校長室便り

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【高校】女子テニス「南部支部大会」団体戦ベスト4、ダブルス優勝!

1月16日(月)昼休み、女子テニス部総勢9名(全員高1)が、「南部支部大会」(1月7日・14日)の報告に来てくれました。団体戦では、参加16校中、目標のベスト4を果たしました。また、個人戦のダブルスでは、角田優衣・角田優妃ペアツノツノペアと呼ばれているそうです)が見事、優勝しました。おめでとうございます。

ダブルスで優勝したツノツノペア(前列中央)を取り囲む総勢9名の部員。チームワークは抜群です!

 

団体戦では、シード校に指定されていたので、2回戦から参戦し、栃木翔南高を3-0で破り、ベスト4を決めました。3回戦では栃木商業高相手に、惜しくも敗退しましたが、目標としていたベスト4を獲得しました。皆さん、よく頑張りました。えらいです。

 

個人戦のダブルスでは、ツノツノペアが、絶対勝つという気迫と、ペアの強みを活かした作戦で対戦相手を圧倒し、4連勝して優勝しました。部員の話によると、二人はとにかく気合が入っていて、へたに近寄れないほどめらめらと燃えていたそうです。また、以心伝心のボレーで勝負するというツインズパワー炸裂の作戦が見事に功を奏し、優勝した時は、周りで観ていた多くの他校生からも「おお!」という声が上がったそうです。想像するだけでも凄そうですね。さすがです。

 

次の公式戦は、来年度になりますが、ますます技に磨きをかけ、佐高女子テニス部の黄金時代を築いてください。

部員9名には、それぞれ大会でのコメントを書いてもらいましたので、紹介します。

身近な風景 ~3週間ぶりの降雨

1月15日(日)、今日は今年初の降雨がありました。12月24日に1mmの降雨があったのが最後ですので、約3週間ぶりです。雨が降るのを待っている両生類にとっては、待ちに待った雨です。トウキョウサンショウウオの産卵地では、動きが活発になってきました。動物たちにとっても、春はすぐそこです。

 

実は、今シーズンは12月13日頃に、最初の産卵(1対)がありました。これは過去30数年観察している中で最も早い記録です。数日前にも1対の産卵がありましたので、この雨でまた動きが出てくる可能性があります。

下が12月13日頃産卵した卵嚢、上が、数日前(おそらく2日前に産卵)した卵嚢です。

【高校】サッカー部「県新人大会」1回戦突破!

1月14日(土)午後、赤見の運動公園にある「第1多目的球技場」(コンチネンタルホームフィールド)で、サッカー部の県新人大会(1回戦)が行われました。本校チームは上三川高校と対戦し、5-0で勝ちました。おめでとうございます。顧問の先生から、報告と写真が送られてきましたので紹介します。

出場した選手たちです(人工芝の緑に、真紅のユニホームが映えています)

 

上三川高校とは、秋の選手権大会でも対戦し、3-0で勝っているそうです。

次の試合は、来週の土曜日(21日)にシード校の「足利大学附属高校」と対戦する予定です。

頑張ってください。応援しています。

【高2】新春座談会「佐野市の未来を語る」

令和5年1月1日から8日にかけて、佐野ケーブルテレビの「佐野ちゃんねる」で、新春特番  令和5年 新春座談会「佐野市の未来を語る」(30分間)が放送されました。本校2年2組の青木藍花さんが、若者代表として、座談会に参加しました。高校生が新春座談会に参加するのは、佐野市長たっての希望だそうです。

 

青木さんは、佐野市から依頼された「佐野サービスエリア」のハイウェイスタンプのデザインに関わったメンバーの一人で、佐野市在住であることから、選ばれました。

対談は、佐野市長や佐野商工会議所会頭からの質問に若者二人が答えたり、逆に市長に質問したり、という形で進められました。

 

まず、「若者がすみやすいまちとは」というテーマについて、市長及び会頭から質問がありました。

青木さんからは、若者がさらに住みやすくするためには、「学び」と「遊び」が充実することが大切で、放課後にも学校外で学べる環境があったり、佐野駅周辺での、カフェや雑貨店など、遊べる環境があると、若者にとって住みやすくなるのではないか、また、大学や大企業などの誘致も若者にとって魅力である、という話がありました。

 

続いて、青木さんから佐野市長に、青木さんの地元にある「国際クリケット場」を今後どのように活用していくのか、という質問がありました。青木さん自身も小学校でクリケットを教わったことがあるそうです。

