校長室便り

2022年7月の記事一覧

【中2】「トリプルSプロジェクト」中間報告

7月28日(木)14:30、中学2年3組池田清子さんと小泉凛央さんが、校長室に来てくれました。二人は、自分たちが学んだSDGsについて、小学生にも自ら楽しく学んでもらえるような「ゲーム」を考えました。キーワードは「知る、主体的、サステナブル」であることから、「トリプルSプロジェクト」と名付けました。

 

二人が考えたゲームは、体育館などの広い場所で行うことを想定した「すごろく形式」のものです。とても気合が入ったプロジェクトであることを感じました。途中、時間が足りなくなったので、16時過ぎにもう一度来てもらいました。学年主任の北堀先生と担任の廣瀬先生も一緒に来てくれました。

これを実際に小学生に体験してもらうには、協力者を募ったり、実際にうまくできるか、シュミレーションを繰り返す必要があります。そこで、次回までに改善点を修正し、仲間を集め、最初のシュミレーションをしてみることにしました。

次回のプレゼン(1回目のシュミレーション)は、8月18日(木)午前中と決まりました。「なんだかおもしろそう」「一緒にやってみたい」と思った生徒は、是非二人に力を貸してください。ここまでチャレンジできる中2は、そうはいないと思います。でも、どうせやるなら、とことんやってほしいです。これならいける、というものができたら、実際に小学校で模擬授業ができるよう、お願いしてみます。頑張れ!

【高2】「ひろしまジュニア国際フォーラム」参加決定!

7月28日(木)午後、「第7回 2022年度ひろしまジュニア国際フォーラム」(オンライン開催)への参加が決定した高校2年2組青木藍花さんが報告に来てくれました。

 

今年度の「ひろしまジュニア国際フォーラム」はオンライン開催となりましたが、このフォーラムに参加するためには、いくつかの高いハードルがあります。まず、5日間のフォーラムは日本と海外の高校生によって行われるため、すべてのやり取りは英語で行われます。また、参加できる高校生は、広島県外からは5名程度しか枠がありません。第1次選考(書類審査)、第2次選考(英語での面接、事前プログラムの参加状況)によって、6名が選ばれました。倍率は5倍以上だったそうです。

(「国際平和拠点ひろしま」のHPより引用)

また、5日間の日程は以下のようになっています。

2日目からの英語でのグループディスカッションを経て、4日目は「広島宣言」を作成、最終日は発表が行われます。

新型コロナの影響で、これらはすべてオンラインで行います。

(昨年度の活動の様子、同HPより引用)

 

*青木さんへの質問です。

Q1:なぜ、このフォーラムに参加しようと思ったのですか?

→去年の「英語弁論大会」で、1954年、国連に「平和の鐘」(ピースベル)を寄贈した中川千代治さんのことをスピーチしました。その際、英語の大嶋先生のお力で、中川千代治さんの娘さんにお会いし、インタビューすることができました。これが、私にとって「平和とは何なのか」を考えるきっかけになりました。

中川千代治 ~時を超えて鳴り響く、“平和の鐘”の音

(https://sotokoto-online.jp/people/10096)

そして、今年度の課題研究では、「平和を次の世代にどのように伝えることが出来るか」について考えることにしました。そんな時、フォーラムの存在を知り、担任の川俣先生に「青木さんにぴったりじゃないの!」と背中を押され、応募しました。

 

Q2:このフォーラムでは、特にどんなことを学びたいと思いますか。

→私は今、英語ディベートをしているので、5日間、すべて英語でやりとりをする、ということに大きな魅力を感じています。また、日本は唯一の被爆国として「被害者」という視点が前提にありますが、国によって平和に対する考え方が違うと言われています。そのことを肌で感じてきたいと考えています。

 

*青木さんがこのフォーラムに参加することになったのは、大きな必然があったように感じました。フォーラムで学んだことをぜひ、本校生にも伝えて欲しいと思います。頑張ってきてください。

 

【中学】野球部「朝練」

7月28日(木)ラグビー部の朝練の様子を見ていたら、中学の野球部も朝練をしていました。朝7時半くらいから部員が集まりだし、グランド整備をしてから8時には練習が始まっていました。

休憩や水分をとりながら、練習をしていました。

練習が終わったあとのプールが楽しみだそうです。

暑い中ですが、熱中症に気をつけて頑張ってください。

【高校】卓球部「朝練」

7月28日(木)、高校の卓球部は、毎日朝6時45分から8時30分まで、朝練をしています。

 

体育館内では、送風機も回ってましたが、卓球に風は禁物なので、直接、風が当たらないように工夫していました。

まだ涼しい内に、高い集中力で練習に取り組んでいました。

*朝、早くから登校して練習し、そのあとは勉強、とメリハリのある生活を送っているようです。

素晴らしいです。

【中高】ラグビー部「朝練」

7月28日(木)朝7:30、校庭では、中高のラグビー部が合同で朝練をしていました。夏休み中は毎日、朝7時から9時まで(課外のある高校生は8時まで)練習しているそうです。

 

