校長室便り

校長室便り

【中学】科学の甲子園ジュニア エキシビジョン大会

本日、「科学の甲子園ジュニア エキシビジョン大会」が13時から開催されました。
通常は、県ごとに参加チームすべてが同じ会場に集まって実施されるのですが、今回は新型コロナの影響で、全国一斉にオンライン開催となりました。本校からは、2チーム12名がエントリーし、化学室2に集まりました。

開会式の後、各チームがセットアップするところから始めました。


ところが、なかなかセットアップできません。セットアップしないと、参加すらできません。だんだん焦ってきました。


結局、全国からアクセスが集中し、他校でもセットアップできない状況となったらしく、1時間ほど経過したのち、中止となってしまいました。


今後、予選がどのように行われるのか、現時点では不明ですが、なんとか再び開催できることを願っています。

学力向上に向けた教員研修会

本校は、今年度、県教育委員会から、「学力向上に向けた教員の指導力向上」事業(3年間)に、県内10校のうちの一つとして、指定を受けています。そのため、本校では、群馬大学教育学部の濱田秀行教授をアドバイザーとして、継続してご指導いただくこととして、教員研修を行っています。
12月3日(木)は、濱田先生の2回目の教員研修を実施しました。

この日は、濱田先生に2限目から7限目で、先生方の授業を見ていただきました。放課後に行われた研修では、見学した授業の良かった点やアドバイスをいただくことに加えて、「主体的・対話的で深い学び」の具体的な事例や、評価などについて、お話しいただきました。

【2限目】

高1-3,4(コミⅠ 木村先生、長谷部先生)


中2-2(音楽、小林先生)、中3-3(英語、高木先生)

【3限目】

高1-3(現代社会、島田先生)、高1-4(古典、武田先生)


中2-1(英語、栗原先生)、中3-2(社会、長先生)

【4限目】

中1-3(国語、石塚先生)

【5限目】

高1-1(数Ⅰ、根岸先生)、中3-2(道徳、北堀先生)


中2-1(理科、中村先生)、高3-2(美術、梅澤先生)

【6限目】

中1-1(数学、柾木先生)、高2-3(物理、生井先生)

【7限目】

高2(総合、高久先生)

*先生方の素晴らしい取り組みに、濱田先生からは素敵な授業を見せていただきました、といった感想をいただきました。また、個々の授業の良い点や留意点などについても、わかりやすく教えていただきました。

*また、研修を受けた先生方からは、目からウロコのためになる研修でした、いい研修でした、次はいつですか、といった感想がありました。

*このような授業改善が学力向上につながっていくことが、実感として理解できました。

【高校美術部】作品完成!

夜7時の美術室、美術部員約10名が「栃木県高校美術展」の作品搬入に向けて、最後の仕上げを行っていました。土曜日に審査が行われ、月曜日には審査結果の発表があるそうです。

部長の蕗田くんの作品です。カメの質感がとてもリアルです。幻想的な構図とカメを見上げる人物の視線から、超絶的な時間の流れやストーリーを感じました。いつしか自分も絵の中にいるような感じがしてきました。とても素晴らしい作品だと思います。さすがは部長さんです。

4月当初、美術部員は1名(蕗田くん)だけでした。それが今では13名(高2:8名、高1:5名)になりました。蕗田くんほど慕われている部長はいない、という部員の皆さんの声が印象に残りました。顧問の梅澤先生のご指導の下、12名が作品を出品します。(全員分の写真は撮れませんでした。力作を紹介しきれず申し訳ありません。)


アイディアとセンスが抜群ですね。さすがです。


色遣いがすごくきれいです。見ていて心地よさを感じました。


将来の夢と希望に溢れた作品だと思います。


苦労してコモドドラゴンを作り上げました。しわしわの皮膚と鋭い爪が驚くほどリアルです。


本物以上にホルンがそこにあることを感じました。
前に見せてもらった時より完成度が半端なく上がってるのに驚きました。


手の平の上の蝶の色彩の美しさに思わず見とれました。


人柄が伝わってくるような誠実な作品だと思いました。


メッセージ性と構図が素晴らしいと思います。LIFEの文字がいいですね。


絵の中の女の子から生まれ出るイマジネーションに無限の可能性を感じました。

他にも、写真を撮りはぐった素晴らしい作品がありました。ごめんなさい。

今年度、部員1名からスタートした美術部がここまで充実した活動をしていることは、感動的です。それぞれが描きたい絵や造形に取り組んでいて、理屈ではなく、それが楽しい、という雰囲気が素敵です。自分には才能はありませんでしたが、高校時代、こんな美術部があったら入っていたかもしれません。

素晴らしい作品が、コロナのせいで「高校美術展」が公開されないのは、ほんとうに残念です。多くの人に、実物を見てもらいたいです。

身近な風景 ~サザンカ

秋の終わりから、初冬にかけて、校庭のサザンカが咲き誇っています。

野生のサザンカの花は淡い桃色を交えた白色ということですので、校庭の赤いサザンカは園芸品種なのでしょう。

紅葉の季節も終わりに近づいている中、サザンカの赤い花は一際存在感を放っています。


サザンカの名は中国語でツバキ類一般を指す「山茶」に由来し、「山茶花」の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれています。(以上、Wikipediaより)


紅葉の葉っぱが落ちた樹影を見ると、もう冬なんだなと実感します。

今夜は満月、そして半影月食!