佐野市長からは、クリケットは、世界でサッカーに次ぐ競技人口を持つことから、スポーツの面での交流だけでなく、経済的な交流につなげていきたい、という考えが示されました。

 

その後、いくつかのテーマでやりとりがありましたが、最後に、青木さんから、この会のように、自分の考えを聞いていただけることはたいへんありがたいことだと改めて感じました、このような「若者から意見を聞く」機会を今後もつくっていただけないか、という要望がありました。

佐野市長からは、様々な機会を通して若者の意見を聞き、市政に活かしたい、というご回答をいただきました。

 

青木さんの堂々とした発言ややりとり、本当に素晴らしかったです。お見事でした

佐野市長さんも収録終了後、とても楽しかった、とおっしゃっていたそうです。また、佐野市長さんへの要望の中で、若者の意見を聞く機会を、という話がでていましたが、実は、私も佐野市の担当者に、生徒の課題研究の代表班の発表を市役所内で直接、市長さんに聞いていただけないかと、お願いしていたので、図らずも、青木さんと同じ考えだったことがわかり、嬉しく思いました。是非、実現できるよう、調整したいと思っています。

 

 

身近な風景 ~校庭の「枝垂れ梅」開花宣言

1月12日(木)校庭(正門を入ってすぐ)の「枝垂れ梅」が開花した、という報告が中條先生からありました。気が付かないうちに、季節は春に向かっています。

写真は、主幹教諭の中條先生の撮影です。

【中高】3学期始業式「リアル式辞」

1月6日(金)の始業式でオンラインで話した式辞を公開します。単なる「ウサギ年だから飛躍の年にしよう」というような形式的なお話だったら、今の中高生の心には響かないと思いました。そこで、ウサギというキーワードから、どれだけ掘り下げられるかチャレンジしてみました。年明けから全力投球した「リアル式辞」です。

R4 第3学期始業式.(リアル式辞)jtd.pdf

身近な風景 ~いま知ってほしい「栃木の外来生物」

1月5日(木)、栃木県立博物館のテーマ展「いま知ってほしい  栃木の外来生物」を見学しました。

 

外来生物とは

「もともとその地域にはいなかったのに、人の活動によって他地域から持ち込まれ、生息・生育するようになった生物のことです。ペットとして輸入されたアライグマ、鑑賞目的で輸入された園芸スイレンセイタカアワダチソウ、輸入品の梱包材に紛れて入ってきたクビアカツヤカミキリなどがあります。外来生物にはたくさんの種類がありますが、ここでは在来の生き物や人のくらしに大きな害があるもの、ぜひ知ってほしいものについて紹介します。」(パンフレットより抜粋)

(テーマ展で配布されるパンフレットです。見開き4ページで、主な外来生物の写真などが満載です。)

 

外来生物は、生活する場所ごとに紹介されています。

<陸上にくらす外来生物>

ハクビシンとアライグマ

今話題の「クビアカツヤカミキリ」です。佐高のサクラも被害を受けています。

 

<水辺にすむ外来生物>

カミツキガメです。その巨大さにびっくりです。標本も非常にリアルです。

お馴染みの「ミシシッピアカミミガメ」と「タイリクバラタナゴ」です。

魚類です、オオクチバス、ブルーギル、カムルチー、コイ。

コイが外来種ということを知らない人は多いのではないでしょうか。

アメリカザリガニ、ウチダザリガニです。実際にどんな被害があるのかや、駆除する人たちの姿も紹介されています。

甲殻類のヌマエビ類です。在来のヌマエビとの見分け方が紹介されています。

もちろん、植物の外来生物も紹介されています。理科の実験でもよく出てくる「カナダモ」も外来生物です。確かに「カナダ」という国名が入っていれば、在来種ではないことは明白ですね。

 

外来生物については、話に聞くことはあっても、なかなか実物は見たことがない、という人も多いと思います。

身の回りのどんな場所どんな外来生物がすんでいるのか」を知るためのいい機会だと思います。

 このテーマ展は3月5日まで開かれています。ぜひ、行ってみてください。

 

ちなみに、年間でいろいろなテーマ展(年7回)が開催される予定です。スタンプラリーもやってますので、年間5回または7回参加して、すてきなグッズをゲットするのも楽しそうです。

