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校長室便り
2学期がスタートしました!
本日から、2学期がスタートしました。
例年ですと、午前中はまず全員で校庭の除草作業を行い、その後、大掃除を行ってから始業式という流れでした。しかし、本日は朝から猛暑のため、校庭の除草作業は中止しました。そのため、大掃除の後、放送で始業式を行いました。
また、通常は夏休み中の部活動関係の表彰などがあるのですが、今年はそれもなく、放送は、校長式辞だけで10分ほどで終了しました。
以下に、始業式の式辞の全文を掲載します。
令和2年度2学期始業式 式辞 R2.8.17
皆さんおはようございます。大掃除お疲れ様でした。
約2週間の短い夏休みでしたが、皆さんにとって、どんな夏休みでしたか。今年は、新型コロナの影響だけでなく、連日35度を超える「命にかかわる危険な暑さ」で、外出するのがためらわれる毎日でした。「こんなに暑いんじゃ、もっと夏休みを長くして欲しいです。」大掃除に来てくれた生徒からはそんな声も聞こえてきました。そうした気持ちもわかりますが、今日から2学期はスタートします。夏休み中の大きな事故等の報告もなく、今日、皆さんの元気な姿をみることができて、ホッとするとともに、私も、よし、頑張ろう!という気持ちになりました。
さて、例年、始業式では、中高の運動部、文化部の皆さんが、全国大会や関東大会等、現地で活躍した様子などを紹介していますが、今年はそれができません。その代わりに、夏休み中の皆さんの「学び」について、いくつか紹介します。ここでは、「学び」という言葉を使いますが、同じような意味の「勉強」とはどう違うのでしょうか。「勉強」には、なんとなく、上から押しつけて無理やりやらされるイメージがありますが、「学び」には、もっと自発的な、やりたいからやる、というスタンスがあるように思います。
本校のHPの校長室便りでも、「夏休みでも学びを止めるな!」というタイトルで、「夏休みだからこそ、深められる学び」を紹介してきました。
例えば、中学校では、8月6日に、日本語ディベートの大会(通称、石塚杯)が、本校の選択3、4教室で行われました。「附属中学校では昼食を学校給食に切り替えるべきである 是か非か」というお題で、それぞれの立場で根拠を集め、立論し、初めての試合を行っていました。私も見学しましたが、学ぶことにこんなに夢中になれるのは素晴らしいと思いました。
一方、高校では、科学部が、8月6日、7日の2日間、宇都宮大学から運び込んだPCR装置などを使って、トウキョウサンショウウオのDNAの抽出や増幅を行っていました。宇都宮大学の飯郷先生の指導の下、単なる技術的な作業だけでなく、研究するとはどういうことなのかを、しっかりと学んでいました。新しい知識を実際に体験することで、より理解するとともに、好奇心に火が付いた生徒もいたようです。なお、科学部は、7月31日から高知県で開催されている全国高等学校総合文化祭にWEBで参加しており、研究発表の動画を大会のHPから見ることが出来ます。
また、SGHクラブのディベート班は、8月8日、9日の2日間、「全国高校 即興型英語ディベート合宿・大会2020」にリモートで参加しました。本校からは、3チーム参加し、それぞれ、全国の強豪チームと7試合戦いました。大会に参加したメンバーの一人はこんな感想を述べています。「最初はとても不安でした。でも、大会が終わった今は、自分の成長を感じられたし、『楽しかった』という感想しかありません。それも、支えてくれた部員のおかげです。」これこそ、主体的な「学び」そのものではないかと思います。
ボート部は、8月9日に行われた「栃木県ボート大会少年の部」で優勝した、男子シングルスカルの内田君、女子舵つきクォドルプルの岡部さん、松浦さん、船渡川さん、生熊さん、川田さん、そして、女子ダブルスカルの藤倉さん、木村さんは、9月17日からの全国高等学校ボート特別大会への出場が決まりました。おめでとうございます。
これ以外にも、8月2日の「野球部の交流試合3回戦」、8月3日から6日までの「ラグビー部の菅平合宿」なども見学させてもらいました。中高の部活動では、新チームによる練習試合なども行われていました。また、課題研究のためのフィールドワークを実施した生徒も多かったのではないかと思います。8月5日には、SGHクラブ海外班が、独立行政法人国際協力機構、通称JICAを訪問し、海外青年協力隊の参加者などから、お話を伺っています。中学3年生の「シンカゼミ」でも多くのフィールドワークが行われました。
こうした活動も全て主体的な「学び」です。
ところで、皆さんは「セレンディピティ」という言葉を聞いたことがありますか。私は、池上彰さんの『なんのために学ぶのか』という本の中で、この言葉を初めて知りました。「学び」とも関係がありますので、以下、池上さんの著書から、この「セレンディピティ」について紹介します。
研究者が、一生懸命に研究していると、突如として新たな発見につながるようなチャンスに巡り合うことがあるそうです。これを科学者の間では「セレンディピティ」という言葉で表しているそうです。例えば、ニュートンが、リンゴが木から落ちるのを見て、「なぜ落ちるんだろう?」と研究し、万有引力の発見につながった、という逸話があります。この場合、リンゴが落ちるところに出くわしたのが、「セレンディピティ」なのです。たまたま出会ったことから研究が大きく進んでいくことから、「思わぬ発展につながる偶然」を「セレンディピティ」と呼んでいます。
