校長室便り

校長室便り

【中学】一人1台パソコンの準備

昨年末、国のギガスクール構想に基づき、本県では、まずは県立中学校に一人一台のパソコンが届きました。生徒分315台に加え、教員分など(18台)、合わせて333台が届きました。しかし、すぐには使えません。

今日は、中学生のテニス部、バレー部、ラグビー部、バスケットボール部の生徒に手伝ってもらいました。朝8時30分から、パソコンが保管してあった校長室から、人数分を各クラスに運びました。各クラスでは、生徒が1台1台、箱からパソコンを出して、番号のシールを本体と電源コードに貼りました。これだけでも大変な作業です。

【1年1組】


【1年2組】


【1年3組】


【2年1組】


【2年2組】


【2年3組】


【3年1組】


【3年2組】


【3年3組】


この後、シールが貼られたすべてのパソコンを教室のパソコンラックにセットし、電源コードを1台1台につなぎました。



後は、パソコンラックが自動的に順番に数台ずつ充電してくれます。(300台以上を同時に充電すると、電源がパンクしてしまいます。)

今日の作業は、ここまでしかできません。
手伝ってくれた部活の部員の皆さん、ありがとうございました!
(中学生の皆さんは、使うときに、テニス部、バレー部、ラグビー部、バスケットボール部に感謝しましょう。)

しかし、これでパソコンが使えるようになったわけではありません。
今度は、充電が完了したパソコンを1台1台立ち上げ、セットアップします。そして、今回工事して設置したWifiを使って、ネットからパソコンにソフト(ワードやエクセルなど)をダウンロードしてインストールします。

インストール終了まで結構な時間がかかりますので、これは休み明けの授業を使って、自分が使うパソコンを自分でインストールすることになると思います。使えるようになるには、もう少し、時間がかかりそうです。

ちなみに、高校生は一人1台ではなく、三人に1台の割合でパソコンが入ります。こちらの方は、まだ、物品が届いてませんので、もう少し先になります。

【中高】ラグビー部の練習風景

今日の午前中、中高のラグビー部が合同で練習していました。
ちょうど見学した時は、廃タイヤを利用した練習に全員で取り組んでいました。


11時頃、校庭の方から何やらペタンペタンという音が響いてきたので、何をやっているのかなと校庭に行ってみると、中高のラグビー部員が廃タイヤを使った練習をしていました。





それぞれが、廃タイヤを押したり、引っ張ったり、倒したり、など、校庭を何往復もしていました。なかには、ハンマーでひたすら叩いている者もいました。


この練習は柾木先生の発案によるもので、かなりキツイ練習だそうです。
前からこのタイヤは何に使うのかなと思っていましたが、納得しました。

高校ラグビー部の新部長「小倉悠輝(おぐら ゆうき)」君(高2)によると、高校生の部員は男子9名、女子2名、早期入部の女子が1名、合計12名で活動しているそうです。ちなみに、中学のラグビー部は、女子8名、男子5名の13名です。中高合わせて25名で練習しています。

Q1:高校ラグビー部の新部長になってどんなことを感じましたか?
→「部長として、やるべきことが予想以上にたくさんあることに驚きました。今まで見てきた部長は大変なことをやっていたんだなあと思いました。」

Q2:部長として、やりがいとかはありますか?
→「みんなと一緒に練習して、一緒に成長することができる、というのは嬉しいです。そのためにやるべきことをやっていきたいです。」

Q3:目標は何ですか?
→「やはり、ラグビーをやっている以上、目標は花園へ行くことです。それには、まず、部員が15人必要なので、何とか、あと8人集めたいです。」

*今年は、ラグビー部の創部70周年にあたる年だそうです。70年の長い年月の間には、いろいろなことがありましたが、中高一貫のラグビー部として活躍を期待しています。

【高校】野球部、初練習!