身近な風景 ~富士山

1月5日(木)10時、特別教室棟の3階の窓から見た「富士山」です。空気が澄んでおり、くっきりと見ることができました。

撮影は、主幹教諭の中條先生です。

【中高】2023年初練習(中高テニス部)

1月5日(木)午前中、テニスコートでは、中学女子テニス部、高校男子テニス部、高校女子テニス部がそれぞれ練習をしていました。

 

<中学女子テニス部>

気持ちの良い青空の下、朝8時30分から11時30分までの3時間、今年の初練習を行いました。

先生方から、それぞれ年初めの挨拶がありました。隣で練習している高校生の姿を目標に頑張ろう、というお話がありました。

全員のはじけるような笑顔が素敵です。

部長の高瀬日菜乃さん(中2-2)に「新年の抱負」を語ってもらいました。

「頑張ります。1年生と2年生合わせて、総数28名ですが、これから新1年生が入ってきて、ますます盛り上げていきたいです。厳しい中にもやさしさがある部活動にしていきたいと思っています。」

 

<高校男子テニス部>

高校男子テニス部は、昨日から練習をしていました。

高校1年の副部長の吉田樹生君(高1-1)に「新年の抱負」を語ってもらいました。

「私たちテニス部は、日々、楽しくみんな仲良く練習をしています。1月7日に大会がありますが、いままであまり勝ててないので、まずは1勝できるよう、明日も練習、頑張ろうと思います。」

 

<高校女子テニス部>

今のメンバーは、全員中学からテニスを続けています。それだけに、中学生にとっても「良きお手本」になっています。

部長の角田優妃さん(高1-3)から、「新年の抱負」を語ってもらいました。

「1年生だけでやってきて、早期入部の子が3学期から入ってきます。その子たちと一緒に切磋琢磨していきたいです。前回は県でベスト8まで行ったので、ベスト4に行けるように頑張りたいです。12月には足利高校(県で準優勝校)と戦って勝てたので、そのままの勢いで、7日からの大会で結果を出していきたいです。第1と第2に分かれて出場しますが、それぞれで全力を尽くします。」

第1の4名です。前回の大会で勝ち点がある選手ということのようです。気合が入っていました。

第2の選手ももちろん頑張ってください。応援しています。

【中高】2023年 初練習

1月4日(水)、校庭ではいくつかの部活動が、今年初めての練習に取り組んでいました。高校のラグビーフットボール部、中学の野球部、中学の陸上競技部の初練習の様子を紹介します。

 

<高校のラグビーフットボール部>

この1年間、ケガがなく安全にラグビーを楽しめるように、という願いを込めて「初練習」を開始しました。

部長の寺内さんによる「新年の抱負」です。

「この1年間、部員を増やし、楽しくラグビーをできるように、チームを引っ張っていきます。また、個人的には、最後の年なので最大限の準備をしてラグビーに取り組んでいきたいです。大学に入ってもラグビーは続けていくつもりです。」

 

<中学の野球部>

部長の森田君による「新年の抱負」です。

「今年は部員を集めて単独チームをして、公式戦での1勝を目指します。」

 

<中学の陸上競技部>

今日の初練習は、全員で唐澤山神社を目指して走りました。それぞれ思い思いに初詣を行っていました。

約2時間で戻ってきました。

部長の橋本君による「新年の抱負」です。

「全員が去年の自分を超えられるよう、全員が協力して自己ベストを出せるよう頑張りたいです。」

 

*今日は快晴でしたが、風が強い中での初練習でした。初心を胸に、この1年間、頑張ってください。応援しています。

身近な風景 ~恒例「VR初詣」

2023年1月1日、明けましておめでとうございます。栃木市岩舟町にある神社に初詣に行きました。この神社は科学部サンショウウオ班の守護神のような存在ですので、毎年、初詣は欠かせません。

 1月1日の16時頃です。あまり人出はありません。コロナの影響でここ数年、参拝客は減っているようです。

 

1月2日の17時過ぎに、再び訪れました。かなり暗くなっています。この神社は参道沿いに灯りが灯されるので、夜の方が幻想的で綺麗です。辺りにはもう誰もいません。

それでは、正月恒例の「VR初詣」をお楽しみください。

鳥居の間から、坂道の参道が照らし出されています。

鳥居をくぐると、石畳と階段が続いています。

まず最初の階段を登り、石畳を歩きます。さらにその先にある階段も上りました。

参道が一直線に見渡せます。

真っすぐ歩いていくと、「茅の輪」が見えてきました。

ここで、「茅の輪くぐり」を行います。これには作法があるらしいです。まず、輪の前で止まって一礼します。そして、輪をくぐり、左側に回って戻ってきます。再び、輪をくぐり、今度は右側に戻ってきます。最後に、もう一度輪をくぐって前進、だそうです。8の字を描くように回ります。ただし、これは後から調べて分かったことですので、実際は、そのまま、輪をくぐりました。