実は、この「セレンディピティ」は、多くの人に当てはまると思います。勉強嫌いだったのに、ちょっとしたきっかけで勉強が好きになったということがありますよね。そのちょっとしたきっかけとは、例えば、教え方が自分にぴったりあった先生に出会ったとか、いやいや始めた受験勉強だったのに、いつの間にか、その科目の魅力にとりつかれたとか、あるいは、課題研究をやっていくうちに、自分が将来やってみたいことを見つけたとか、往々にして、それは「本人が予想していなかった偶然」であることが多いのです。
「学び」の楽しさを知るきっかけは人それぞれですが、そのきっかけに出会うチャンス、つまりは「セレンディピティ」は、おそらく何かに必死になって、もがいたり、頑張っている時に、訪れるものではないかと思います。もしかしたら、夏休み中の学びの中で、「セレンディピティ」が起こった人もいるかもしれません。それがわかるのは、もちろん「あなた」だけです。
今日から、2学期がスタートしますが、2学期は皆さんにとって、様々な「学び」の場面があります。8月30日に開催される「旭城祭」もその一つです。夏休み中も生徒会や旭城祭実行委員の皆さんは、準備を進めてきました。2学期からは、各クラスや団体の準備がいよいよ本格化します。
今回は、保護者を含む校内公開のみとなりますが、保護者だけでも千人を超える来校者が想定されます。当然、新型コロナ感染症への不安もありますが、来校者に、ここまでやってくれているなら安心だ、と思っていただけるよう、知恵を絞り、準備を尽くしてほしいと思います。「感染症予防と学びの保障の両立」が今回の大きなテーマだと思っています。
また、2学期は中学生の合唱コンクールや修学旅行、マラソンウォーキング大会など、大きな行事もあります。そして、高校3年生はいよいよ入試が始まります。学校推薦型選抜、総合型選抜に始まり、大学入学共通テスト等、今年度からの新たな入試制度に挑戦します。自分がこれまでにやってきたことを信じて、頑張ってほしいと思います。でもつらくなったら遠慮せずに先生方を頼ってください。また、家族への感謝を忘れずに、日々の生活を送って欲しいと思います。
この2学期、「セレンディピティ」が突然、あなたに訪れることを期待しています。
最後に、1学期の終業式でも言いましたが、全てのことに優先されるのはここにいる皆さんの健康であり、皆さんの命です。体を大切に、命を大切に2学期を過ごしてください。
中学生、高校生の皆さんが、実り多い日々を送り、さらに一歩、成長する2学期となることを祈って、校長式辞とします。
ボート高校総体県予選代替大会
結果は以下の通りです。
*男子シングルスカル 優勝:内田絃心(2年)
*女子舵手つきクォドルプル 優勝:岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里彩、川田有紗(全員2年)
*女子ダブルスカル 優勝:藤倉伶衣(3年)、木村陽与里(3年)
おめでとうございます!
優勝した選手たちは、9月17日から開催される全国大会に出場できることとなりました。
(8月10日付け 下野新聞12面より、著作物利用許諾済み)
夏休みでも学びを止めるな!⑧
今日(8月16日)は、栃木県立博物館で、学芸員とっておき講座「奥日光の沢と両生類」(講師:林光武さん)に参加してきました。
林さんとは、栃木両生爬虫類の会の仲間で、30年来の付き合いになります。
「奥日光は数多くの滝で有名ですが、沢にすむ生きものについての情報はあまり多くありません。県立博物館の調査でわかった奥日光の沢の特徴と、そこに暮らす両生類の生活について紹介します。」という内容でした。
奥日光には、サンショウウオの仲間で、ハコネサンショウウオやクロサンショウウオ、トウホクサンショウウオが生息していますが、渓流などの流水に生息しているのは、ハコネサンショウウオだけです。奥日光の両生類を調査した林さんたちは、ハコネサンショウウオの幼生の奇妙な行動を目撃したそうです。数十匹の幼生が、渓流の岩場などを上流を目指してひたすら移動しているのです。いったい何のために? 調べてみると、渓流の水は目に見えて干上がりつつあり、もしかすると、水が干上がってしまうと死んでしまうので、それを避けるために、水のある上流を目指して移動していたのではないか、という仮説を立てたそうです。確かに、逃げ遅れたサンショウウオの幼生はすでに干からびていたものもありました。それでは、なぜ、サンショウウオの幼生は、水が干上がりつつあるのを知り、上流に移動する行動をとったのか? そのきっかけは、水温の変化? それとも水位? あるいは流速? 謎が謎を呼びます。
実際の講話では、写真や水温のグラフ、上流に移動した幼生と下流にいる幼生、そして逃げ遅れて干からびている幼生の体長のグラフ、などを使って、なぞ解きをしていきました。結局、謎は謎のままでしたが、新しい発見に出会ったワクワク感、それを解明しようとするときの楽しさ、などが伝わってきました。(当日のスライドは、写真には撮りましたが、著作権などがあるのでお見せできないのが残念です。)
ハコネサンショウウオの幼生の標本です。
ハコネサンショウウオの成体の標本です。
