日誌

白布ヶ丘点描

「緑の募金」

本校で集まった「緑の募金」の報告です。募金総額29850円は公益財団法人とちぎ環境・みどり推進機構へ届けました。緑化事業や緑化に対する普及啓発活動に使用されます。

今年度の緑化運動のテーマは「おちつくね こころやすらぐ 木のにおい」です。本校の木々の緑も次第に濃い緑色になってきてました。記念館の横にあるセンダンも先週ようやく芽吹き、ほぼ全ての木が葉をつけました。昼下がりのさわやかな風に欅やトチノキの葉が揺れています。

新緑の屋外授業

 校舎の南側に立派なトチノキが並んで植えられています。欅に続き、トチノキも芽吹きはじめたとたん、あっという間に大きな葉へと成長しました。まだ柔らかそうな葉が繁り、今が一番綺麗な時だと思います。光が透き通る若葉のトチノキの下で1年生が新体力テストの50m走の練習をしていました。

 若葉の緑と澄んだ青空のなかで赤い体育着が、きれいなコントラストになっていました。校庭南側では欅の木陰に入って、美術で風景画を描いていました。

美術の先生に聞くと、この時期に外で絵を描くのが定番で、欅の木を入れた風景画が人気の構図だそうです。天気も良くそよ風も吹いて、屋外の授業には最高のコンディションでした。

新体力テスト

午後、3年生が体育の授業をしていました。

新体力テストに向けた50m走やハンドボール投げの練習だそうです。新装なった陸上レーンを走ると、より速く走れそうな気がします。

栃木県の県花

先日紹介した白木蓮の近くにあるヤシオツツジが咲き出しました。栃木県の県花です。

ヤシオツツジはアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオツツジの総称で、校庭で咲いているのアカヤシオです。アカヤシオは葉が芽吹く前に開花し、透き通るような上品な淡紅色をしています。他のツツジの仲間と比べても群を抜く美しさです。上の写真は正門を少し入った左側にあるアカヤシオです。正門の至誠の碑のところにあるアカヤシオも綺麗な花を少しずつ咲かせています。

花丸 白木蓮の花

 卒業式から3週間が経とうとしています。正門の近くの花木もだんだん春の装いです。真っ先に白木蓮の花が咲きました。

樹木プレートに甘い香りがあると書いてあります。ぜひ匂いをかいでみてください。花の中には小さな虫がいました。

3月の旅立ちの季節を歌った合唱曲「あなたへー旅立ちに寄せるメッセージ」の歌い出しがこの白木蓮です。「白木蓮にも似た その白い翼で まだ見ぬ世界 未来という 果てしない空へ 旅立ってゆくのですね」先週も卒業生が合格の報告に訪れている姿をよく見かけました。正門の近くで白木蓮が彼らの旅立ちにそっと華を添えています。

NEW 記念館避雷針工事

先週から校舎の北側にある記念館の避雷針工事が行われています。



避雷針というとその表記から雷を避けるためのものと捉える人もいるかもしれませんが、避雷針に雷を呼び寄せて地面へと電流を逃がす導雷針という考え方もあるようで、発明以来、厳密にはどちらの効果によって防護されているのか、あるいは両方の効果が発揮されているのか、それとも全く別の理由で雷避けの効力を発揮しているのか、はっきりとはわかっていないようです。近年は受雷針という雷をあえて呼び寄せて建物を守るものも開発されているそうです。

ちなみに栃木県は名物に雷が挙げられるほど落雷発生件数の多い県で、お隣宇都宮市は雷都という異名があるほどです。家電の落雷保険も栃木県(宇都宮)発祥の有名量販店が他にさきがけて導入したという情報がネットに書かれていました。

備えあれば憂いなし、です。

花丸 早春の庭をめぐりて門を出ず

「早春の庭をめぐりて門を出ず」冬が終わる立春を迎え、庭の様子を眺めに外へ出てみても、まだまだ寒く、門から出て遠くへ行く気持ちになかなかならない。高浜虚子の句です。寒さのピークも峠は越え、外の様子を見てきました。数週間前にくらべると、どことなく春の空気になってきました。二棟東側にある定時制の花壇を覗いてみると、ここにも春の訪れがありました。

たくさんの水仙が芽を出していました。朝の氷点下の寒い冷え込みが続く中で、肉厚な葉が育っています。少しすると20~30㎝ほどの草丈に成長します。
 毎年のようにこの葉をニラと間違えて食べ、食中毒を起こすニュースが報道されています。この10年で報告がなかったのは2013年だけ。毎年10~20人ほどが食中毒を起こしています。学校の調理実習でニラと間違えて使ってしまった事故も起こっています。水仙はヒガンバナ同様、アルカロイドを含む植物です。葉の色や質感もニラとは若干違いますが、千切った匂いでその差は歴然なので、間違っても食さないようにしましょう。
 水仙の花が咲く頃には、庭をめぐりて門を出るくらいの暖かさになることでしょう。

花丸 講堂に春の便り

講堂の玄関脇にある紅梅が咲き始めました。午前中はずっと日陰になる場所です。寒さに負けず毎年花を咲かせています。



年が明けてもう1ヶ月以上、昨日が立春で暦の上では春を迎えました。植物は光の春を感じ取って少しずつ動き出しているようです。今年の寒さで、関東周辺の梅の見頃は例年より2週間ほど遅れるそうです。

節分のヒイラギ

 夜中から降り出した雪は朝まで降り続き、生徒が登校する頃には一面の雪景色になっていました。

ほぼ雪もやんだあと、外にも出られたので、正門のヒイラギを撮ってきました。

このヒイラギは、クリスマスのセイヨウヒイラギとは別のものです。冬に赤い実をつけるセイヨウヒイラギと違い、冬の初めに白い花を咲かせ、今はその花が枯れて残っています。実は初夏につけ、色は紫色です。
セイヨウヒイラギはクリスマスの木。このヒイラギは明日2月3日節分の木です。トゲトゲした葉は、鬼を追い払うと信じられ、ヒイラギの枝に焼いた鰯(イワシ)の頭を差して門戸に飾るという風習があります。鰯は焼く時の煙を鬼が嫌うそうです。最近はあまり見かけることもなくなりました。身近なところでヒイラギは利用されていますね。本校の正門の向かって右側にヒイラギが植えられています。これは敷地の北東にあたります。北東は表気門でヒイラギ、南東は裏鬼門でナンテンを植えることで邪気払いになります。いつも緑で変化が小さく、特に意識する人はあまりいないかもしれません。節分を機にヒイラギや古来の風習に注目してみましょう。

雪 「白」布ヶ丘

 昨日の夜から降り続いた大雪は日付が変わる頃には止みました。栃木県内もかなりの雪が積もったようです。宇都宮市では27㎝の積雪を観測し、真岡も一面真っ白な雪に覆われました。固まった雪で危険な状態でした。
 本校のグランドは、大半が積もったままのふわふわな状態で綺麗な状態です。ドローンを飛ばして見下ろしてみました。グランドに出ると雪が多く、ドローンを置こうとしたら雪の中に埋もれ、レンズも雪に覆われてしまいました。画はこんな感じです。



  本校のドローンは、「百里風壱号」と命名されています。命名者は校長です。

 初代パイロットです。抜群の飛行技術を誇ります。