輪をくぐると、最後の階段が長く伸びています。

だんだんと近づいてきました。

神社の本殿が見えてきました。この本殿は室町時代の後期に建立されており、国の重要文化財に指定されている由緒ある建物です。

そのまま真っすぐ歩いていきます。

ここで、お参りします。

後は、今来た道を戻っていきます。下の鳥居までの参道が見渡せます。

VR(Virtual Reality)で、初詣の雰囲気を感じていただけたでしょうか。とりわけ夜の神社は神秘的です。

今年もよろしくお願いいたします。

【中高】校長室通信2022(総括)

2022年も本校のHP及び「校長室通信」を読んでいただきありがとうございました。お陰様で、2022年の本校HPのアクセス数は12月30日までで、115万7700アクセスを記録しました。

 

 

2021年の50万アクセスの2倍以上となりました。

校長室通信に限定すると、1年間で513件の記事を投稿しました。その内容については、以下の表の通りです。(なお、重複する内容についてはそれぞれにカウントしています)。

中高各学年とも、授業の紹介をベースに、活躍した生徒についてはインタビュー形式で紹介しています。中学は学年が進むにつれて、そうした生徒がどんどん増えてきました。高校についても同様です。高3は部活動などで多く紹介しています。また、今年は国体がありましたので、それに関連する記事を多く掲載しました。全体として、ほぼほぼ中高各学年、各活動バランスよく紹介できたと思っています。

 

この1年間大変お世話になりました。お声がけくださった方には感謝申し上げます。また、来年もよろしくお願いいたします。

それでは、よいお年を!

【中高】全国大会入賞の横断幕

12月28日(水)、今年最後になってしまいましたが、校庭東側の道路沿いに、全国大会で入賞以上の生徒を称える横断幕の追加分2枚が加わりました。全部で7枚になりました。こんなに多いことはめったにありません。壮観です。これも生徒の皆さんの努力の賜物です。道路を通る際に是非ご覧になってください。

 

新しく追加されたのは、左端の2枚です。

 

令和4年度 第77回国民体育大会 とちぎ国体 ボート競技

少年女子 舵手付きクォドルプル 第7位入賞

藤倉望妃・堀越紅羽・藤倉麻妃

 

第12回全国中学校英語ディベート大会 4位入賞

浅田優・相澤勇太・黒澤さくら・井本宙汰・朴正勲・村田桜彩・山口紗季

 

改めて、おめでとうございます。

身近な風景 ~校庭の冬の花

12月28日(水)今日は御用納めです。明日から年末年始のお休みとなります。さすがに人の姿はまばらですが、校庭の冬の花の代表である「サザンカ」が盛りを迎えていました。

 

もう一つ、目立たないですが、中庭にひっそりと、ヤツデの花も咲いています。11月頃から咲き始めていました。

白い線香花火みたいで、かわいいです。

【中学】「2022年 模擬国連 冬会議」初参加!

12月26日(月)・27日(火)の2日間、東京都千代田区にある「大妻女子大学」を会場として、「2022年 模擬国連 冬会議」が開催されました。全国の「模擬国連」常連校が、北は北海道、南は岐阜から、34校が集まりました。佐高附属中は、今年から中3のCTPで「模擬国連」を取り入れています。本大会への参加希望者を募ったところ、26名(中3:23名、中2:2名、高2:1名)が名乗りを上げ、初参加しました。

27日の大会2日目終了後の写真です。担当した国のプレートを持っています。

 

今回は、A議場とB議場が高校生を中心とした「一般議場」、C議場とD議場は中学生を中心とした「日本語議場」が開催されました。本校生はC議場とD議場に参加しました。

C議場、D議場それぞれ、これだけの人数が参加しました。ちなみに、全参加校のなかで公立校は本校だけで、他は、私立の名だたる中高一貫校の揃い踏みでした。本校生のチャレンジ精神が本物であることを感じました。

 