林さんのハコネサンショウウオの幼生の奇妙な行動の話を聞き、私が見た「ミシシッピアカミミガメ」の奇妙な行動を思い出しました。台風で水量が増加した三杉川を見に行った時のことです(良い子は絶対にマネしないでくださいね!)。増水したことで下流に流されたであろうミシシッピアカミミガメが、隊列を為して、上流へとひたすら泳いでいる現場を目撃しました。おそらく、もといた場所まで、泳いでもどろうとしていたのではないでしょうか。
(幸いにも、記録に残しておいてよかったです。佐高ミュージアムNo.48です。)
佐高ミュージアムNo48 「ミシシッピアカミミガメ」その2.pdf
講話の最後に、林さんはこんな話をしてくれました。
「子供の頃、勉強するってことは、例えば、真白な紙に、端っこから黒く塗りつぶし、全部真っ黒になったら、疑問もなくなり、全部分かった、という状態になるものと思ってました。ところが、大人になり、この年になってくると、逆に、知りたいことがどんどん増えてくる。そこで、こんな風なんじゃないかと考えるようになりました。例えば、小さい頃は、知っていることをビー玉に例えると、知らないこと(知りたいこと)はビー玉の表面積に相当する部分だとします。だんだんと勉強して知識が増えてくると、知っていることは、ゴルフボールくらいになる、さらに勉強すると、知っていることはテニスボール、バレーボール、そしてバスケットボールのようにどんどん大きくなる。それに伴って、知らないこと(知りたいこと)は、それぞれのボールの表面積のように、どんどん増えていく。だから、ますます知りたくなるんです。」(大体、こういったお話でした)
私は、前にも林さんから聞いたことがあったかもしれないなと思いつつ、林さんの考えをイメージ化してみました。名付けて「林モデル」です。
*勉強すればするほど、知らないこと、わからないことが増えてくる。「学ぶ」ということの一面をよく表しているなと思いました。そして、生徒だけでなく、教員、そして大人も、学び続けなければ、いけないなと思いました。
*生徒に「勉強しなさい」というだけで勉強したら、こんな簡単なことはありません。もともと、勉強は「強いて勉める」ですから、いやいややらされて楽しいはずもありません。それよりも、大人が様々な生き方に挑戦したり、試行錯誤する姿を見せることだけでも、りっぱな教材です。学び続ける大人が、学ぶって楽しいよと「背中で語る」ことが必要なのではないかと思います。(以上、独り言でした)
これで、「夏休みでも学びを止めるな!」シリーズを終わりにします。
(ここまで、読んでくださり、ありがとうございました。)
佐高ミュージアム㉝
1995年に発行した「すっかんぽ」を「佐高ミュージアム番外編」として公開します。
佐高ミュージアム 番外編 N0.11 「ホウネンエビとカブトエビ」.pdf
佐高ミュージアム 番外編 N0.12 「夏の夜に咲く花~ネムノキ~」.pdf
佐高ミュージアム 番外編 N0.13 「セイタカアワダチソウ」.pdf
佐高ミュージアム 番外編 N0.14 「いなごの佃煮」.pdf
とりあえず、「佐高ミュージアム」の過去の記録の公開はここまでとします。
お忙しい中、読んでくださった皆様、ありがとうございました。
今後は、随時紹介している「身近な風景」シリーズを新たな「佐高ミュージアム」として再編集して公開できれば、と考えています。
夏休みでも学びを止めるな!⑦
「夏休みだからこそ、深められる学びがあります。」
そんな学びのいくつかを紹介します。
今日(8月9日)は、「PDA全国高校 即興型英語ディベート合宿・大会2020」の2日目が開催されました。
今日は、予選ラウンド2,3と準決勝、決勝です。
<佐野Aチーム>
<佐野Bチーム>
<佐野Cチーム>
予選ラウンド3の論題は「ペット税を導入すべきである。」
ドイツでは、すでにペット税が導入されており、犬1頭あたり年間1万6000円程度収めているそうです。そういったレクチャーを10分ほど受けた後、論題が発表になりました。
画面には、このように、左上がジャッジ、右上が佐高Bチーム、下が対戦相手、というように映っています。
思わず立ち上がってスピーチすることもあります。(佐野B)
相手がスピーチしている途中で、POI(ポイ)と言って、相手の矛盾点や弱点を攻撃することもありますが、相手が受け付けないと発言できません。POIはうまくいけば効果的に加点することもできますが、逆に、頓珍漢な発言だったりすると、墓穴を掘ることもあり、諸刃の剣です。(佐野A)
1年生の佐野Cは素晴らしいチームワークを見せ、練習ラウンドと予選ラウンドを7戦6勝の好成績を残しました。
*3チームとも、よく頑張って善戦しました。しかしながら、準決勝進出のベスト4には残れませんでした。
*最後に各チームから1人ずつ、今日のコメントをもらいました。
小林杏珠(B)「今回は、強豪校ばかりが揃う部門への出場に加えて、初めてのオンライン大会で、最初はとても不安だった。でも、大会が終わった今は、自分の成長を感じられたし、『楽しかった』という感想しかない。それも、支えてくれた部員のおかげ。」
片柳賀那(C)「今回自分たちのチームは7戦中6勝したり、機材トラブルがあったときも相手の論を予想しながら試合ができた。応援に来てくれた部員がリラックスさせてくれたおかげ。先輩とのアドバイスのおかげで今回褒められた箇所もあったので、感謝したい。」
*多くのことを学んだ熱い2日間でした。皆さん、お疲れさまでした!