中高の部員とマネージャーを合わせると、30名近くいました。

石井先生、柾木先生も、生徒と一緒に練習しています。

練習途中に、挨拶までしてくれました。

中高それぞれのミーティングも行われています。

そして、再び、中高合同の練習です。

練習の合間に、水分補給や休憩を取りながら、涼しい内に効果的に練習をしていました。

8月に入ると、菅平での合宿も始まるそうです。頑張ってください。

 

【中高】旭城祭の「壁画」完成しました! by 美術部

7月27日(水)午後3時頃、旭城祭恒例の美術部の壁画が完成しました。中高の美術部、総勢38名により、短時間でクオリティの高い作品が完成しました。

 

壁画チーフの平川柚葉さん(高2-2)と岩田彩那さん(高2-3)のコメントです。

「こんなに速く、完成度の高いものが出来るとは思ってませんでした。本当に、皆さんの協力のおかげです。ありがとうございました。」

*作り始めたのが25日(月)だったので、3日間で完成するとは驚きました。しかも、このクオリティの高さは素晴らしいです。中高美術部の技術力、集中力、チームワークなど、ポテンシャルの高さを遺憾なく発揮してくれました。さすがです。

 

今年は、体育館のステージに掲げる看板を初めて作成しました。中学生が担当しました。

中学生の部長の阿部希美さん(3-3)、そして大島暖心さん(3-3)、王一帆さん(3-2)のコメントです。

阿部さん

「すごく急だったにもかかわらず、みんなで協力できていいものが出来ました。すごく楽しかったです。」

大島さん

「みんな本当に一生懸命にやってくれて、思ったよりクオリティが高いものが出来ました。ほんとに良かったです。」

さん

「壁画と看板が同時進行だったので、時間がかかるかなと思いましたが、中学生25人が力を合わせ

たら1日で終わったのでびっくりしました。」

 

*中高美術部の皆さん、お疲れさまでした。とても素敵な壁画と看板が出来ましたね。良かったです。

 

【高校】クールアースデイ佐野 ~軽音楽部

7月18日(祝)は、佐野市のクールアースデイで、市役所周辺で様々なイベントが催されました。本校の軽音楽部は、16:40~ら17:00、市役所1Fで3曲の演奏を披露しました。メンバーは、高沢理瑚(ボーカル、3-4)さん、笹村色織さん、越田和哉君(3-2)、田中誠人君(3-3)、磯貝虎生君(3-4)の5人です。

ホワイトベリー「夏祭り」→ https://youtu.be/GVqusH041dk

当日は多くのお客さん(50~60名くらい)が来てくれました。

軽音楽部にとって、旭城祭での発表(演奏)が最後の晴れの舞台です。

ボーカルの高沢さんは、悔いの残らないように練習して、さらに完成度を高めていきたい、と抱負を語ってくれました。

*高校生活の最後の夏を燃焼させてください!

 

【中学】県中学校総合体育大会(陸上競技)

7月26日(火)、赤見運動公園陸上競技場で、中学総体の陸上競技の県大会(2日目)が行われました。昨日は猛暑の中で競技が行われましたが、今日は一転して突発的な雨の中で行われました。

一瞬、雨が止んでいたので、テントの外でポーズをとってもらいました。生徒たちは前向きで元気いっぱいでした。

朝からの雨でテントに溜まった雨水を払っていました。

大会の結果については、後日、お知らせします。

【高2】STEAM教育のピクトグラム作成

7月19日(火)放課後、高校2年生の美術部の岩田彩那さん(2-3)と平川柚葉さん(2-2)の2人は、課題研究に「STEAM教育」の視点を導入するため、STEAMを表すピクトグラム(絵文字)を制作し、持ってきてくれました。

 

課題研究は、国語や数学、理科、社会、英語といった一つの教科の中だけで完結することはありません。かならず、多くの教科の内容にまたがっています。このことを「教科横断型の学習」などと言っていますが、そのことを今、最も旬な言葉で表現したのが「STEAM教育」です。STEAMは、以下の頭文字をとっています。

S:サイエンス、T:テクノロジー、E:エンジニアリング、A:芸術、教養、M:数学的手法

自分たちの課題研究の中に、そういった「教科横断型」の学習のどの要素が含まれているかを意識して研究することは、とても重要です。

ところで、課題研究は、SDGsの何番の目標の達成を目指すかなどと、研究の目的を設定していますよね。

その目標の達成のために、どのような研究の手法を用いてアプローチするかが「STEAM教育」の視点でもあります。この手法を端的に表すピクトグラム(絵文字)を岩田さんと平川さんの2人が作ってくれました。

↓これです。いずれも、(AIなどではなく)人間が考え、行動することから、「頭脳」のモチーフが共通しています。

これは2人のアイディアの素晴らしいところだと思います。

このピクトグラムは、課題研究をパワーポイントやポスターで発表する際、研究のために、S:サイエンス、T:テクノロジー、E:エンジニアリング、A:芸術、教養、M:数学的手法、のどれが使われているかを簡潔に示すことが出来ます。こんなふうに使えます。↓

2人は、私が美術室に行った時、「誰かSTEAM教育のピクトグラムを作ってくれないかなあ」という独り言を聞き逃さず、レベルの高い作品に仕上げてくれました。ありがとうございました。

