日誌

白布ヶ丘点描

虫眼鏡 真高にもあったヘクソカズラとタデ

今日は暑い中、公仕さんが正門横の土手を草刈りしていました。カタバミやハルジオンなど様々な雑草が繁茂していました。その中にヘクソカズラの姿。

夜の番組で出ていました。漢字で書くと「屁糞葛」と書きます。何とも品のない名前。その名の通り葉や茎に悪臭がある植物です。室町時代の頃はクソカズラという名前だったそうです。江戸時代の頃に今のヘクソカズラという名前になりました。昔から臭い植物として知られ、万葉集やことわざにも出てくる植物です。ヘクソカズラとともに番組で新宿の屋上緑化企画に出ていたのがタデ。本校のグランド西に生えていました。

「蓼食う虫も好き好き」ということわざがあります。タデのような辛い葉を好き好んで食べる虫もいるように、人の好みも色々で、普通では理解しにくい事柄もあるという意味です。「屁糞葛も花盛り」と「蓼食う虫も好き好き」。前者の意味は気になる方は調べてみて下さい。

昼 上空40mからみたプール

今日はそよ風こそ吹いているものの、相変わらずの暑さで、ドローンを飛ばしに外に出るだけで汗ばむ陽気になっています。安全性優先で高度を40mまでに抑え、プールの授業を撮りました。

40mでもかなりの高さです。高度を40mにしたのは、今日が「ウルトラマンの日」だから。今から51年前、東京オリンピックの2年後、高度経済成長真っ只中の7月10日に国民的ヒーロー「ウルトラマン」の第1話が放送されました。それにちなんで今日7月10日は「ウルトラマンの日」。昭和の初期3部作のウルトラマンたちの身長設定が40mで、今日はその目線から見下ろしてみました。本校敷地内でパッと見一番大きそうだった欅が「真(まこと)」で、ドローンを使っておおよその高さを測ったところ約23mでした。欅の木は一般的には20~25mで、40mを越える固体もあると書かれていました。まさにウルトラサイズです。

鉛筆 暑い中描いております~1年美術~

今日の2時間目、1年生の美術の授業。正門近くの日陰で正門とその脇の桜を描いている生徒を発見。ちょっとお邪魔して撮らせていただきました。

桜の葉を1枚1枚丁寧に描いているところでした。鉛筆での下書きから描き始めて今日で6時間くらいだそうです。今日はフランスの有名画家シャガールの生まれた日です。シャガールに負けないくらいの作品を期待しています。

星 七夕に願いを込めて

今日は七夕。夫婦であった織姫星と牽牛星(彦星)が天帝の怒りを買い、天の川を隔てて引き離され、7月7日だけ会うことを許されたというのが七夕伝説。7月7日に雨が降り、天の川を渡れないという何とも切ない話しなのです。織姫星はこと座のベガ(1等星)、牽牛星はわし座のアルタイル(1等星)。小学校の理科で習った「夏の大三角形」はこの2つにはくちょう座のデネブ(1等星)を加え3つの星から形成されています。七夕の日には笹に短冊を掛けるのが一般的によくみられます。

午後、1年生は人権教育3年生は進学講演会です。進路実現に向けて今日は願掛けしてみましょう。

音楽 悪魔が発明した楽器~バンドネオン~

今日7月6日はシーボルトが日本に初めてピアノを持ち込んだことからピアノの日とされています。1823年のことです。24年後、ドイツでバンドネオンが誕生しました。先月16日の真岡新聞に本校OB鈴木氏によりバンドネオンを寄贈していただいた記事が掲載されました。そのバンドネオンを紹介します。

一見すると鍵盤のないアコーディオン。この楽器のルーツは、アコーディオンから派生したコンサーティーナという楽器です。バンドネオンは鍵盤のかわりに本体横にボタンがあります。アコーディオンの鍵盤のように音階で並んでいるわけではなく、規則性が全く無い配置となっています。それは、途中で足りない音階を追加していったためこのような配置になったそうです。演奏技術を身につけるのが難しく、「悪魔が発明した楽器」という異名がついています。バンドネオンから奏でられる音は、アコーディオンに似たどこかレトロな響きを感じる音です。