夏休みでも学びを止めるな!⑥
「夏休みだからこそ、深められる学びがあります。」
そんな学びのいくつかを紹介します。
今日(8月8日)は、「PDA全国高校 即興型英語ディベート合宿・大会2020」の1日目が開催されました。PDAとは、本大会を主催している「パーラメンタリーディベート人材育成協会(PDA)」のことです。
今回の大会は、お題が前もって公表されている「準備型」とは異なり、お題が発表されてから、短い準備時間でディベートを開始する「即興型」です。準備時間がほとんどない分、難易度は高いと言われています。これまでは、大阪などに全国から高校生が集まり、合宿形式で2日間かけて行いますが、今回はコロナの影響で、オンライン開催となりました。
授業外のクラブ活動などで即興型英語ディベートを行っている生徒(課外活動の部)では、初心者と一般の2つのコースに分かれています。
課外活動の部(初心者)には29チームがエントリーしています。佐高からは1年生1チーム(佐高C)が参加しています。
課外活動の部(一般)には同じく29チームがエントリーしています。佐高からは2年生2チーム(佐高A、佐高B、ABは均等です)が参加しています。
1日目の今日は、練習ラウンドを3回やってから、予選ラウンドの1回目を行います。明日は予選ラウンドを2回行い、3回分の成績で、決勝進出チームが決定します。
まずは、腕試しで「練習ラウンド」を行いました。
ラウンド1の論題は以下の通りです。
何やら難しそうですね。論題が発表されると、各チームは動き出します。
<Aチーム:図書室>(新井優平君、岡部豪太君、兵藤かほるさん)
<Bチーム:英語演習室>(江部青飛君、小林杏珠さん、山﨑理紗子さん)
<Cチーム:選択2教室>(石塚凜花さん、大川優貴君、片柳賀那さん、横塚功樹君)
ラウンド2の論題は以下の通りです。
「脂肪税を導入すべきだ」脂肪分の高い食品を摂取しすぎると、健康被害をもたらすことから、脂肪分の高い食品には税金を課すべきだ、というようなお題です。
荒唐無稽な感じもしますが、肯定、否定それぞれに根拠をもって論破するのは大変そうですね。
そして、ラウンド3の論題です。
これはかなりタイムリーなお題ですね。確かに、(コロナ)ウイルスを故意に拡散すれば犯罪と言えますが、死刑とするかどうかは、腕の見せ所でしょうか。
<Aチーム>
<Bチーム>
<Cチーム>
それぞれ対戦が終わると、ジャッジがそれぞれのチームの良いところや改善した方がよいところなどを丁寧に説明してくれます。解説だけ聞いていても、なるほどと思ってしまいます。
この後、予選ラウンド1回戦となりました。(→私は、ここで退出しました)
お題は、「Japan should accept more foreign refugees. 日本はもっと難民を受け入れるべきである。」でした。
結果は、佐野Aは市立浦和に惜敗、佐野Bは平塚江南に勝ち、佐野Cは一関第一に勝ちました。皆さん、相当頑張りましたね。
明日の予選2試合も頑張ってください。決勝まで行けるといいですね。
応援しています。
夏休みでも学びを止めるな!⑤
「夏休みだからこそ、深められる学びがあります。」
そんな学びのいくつかを紹介します。
8月7日(金)13時から「卒業生との懇談会」が行われました。
例年は、3月中に、すでに大学合格が決まっている3年生から「合格体験談」を聞いていましたが、コロナの影響で、この時期の実施となりました。また、全員が同じ話を聞くのではなく、話を聞きたい先輩からじっくり聞き、自由に質問もできるようなスタイルで実施しました。
参加してくれたこの春の卒業生は、
安城君 (東北大・医学部・医学科)