【中高】美術部「旭城祭の壁画」制作

7月25日(月)午後、美術室では中高の美術部員が「旭城祭の壁画」のための下書きをしていました。

 

今年の壁画は、旭城祭のテーマである「笑顔満祭~廻る縁、巡る夏」に合わせて、「初音ミク」が登場する構図となりました。美術部員が作成したいくつかの候補の中から、高校1年3組山口桃佳さんの原画が選ばれたそうです。

まずは、壁画となる「段ボール」を張り合わせ、段ボールに鉛筆で、数センチ間隔で縦横に線を書いていきます。ちょうど方眼紙のように、段ボール上に、規則正しく真四角に区切った「ますめ」を作ります。

原画にも同じように、縦横の線を書き込みます。原画の「ますめ」の中に描かれている線を、段ボールの大きな「ますめ」の中に、拡大して写し取ります。

拡大された原画の写しが出来たら、そこにペンキで色を塗っていきます。(ちなみに、顧問の大田原先生は、ちょうどこの時、ペンキの買い出しに行っていました。お疲れ様です。)

生徒たちは、職人さんのように、自分たちのやるべきことを黙々と進めていました。

どんな壁画が完成するか、楽しみです。

 

 

【中高】宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス開講式

7月23日(土)9時~、宇都宮大学陽東キャンパス「アカデミアホール」で、「令和4年度 宇都宮大学 グローバルサイエンスキャンパス 開講式」が行われました。

 

宇都宮大学の科学人材育成プログラムは、 iP-U (アイピーユー:incubation program for innovative students at Utsunomiya University)と呼ばれています。

宇都宮大学は、数ある大学の中から、文部科学省によって、平成27年度にGSC(グローバルサイエンスキャンパス)に採択されました(第1期)。平成31年度には継続して採択され(第2期)、今年度で通算8年目を迎えました。

GSCは現在11大学(宇都宮大学、東京大学、東北大学、広島大学、金沢大学、名古屋大学、神戸大学、慶應義塾大学、静岡大学、島根大学、琉球大学)が採択されており、宇都宮大学のSGC事業(iPU)は、非常に高く評価されており、県外の高校生も数多く受講しています。

今年度は、募集40名のところ、県外24校を含む52校から101名の応募があり、選抜の結果46名が合格しました。本校からは、中学3年1組の松葉紳一郎君、高校1年1組の戸室葵さん、2年4組の柳川凛さんの3名が合格しました。おめでとうございます。本来、高校生が対象ですが、中3の松葉君は選抜試験(筆記とビデオメッセージ)の成績が優秀であったため、見事合格しました。

本日は、その開講式が行われました。

赤い矢印の3名が本校生です。

開講式終了後から、講座が始まりました。

次の講座の準備をしている柳川さんに会うことが出来ました。

3名とも、頑張ってください。

【中学】県総体、男子バスケットボール(1回戦)

7月22日(金)、令和4年度 栃木県中学校総合体育大会(バスケットボール)の1回戦で、那須塩原市立三島中学校と対戦しました(会場:県北体育館)。地区大会を1位で通過した強豪校を相手に惜敗しましたが、生徒たちは最後まで諦めずに戦いました。よく頑張りました。

 

 

 

 

【中3】シンカゼミ・インタビューのアポ取り

7月19日(火)・20日(水)放課後、中学3年生の「シンカゼミ」でのフィールドワーク(インタビュー等)のアポ取りのため、正面玄関に設置してある公衆電話の前には、順番待ちの列ができていました

 

 電話でのアポ取りは、以前の「マイチャレンジ」のように事前に先生方が根回しをしておく、なんてことは一切ありません。生徒たちは、自分たちの行っている研究(商品開発)に関するフィールドワーク(インタビュー等)先を自ら選定し、どのように説明すれば、趣旨を理解していただけるか、話す内容を練り上げてから電話をします。

もちろん、断られることは普通にあります。そうした際には、先生方と相談しながら、必死に別のフィールドワーク先を探します。しかし、最終的には何とか決まります(というか、決まるまでやります)。直接訪問してお話を伺う場合もあれば、オンラインでのインタビューとなることもあります。

これらは、自分たちの壁(殻)を破るための大切な一歩です。

充実したフィールドワークとなることを願っています。

 

【中学】学校説明会(8/11)リハーサル

7月20日(水)放課後、来月11日(山の日)に佐野市文化開会で開催予定の「学校説明会」のリハーサルを行いました。

 

 

令和4年度の附属中学校「学校説明会」は、8月11日(木・山の日)に行われます。

午前の部<佐野市内在住者対象>

  9:30開場 10:00~11:00

午後の部<佐野市外在住者対象>

 13:00開場 13:30~14:30

*参加できるのは、小学6年生児童及びその保護者1名です。

 

説明会では、中高の生徒が「学校生活の説明」をします。今日は、そのリハーサルを行いました。

*本番での生徒の皆さんの活躍を楽しみにしています。

【高校】ジェンダーレス制服調査インタビュー

7月19日(火)放課後、筑波大学人文・文化学類2年生の朝賀史織さんが、「ジェンダーレス制服調査のインタビュー」のため、本校を訪れました。生徒会長の土屋君がインタビューを受けました。

 

朝賀さんは、大学で文化人類学を専攻していて、「ジェンダーレス制服の導入からジェンダーの意識の変化はどのようになっているのか」を調べているそうです。

ジェンダーレス制服導入のきっかけを作った生徒会長の土屋君への主な質問は、以下の5つでした。

 

1 今、それぞれの制服の選択率はどのくらいですか?

