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2022年4月の記事一覧

食品科学科・食品製造【マーマレードジャム製造】

 前回の「イチゴジャム製造」に続き、今回も2・3年生で『マーマレードジャム製造実習』を行いました。
 前回行った『イチゴジャム製造』に比べ『マーマレードジャム製造』は、夏みかんの前処理工程がとても大変で手間がかかります。
 『前処理工程』として、原材料となる”夏みかん”を洗浄し、果皮と果肉に分け、果皮はワタの部分を丁寧にそぎ落とし細切りにしてから食塩水で茹で苦みを抜きをし、果肉からは果汁を搾り出していきました。
 果皮からそぎ落としたワタや果肉を包んでいる”じょうのう膜”は、ミキサーにかけクエン酸液を加えてから煮詰め、濾過をして”ペクチン液”を抽出しました。
    
  

 これらを一緒に煮詰めながらアクの除去をし、殺菌済のビンに充填、その後殺菌・冷却を行いました。
 製造工程の途中では、糖度を確認したりコップテストを行ったりして煮詰め具合のチェックも行いました。
   
    
 放冷後、異物混入の確認、ラベル貼りの工程を行い、校内販売のための製品としました。

食品科学科・食品製造【イチゴジャム製造実習】

 年度初めの「食品製造」は、毎年恒例のジャム製造実習から始まります!
 今回は、2・3年生で『イチゴ前処理・ジャム製造実習』を行いました。
 「食品製造」とは、食品の特性や加工の原理などについて、授業実習を通して学ぶ科目です。

 『イチゴ前処理』とはイチゴの”ヘタの除去・洗浄”です。
 大量のイチゴのヘタ取りをするのは大変ですが、ジャムとして製品にした際、異物混入品とならないようにするためとても大切な工程なので、慎重な作業が求められます。
 丁寧にヘタを取り除いた後、流水で良く洗い、冷凍焼け防止のため全体に砂糖をまぶし冷凍保存にしました。
   

 『ジャムの製造』では、前処理済のイチゴを”クエン酸”や”ペクチン”、”砂糖”などを加えながら煮詰めていき、内容量を確認しながら殺菌済のビンに充填し、殺菌・冷却を行いました。
   

 最後に異物混入の確認後、ラベル貼りを行い、校内販売のための製品とする準備を進めました。
  
 
 今後も、食品の衛生管理や安全性の確保、原材料から販売製品とするまでの作業工程など、さまざまな事を授業実習を通して学んでいきます。
  

食品科学科・1年農業と環境【春夏野菜作付け実習】

 4月19日(火)に1年生が「農業と環境」の圃場で『ジャガイモの植え付け・トウモロコシの播種(はしゅ)実習』を行いました(播種とは種をまくこと)。
 「農業と環境」とは、農業の基礎を授業や圃場での実習を通して学習していく科目です。植え付けや播種をした作物が発芽しどのように生長していくのかを、授業実習を通して自ら感じ、学んでいきます。
 
 今回栽培する品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ》です。
  

 1年生は初めての圃場での実習なので、注意事項や各自の場所を確認してから実習開始です!
 生徒たちは実習が始まる時は緊張の表情でしたが、作業工程などをクラスメートと確認し合ったり、先生に質問したりしながら丁寧に植え付けや播種、覆土(ふくど、土をかぶせること)、灌水の作業を進めていくうちに笑顔の表情に変化し、周囲と協力しながら無事に実習が終了しました。
   

 今後の圃場での実習はスケッチや観察の他、追肥や土寄せ、間引き、除草などの管理実習も行う予定です。
 立派な作物が収穫出来るよう、一生懸命取り組んでいきましょう!!

食品科学科・生徒が考案したお弁当が提供されました!

 第50回記念全国高等学校選抜バドミントン大会において、本校食品科学科の生徒が考案したお弁当が大会関係者のみなさまに提供されました!!
 各お弁当とも栄養のバランスはもちろんのこと、選手のために高タンパク低カロリーの食材を使用したり、試合に勝つ願掛けをテーマにしたり、宇都宮市の伝統である『黄ぶな』のイメージで考案したり…と生徒たちは趣向をこらしてたくさんのメニューを考案しました。
 ふたを開ける時のワクワク感や嬉しさ、食欲増進にもつながる彩りの良さも重要なポイントです!

 大会関係者の方々からは好評のお声をいただき、お弁当のアイデアが採用された生徒たちは大変喜んでいました。

    
 「生姜焼き弁当」      「とり弁当」           「ハンバーグとオムレツ弁当」

   
 「ヒレカツ弁当」      「無病息災黄ぶな弁当」     「選手の皆さんへ配布」