渋江さん(名古屋大・文学部)
新井さん(東北大・教育学部) Zoomでの参加
荒井さん(大阪大学・外国語学科)Zoomでの参加
荻野君 (名古屋大・理学部) Zoomでの参加
小野田さん(群馬大・医学部・保健学科)
松澤さん(埼玉大・理学部)
宋さん (聖マリアンナ医大・医学部・医学科)
以上の8名です。
文系と理系の2会場に分かれ、聞きたい先輩の回りに車座になってじっくり話を聞きました。
<文系>
*3学年主任の松井先生からは「卒業生から、とてもいい話を聞けました。通常は3月に実施していましたが、今この時期にどんなことをすればいいのか、という視点から話を聞けたことは、逆に良かったのではないか。」ということでした。
*当初は1時間程度の予定でしたが、予定をオーバーしても気にする必要はなかったので、本当にじっくりとお話を聞くことができました。勉強のモチベーションがあがったのではないでしょうか。
*卒業生の皆さんも、久しぶりの佐高を楽しんでいたようです。
本当にありがとうございました。
夏休みでも学びを止めるな!④
「夏休みだからこそ、深められる学びがあります。」
そんな学びのいくつかを紹介します。
「科学部」のDNA抽出実験の2日目の紹介です。
今日(8月7日)は、昨日セットしたPCRで増幅したDNAを電気泳動にかけて、DNAが増幅されているかどうかをチェックしました。写真撮影の際、DNAのバンドが出なかったため、大学で染め直して確認する、ということになりました。
ここまでで、午前中の実験は終了ということになりました。
この後、飯郷先生と部員たちによる質問タイムとなりました。
今回の作業をしたグループごとに、順番に質問をしました。
今回の実験の操作に関する疑問や、大学の研究室で行っている研究(内容、経費等)に関する質問などについて、飯郷先生や大学生から、わかりやすく説明していただきました。また、将来、自分がやってみたい研究などについて、アドバイスをいただいた部員もいました。
時間はあっという間に過ぎ、気がつくと1時半近くになっていました。(約2時間)
最後は、部長の戸室さんに締めてもらいました。
戸室部長「大学の機器を使わせていただき、とても貴重な経験ができました。机上で教えてもらったことを、実際に自分の手で実験することで研究内容の理解がより深まったと思います。細かい作業でしたが、先生や大学生の先輩方に手伝っていただきながら、実験を行うことが出来ました。最終的な結果はまだ出ていませんが、結果が出るのが楽しみです。」
*飯郷先生と3名の大学4年生には、2日間にわたり、宇都宮から佐野まできていただき、本当にありがとうございました。実験はこの後も続いていきますが、まずは、今年度、新たに採取したサンプルから、DNAを抽出することができたのは良かったと思います。
また、飯郷先生には、実験を行う上で大切なことや、これからの人生にとっても大切なことなどを、ご自身の体験談などを交えながら、生徒の目線に合わせてお話いただきました。この2日間で学んだことは、とてつもなく大きかったと思います。部員たちは、研究ということに一歩踏み出せたのではないでしょうか。
*部員たちは、昼食をとった後、午後の活動として、これまでに撮りためてきたトウキョウサンショウウオの幼体の写真から、体長を計測する作業などを行っていました。充実した活動(学び)ができていたようです。
夏休みでも学びを止めるな!③
「夏休みだからこそ、深められる学びがあります。」
そんな学びのいくつかを紹介します。
次は、中学生の「SGHクラブ日本語ディベート」の活動です。
日本語ディベートは、中3が3名、中2が4名ですが、中1はなんと18名!