今日は、野球部の初練習がありました。
朝7時から第2グランドにある部室で勉強会を行った後、朝日森天満宮(天神様)まで走ってきました。
全員そろって、夏の大会に向けた勝利祈願等を行いました。


野球部は現在、部員10名(うち、マネージャー2名)+附属中3年生の早期入部2名の計12名で活動しています。


部長の佐山竜空(さやま りく)君に今年の抱負を聞きました。
→「去年は夏の大会で1勝を上げることが出来たので、今年は2勝が目標です。」

*去年の素晴らしい戦いぶりが印象に残っていますが、是非それを上回る活躍を期待しています。今年も応援しています。



「天神様のなで牛」
朝日森天満宮の御祭神 菅原道真公は、反芻類の牛が繰り返し噛み砕き消化することを学問になぞらえ、大変かわいがられたそうです。天神様の使わしめ(神牛)の耳元でお願いを唱えながら、一番気にかかる箇所をやさしく撫でると、撫でた箇所と同じところにご利益があるといわれている。(以上、案内板より抜粋)

身近な風景 ~初詣

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

初詣も分散参拝ということでしたので、年が変わった直後ではなく、2日の夜8時頃に初詣に行きました。家族連れが3人しかいませんでした。しかし、この神社は正月三が日は夜9時頃まで参道が灯篭で明るく照らされていて幻想的です。(何神社かわかりますか? 旧岩舟町にあります。)それでは、興味のある方は「バーチャル初詣」をお楽しみください。

鳥居をくぐると、石の階段が続きます。


参道の途中に「茅の輪」と呼ばれるものが見えます。

輪をくぐって出てくる、ということは、新しく生まれ変わる「再生」の意味があるそうです。

さあ、くぐってみましょう。


「茅の輪」をくぐると、最後の石段が続きます。


本殿の姿が見えてきました。


神社の本殿です。この神社は室町時代に建立されたとされており、需要文化財に指定されています。


三密防止のシールが貼られていますが、今はだれもいないので進んでいきましょう。


ここで、「二礼二拍手一礼」でお参りします。
今年は、新型コロナが終息することをお願いしました。


ところで、私はもう30年以上も毎年、この神社に初詣に来ています。

実は、ここでは、毎年、1月から4月にかけて、トウキョウサンショウウオが産卵にやってくるのです。しかし、今年はこれまで雨が全く降っていないので、産卵場に水がほとんど溜まっていません。本当に、いつ雨が降ってくれるのでしょうか。
今後、まとまった雨が降ったら、感動的な産卵の様子を紹介したいと思います。

それでは、足元に気を付けて、来た道を戻りましょう。由緒正しい、趣のある神社でしたね。

HPアクセス数から見た2020年

2020年が終わろうとしています。
4月の臨時休校から始まり、分散登校、学校説明会や一日体験学習、学校公開の中止など、マイナス要因も多かったですが、授業の動画配信やホームページのリニューアル、Web学校公開など、マイナスをプラスに変える取り組みも行ってきました。
そうした4月から12月までの9か月をホームページのアクセス数で振り返ってみたいと思います。

アクセス数.pdf

毎日のアクセス数は、毎朝7時の段階でアクセスカウンターの数値を記録し、24時間で増えた分を便宜上「前日のアクセス数」としています。(かなりアナログな作業ですが、日課として続けています。)

4月からの9か月で、累計約32万3千アクセスがありました。これは、県内の県立高では断トツのトップだそうです。

一月平均アクセス数は約36,000で、9月が約65000アクセスで最大です。
一日平均アクセス数は約1270でした。直近の12月中では一日約1030アクセスです。ちなみに、4月以前の一日のアクセス数は、400アクセス程度でした。



4月から5月にかけて、授業動画等の配信で、一気にアクセス数が、約400から3倍以上の1400程度に増えました。

そして、9月のホームページリニューアルに向けて、6月くらいから校内でプロジェクトチームが構想を練り始め、9月当初には完成しました。トップページで写真がスライドするところは、先生方の譲れないこだわりがありました。

また、リニューアルに合わせて、プロの業者と学校紹介動画を作成しました。
HPで公開した附属中の授業(1272再生)と部活(945再生)、高校の授業(580再生)と部活(637再生)など、ユーチューブでの動画再生回数は予想以上でした。動画の公開等により、一日当たりのアクセス数は6000を超えるなど、お陰様で、多くの人たちのニーズに応えることができました。

