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2020年11月の記事一覧

食品科学科「食品製造」授業風景(みそ実習)


 11月10日(火)、2・3年生の「食品製造」の授業実習で【みその樽詰め】【包装(ラベル貼り)】の実習を行いました。
 約7ヶ月の間、麹菌の酵素や酵母、乳酸菌の働きで発酵・熟成されていたみそが完成しました。
 大樽の中からみそを出し、機械で濾(こ)してから製品用の樽に詰めて行きます。
 内容量を計測しながら丁寧に作業を進めて行きます。
   

 その後、『汚れが付着していないか』『フタがきちんとされているか』などを慎重に確認し、ラベル貼りの包装工程を行い、校内販売のための製品として完成しました。
  

 生徒たちは、みその発酵・熟成した香りや変化した色味などをよく観察し、「発酵の良い香りがしている」「色が淡い赤色に変わっている」などとそれぞれの意見を話していました。
 食品がどの様な工程を通過して製品になるのかを、「食品製造」の授業実習を通して学習しました。

食品科学科・キャリア形成支援事業


 10月21日・28日の2回に分けて、食品科学科2年生はキャリア形成支援事業を行いました。
 宇都宮市保健所健康増進課の管理栄養士、枝さんと村上さんに講師をお願いして【食育について】・【栄養バランスの良い食事とは?】など”身近な食事や栄養”についての講習や、野菜がたっぷりとれるヘルシークッキング調理実習を行いました。

 枝先生、村上先生から『宇都宮市の食育推進計画』や『朝食の大切さ』『間食でのカロリー取り過ぎ注意』などのお話を、飲料水中の糖分量を表現したペットボトルを使用したり、様々な資料を使用したりと、食事の重要性を実感出来るよう分かりやすく説明して頂きました。
   
  
 

 調理実習では「餃子風あんかけご飯」「きゅうりのゆかり和え」「ミルク豚汁」「フルーツヨーグルト」の4品を作りました。
 酢の酸味やゴマ油の風味を利用したり、食材を大きめに切るなどの工夫をしたりすることで、塩分を控えることができ、また、食感が楽しめ食べ過ぎ防止につながるなどのポイントも教えていただきながら調理を行いました。
   

 その他にも、行政栄養士の業務内容や各世代の食事に対しての課題・改善点、栄養成分表示を見る大切さなどの説明もして頂きました。
 授業だけではなかなか得られない知識や技術を得ることができ、とても有意義な時間となりました。
 枝先生、村上先生、貴重な体験をありがとうございました。