2 制服を変えることを公約にしたきっかけは何でしょうか?

3 自分らしさを尊重するなら私服という選択肢もあるように感じますが、なぜ制服にこだわったのでしょうか?

4 反対意見はなかったのでしょうか?

5 実際に、制服が変わったことについてどう思いますか?

 

なお、本校を調査対象に選んだ理由を聞いたところ、ネットで検索したら本校の取組が出てきたそうです。

土屋君がどのように答えたのかは知りませんが、朝賀さんの研究がうまくいくことを願っています。

わざわざ栃木県まで来てくれて、ありがとうございました。

身近な風景 ~セミ・チョウ・トンボ

自然大好きの草野さん(佐野市在住)から、たくさんの写真をいただきましたので紹介します。

 

まずは、7月5日頃、梅林公園で羽化したニイニイゼミです。幼虫に泥が付いているのが特徴です。一番最初に羽化するのは、このニイニイゼミのようです。

 

次は、アゲハチョウです。7月10日頃にいただきました。

 

こちらは、クロアゲハです。この写真は今日いただきました。

 

ハグロトンボだそうです。

昆虫たちが軽々と空を飛んでいる姿を見ていると、自分の中の余分な力がふっと抜けていくような気がしました。

素晴らしい写真をご提供いただき、ありがとうございました。

 

 

 

身近な風景 ~県立博物館企画展

7月17日(日)宇都宮市にある栃木県立博物館の企画展「アンモナイトの秘密 ~いまもいきるアンモナイトのなかま」「ダンゴムシ」を見学しました。皆さんも、夏休みになったら、ぜひ訪れてみてください。両企画展ともに、地味なテーマではありますが、非常に見ごたえがありました。

 

こちらが、企画展「アンモナイトの秘密」の入り口です。

中に入ると、「世界最大のアンモナイト生体復元」のコーナーが目立ちました。実物大の模型と化石が展示されています。もちろん写真撮影OKです。

宝石になったアンモナイトの輝きに引き付けられました。

変わった巻き方をしている化石も多数見つかっています。

日本国内でも、多数のアンモナイトの化石が出土しています。

栃木県からも発見されています。

アンモナイトは絶滅してしまいましたが、その仲間たちは今も繁栄しています。

イカやタコは、アンモナイトと同じ軟体動物で、近い関係にあります。

アンモナイトは、中学の地学分野で出てくる「示準化石」(この化石が見つかると、その時代がある程度、推測できる化石)として有名ですが、こんな暮らしをしていたのか、と驚きの連続です。

 

同時期に開催しているミニ企画展「ダンゴムシ」も楽しい展示です。

今回の企画展は、写真撮影OKでした、それどころか、「ハッシュタグ#ダンゴムシでつぶやいてね!」と投稿OKです。博物館もSNSを最大限に利用していました。

アンモナイトと同様に、SNS映えする展示が満載でした。

皆さんも、博物館から投稿してみませんか?

【中学】速報「全国ディベート甲子園」全国大会出場決定!

7月17日(日)、「第27回全国中学ディベート選手権(ディベート甲子園)」の関東甲信越地区予選2日目がオンラインで行われました。予選1日目(6月19日)で、本校は暫定4位と好発進をしました。今日の2日目で、全国をかけた戦いに見事勝利し、特設活動の創設以来、悲願の全国大会初出場を果たしました。おめでとうございます。

全国大会出場決定の瞬間です。石塚先生も感極まっていました。

 

今回のディベートの演題は、「日本は中学生以下のスマートフォンなどの使用を禁止すべきである。是か非か」です。

全国大会出場をかけ、強豪校である「桜蔭中学」と対戦しました。勝った方が全国出場という大一番です。

試合が終わりました。ジャッジからの講評が始まりました。講評を聞く限り、大接戦でどちらが勝ってもおかしくないような内容でした。若干、重苦しい雰囲気が漂っていました。どちらが勝ったかは、最後の最後に発表になります。

そして、運命の瞬間がやってきました。

結果は、本校が3-0で圧勝でした。歓喜が爆発しました。

別室で応援していた同級生や後輩たちが次々に集まり、歓喜の輪が広がりました。

今日の2日目で、全国大会の出場枠6校の内、4校が確定しました。

開智中、浅野中、創価中、そして佐高附属中です。司会の方から「佐高附属中、初出場です」と紹介され、大きな拍手が沸き起こりました。

明日の3日目は、この4校で準決勝、決勝が行われ、今日敗れた4校で、最後の2枠を争います。いずれも、私立の超進学校(中高一貫校)です。

こうして、予選2日目が終わりました。数々の激戦を行った仲間たちと再び顔を合わせ、健闘を称え合いました。

この日、応援に駆け付けてくれたOBの若林君(現高2。中3の時はコロナで大会がありませんでした)からも、お祝いと激励の言葉がありました。もちろん、校長からも「おめでとう」と言わせていただきました。

 

明日も試合は続きますが、全国大会初出場決定を祝して、ペットボトルのお茶で乾杯しました。

明日の準決勝、そして決勝、頑張ってください! 応援しています。

【高2】「とちぎユースチャレンジ」に採択されました!

