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2022年6月の記事一覧

食品科学科・1年食品化学【タンパク質の定性実験】

 1年生「食品化学」の授業で【タンパク質の定性実験】を行いました。
 「食品化学」とは、食品の成分や栄養の基礎などを学ぶ科目です。

 1年生には初めての食品化学実験室での授業なので、緊張した様子の生徒も数人見受けられました。
 実験の目的や使用する薬品の取り扱い方法、注意事項などの説明を聞いて、実験を開始しました。
 実験内容や手順を同じ班の生徒同士で良く確認し、協力しながら各班とも実験に取り組んでいました。
   
〈実験の様子〉

 結果が出た試験管を各班で観察しながら、含まれている成分について話し合ったり、色の変化を比較したりしていました。
 
     〈観察の様子〉

食品科学科・2年総合実習【食品製造編】

 前回に続き、2年生の総合実習の授業風景です。
 今回の「食品製造」では『菓子パンの製造実習』を行い、《あんパン》と《クリームパン》の2種類を製造しました。
 あんパンは生地を仕込んで発酵させている間にあん玉を作り、発酵後の生地で包んでいきました。包む際にあんが出ないよう、丁寧に成形していきました。
  
         〈あんパン製造の様子〉

 クリームパンは発酵後の生地を麺棒でのばし、その上にクリームをのせ丁寧に成形し、スケッパーで切り込みを入れクリームパン特有の形にしていきました。
  
       〈クリームパン製造の様子〉

 天板に並べ発酵させた後オーブンで焼き上げ、その後冷却、販売製品にするための包装を行いました。
  
       〈焼き上がり・包装の様子〉

 オーブンで焼き上げている時のパンの甘い香りが製造室から他の教室にも届くようで、”何パンを製造しているの?”、”甘い良い香りがして美味しそう!”などと、他の学年の生徒や職員から声をかけられ,笑顔で”菓子パン製造をしました!!”と答えていました☆

食品科学科・2年総合実習【食品化学編】

 「総合実習」の授業は「食品化学」「食品製造」「微生物利用」の3分野に分かれ、それぞれの授業で学んだ内容を、実験や実習を通して体験的に学ぶ科目です。

 今回の「食品化学」は『中和滴定法』の実験を行いました。
 『中和滴定法』とは中和反応を利用し、食品中に酸がどれくらい含まれているかなどを調べる実験方法です。
 今回は《食酢》と《牛乳》を試料としました。
 同じ班の生徒同士で手順を確認しながら滴定を行い、どれくらいの酢酸・乳酸が含まれているかを求めていきました。
   
    〈希釈の様子〉      〈滴定の様子〉      〈滴定値の確認〉

   
   〈滴定後の食酢〉     〈滴定後の牛乳〉

 中和滴定の原理や使用する薬品の取り扱い方、器具の使用方法なども実験を通して学習しました。