「これがやりたくて佐附中に入った」という生徒もいるそうです。
今日(8月6日)は、実際にディベートの試合を体験しました。指導に当たられている石塚先生によると、1年生は6人×3チーム、2年生は4人で1チーム、3年生3名は指導を行いました。また、高1の片柳さんと鈴木君が、ジャッジとして参加してくれました。
今回の論題は「附属中学校では昼食を学校給食に切り替えるべきである 是か非か」でした。これについて、メリットデメリットとなるエビデンスを調べてきて立論をしました。そして、それをもとに今日は初めて試合を行いました。通称「石塚杯」です。
各チーム(計4チーム)が是と非の両方をそれぞれ担当し、全部で8試合行いました。その後、指導に当たった中3の3名と高1の2名から、講評がありました。
「1年生はディベートは初めてなのに、こんなにレベルの高い内容になるとは驚いた」といった高評価だったようです。日本語ディベートがようやく附属中の伝統として根付いてきたことを感じました。
本校では、こうした活動がいろいろなところでさりげなく行われています。
これが、まさに「本校の底力」なんだと思います。
夏休みでも学びを止めるな!②
「夏休みだからこそ、深められる学びがあります。」
そんな学びのいくつかを紹介します。
次は、SGHクラブディベート班の2年生の有志4名です。
新井優平君(2-1)、小林杏珠さん、兵藤かほるさん(以上、2-2)、江部青飛君(2-4)の4名です。
彼らは、 Change Maker Awards(CMA)に挑戦しています。
CMAとは、中高生のための英語プレゼンテーションコンテストです。予選を経て2月に本選(プレゼン大会)があります。
以下は、HPに掲載されている「主催者からのメッセージ」です。
「コンテストの名称にも含まれる Change Maker とは、すなわち「Go!Do!Be!」の3 要素を体現する人物です。果敢に前進(go)、実施(do)、そして実現(be)するような人。コンテストではこのような人を応援しています。インターネットで世界中につながる、便利な世の中だからこそ、そんな世の中を先頭切って導いていく人物が求められています。明るいようでいて混迷を極めるようでもある今の社会。その中で自ら道を切り開き行動してくことのできる人材を、私たちは応援したいと思っています。」
今年度のテーマは、
「私たち×〇〇」
―Attract the World with your Research/Action―
私たち×SDGs SDGsに関連した探究学習についてプレゼンテーションしてください。というものです。
そのため、8月5日(水)には、宇都宮市役所の「スマートシティ推進室」を訪問しました。宇都宮市は、SDGzの貢献度ランキング3位(日本経済新聞社)であることから、まず、SDGzについて学ぶことから始めました。
実際に、お話を伺いに行くと、パワーポイントまで用意してくださっていて、とても勉強になったそうです。
そして、今日(8月6日)は、佐野市の青年会議所の方々に、彼らのアイディアをプレゼンしました。わざわざ、佐野高校まで来てくださいました。
佐野市の青年会議所は、「市内中学生の日本語ディベート大会」を毎年開催しており、ディベート自体に造詣が深い方がたくさんいらっしゃいます。
「佐野市の小中高生対象に、SDGzをテーマにしたディベート教室を佐野市青年会議所と連携して開催できないか」という提案に対して、びっくりするほど、前向きに受け止めていただいたそうです。
ぜひ、実現させてください。
これは、素晴らしいアイディアで、広がりがあります。
現在、中高生のディベート大会などは、主に大学関係者などが開催していますが、例えば、将来的に、佐野市が「ディベートの町」として、全国大会などが開催できるようになれば、それこそ町おこしにもつながります。
「ディベート教室」が実現すれば、CMAで素晴らしいプレゼンができると思います。
応援します。頑張ってください!
なお、今週の土日(8日、9日)には、「PDA全国高校 即興型英語ディベート合宿・大会2020」がオンライン開催されます。これまでは、大阪を会場に開催されてきましたが、今回はオンライン開催ということで、佐野高校から参戦するそうです。
こちらも応援しています!
夏休みでも学びを止めるな!①
そして、授業以外にも、校内では「様々な学び」が進められています。
「夏休みだからこそ、深められる学びがあります。」
そんな学びのいくつかを紹介します。
まずは「科学部」からいきましょう。
科学部は、現在、栃木県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている「トウキョウサンショウウオ」について、研究しています。分布調査や生態調査に加えて、ミトコンドリアDNAの塩基配列解析によって、生息地の分布の謎の解明も行っています。
DNAの塩基配列解析は、専門的な実験器具が必要となるので、これまでは、宇都宮大学農学部の飯郷先生のご指導の下、宇都宮大学の実験施設で、実験をさせていただいてきました。ところが、現在、コロナ禍の影響で、大学内で高校生が実験を行うことはできません。
そこで、今年は、宇都宮大学の飯郷先生が、大学の実験施設から、DNAの塩基配列解析に必要な機材(遠心分離機、PCR装置、インキュベーター等)を佐野高校に持ち込んで実験することになりました。飯郷先生の研究室の4年生3名が助手としてついてきてくれました。
皆さん、冷静に考えても、ふつうここまでして下さる大学の先生はいませんよ。佐高の科学部がいかに飯郷先生に愛されているかわかるでしょう。飯郷先生は2016年から、佐野高校の科学部をご指導していただいています。(ちなみに、今日、飯郷先生の着ているTシャツは、本校科学部のオリジナルTシャツです。)
実験は、今日と明日の丸2日をかけて実施します。まずは、トウキョウサンショウウオの産卵期に採取した胚のサンプルからDNAを抽出します。飯郷先生から説明を聞き、グループごとに担当するサンプルからDNAを抽出します。
それぞれのグループが担当したサンプルからDNAがちゃんと取れているかどうかを確認し、PCR装置にかけて、DNAを増幅します。うまく増幅できているかどうかは、明日になってみないとわかりません。
明日は、また10時からスタートします。
飯郷先生そして3名の大学生、明日もよろしくお願いします。
*生徒の感想としては、
「内容は難しかったですが、とても楽しかったです。」というものでした。
これが「学ぶ楽しさ」だと思います。生徒たちの目が輝いていました!