今回の模擬国連は、全ての議場で「食料安全保障」について合意を目指しました。

SDGsの二つ目のターゲットである「Zero Hunger(飢餓をゼロに)」の2030年までの達成を目指し、国連として何を為すべきかを各国の利害を反映させながら議論しました。

2人1組で、各国の国連大使として主張しました。ちなみに、本校生が担当した国は、エジプト、カナダ、インド、コンゴ、パナマ、ギリシャ、ジャマイカ、ナイジェリア、韓国、オランダ、南アフリカ、バングラデシュの12か国でした。

すべての国は、国連の会期中に必ず演説します。生徒たちは、事前に担当している国の状況についてリサーチし原稿を用意していました。C議場とD議場は、中学生を中心としたビギナー向けの「日本語議場」なので、演説は日本語で行いますが、高校生を中心としたA議場とB議場は「一般議場」で、英語で演説します(その他のやり取りは日本語ですのでご安心を)。

以下は、本校生の演説の様子です。

 

生徒たちは、それぞれの議場で、一つの決議案(DR)が採択されることを目指し、それぞれの国の立場から発言していきます。本校生も物怖じせず、質問や発言をしていました。

 

*私は2日目(27日)のみ見学しましたが、初日は緊張し、参加している他校生に気後れすることもあったそうですが、2日目は考えていることがちゃんと言えるようになってきました。それぞれの国の立場で、どうしたら世界に貢献することができるかを真剣に考え抜いた2日間でした。皆さん、よく頑張りました。初参加にもかかわらず、このメンバーの中でしっかり存在感を示せたのはさすがです。立派でした。

2日目の帰りのバスの中での表情に、成長の跡を感じました。

今回は中3が中心でしたが、来年度、高校に進学すると「全日本高校模擬国連大会」などに参加することが出来ます(中学の全国大会はありません)。現在の高校3年生4名は、高1と高2の時に、独学で、しかもぶっつけ本番で、模擬国連の全国大会に出場した「チャレンジャー」 です。皆さんも、是非、高校でも挑戦してください。

 

<参加者の感想>

島田琉睦君(インド大使)

正直言ってしまうと、PPP( 注 Position & Policy Paper:各国の政策 )を作る段階で模擬国連の難しさに、エントリーしたことを後悔してました。会議のシュミレーションを見てても、全く意味が分からなくて、単語の意味を調べても具体的な説明がなくかなり苦戦してました。ただ、習うより慣れろということわざは、本当だなと実感しました。なぜなら、会議が進んでいくうちに、紙だけみても分からなかったことを理解し、次はどうすべきなのかということが考えられるようになってきたからです。やっていくうちにどんどん模擬国連が楽しくなっていき、会議前の自分が嘘のようでした。また、他校の方と交流できるという貴重な経験と模擬国連を通して、より成長できたなと思います。また機会があれば絶対参加したいです!

 

浅田優君(ナイジェリア大使)

興味本位で模擬国連に参加を決めたのですが、初参加なのでPPPの作成で手こずったり、知らないことばかりで困惑しました。ですが2日間の会議で、ナイジェリア大使として国益・国際益を守りながら食料安全保障について様々な国の大使たちと考えを深めあい、決議案を固めることが出来ました。とても収穫の多い機会となりました。もし次回も機会があれば、是非とも参加し、今回よりも更に積極的に活動したいです。

 

中2で参加した2人からもコメントをもらいました。

小泉凛央さん(エジプト大使)

事前の準備で資料を調べたりPPPを作るのがすごく大変で難航しました。どうなるんだーー?と不安で仕方なかったし、案の定始まってからもやりながら流れを掴んだり、自分の主張をわかりやすくできなかったりと悔しい場面も多かったです。それでも最後は楽しかったですし色々な人との交流ができてよかったです!また機会があればぜひ!参加したいです。

 

池田清子さん(エジプト大使)        

事前準備がとにかく大変で、わからない用語も多く、完全に理解できていない状態で参加する形になってしまいました。始まっても、他の国の大使の方の勢いに負けてしまい、思うように発言することができませんでした。しかし、時間を重ねていく中で様々な国の大使の方と話すことができ、徐々に発言することができるようになりました!最終的には本当に楽しく、色々な大使の方とお話もすることができてとても良い経験となりました。またぜひ参加したいです!