7月15日(金)放課後、3名の高校2年生が校長室に報告に来てくれました。「とちぎユースチャレンジ」に応募し、7月2日に行われたプレゼンの結果、「ステップアップコース」(中・長期、補助金10万円、補助件数3件)での採択が決まったそうです。良かったですね。

(左から)木村香乃音さん(2-2)、小熊優衣さん(2-2)、須貝咲那さん(2-1)の3名

 

これは「とちぎユースチャレンジ」でのプレゼンのパワーポイントです。

 

以下は栃木県の「とちぎユースチャレンジ」のHPです。

https://www.pref.tochigi.lg.jp/c07/life/seishounen/seishounen/kouhou/r4yusuboshuu.html

3名は、教室の後ろの壁に掲示してあった上記の「チラシ」を見て応募したそうです。こうしたチャレンジ精神フットワークの軽さが素晴らしいと思いました。チャンスを自分からつかみ取っています。

 

3名は、課題研究の一環として、教育格差の問題に取り組んでいます。教育格差の解消に向けて、教育を受ける機会を確保している国々の学生等と交流し、日本に欠けている視点や取組について研究したい、という希望を話してくれました。

 

私からは、自分たちだけでなんとかしようとせずに、いろいろな人たちの考えを伺ったり、巻き込んだりすることで、考えを深めたり、活動を広めたりしていくといいのではないか、とアドバイスしました。

また、毎週木曜日と金曜日の放課後、寮で開催されている「哲学カフェ」(阿見拓男先生の主宰)では、「格差」をテーマに議論されていたので、そこに参加してはどうかと勧めました。

その後、実際に「哲学カフェ」に参加してくれました。自分たちの考えを「哲学カフェ」の参加者に説明していました。

今後の3名の研究がうまくいくことを願っています。頑張ってください。応援しています。

【中2】「道徳」(消防団)の授業見学(高木先生)

7月15日(金)7限目、中学2年1組の「道徳」の授業(高木先生)を見学しました。社会参画、公共の精神をテーマにした「消防団」の仕事に関する授業でした。本校の卒業生で、葛生で理髪店を営みながら、長年「消防団活動」されている三浦克久さんが、附属中生のために、ユーチューブ動画(https://youtu.be/MbcAh06vvTQ)を作成してくださいました。消防団の活動や、なぜ、消防団活動を続けているか、などについて、わかりやすく説明してくださいました。

 

授業では、教科書で紹介されている巻出さんが、なぜ消防団を続けられたのかをグループで話し合いました。

いくつかの班で、発表してもらいました。

生徒たちからは、自分たちが町を守っているという「誇り」を感じていたからこそ、続けられるのではないか、という意見が出されました。

そこで、葛生町で理髪業を営む「三浦克久」さん(本校の卒業生)が作成してくださったユーチューブ動画を視聴しました。三浦さんは、昨年度もユーチューブ動画を作成してくださいましたが、今年度版はさらにシンカしていました。

→ ここで実際に視聴できます! https://youtu.be/MbcAh06vvTQ

約9分間の動画は、とてもわかりやすくまとめれており、消防団の仕事や課題などについても知ることが出来ました。生徒の皆さんの予想どおり、三浦さんも、消防団活動を通して町を守っているという「誇り」に溢れていることを感じました。

教科書では、京都の消防団が取り上げられていましたが、佐野市内で消防団として活躍されている、自分たちの先輩の発言にはリアルさがありました。生徒たちは、自分たちのこととして考えることが出来ました。

 

*三浦克久様におかれましては、お仕事でお忙しい中、今年度も生徒たちのためにユーチューブ動画を作成してくださり、ありがとうございました。

このような同窓生がいらっしゃることを、私たちも「誇り」に思っています。

 

【高校】美術部作品集「ACANTHUS」創刊!

7月14日(木)放課後、高校美術部の代表4名が、顧問の大田原先生とともに、完成したばかりの美術部作品集「ACANTHUS」を持ってきてくれました。

(左から)磯村二葉さん(1-2)、永島春佳さん(部長、3-2)、塩原明莉さん(副部長、3-1)、植木麻央さん(1-2)

 

今回、美術部は、初の作品集を40部作製しました。タイトルは「綺羅星に向かう君へ」です。

美術部総勢11名によるイラスト&マンガ作品集で、創作テーマは「擬人化」です。部員それぞれが、興味あるもの、こだわりのあるものを擬人化して表現しています。

今回、作品集を制作したきっかけや苦労したこと、楽しかったこと、各自が作成した作品について説明してくれました。イラストやマンガは、パソコンやスマホで制作することが多いそうです。水彩や色鉛筆で作成した作品は、スキャナーで読み取り、データ化しました。

永島春佳さん(部長、3-2)

 

塩原明莉さん(副部長、3-1)