また、旭城祭当日もアクセス数が2000を超え、最新情報を確認していただけたことで、スムーズな入場が出来たのではないかと思います。さらに、9月下旬のボート部の「全国大会ベスト8入り」の際も、一日5000アクセス越えを連発しました。ここまで注目されるとは想像していませんでしたので、「いったい何が起こったんだ?」と正直びっくりしました。それだけ大きなインパクトを持った出来事だったんだなあと改めて思いました。

その後、10月から11月にかけては、一日800~900アクセス程度でしたが、12月に入ると、再び増加し、1000アクセスを超えるようになってきました。これは、生徒たちの活動の成果が一気に出てきたことが大きく影響しているのではないかと思います。

以上、これまでの9か月をHPのアクセス数から振り返ってみましたが、こうしてみると、改めて、生徒たち、そして先生方はこの一年頑張ってきたなあと感じています。
(私は昨年度まで県教委総務課の高校再編推進担当で、県内や全国の学校の特色ある取組を注視してきましたが、ここまで生徒と先生方が頑張っており、さらにそれが成果として表れている学校はそうはありません。)

来年も、生徒たちの日々の活動に光を当てることができればと考えています。
(生徒の皆さんも、自分は今、こんなことを頑張っているんです、というのがあったら、ぜひ声をかけてください。)

それでは、よいお年をお迎えください!

身近な風景 ~12月の満月

今夜は、2020年最後の満月です。
月ごとに満月の名称がありますが、12月の満月は「コールドムーン(Cold Moon)」とも呼ばれています。

今夜は強い寒気が流れこむため、まさに「コールドムーン」という名称がぴったりです。

ところで、今日散歩の途中で、ヤギの群れを見ました。


佐野市立北中学校の西側100mくらいにある空き地で、ヤギが放牧されていました。明らかにえさの入った大きな袋に群がり、むしゃむしゃ食べています。
住宅地の中に突如出現した牧歌的な風景でした。


さらに、何かわからない動物も飼われていました。

これは、何者なのでしょうか?

Change Maker Awards 1次予選、突破!

年末の慌ただしい中「朗報」が届きました!
12月29日(火)17時に、第3回 CMA(Change Maker Awards)にエントリーしていた佐高生チームの一次予選(書類選考)通過が発表になりました。

兵藤かほるさん、小林杏樹さん、新井優平君、江部青飛君の4名のチームです。

CMA(Change Maker Awards)と聞いて、「もちろん知ってますよ!」という人は、そうはいないと思います。私も知りませんでした。

CMAは、今年度で第3回となる「中高生のための英語プレゼンテーションコンテスト」です。しかし、ただの英語のコンテストではありません。

コンテストの名称にも含まれる Change Maker とは、「変化を作る人」すなわち、自ら道を切り開き行動してくことのできる人を意味しています。動き出そう(go)、夢中になろう(do)、実現できる自分になろう(be)、がコンセプトの Change Makerを選び、表彰します。

今年度のテーマは、
「私たち × SDGs」というものです。

そこで、今回エントリーした4名は、「ディベート × SDGs」と設定し、佐野市の小学生を対象に、ディベートを通して、SDGsへの理解を深めさせることが出来ないかをテーマに探究学習を行いました。

まず、8月5日(水)に、宇都宮市役所の「スマートシティ推進室」を訪問しました。宇都宮市は、SDGsの貢献度ランキング3位(日本経済新聞社)であることから、まず、SDGsについて学ぶことから始めました。

次に、8月6日に、佐野市の青年会議所の方々に、アイディアをプレゼンしました。わざわざ、佐野高校まで来てくださいました。


そして、9月25日には、実際に、佐野市立天明小学校で、2年生、4年生、6年生を対象に、ディベートを活用した授業を行いました。

【2年生の授業】

プラスチックごみ問題について考えてもらうことを目的に、「エコバックとレジ袋、どちらがいい?」というテーマで授業をしました。小学2年生にディベートは難しすぎるため、エコバックとレジ袋のメリット、デメリットを出し合いました。