 

以上の4名だけでなく、2日目の帰りのバスの中で、今回参加した感想を全員がスピーチしてくれました。

(以下は、バスで引率された富永先生から聞いた話です。)

「何人もの生徒が上記の島田君のように、最初はエントリーしたことを激しく後悔していました。しかし、それを乗り越えた先に見えた景色が、想像以上に素晴らしかったことや、一人だけでやるのではなく、(原則)ペアでやることがチームワークや絆を育み、徐々に挑戦すること自体のワクワク感を感じることが出来たと思います。結果として、ほとんどの生徒の口から、またやってみたい、という言葉が出てきました。」

 

*今回、私自身も初めて「模擬国連」を見て、ここまで生徒たちだけでやれるのかと驚きました。そして、今回の初参加には3つの大きな価値があったと感じました。(このことは、大会終了後のミーティングで生徒たちに話しました。)

1つ目は、まず、この大会に参加しようと多くの生徒が手を上げてくれたこと。

2つ目は、最初は後悔しなからも、徐々に自分の意見を主張することができるようになり、楽しめたこと。

3つ目は、最後には、他校の参加者とも仲良くなり、学校を超えた仲間がいることを知ったこと。

 

1つ目と2つ目は、まさに一人一人が、本気でチャレンジし、自分の殻を破れたこと、3つ目は、世の中には凄い人がたくさんいること(ライバルではなく、仲間として)、そして、今自分たちが生活している世界だけがすべてではないことを実感できたことだと思います。

「模擬国連」はそのようなことを生徒に体験させてくれる優れたコンテンツであることもわかりました。もちろん、全員が模擬国連の大会への出場を目指す必要は全くありませんが、本校がそれにチャレンジできる学校であり続けることは、とても重要であると思います。生徒がチャレンジできる場の一つとして、育てていきたいと思っています。    

【高2】栃木県アンサンブルコンテスト

12月26日(月)、栃木県総合文化センターで「第64回栃木県アンサンブルコンテスト」が開催されました。本校からは「打楽器三重奏」が出演しました。

(左から)坂田公希君、チームリーダーの小松原千楓さん、植木愛咲さん

 

この日に向けて、毎日、放課後、練習を重ねてきました。その甲斐あって、県南地区大会での演奏に比べると、完成度が格段に上がっていました。審査員のアドバイスを活かして、観客を引き込む「魅せる演奏」ができており、最後には大きく盛り上がりました。とても良かったと思いました。

 

<3人の感想です>

「地区大会の時よりも改善が見られ、パワーアップした演奏が出来ました。」

「一生懸命頑張りました。」

「確かに多少のミスはありましたが、それを加味しても、地区大会の時とは比べ物にならないくらい、良い演奏ができたと思っています。」

 

また、今回も多くの仲間たちが、楽器運びなどで手伝ってくれました。吹奏楽部の絆を感じました。

https://youtu.be/sI4o3EFrC6k ←特に意味はありません

【中高】「愉快なクリスマスコンサート」 in こどもの国

12月25日(日)今日はクリスマスです。佐野市こどもの国で「愉快なクリスマスコンサート2022」が開催されました。会場は入れ替え制でしたが、立ち見も出るほど、大勢のお客さんが来てくれました。

 

本校の吹奏楽部は、アンコールを含めて、5曲演奏しました。

<まず、演奏を聞いてみたい方はこちら↓>

1曲目:Xmas Swingin’ コレクション(約9分)

    https://youtu.be/tfif5t97xTk

2曲目:A列車で行こう(約2分30秒)

    https://youtu.be/zgGRAiwPH_Y

3曲目:そりすべり(約3分)

    https://youtu.be/xKj-69iEv78

4曲目:嵐「愛を叫べ」(約3分)

    https://youtu.be/_9eD2u4Pwaw

5曲目:「スーパーカリフラ……」(約4分)

    https://youtu.be/9AJdqNHY7nc

 

<当日の生徒の様子を見たい方はこちら↓>

当日は朝8時集合です。出席確認後、打楽器を搬入し、他の楽器は邪魔にならない場所で練習しました。

(写真は中村先生の撮影です)

 「愉快なクリスマスコンサート」は10時スタートですので、お客さんはまだ誰も来ていません。

 

*10時くらいから、全員そろってチューニングが始まりました。

 

*11時から、本校の演奏が始まりました。

司会のお話で場が和んでいきました。

1曲ごとに大きな拍手をいただきました。

お客さんもクリスマスコンサートを楽しんでくださいました。

アンコール曲も終わり、皆さん満足してお帰りになりました。

今日は聞きに来ていただき、ありがとうございました。

部員の皆さん、お疲れ様でした。

そして、メリークリスマス!