二人は附属中2年生の時に、好きなマンガ「文豪ストレイドックス」がアニメ化されたことがきっかけで、アニメの世界に引き込まれました。また、高校の美術部で「GIFアニメ」を制作したことから、アニメーションの制作に興味を持ちました。お互いに影響し合って、今があるそうです。

 

磯村二葉さん(1-2)

 

植木麻央さん(1-2)

磯村さんと植木さんは、なんと附属中1年から高校1年までの4年間、すべて同じクラスだそうです。思わず、偶然にそうなる確率を計算してしまいました。(108分の1でしょうか。)そのせいか、息もぴったりでした。

 

顧問の大田原先生。美術部員としっかりなじんでいました。

 

今回の作品集は、希望者に無償で配布しているそうです。美術室から図書館へと向かう通路沿いに展示しています。

あと10部くらいしかないそうですが、もし希望者が多い場合は、増刷を考えるそうです。

 

*美術部の皆さんは、とても仲が良く、もう楽しくて仕方がない、といった感じでした。こうした仲間に巡り合えたことは、とても素晴らしいと思います。また、とても素敵な作品集ができて、良かったですね。旭城祭に展示する作品制作も楽しみにしています。

【卒業生】「おてつたび」で地域創生

7月1日(金)、日本テレビの「ZIP」(7:27頃から)で、本校の卒業生「大芦さくら」さん(大学3年生)が登場しました。今、大学生などの間で大人気となっている「おてつたび」の体験インタビューが放送されました。

(日本テレビ「ZIP」のテレビ画面より)

 

番組は「日経トレンディ」編集長が、2022年の下半期の流行予想の特集で、旅部門で「おてつたび」が取り上げられていました。「おてつたび」は、お手伝い(仕事)と旅を掛け合わせた造語です。

「人手不足で困っている農家や旅館などの事業者」と「知らない地域へ行ってみたいという若者」をマッチングする「地域創生のビジネスモデル」でもあります。

大芦さんは、長野県のフルーツ農園で、短期の「おてつだい」(仕事)をしていました。「おてつだい」といっても仕事ですので、しっかりアルバイト代をもらうことができます。

(「おてつたび」の仲間からも、HPで紹介する許諾を得ています。)

 

大芦さんは、「おてつたび」の常連のようです。これまでに、さくらんぼ農家の収穫のおてつたび古民家の改築のおてつたび畑作業のおてつたび、などに参加しています。人気のある「おてつたび」は3~5倍の倍率になるそうです。

(大芦さん提供の写真です)

 

大芦さんは、大学生という立場を最大限に活用し、いろいろなことにチャレンジしています。

今年の1月から4月にかけて、島根県の隠岐諸島にある海士町(あまちょう)の町役場でインターン(職場体験)をしていました。海士町は、隠岐島前高校で実践されている教育モデルを基に、ブータンでの教育改革に協力するプロジェクト(海士ブータンプロジェクト)を進めており、大芦さんは、海士町とブータンをつなぐ仕事をしていました。

(左から2番目が大芦さん)

大芦さんは、将来、LGBTQなど、少数者の権利を守ることに寄り添った仕事をしたいという思いがあり、「ダイバーシティ&インクルージョン」に関わる仕事もしています。(ダイバーシティ&インクルージョンとは、性別、年齢、障がい、国籍などの外面の属性や、ライフスタイル、職歴、価値観などの内面の属性にかかわらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かすこと、とされています。)

 (右上の司会者が大芦さん)

大学生ということを最大限に活用して、さまざまなことにチャレンジしている姿には、圧倒されるものがありました。これも、SGH校であった本校で学んだことが基盤になっているそうです。

 

なお、大芦さんは、8月18日(木)に本校で開催される「大学説明会」~卒業生との交流会に、参加してくれることになっています。具体的なお話を聞きたい人は、是非、参加してみてください。生徒の皆さんへの案内は、もう少し先になるかもしれません。

 

【高3】野球部3年生の試合結果報告

7月11日(月)放課後、野球部の3年生5名(選手4名、マネージャー1名)が、10日に行われた高校野球1回戦の報告とお礼に、校長室まで来てくれました。新チームの結成から最後の試合まで、よく頑張ったことを称えました。

 

来てくれたのは、野球部3年生の若田部夢翔君(3-2)、松本響輝君(3-3)、猿橋広大君(3-2)、古橋悠斗君(3-4)、松井梓紗さん(3-3)の5名です。チーム結成時は、大嶋監督によく怒られていましたが、よくぞここまで成長したな、としみじみと感じました。その頑張りを考えると「表彰カード(No.3~7)」に値すると思いました。

これからは、それぞれの進路実現に向けて、勉強頑張ってください。これまで以上に応援しています。

【高3】全国高校将棋「竜王戦」県予選・竹熊君優勝!