【4年生の授業】

「おかしの小分け、いい? わるい?」をテーマに、お菓子の過剰包装について、反対か賛成か、自分の意見を自分のかぶっている「赤白の帽子」で表しました。

【6年生の授業】

「コンビニは24時間営業を続けた方がいいかどうか」をテーマに、高校生が24時間営業のメリット・デメリットをプレゼンした後、小学生同士で意見交換しました。
こうした議論を通して、SDGsの視点などについて、小学生も理解を深めていきました。

このような一連の活動を、「動き出そう(go)、夢中になろう(do)、実現できる自分になろう(be)」というコンセプトのもとに、本選で発表を想定している探究学習について、800字程度のエッセーを日本語で作成し、12月27日締め切りでオンラインで提出しました。その審査結果が、12月29日(火)17時にHP上で発表になりました。

エントリー数402件に対して、書類選考合格者は112件。倍率は3.6倍でした。

この後、1月29日(金)までに、4分間の英語でのプレゼン動画を作成し、提出します。その審査結果が、2月1日に発表になります。予選を通過できるのは、関東ブロックの書類選考合格者22チームの中から、1,2チームだけです(倍率は、10~20倍です)。予選を通過した全国10チームが、2月28日(日)の本選(東京)に進みます。本選では、オンラインで英語のプレゼンを行います。

つまり、12月29日の書類選考合格者発表は、これからも続く審査の通過点にすぎません。しかし、ここまでやった彼らの頑張りは、特筆すべきものです。

彼らは、誰かに頼まれたり、やってみないか、と言われてやったわけではありません。教室に貼ってあったCMAのチラシを見て、面白そうだからやってみようと挑戦しました。すべて自分たちで考え、行動しました。小学校での授業も、どこかの学校で授業をやらせてもらえないか、学校に相談があり、彼らの熱意を受けて、教頭先生を通して、天明小学校にお願いしました。

今回の書類選考合格について、リーダーの兵藤さんは次のように答えてくれました。
「書類選考を通過した際の正直な感想は、喜びではなく安心でした。結果が出た際に、応募総数も発表されましたが、思っていたよりも規模が大きく、書類選考通過の重みを実感しました。動画審査では、研究の成果を十分に伝えたいです。」

*彼らが挑戦し続けていくことを通して、自ら道を切り開き行動できる人になっていくことを、本校は応援しています。

地域医療や子育て支援に関する講演会

12月28日(月)10:00~11:00、日光市立湯西川診療所の所長である増田卓哉医師(31)をお招きし、「地域医療や子育て支援等に関する講演会」を開催しました。こうした内容に興味を持っている1,2年生の希望者23名が、冬休み中にも関わらず、集まってくれました。

増田卓哉先生は、1年4組の担任の根岸先生が、栃木高校で担任をしていた時の教え子で、自治医科大学に進学した後、「芳賀赤十字病院」で5年間勤務し、今年度から、「日光市立湯西川診療所」の所長として勤務されています。所長といっても、医師が一人だけの診療所です。自治医科大学は、卒業後、数年間は僻地医療に従事することになっています。


講演では、まず「地域医療」について、お話がありました。


次に、中学生や高校生の頃の体験を語ってくださいました。
中学生の頃、「医師になりたい」と思ったのは、祖父が「がん」になったことがきっかけだったそうです。祖父にどんな話をしたらいいかわからず、お見舞いに行けずにいて、初めて、お見舞いに行った翌日にお亡くなりになりました。その時、祖父は自分が来るのを待っていたのではないか、「医師になるということは、そういう日々に向き合うことなのでは」と思ったそうです。

高校生時代は、担任であった根岸先生から、当時、将棋の羽生名人やイチローの凄さをさんざん聞かされ、そのことが数学の面白さ、楽しさにつながり、今の自分がある、確かそんなお話でした。