 

【高1】宇都宮大学 iPU 修了式

12月24日(土)15時~、宇都宮大学「峰が丘講堂」で、令和4年度宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス(iPU)の修了式が行われました。全国各地の高校から参加した受講生41名の総代として、本校1年生の戸室葵さんが、「修了生謝辞」を述べました。

宇都宮大学の学長に「修了生謝辞」を述べる戸室葵さん

 

修了式の会場となった宇都宮大学峰キャンパスにある「峰が丘講堂」です。この建物は、文化庁から登録有形文化財に指定されている由緒ある建造物で、様々なテレビドラマや映画の収録にも使われています。

2階席から見ると、こんな感じです。

修了式に先立ち、受講生一人一人による「1分間スピーチ」が行われました。

戸室さんは、スピーチの中で、この講座を通して、20名以上の大学の先生方の研究を知ることが出来たことと、研究の計画を立てる力を身に付けることが出来たことなどを伝えていました。

 

受講生全員(41名)による「1分間スピーチ」の後、15時から「修了式」が行われました。

宇都宮大学の学長が、宇都宮大学のスクールカラーである青いラインの入った正装で、式辞を述べられました。宇都宮大学が、この修了式をいかに重視しているかが、伝わってきます。修了生も、同じ青色の布のようなものを首からかけています。

学長式辞に続いて、県教委から来賓祝辞があり、最後は「修了生謝辞」がありました。「修了生謝辞」は41名の代表ですので、高校の卒業式でいえば「答辞」にあたります。誰がやるのかなと思っていたら、なんと、本校の戸室葵さんが、指名されました。本当にびっくりしたサプライズでした。急いで写真が撮れる位置に移動しました。

約2000字に及ぶ立派な内容でした。7月の開講式から今日の修了式までの期間で、何を学び、何を身に付け、自分がどう変わったかをわかりやすく伝えることで、関係された方々に心からの謝辞を伝えていました。式典終了後の担当者のお話によると、戸室さんが作った原稿には、戸室さんの思いが詰まっており、一切手を加える必要はなかった、ということでした。

戸室さんは、本日で「基盤コース」を修了し、明日からは「才能育成コース」に進級します。才能育成コースでは、宇都宮大学の研究室に配属され、大学や大学院レベルの研究を開始します。科学史に残るような研究を期待しています。応援しています。

 

【高2】「佐野の民話」を世界に広めるプロジェクト

12月22日(木)、高校2年1組の渡邊春樹君と2組の山口美礼さんが取り組んでいる「佐野の民話を世界に広める」プロジェクトの打ち合わせで、佐野ユネスコ協会会長の熊倉勝様と井川克彦様が来校されました。

左手前が熊倉会長です。担当の川俣先生も同席されました。

 

渡邊君と山口さんは、課題研究として、佐野ユネスコ協会が作成した「佐野の民話」を英訳し、外国の方にも知ってもらうプロジェクトを昨年度から取り組んでいます。二人は、たくさんの民話の中から、親しみやすい20編をセレクトし、SGクラブの仲間たちと協力して、英訳作業を進めています。こうしてできる英訳本を佐野ユネスコ協会が発行してくれることになりました。

英訳に当たっては、ノア外語学院 の代表取締役でもある井川様のご協力をいただき、一部の英訳作品のネイティブチェックを行いました。20編の英訳は生徒6名で分担して行っていますが、英訳して終わり、ではなく、できたものをみんなで読み合わせし、意味が伝わるか、表現を吟味する必要がある、というアドバイスをいただきました。

また、英訳本を読んでもらいたい読者として、どのような人たちを想定するのか、もし、子ども達だとしたら、そうとう噛み砕いた、やさしくわかりやすい表現でないと伝わらない、というご意見もいただきました。

3月いっぱいまでに、そうした作業を行うことが出来れば、6月くらいには出版できるのではないか、という見通しも熊倉様からお示しいただきました。

生徒たちは、やるべきことが明確になりました、と来校されたお二人に感謝の気持ちを伝えていました。

とても有意義な打合せが出来ていたと思いました。

「佐野の民話」を世界に広げるため、頑張って下さい。応援しています。

(左から)ノア外語学院の井川様、佐野ユネスコ協会の熊倉様、渡邉君、山口さん