高校ラグビー部菅平合宿
ラグビーの練習については、県から示された「部活動実施に係る対応マニュアル(2020.6.19 Ver.2)」で、「6月 22 日以降は、ゲーム形式等の実践的な練習や活動を可とする。ただし、競技団体等のガイドラインで示された安全対策を適切に講じる。」とあります。そのため、本校では、日本ラグビーフットボール協会の「ラグビートレーニング再開のガイドライン」に基づき、感染症拡大防止に向けて、スタッフ、選手とも万全の態勢で練習に臨んでいます。また、県の同対応マニュアルで、8月1日以降、県外での合宿等、宿泊を伴う活動が認められており、本合宿も県の指導の下で実施しています。
前置きが長くなりましたが、本日、どんな場所で、どんな練習をしているのか、菅平の練習場所まで見学に行ってきました。
菅平には、夏休みのシーズンには高校、大学、社会人のチームなどが、例年は500チームほど集まるそうですが、今年は10分の1の50チーム程度だそうです。
今日は、大学生1チームのほかは、佐高と宇工の合同チームしか、菅平にはいませんでした。菅平をほぼ貸し切り状態でした。例年は、他のチームと練習試合を行ったりするのですが、とにかく、我々だけですので、入念な練習が行われていました。
普段のメンバーによる練習ですが、さすがに高原だけあって、正午付近で気温25℃で湿度も低く快適でした。そのため、熱中症の心配が少なく、集中力も途切れません。多くの団体が、夏は菅平でラグビー合宿を行う理由がよくわかりました。気合の入った充実した練習が行われていました。
午前中の練習が終わった後、集合写真を撮影しましたが、彼らの笑顔を見れば、充実ぶりがよくわかると思います。
合宿は明日までですので、今晩が最後の夜ということになります。
夜は勉強をしている、と聞いていますので、今頃は参考書を開いているかもしれませんね。明日の午前中の最後の練習まで、頑張ってください!
「Web学校説明会」の準備進行中
昨日(8月3日)は、「Web学校説明会」の重要なコンテンツの一つである「学校生活の説明」に関する動画にナレーションを入れる作業を中高の生徒会を中心として、取り組んでいました。
生徒8名で、①一日の学校生活、②1年生の主な行事・総合的な学習の時間、③2年生、3年生の行事、④高校の活動、⑤部活動等、⑥中学生徒会長のあいさつ、について、動画を作成しました。
本番は、英語演習室の準備室を録音スタジオとして、録音しました。
はたして、できばえはいかがでしょうか。皆さんは、8月8日から、本校のHPで見ることができます。 お楽しみに!
身近な風景 ~「ミンミンゼミ」の謎
↓今日の昼頃の鳴き声です。
https://www.youtube.com/watch?v=yIsnSvMoWQM&feature=youtu.be
鳴いているミンミンゼミも確認しました。
こんなに鳴いているのなら、おそらくセミの幼虫の抜け殻がそこら中にあるのでは?
そんな素朴な疑問から、佐野高校の前庭で、セミの抜け殻探しを行いました。
すると、あちこちに抜け殻がたくさん見つかりました。5分間くらいで、軽く10~20の抜け殻をみつけました。(その間、3か所くらい蚊に刺されました。蚊が多いです。)
ところで、これらの抜け殻は、本当に「ミンミンゼミ」の幼虫なのでしょうか?
ネットで調べてみると、意外に簡単にわかるようです。ただし、ミンミンゼミとアブラゼミの抜け殻は形が似ているので、ぱっと見は区別が難しいですが、触角に特徴があって、ミンミンゼミの触角は全体的にほっそりとしていて、毛があまり生えていません。ところが、アブラゼミの触角は、全体的に太くて、基部から3番目の節が長く、毛も多く生えています。この違いを虫眼鏡で確認すれば、区別をすることが可能です。
そこで、いくつかを家に持ち帰って触角を調べてみました。
セミの抜け殻.pdf
すると、持ってきた抜け殻7個のうち、「ツクツクホウシ」1の他、すべてが「アブラゼミ」の抜け殻であることがわかりました。ミンミンゼミの抜け殻は一つもありません。ミンミンゼミの抜け殻はいったいどこに?
これは謎ですね。いろいろ調べてみる価値はありそうです。
探究学習(理科研究)のネタは、そこいら辺に転がっているんですね。
ところで、同じ時期でも場所が違うとセミの鳴き声も違ってきます。
今日、ヤマユリが自生していた里山では、こんな風にセミが鳴いていました。
https://www.youtube.com/watch?v=LHLT0zesgDo&feature=youtu.be
高校野球交流試合~下野新聞の記事
高校野球交流試合3回戦(佐野対白鷗足利)
試合の結果は、佐野高0:白鷗足利高10でした。
2回に一挙に9点取られたときは、どうなることかと心配しましたが、3回以降は2つのダブルプレーや三者凡退、三塁まで走者は出すも見事打ち取りと、点数を与えず頑張りました。最後の7回に1点取られましたが、3回以降でみれば、格上相手に大健闘でした。点差はありましたが、誰一人あきらめている選手はいませんでした。特に、ピッチャーの赤石君とキャッチャーの小川君のバッテリーは、最後まで集中力を切らすことなく、ゲームを作ってくれました。ピンチにマウンドに集まる選手たちの声がネット裏のスタンドにも聞こえてきましたが、チームワークがあったからこそ、ここまで頑張れたんだと思います。負けはしましたが、清々しさがあり、やり切った感がありました。みんな、よく頑張った!