7月9日(土)・10日(日)、宇都宮市の教育会館で開催された「第35回全国高校将棋竜王戦栃木県予選」で、3年4組の竹熊柊君が優勝し、「栃木県の竜王」となりました。おめでとうございます。竹熊君は、8月17・18日福岡市で行われる全国大会への切符を手にしました。

 

今大会には、高校生(学年、男女を問わず)約80名が参加しました。本校からは、竹熊君の他、荒川成瑠君(3年1組)、渡辺将有君(2年2組)が参加しました。優勝するまでには、予選で2回、決勝トーナメントで6回、計8回、対戦しなければなりません。1日目(9日)でベスト4が決定し、2日目(10日)は、準決勝、決勝が行われました。

準決勝では、本校生の渡辺将有君と対戦し、1時間半以上の大接戦を制しました。竹熊君は「事実上の決勝戦だった」と受け止めていました。渡辺将有君は4位になりました。

決勝の相手は、昨年度の新人戦で優勝した宇都宮高校の生徒で、「序盤は一進一退の攻防が続いたが、中盤に竹熊君が仕掛けて優勢に転じると、最後まで攻めの将棋を貫き、勝利をたぐり寄せた」そうです(7月11日付け、読売新聞15面の記事から引用)。県内では敵なしだった竹熊君が、前回の新人戦で、初めて負けた相手だったので、不安はありましたが、今まで以上に挑戦する気持ちで臨みました。優勝できて、ほっとしたと同時に、嬉しさがこみあげてきたそうです。

8月17,18日の全国大会は3年ぶりの開催で、各県の「竜王」たちと対戦します。「ずっと出たかった全国大会なので、出場できることが嬉しくて、すごく楽しみ」と喜びを語っていました。さらに「これまでの個人戦全国大会の最高成績であるベスト8を超えていきたい。ベスト8に入れる実力があれば、優勝できるレベルなので、最初で最後のチャンスをつかみ取りたい。」と力強く宣言してくれました。

また、全国高校将棋竜王戦(福岡市)では、あの藤井聡太竜王が審判長(特別ゲスト)で参加されるそうです。これは凄い大会ですね。

 

*これまで県内敵なしでしたが、初めて負けたことで、新たに挑戦者となり、一回り大きく成長したように感じました。全国大会での活躍を期待しています。応援しています。

竹熊君にも、ささやかながら、校長からの「表彰カード」(No.2)を授与しました。

【高校】高校野球1回戦「 vs 宇都宮北高」 

7月10日(金)清原球場の第2試合で、1回戦「宇都宮北高」と対戦しました。試合前から気合が入り、満を持しての対戦の火ぶたが切られました。結果は惜敗でしたが、実力校相手に互角の戦いを見せてくれました。

 

選手や応援団は、試合開始(11時)の1時間以上前から会場に入り、入念な準備を行っていました。

 

第1試合の終了が11時30分であったため、第2試合の開始は12時10分となりました。

  

ピッチャーの古橋君は最後まで力投しました。よく頑張りました。

 

<攻撃>

何度も3塁まで進みました。あと1本が出なかったことが惜しまれました。

 

<守備>

何度も本塁でアウトにしています。追加点は最小限に抑えていました。

 

<応援団>

 みんなの気持ちがぴったり合い、心のこもった応援でした。

このような応援をしてもらえる選手たちは幸せだと思います。

 

<試合終了>

選手たちには悔しい気持ちが溢れていました。

3年生はこれで引退となりますが、持てる力を発揮した結果であることに悔いはないと思っています。

本当にお疲れさまでした。

応援委員会の3年生です。彼らも夏の思い出を共有することが出来ました。

 

PS:7月11日付け、下野新聞15面の記事を掲載します。(掲載許可は得ています)

 

【中学】佐野市総体バレーボール大会

7月8日(金)アリーナたぬまで、「佐野市総合体育大会バレーボール大会 女子の部」予選リーグの様子を見学・応援しました。この日は、高校野球の開会式がありましたが、終了後直行し、11時からの佐野北中との試合に間に合いました。

 

 

気合を入れて試合に臨んでいました。

 

伸び伸びとしたプレーが随所に見られました。

 

特に、各人のサーブはとても良かったと思いました。

 

*試合は、惜しくも敗れましたが、実力的には全く互角だったと思いました。

3年生の皆さんは、よくここまで頑張りました。負けはしましたが、普段の練習のおかげで、この日があったと思います。

ご苦労様でした。

 

【高校】高校野球「開会式」

7月8日(金)、9時から県営球場で「第104回 全国高等学校野球選手権栃木大会」の開会式がありました。61校58チームが勢揃いし、佐野高校も気合いの入った行進を見せてくれました。

 

開会式の来賓祝辞で、福田富一知事からこんなお話がありました。

「夏になると、毎年思い出すのは、50年前、自分が中学生、そして高校生だった時、最後の大会で負けた試合のことだけである。勝った試合のことは覚えていない。負けたくやしさ、同時に、やり切ったという気持ちは人生の宝物でもある。どのチームも勝ち残れるわけではないし、勝つことがすべてではない。この夏の経験が、皆さんの人生にとって宝物になるよう、頑張って欲しい。」といった内容でした(記憶が間違っていたら、ごめんなさい)

このお話は、高校野球だけでなく、様々な部活動をやっている高校生に共通することだと思います。

高校野球だけが特別というわけではなく、一人一人にとって、全力で燃焼できるものがあることが、これからの人生をさらに豊かにしてくれるのではないかと思います。

そうした皆さんの頑張りを本校は全力で応援しています。

 

なお、本日、開会式に先立ち、部長・監督として、永年貢献されてきた方の表彰式がありました。

本校の大嶋俊彦監督が、20年表彰を受けました。おめでとうございます。

【高校】高校野球「開会式」前日!