次は、大学での医学生時代のお話です。
この頃、NPOと出会い、子どもたちの支援に関わることに取り組み始めました。
「放課後の居場所活動」として、家庭環境が十分ではない子供たちを学校に迎えに行って、宿題をして、夕食を食べて、お風呂に入って、家に帰します。

そこでは、貧困や虐待などから、歯の磨き方を知らない、食事は(いつまた食べられるかわからないから)吐くまで食べる、など、想像を絶する家庭環境がありました。

誕生日にサプライズケーキを用意しても、そんな体験がない子供は、何が起こったのか分からず茫然としていたそうです。


そこで、TBC学院とコラボレーションし、「みんなの誕生を祝う会」を開催しました。また、世の中にはどんな職業があるのか、を知ってもらうなど、子どもたちには選択肢があること、進学の希望をもってもらう取組を行いました。


その後、大学を卒業し、「芳賀赤十字病院」では小児科医として勤務しました。
そこでは、「特定妊婦」(望まない妊娠だったり、経済的な問題などを抱えていたりして、妊娠中から支援が必要とされる妊婦のこと)に小児科医がサポートし、妊婦のSOSをキャッチすることで、産まれてきた子どもへの虐待のリスクを減らす取り組みを行いました。その結果、「サポートが必要な妊婦さんに、出産前に小児科が頑張って関わると、虐待が減る!」ことを証明したのです。(論文にして発表。)


そこで、増田先生は、家庭でも学校でもない、第3の居場所があればと、NPO法人「そらいろコアラ」を設立し、子育て・妊娠・出産にまつわる、どんな相談もLINEで相談できる「コアLINE」を立ち上げました。
増田先生が発起人となり、小児科医、助産師、保育士などの専門家が多く所属しているそうです。



最後に、高校生へのメッセージ(高校生だった頃の自分へのメッセージ)として、
「……になりたい、が大切だけれど、……になって、〇〇な社会にしたい、というのはもっと大切」、「社会を変える」を仕事にする、というお話で締めくくられました。

生徒たちは、増田先生の行動力と志の高さに終始、圧倒されながらも、自分たちが今何をしたらよいのか、その一歩を踏み出す勇気をもらった人もいたと思います。


講演会終了後も何人も残って質問したりしていました。


また、たまたま近くに座っていた生徒に、今日の講演どうだった?と聞いたところ、その生徒は、NPO法人「子どものとなり佐野」のボランティア活動に参加していて、今日の午後、生活に困っている子育て世帯に、お米・缶詰・レトルト食品・インスタント食品・乾麺などの「年越しセット」を100世帯分配る手伝いに行ってくる、という話を聞かせてくれました。もう、いろいろな行動を起こしてる生徒もいるんですね。

増田先生、今日は素晴らしいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。






栃木県アンサンブルコンテスト「金賞」受賞!

12月27日(日)、宇都宮市文化会館で行われた「第52回栃木県アンサンブルコンテスト」で、本校の「打楽器六重奏」が、見事「金賞」を受賞し、「東関東アンサンブルコンテスト」へと駒を進めました。おめでとうございます!

演奏曲は、山澤洋介作曲「ダンス インザ スカイ オブ リバティ」です。
メンバーは、落合侑亮くん、若林侑汰くん、越田和哉くん、坂田公希くん、小松原千楓さん、堀野悠香さんの6名です。

この曲は、楽譜が出版されておらず、落合君が直接作曲者と交渉して演奏することが出来たそうです。それだけに、曲にかける思いが強いのかもしれません。毎朝、音楽室から聞こえてくる打楽器のリズムが、校長室にも響いていました。

当日は、広い会場が無観客で、2階に審査員がいるだけ、という状態で演奏しました。
見事「金賞」を得ることが出来て、本当に良かったです。

「演奏中は、曲のイメージに集中し、一つになることができました。最後の音が全員そろって終わったときは、爽快感がありました。」と、リーダーの落合くんが当日を振り返ってくれました。

今後は、1月23日(土)に茨城県牛久市中央生涯学習センターで「東関東アンサンブルコンテスト」が、これも無観客で開催されます。東関東での健闘を期待しています。

ぼうさい甲子園「しなやかWithコロナ賞」受賞!

