして何より、必死でボールを追い続けたコート上の三年間は、一人一人にとってかけがえのない時間だったはずです。その姿は、後輩たちの心にしっかりと焼き付き、次の挑戦への意欲につながっています。

個人戦も団結力で ~中学校県大会 弓道~

 6月1日は、市弓道場(屋板)で開催された弓道競技(女子)の観戦をしました。個人戦に出場の三人が競技に臨む姿は、さながら団体戦でした。言葉こそ交わさないものの、互いの存在を支えとし、心で励まし合いながら的を射貫いていました。