日誌

水産科掲示板

日本学生科学賞優秀賞授賞式に参加しました

令和5年10月30日(月)

 栃木県総合教育センターにおいて、第67回日本学生科学賞栃木県大会表彰式が行われ、水産科2年茂垣麻莉愛さん、緑川瀬羅さん、水産科3年廣田晃さんの3名が研究した「さくら市の淡水海綿について」が優秀賞を受賞しました。

 3人は水産科実習場の飼育池で淡水海綿を発見したことをきっかけに関心を持ち、水産科生徒が自然の河川で偶然見つけた淡水海綿について研究を進めることにしました。

植木鉢の破片にびっしりと付着した海綿

 1年間研究を続け、結果として、カワカイメンであることがわかりました。しかしながら、生活史や形態など、不明なことばかりです。これからも研究を深めていき、更に解明していきたいと思います。

表彰式の様子

全国産業教育フェアに参加してきました

令和5年10月28日(土)

 福井県福井市で開催された全国産業教育フェア「さんフェア福井2023」に全国水産高校の代表として水産科3年大山弘貴さんが参加しました。この全国産業教育フェアは、産業教育に関係する9つの分野の教科が一堂に会して学習や研究の成果を発表するイベントで、今年で33回目を迎えます。9つの教科とは、農業・工業・商業・水産・家庭・看護・情報・福祉・総合学科です。大山さんは8月に行われた全国水産海洋高等学校意見体験発表会において見事全国1位となり、水産部門を代表して発表することとなりました。

 全体の4番目に発表した大山さんは、水産の全国大会から2か月程度ぶりの発表であったことを感じさせないくらい堂々と発表しました。各教科いずれも選ばれた代表生徒ばかりの中で、緩急を織り交ぜながら、時には熱く、時にはしっとりと情感を込めながら壇上から語りかける姿は、ほぼ満員の会場の皆さんの心をひと際惹きつけたように感じました。

 発表会の最後に行われた表彰式は、9つの教科を代表して、大山さんが賞状を受け取りました。理由は「一番信頼性が高いから」とのことでした(笑)。

 福井県からバトンを受け、来年は栃木県において全国産フェアが開催されます。水産分野も馬頭高校が担当になります。来年度に向けて、準備を進めていく予定です。

全生徒を代表して賞状を受け取りました

産フェア福井実行委員会と全国産業教育振興中央会の2つの奨励賞です

全国の各水産高校の展示を視察しました

水産感謝祭を開催しました

10月20日(金)に本校実習場にて水産物の収穫を祝うとともに、学年間の交流を図り、水産科生徒の親睦を深めることを目的に水産感謝祭を開催しました。

お昼にふるまうカレーや鮎の塩焼きの準備は3年生が行います。普段の実習やイベント運営の成果からか、慣れた手つきで滞りなく準備を行うことができました。

   

学年対抗マッチでは、金魚すくいや釣り、ニジマスのつかみ取りのほか、池上押し相撲が行われました。

 

〈金魚すくい〉3年生が70匹の金魚をすくいあげ、圧倒的な強さを見せました。

   

〈釣り〉 3年生が14匹、2年生が7匹、1年生が14匹のニジマスを釣りました。

 

〈押し相撲〉 11試合が行われました。生徒同士の試合のほか、生徒対教員の試合も行われました。池に落ちた生徒のためにお風呂が用意されました。

 

イベントを通して、生徒同士の親睦を図ることができました。学校祭で水産科共同での出店を行うため、水産科のチームワークを活かしてほしいです。

 

10月18日(水)水産科1年生による河川調査 

 10月18日(水)1年生水産科は那珂川の大松橋右岸で河川調査を実施いたしました。

 まず初めに、川の様子や水質調査を行いました。水質調査記録用紙に生徒たちは水の色やにおい、川にごみがあるか、川底の感触など調べ、記入しました。検査キットを用いて、phやCODなどの水質分析も行いました。

  

 後半は実際に川に入り、生き物調査を実施しました。ヒラタドロムシ類やタニガワカゲロウ類、シマイシビルなど様々な生物を発見することができた生徒たちはとても嬉しかったのではないでしょうか。

 生徒はとても一生懸命に活動を行い、いい調査ができたと感じます。来年に控えています、課題研究への1つの材料として今回の調査が役に立てばと思います。

     

水産科1年生が海洋実習で茨城海洋高に行ってきました

9月28日から29日にかけて、水産科1年生が海洋実習を実施しました。

海洋実習は茨城県立海洋高等学校の協力のもの行っている行事で、新型コロナウイルスの影響もあり、4年ぶりの実施となりました。

いつもとは違う海での実習ということもあり、生徒は期待と不安の表情でいっぱいでした。

1日目の午前中は「カッター」とい手漕ぎのボートで、クラスが2艇のカッターに分かれ、海洋高校の生徒と一緒に、12名で漕ぎました。グリップの握り方や漕艇方法など何も分からない中でのスタートでしたが、海洋高校の先生や生徒さんが丁寧に教え、励ましてくれることで、最後までやり遂げることができました。

午後は海洋高校さんが所有する小型船舶に乗船し、イルカを見に行きました。その道中にも、船の装備や安全管理について教えていただき、船酔いに耐えながら楽しい時間を過ごすことができました。

2日目は、ダイビング実習です。

海洋高校には日本の高校でも珍しい水深10mの潜水プールがあります。ダイビングの基本的な技術の復習をし、素潜りでいざ水深5mへ!普段の学校生活では目にすることのできない光景に、生徒は大喜び!またダイビング機材を背負って、水深10mまで行かせていただきました!

実習が終わった後に生徒に感想を聞いてみると、みな口を揃えて「楽しかった!」とこれまでにない表情で答えてくれました。

2日間の実習を通して、安全管理や集団行動、そして諦めずに取り組むことの大切さを学んだ生徒たち。今後の活躍を期待するしかありません。

今回の実習にあたり、ご協力いただきました茨城海洋高校の先生、そして生徒のみなさん。本当にありがとうございました!