12月27日(日)付け、毎日新聞の栃木版(22面)で、本校が毎日新聞社および兵庫県の主催による「ぼうさい甲子園」で、特別賞「しなやかWith コロナ賞」を受賞したことが掲載されました。

(毎日新聞12月27日、栃木版22面、毎日新聞より掲載許諾済)
ぼうさい甲子園.pdf

ボート部強化合宿(泊りなし)1日目

12月27~29日までの3日間、渡良瀬川で強化練習を行います。もともとは、佐野東高校のボート部と合同で泊りがけの合宿の予定でしたが、コロナの影響で、泊りなしで、3日間、渡良瀬川で練習する予定です。

通常、この時期は渡良瀬川の水がほとんどないため、川での練習はできません。しかし、来年3月に佐野高校が全国選抜大会に出場することから、水門を閉めて水を溜めることで、初めて、この時期に渡良瀬川で練習することが可能になりました。

この5名が、全国選抜大会に出場する「女子舵手付きクオドルプル」のチームです。
Coxの元気のよい掛け声が遠くからもよく聞こえてきます。やる気が伝わってきます。
夏の頃に見た時より、格段にうまくなっているような気がしました。さすがですね。






3年生の藤倉さんも、大学での活動に向けて練習を続けています。

【速報】第15回全国高校ディベート大会 5位入賞!

12月26日、27日の2日間にわたり、オンラインで行われたディベートの全国大会で、本校生のチームが、堂々の5位入賞を果たしました。おめでとうございます!

(右から、江部青飛君、岡部豪太君、小林杏珠さん、兵藤かほるさん)

本校生のチームは、11月に行われた県大会で、宇都宮高、宇女高に次いで、3位に入賞し、全国64校の枠の中に、ぎりぎり64位で滑り込み、全国大会に出場しました。

12月26日、27日に行われたオンラインによる全国大会では、予選6試合行い、そこで獲得した得点で順位が発表になり、さらに上位4チームで準決勝、決勝が行われます。

本校生チーム(4名)は、パソコン室でZoomで対戦し、4人以外の生徒は、英語演習室から対戦の様子を見ながら応援していました。


最後の第6試合は、苦戦しましたが、ジャッジから、佐野高校の勝利が伝えられると、大きな拍手に包まれました。



予選6試合の成績は以下の通りです。
Round1:vs稲毛高校△(引き分け)
Round2:vs市立浦和×
Round3:vs出雲高校〇
Round4:vs一関第一高校〇
Round5:vs聖光学院高校〇
Round6:vs橋本高校〇

予選ラウンドの結果は、4勝1敗1分で、堂々の5位入賞でした。

発表された順位表を見れば、そのすごさがわかると思います。本校が唯一僅差で敗れた市立浦和が2位、引き分けた稲毛が4位であることを考えても、最上位の一角であったことは間違いないでしょう。もとより、64位で全国に行った高校が5位入賞というのも素晴らしいの一言に尽きます。この厳しい戦いを勝ち抜くことが出来たのは、数か月前から、全員で立論の裏付けとなるエビデンスを集め、それを議論して組み立てた総合力だと思います。あとは、その力を本番で発揮できた4人のチームワークの賜物でしょう。



前任の野城先生から、
「県大会の試合ぶりを見ても、十分に全国ベスト8に入る力はあると思いましたが、全国大会で力を発揮するのは本当に難しいので立派です。また、即興型と準備型、その双方でこれだけの結果を出せたことで、佐高は名実ともに押しも押されぬ全国の強豪ですね。おめでとうございます!」というコメントをいただきました。

明日はアンサンブルコンテスト

明日のアンサンブルコンテスト(打楽器)の県大会に向けて、最後の練習をしていました。


スマホで撮影した自分たちの演奏を何度も確認しながら、入念に演奏のチェックを行っていました。明日は、無観客でのコンテストということですが、練習の成果を発揮してきてください。応援しています。

【高校】女子バレー部 今年最後の練習!

