日誌

カテゴリ:今日の出来事

彼岸花開花

正門南側、“大塚実みどりの基金”により整備された土手に今年も彼岸花が咲きました。

ここだけ成長が早く、彼岸よりだいぶフライングして咲いたようです。彼岸花の学名は“Lycoris radiata”。ホームセンターの球根売り場で見かけるリコリスはこの彼岸花を改良した園芸品種です。“Lycoris”の由来はギリシャ神話に出てくる海の精“Lycorias”から。日本では縁起の悪い花というイメージもあります。この彼岸花は日本には自生していなかった花で、いつ日本に入ってきたのか、またなぜ日本に入ってきたのかなどの正確な情報がわかっていない史前帰化植物とされています。今では群生地が観光地化されるほど写真家などに人気を集めています。近年の“インスタ映え”ブームにもピッタリな花で、あちこちで見かけるかもしれません。日本では彼岸花の他に別名で曼珠沙華(まんじゅしゃげ・まんじゅしゃか)と呼ばれ、山口百恵の曲のタイトルとしても有名です。地方名として地獄花、死人花、幽霊花など多数の呼び名があります。有毒植物であることや墓地に植える花のイメージから縁起の悪い花というのが定着してしまいました。現代のように派手な花や奇抜な園芸種のなかった時代、真っ赤で奇妙な形をした花が不気味に見えたのかもしれません。
 正門南側の土手にはこの後の彼岸に合わせて咲くのを待っているかのように、数日前から蕾が土の中から出てきています。もう少ししたら赤い花を咲かせてくれるでしょう。

不要薬品処理

化学で保管していた不要な薬品を業者に廃棄処理委託しました。

文科省より、長期間保管されていて今後の使用の見込みの無い薬品は速やかに廃棄するよう通知が出されているところで、本校でも昨年から定期的かつ計画的に廃棄処理委託しています。
 今年もかなり整理して、不要なものがなくなりつつあります。安全な理科実験のために今後も必要なものは揃え、不要なものは整理していきます。

ナナフシ発見!!

校舎の脇の駐車スペースで先日ナナフシを見つけました。

カマキリよりも明らかにスマートで、何かの植物の茎が動いているような姿形をしています。擬態のレベルが非常に高く、パッと見は昆虫に見えないので、動く姿はどことなく不気味な感じです。別名ナナフシモドキとも呼ばれるらしい本種、ナナフシという名前自体がモドキ(似せたという意味)のような意味だと勘違いしやすいですが、ナナフシとは枝という意味だそうで、「枝(ナナフシ)に似せた(モドキ)」という意味でナナフシモドキと呼ばれているそうです。茎や枝にとまってジッとしていたらなかなか見つけられないでしょう。

曇り 玄関前のタカサゴユリ

玄関前にタカサゴユリが咲きました。



テッポウユリに非常に似た姿形をしていて、一見すると上品なユリの花です。元々は日本には自生していなかった植物です。“タカサゴ”とは沖縄の方言で台湾という意味で、台湾から入ってきた外来種です。他の外来種同様、繁殖力旺盛で丈夫なので、最近は時期になると色々な場所で目にします。綺麗な花ゆえに駆除されにくいのでしょう。本校にもここ以外で定着している場所があるかもしれません。雨の合間に探してみましょう。

バットの材料トネリコ

台風の影響で1日遅れて始まった甲子園、栃木の代表である作新学院は惜しくも1回戦で敗退となってしまいました。球児たちの熱い夏はまだまだ続きます。本校の白布球児たちも夏の暑さにに負けずに日々練習をしています。今日は8月9日、語呂合わせで「野球の日」に制定されています。本校の野球グランド裏に1本だけ植えられている木、トネリコを紹介します。野球をやっていたことのある方ならご存じの方も多いかもしれませんが、木製バットの材料として知られている木です。プロ野球のオールスターゲームの植樹セレモニーで植えられているアオダモもトネリコの仲間です。

わざわざ野球グランド裏に植えてあるのは野球と関連してのことなんでしょうか?
有名バンドグループのアルバム「ユグドラシル」という不思議なタイトル、これは北欧神話で西洋トリネコのことを指しています。
 野球の日の8月9日は、プロ野球界でいろいろな記録が誕生しています。中日にドラフト1位で入団した近藤投手がプロ野球史上初の初登板でノーヒットノーランを達成したのが1986年の8月9日、マー君こと当時楽天のエースとして活躍していた田中投手が開幕から16連勝という、日本のプロ野球記録を更新したのが2013年の8月9日。どちらも神がかりな記録です。今日もプロ野球は6試合が予定されています。野球の日らしい素晴らしいプレーや記録が見られるでしょうか。