今夜は月が綺麗です。三毳山の山影から満月が昇りました。
それだけでなく、月が地球の影に入る月食(半影月食::はんえいげっしょく)が見られました。


18:55では、満月の左側に地球の影がかかっていて、かすかに暗くなっているのがわかりますか? 20:50ではほぼ月食が終わっていて、月全体が均一な明るさになっています。

今夜は18時過ぎには学校を出て、「みかもリフレッシュセンター」の駐車場で、三毳山の山影から昇る満月を撮影しました。

雲の切れ目から満月が顔を出しました。

そして、半影月食です。月食は、太陽と地球と月が一直線に並び、月が地球の影に入る現象です。半影月食という言葉は、あまり聞いたことがないし、中学の理科の教科書には、そこまでは載っていません。ネットで調べてみると、国立天文台が作成した図が見つかりました。
こんな感じです。↓  図を見て「半影月食」とはどういう状態なのか、考えてみてください。

月食の仕組みby 国立天文台.pdf


半影月食(2020年11月30日 18:50)

【高校】剣道部の練習見学

本日10時頃、職員室に剣道の胴着を付けた高1の女子が2名入ってきました。話を聞いてみると、練習の様子を動画に撮影し自分たちで研究したいので、顧問の長谷部先生に許可をもらいに来た、ということでした。
そこで、どんな練習をしているのか、見せてもらいました。

現在、剣道部の部員は、男子2名(高2、高1)、女子3名(高1)の5名ですが、早期入部(中3生)が1名いるので、6名で活動しています。(今日は4名で練習していました。)


部長の西塚くん(高2)は、中学1年生(佐野市立西中)から剣道を始めました(初段)。剣道のかっこよさと礼を重んじることに魅かれたそうです。

1年生の飯塚くんも中1(同西中)から剣道を始めました。高2の西塚くんとは、中学校からの先輩後輩で、中学時代は、当時の顧問であった附属中の高野先生の指導の下、団体戦で「全国ベスト32」まで勝ち上がりました。「二段」所有の実力者です。


同じく1年生の羽切さんも中1(同南中)から剣道を始めたそうです(初段)。剣道の形や姿勢を大事にしており、心技体が一体となった「一本」をとることを目指しています。

篠原さんは、附属中では美術部に所属しており、高校生になってから剣道を始めました。部活動見学で、剣道のかっこよさに憧れたそうです。全くの初心者でしたが、経験者が自分に合わせて教えてくれるので楽しい、と話してくれました。


最後に、部長の西塚くんから、剣道部の目標を聞かせてもらいました。
「剣道は人間形成の道で、徳、礼、など、人としての道を学ぶことが大切です。剣道そのものが文武両道であると思います。目標としては、県大会の1回戦を突破し、2回戦でも勝てるよう経験を積みたいです。春季大会に向けて全集中で臨みます。来年は部員があと4名くらい増えると嬉しいです。」

*力強い言葉、ありがとうございました。「鬼滅」ブームで剣道人気も高まっているとのこと、入部者が増えることを祈っています。練習、頑張ってください!

【中学・高校】吹奏楽部 ~演奏会の練習

吹奏楽部は、中高合同で活動しています。今年度は、大会等での発表の場がありませんでしたが、年末にかけて演奏の依頼があり、それに向けて練習をしています。

今日は、練習での3密を防ぐため、校内で最も広い選択4教室を横に広く使い、窓やドアを開放しての全体練習を行っていました。

12月6日(日)は「アルシオーネ佐野」での演奏会、そして、12月20日(日)は佐野市こどもの国での恒例の「クリスマスコンサート」が開催されます。今年は、新型コロナの影響で、例年とは異なり、慎重に対策を講じての開催になるかと思いますが、練習でも、できるだけ間隔をとったり、換気に気を付けたりしています。


曲目は、親しみやすいディズニーメドレーなどを準備しています。


吹奏楽部は、高校生が中学生を教えたりすることで、中高が一体となって活動しています。中高一貫のメリットが効果的に生かされています。

【高校】科学部 ~全国高校総合文化祭県予選

12月12日(土)に、来年度、和歌山県で実施される「第45回全国高等学校総合文化祭」の自然科学部門の県予選が行われます。今回は、各校の発表を事前に収録し、当日、Zoomで流して審査が行われます。そのための収録を本日、生物室で行いました。

発表は、部長の戸室さんと副部長の青木さんによって行われました。
研究のテーマは「栃木県産有尾目の保全にむけてⅡ ~繁殖集団の産卵地調査と遺伝的多様性」です。

栃木県の絶滅危惧種に指定されている「トウキョウサンショウウオ」について、幼生の成長や変態・上陸に関する調査や人工産卵地を整備し保全活動を行いました。また、遺伝子解析を行い、現在の遺伝的多様性が生じた要因を推測しました。


今年度は、新型コロナの影響で、満足に調査が出来ない時期がありましたが、やるべきことはきっちりと行い、結果にまとめました。研究は、3つのテーマからなっており、①幼生の成長および変態・上陸に関する調査は、青木さんが発表しました。


一方、②人工産卵地を整備した保全活動、③遺伝的多様性については、戸室さんが発表しました。


12月12日(土)の県予選当日は、各校で収録した映像が、ZOOMで流され、審査員からの質問に答えなければなりません。全国行きの切符をかけて、頑張ってください。

新しい加湿器を購入しました。

各教室や特別教室用に、新しい加湿器を購入しました。
大型でかなりの高性能と思われます。来週、各教室に設置します。

身近な風景 ~紅葉、菊、ヒガンバナ

この時期、一番目を引く風景は、何といっても紅葉です。西門付近のイチョウの紅葉が圧巻です。黄色い葉っぱで地面が覆われています。

街中を散歩していると、畑の一角などにいろいろな種類の菊が咲き乱れています。ありふれたものかもしれませんが、バリエーションがあって楽しませてくれます。

そして、まったく目立ちませんが、かつて一世を風靡したヒガンバナの茎が伸び切っており、来年に備えて、せっせと光合成にいそしんでいます。