今日の午前中、女子バレー部は今年最後の練習をしていました。
来年は、1月6日から練習を開始します。

女子バレー部は、現在、部員11名(マネージャー1名)+早期入部1名です。
来年の1月23日から、新人大会があるそうです。


部長の花里さんから「目標はまず1勝です!」と力強い言葉が返ってきました。
部員の仲の良さが持ち味だと思いますので、チームワークを発揮して頑張ってください。

応援しています。

身近な風景 ~校庭のクリスマスツリー

校庭の中庭に、ひっそりと佇む「クリスマスツリー」を見つけました。

ヤツデの花です。



ヤツデは代表的な陰樹で、日が当たらない日陰でも生育します。
葉は深い切れ込みがある大きな掌状葉で、光沢があり、その形はまるで天狗の羽うちわのようです。
11月から12月にかけて、円錐状に咲く白い花は、花が少なくなる冬の庭にあって、ひときわ目立ちます。



ヤツデのつぼみと花です。緑の葉っぱに白い花のコントラストがよく映えています。
線香花火のようにも見えますね。



花の少ないこの時期には、蜜蜂にとって、貴重な蜜源なのでしょう。せわしなく飛び交っていました。

【中3】シンカゼミ ~クビアカツヤカミキリの出前授業

本日午後、中3の山田さん、海原くん、長島くん、五十嵐さんの4人の班が、足利市立筑波小学校の2年生、4年生、5年生に対して、外来種「クビアカツヤカミキリ」について、出前授業を行いました。

今回の「足利市立筑波小学校での出前授業」は、この研究チームの山田さんが、母校であり、妹さんも5年生に在籍している筑波小学校にお願いしたところ、木村校長先生のお計らいで実現しました。(服部先生、鴇田先生が引率しました。)


まずは、2年生を対象に15分程度の授業を行いました。小学生でもわかりやすいように、外来種やクビアカツヤカミキリ(以下、「クビアカ」と表記します)について、紙芝居を作り、クイズなども取り入れながら、楽しく説明することを心がけていました。


小学生はクイズが大好きで積極的に手を上げてくれました。
ここでは、クビアカが好きな木のベスト3が問題です。

一位はモモ、二位はスモモ、3位がサクラでした。いずれもバラ科で、樹の内部がやわらかく食べやすいことから、クビアカに好まれているそうです。


クビアカが木に入り込むと、なぜ枯れてしまうのか、クビアカの一生について、わかりやすく説明しています。


このままクビアカの被害が拡大すると、もう桜の花見もできなくなるかもしれません。また、大好きなモモも食べることが出来なくなってしまうかもしれません。


そのため、クビアカの被害を食い止めるために、どんな方法があるか、そして、自分たちにもできることを説明しました。


この後、4年生(30分間)、5年生(45分間)と内容を少しずつ膨らませたものを用意し、授業を行いました。

↓4年生です。


↓5年生です。(子供たちは近くの子と相談するのも大好きです)



*3学年とも、とても素晴らしい授業でした! 見学に来ていた先生方や校長先生もとても褒めてくださいました。

*授業後、再び、校長室に呼ばれました。

発表した4人に感想を聞いてみました。
「最初は緊張しました。2年生の反応が良かったので、これならやれると思いました。」

「緊張しましたが、子どもたちは生き物について関心があり、ここまで真剣に聞いてくれるとやりがいがありました。」

「これまでにも発表はありましたが、同じ中学生からはあまり反応がありませんでしたが、小学生からは反応があって、やってよかったです。」

「夏休み中に果樹園にフィールドワークに行って、いろいろと教えていただいたことがとても役に立ちました。」

「クビアカの被害を無くすために自分たちに何ができるかを考えた時、大人だけでなく、小さな子供たちが関心を持って、クビアカを捕まえたりすることを呼び掛けたいと思い、小学校での授業を企画しました。」


