日誌

白布ヶ丘点描

秋の訪れ2018~ギンナン~

 ヒガンバナに続いてギンナンを紹介ます。昨日学校の外を見て回っていると体育館の西側、人字庭に落果直後のイチョウの実ギンナンが落ちていました。人字庭にも秋がやってきたようです。

 独特の香りと苦み、そしてモチモチとした食感はついたくさん食べたくなってしまいます。秋の味覚の一つギンナンですが、ビタミンB6に似た成分が含まれていて、たくさん食べるとビタミンB6の作用を打ち消し中毒を起こします。美味しいからといって大量に食べるのは危険です。

秋の訪れ2018~ヒガンバナ~

 9月に入ってから、暑かったり寒かったり、雨の日や高い空にうろこ雲がみえたり、秋らしい日が増えてきました。街中でも食料品売り場にはブドウなど秋の果物や、ハロウィンの装飾品が並ぶようになりました。つい先日まで毎日猛暑の続いていた本校でも、秋を見つけました。昨年も記事にしましたが、本校では正門南側の土手と、南門の西側で毎年ヒガンバナを見ることができます。

 今年も地面から勢いよく伸ばした茎の先端に燃えるような真紅の花を咲かせました。秋の彼岸は明日20日から。その名の通り、暦の彼岸に合せて開花のピークを迎えました。日の長さを感じとるヒガンバナならではです。

化学実験~中和滴定~

 先週の2年生の化学の授業で中和滴定の実験をおこないました。中和滴定とは、既に濃度のわかっている酸や塩基を用いて、もう一方の濃度未知の酸や塩基の濃度を求める操作のことです。化学の実験の中でも定番中の定番の実験です。
 生徒たちに濃度の確定している0.1mol/Lの水酸化ナトリウム溶液を用意し、中和滴定によって濃度が不明の食酢の濃度を求めるという実験をおこないました。食酢は10倍に薄めて使用するため、その作業からはじめました。

 中和滴定は非常にシビアな実験なので、10倍に薄める際に、正確に量を測りとれるホールピペットとメスフラスコを用います。上の写真はホールピペットで食酢を10mL測り、それをメスフラスコに移し替えている様子です。
 10倍希釈の食酢を作り終えた後フェノールフタレイン液を添加し、フェノールフタレインの赤色がわずかに呈した状態まで、水酸化ナトリウム溶液を少しずつ滴下していきます。フェノールフタレイン液は中性を超えアルカリ側に傾くと無色から赤色に変色するので、薄い赤色を呈した状態がほぼ中和した状態となります。1滴の差が実験結果に大きく影響するため、生徒たちは慎重に水酸化ナトリウムを滴下していました。

上の写真が実際に滴定をしている様子です。ビュレットで慎重に滴下していきました。水酸化ナトリウム溶液の水滴が落ちた部分が赤色に変色しているのがわかります。これを振って攪拌するとすぐ無色に戻ってしまうので、全体が薄い赤色になるまでこの操作を繰り返します。4回データを取って食酢の濃度を求めました。食酢の瓶の濃度表記は4.2%でした。計算して約4.2%になった班は実験成功です。

校長室の鉢植えⅢ

2ヶ月半前、校長室の鉢植えの鉢替えして、葉が青々と復活したことを紹介しました。先月、別のムクゲが水切れで枯れそうになってしまいました。

かなりの重傷で、まず日陰で鉢を水に浸し、回復した葉以外を落としました。それでも厳しい状態で、枝も必要最低限だけ残し、半分ほどに減らしました。

写真が剪定直後です。かなり大胆にカットしました。蕾は1個だけ残して、1ヶ月液肥を与えました。今日、久々に施肥に行くと、残した蕾が綺麗に花を咲かせました。

今日は部屋が暑くなっていましたが、その中で勢いを取り戻した木は葉も青々と元気でした。2ヶ月半前に鉢替えした謎の木も見違えるほど逞しい樹勢を取り戻していました。このムクゲとあわせて、来年は両方ともたくさんの花を咲かせます。

校長室の鉢植えⅡ

元気のなかった校長室の鉢植えを鉢替えしてから約1ヶ月半。黄ばんでかなりの葉が落ちてしまい、残念な姿になっていた鉢植えでした。今、写真のように見事に復活しました。

葉の枚数は3倍以上に増え、葉の色も青々としてまるで別の木のようです。まずはここまで回復すれば一安心です。1個だけ残しておいた蕾は植え替えのダメージが大きく、残念ながら咲く前に落下してしまいました。花は来シーズンのお楽しみとします。