今大会は無観客試合で、保護者と校長しか入場できませんでしたので、試合の様子を紹介します。
予定より10分遅れで、11時10分に試合が始まりました。佐野高校が後攻です。
1回裏の攻撃の様子です。(松井君、須永君、小川君:ライト前ヒット、坂本君)
2回裏の攻撃(赤石君、亀山君、佐山君:レフト前ヒット、古橋君)
3回裏の攻撃(熊倉君、松井君、須永君)
4回裏の攻撃(小川君、坂本君:ヒット、赤石君)
5回の攻撃(亀山君、佐山君、古橋君:センター前ヒット、熊倉君)
6回の攻撃(松井君、須永君、小川君)
7回の攻撃(坂本君、赤石君、亀山君)
12時51分、試合は終了しました。
スタンドの保護者の方々から、惜しみない拍手が送られました。
これで、野球部の交流試合(3回戦まで)は終わりました。本校野球部が、3回戦まで2試合戦うことができたこと自体、とてつもなく素晴らしいことだと思います。
一方、試合に勝っても、これで終わってしまったチームが流した涙、くやしさも忘れられません。また、試合すらできなかった競技の選手の思いも忘れてはならないでしょう。
野球部の皆さん、特に3年生にとって、この経験がこの後の人生に生きてくることを信じています。 受験勉強、頑張ってください!
佐高ミュージアム㉜
1984年から1985年にかけての「すっかんぽ」を「佐高ミュージアム 番外編」として公開します。
佐高ミュージアム 番外編 N0.6 「ボダイジュとタラヨウ」.pdf
佐高ミュージアム 番外編 N0.7 「テナガエビ」.pdf
佐高ミュージアム 番外編 N0.8 「春を待つ生き物たち その1」.pdf
佐高ミュージアム 番外編 N0.9 「春を待つ生き物たち その2」.pdf
佐高ミュージアム 番外編 N0.10 「カエルたちの季節」.pdf
1学期終業式
以下に、終業式の校長式辞の全文を掲載します。(約10分かかりました。原稿と実際に話した口調や言い回しなどは若干異なる部分もあります。)
令和2年度1学期終業式 式辞(R2.7.31)
それでは、よい夏休みを過ごして下さい。 以上で、校長からの式辞とします。
高1「国語総合」の授業見学
この授業は、今年度、新採用で赴任した松浦先生の研究授業でした。
単元名は、評論Ⅰ「サイボーグとクローン人間」(山﨑正和)です。
この教材は、「サイボーグ」と「クローン人間」を対比しながら、サイボーグ研究がはらむ危険性について、述べた文章です。クローン技術を初めとする科学技術の進歩がもたらす影響について、自分の考えを表現することがねらいです。
まずは、前時までの学習内容の復習として、「プリントの答え合わせ」を行いました。
次に、前時に配られた参考資料を基に、「クローン人間」が造られる過程とその問題点について、自分のノートにまとめてきたことを、グループ内で意見交換しました。
グループ内で発表者を決め、意見交換した内容を発表しました。
発表者を決める方法がユニークだったので紹介します。生徒たちが片手をランダムに重ね合わせます。その後、先生が、例えば、「上から2番目」というと、上から2番目に手がある生徒が発表者になります。手をどこに置いたかは、それぞれの生徒の判断ですので、機械的に指名されたというよりは、半分は生徒の意思が入っていることになり、自分が指名されたことへの納得感がありますね。いい方法だと思いました。
次は、ペアで本文を音読しました。一文ずつ交代で音読しました。
この方法も初めて目にしましたが、一人で音読するよりも、相手が読んでいる一文に集中していないと、次に自分の読む一文にうまくつながらないので、聞きながら読む、ということになり、より内容を理解できるのではと思いました。これもいいアイディアですね。
その後、所用で退出しましたが、「ロボットとサイボーグ」が「能動的」であるのに対して、「クローン人間」は「受動的」であることを読み取り、「ロボットとサイボーグ」に対する筆者の危惧を、「無自覚」という言葉を中心にノートにまとめていました。
(感想)
*非常にテンポよく、リズミカルに授業は進みました。発問や授業の進め方など、よく考えられた授業で、とても素晴らしかったです。
高2「数学」の授業見学
テーマは「指数関数のスゴサ・数学の良さを知る!」です。
中條先生の授業は、まず、前授業の復習から始まります。例えば、生徒は5分間で以下の問題を解答します。
5分後に中條先生の解説を聞いて、自分の理解度を4段階(S A B C)で判断します。
特にありません。