*素晴らしい発表に加え、研究の志の高さにも感銘を受けました。筑波小学校の校長先生や先生方も、附属中の生徒は、ここまでできるんだと感動していました。

*ちょうど、クビアカの被害で、校庭の桜の木を全部切ってしまった直後で、とてもタイムリーな授業でもあったようです。


*皆さん、お疲れさまでした。
そして、筑波小学校の校長先生や先生方、児童の皆さん、ご協力ありがとうございました。

【高校】英語ディベート全国大会の模擬試合

本日午前中、パソコン室では、12月26、27日に行われる全国大会のオンライン模擬試合をZoomを使って行っていました。

今回の全国大会は、準備型のディベートですので、肯定側と否定側の両方の立場から、立論、反駁などの戦略を用意して臨みます。夏休みから、入念な準備を重ねてきました。

今日は、自分たちが作った肯定側と否定側のシナリオ同士で対戦するオンライン模擬試合を行いました。



部長の江部君に今日の手ごたえを聞いてみました。
「今回対戦したBチームの人たちは非常に強いチームなので、緊迫したいい試合になりました。
直前で追加した部分の修正など、細かいところの調整ができました。けっこう仕上がってきました。明日もまたやります!」

*すごく頑張っている様子が伝わってきました。応援しています。

高2課題研究 ~ e-sport

本日午前中、英語演習室では、高2の安西君の課題研究「e-sport を競技として受け入れることが出来るか」をテーマに、実証実験を行っていました。

e-sport は、世界では一つの競技として人気がありますが、日本では、まだそれほど爆発的な人気というほどではありません。そこで、安西君は、ゲームには興味はあるけれども、e-sport は初めてという人たちに、実際にe-sport を体験してもらい、どこが魅力と感じたかをアンケート調査していました。



e-sport は、世界的に人気のある「クラッシュロワイヤル」というゲームで対戦が行われているそうです。友人7名に協力してもらい、2人対2人、3人対3人など、いくつかのパターンで対戦を行いました。



初めてe-sport を体験した亀田君と中里君は、「思った以上に、体力や集中力を使いました。確かに、競技として白熱しました。また、体格などに関係なく誰でも参加できるところは、よいと思いました。」と好感触でした。

この実証実験を企画した安西君は、「ゲームは娯楽というイメージがありますが、やり方によっては、十分に競技としての魅力もあることがわかりました。」と研究に手ごたえを感じていました。


*安西君は、実際に本番と同じように会場を設定し、ゲームの解説の実況中継もおこなうというリアルなe-sport を再現してくれました。なるほど、e-sport ってこういうものなのか、と納得しました。その行動力が素晴らしいです。また、e-sport も練習すれば強くなります。勉強と同じです。という名言に感動しました。




吹奏楽部・クリスマスコンサート

12月23日、終業式終了後、体育館で吹奏楽部による「クリスマスコンサート」がありました。

 ↓ 演奏をお楽しみください。


最初に、打楽器六重奏による演奏がありました。県南地区アンサンブルコンテストで金賞を受賞した曲です。
https://youtu.be/T9IO15_liDw

続いて、クリスマスコンサートが始まりました。
第1曲「Beauty And The Beast (Medley)」
    https://youtu.be/LhdL_LuSWok
第2曲「All I Want For Christmas Is You」  
    https://youtu.be/zpdZ6Rfz0uU
第3曲「Gurenge (From "Demon Slayer")」 
    https://youtu.be/OTgdIX8sOgM
第4曲「Happiness(嵐)
    https://youtu.be/M57sHAhwov0
アンコール曲「夢をかなえてドラえもん」
    https://youtu.be/mFr_37TexXE

【中学】日本語ディベート校内戦

今日の午後、中学校のSGHクラブ「日本語ディベート班」で校内戦がありました。


中2:1チーム、中1:4チームが参加しました。
また、中3の黒田さん、若林君、清水君がオブザーバーとして、ジャッジなどをしてくれました。


ジャッジから講評がありました。


中3の黒田さんによると、特に1年生は、ディベートを始めた頃に比べると格段に上達しているそうです。秋季ディベート大会で、全国の中学生と試合をしたことで、ディベートの厳しさや面白さを知り、取り組み方が変わってきた、と石塚先生も話してくれました。