7月7日(木)放課後、第二グランドで練習している「野球部」を訪問しました。

 

野球部員は、明日の開会式に向けて、気合が入っていました。

まず、部長の若田部夢翔君(3-2)に、今の気持ちと抱負を語ってもらいました。

「明日の開会式は3年ぶりに開催されますが、自分たちにとって初めての体験です。試合と同じくらい気合を入れて、行進したいと思います。また、1回戦の宇都宮北高校は練習試合で戦ったことはありますが、強いチームです。しかし、この1回戦に勝利し、一気にベスト8まで勝ち上がります!」

*力強い言葉に感動しました。自分たちに自信を持っていることが伝わってきました。

この後、一人一人、大会に向けた決意を語ってくれました。

素晴らしいコメントの連続で、チームとしての一体感を感じました。

古橋悠斗君(3-4)、猿橋広大君(3-2)

松本響輝君(3-3)、三品遥人君(2-4)

 

田中大喜君(2-1)、大門侑之将君(2-3)

須永涼雅君(1-3)、宮田光君(1-3)

 

仁木大登君(1-1)、小林累偉君(2-3)

郷煌太朗君(2-2)、仁木育君(1-4)

 

松井悠人君(1-2)、飯塚蕪我君(1-2)

米田陸玖君(1-3)、堤崎宗司郎君(1-4)

 

松井梓紗さん(3-3)、原島亜純さん(2-2)

青木優奈さん(1-3)、新井柚香さん(1-3)

 

明日の開会式、そして、10日(日)の1回戦、全力で頑張ってください。

学校全体で応援しています。

【高2】クビアカツヤカミキリの駆除作戦!

7月4日(月)放課後、「外来種クビアカツヤカミキリの駆除」をテーマに研究している高校2年生の課題研究班が、佐野高校のサクラを守るために何ができるかをプレゼンしてくれました。

(左から)山田ふうこさん(2-3)、海原透矢君(2-4)、門脇行貴也君(2-4)

研究班の生徒たちは、専門家から効果的な駆除対策についてレクチャーを受けており、事務室の小倉さんにも同席してもらい、本校でできる具体的な対策について検討しました。

課題研究班の山田さんと海原君は、中3のシンカゼミでも「クビアカツヤカミキリ」研究を行っています。本種の生態や被害の実態、駆除方法などについて、小学校で模擬授業を行っています。

その当時と比べて、クビアカはどんどん生息地を広げていることから、高2での課題研究のテーマとして、駆除作業に取り組む事にしたそうです。山田さんたちは、本校の敷地内のサクラにクビアカの幼虫が生息していることを確認してくれました。また、⒍月下旬からは成虫を確認しています。

クビアカツヤカミキリの成虫

 

そこで、校内のサクラと梅の樹から出てきた成虫が他に飛んでいかないように、また、他から成虫が入ってこないように、目の細かいネットで樹の周りを覆うことから、始める事にしました。

事務室の小倉さんは、すぐにネットを購入してくださいました。

樹の周りに落ちている木くずは「フロス」と呼ばれており、幼虫が樹の中を食い荒らしている時に出てくるものです。これが見られると、その樹に幼虫がいることが分かります。

7月⒍日(水)

班員3名と小倉さん、事務長さんと一緒に作業に取りかかりました。

このように、ネットで樹木を覆います。

成虫を見つけたら、直ちに捕獲し駆除します。

ためらわずに殺処分しなければなりません。

保健室前の梅の老木にもネットで覆いました。

 

校庭の北側のサクラの樹(5本分)にもネットをかぶせました。約2時間の作業でした。

佐高の象徴でもあり、入学式を彩るサクラを守りたい、という生徒たちの熱い思いが伝わってきました。

 

この後、駆除の第2段階として、成虫を捕獲するワナをたくさん作って設置することで、被害を食い止めようと考えているそうです。先行事例の文献を調べて、設計図を作っていました。

 

佐高のサクラの樹を守るため、ここまで頑張ってくれている生徒たちを頼もしく感じました。

 

 

 

【中3】宇都宮大学 iP-U 合格!

7月6日(火)昼休み、中学3年1組松葉紳一郎君が、宇都宮大学の「令和4年度グローバルサイエンスキャンパス(iP-U)」に合格したことを報告に来てくれました。

 

宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス(iP-U)は、高校生が大学で科学に触れるだけでなく、実際に大学生と同じように研究することができる高度な内容です。当然、高校生を対象にしていますが、今回、中学3年生で応募したところ、非常に高い倍率であるにもかかわらず合格しました。筆記試験と動画による自己アピールにより決定しました。

7月23日に、宇都宮大学で開校式が行われますが、私も出席することになっています。なお、今回、佐野高校生も2名合格しています。(佐高・佐附中合わせて3名合格しました)

 

 なお、松葉君のように、様々な活動の成果を報告に来てくれる生徒はどんどん増えています。そこで、そのような生徒の頑張りを称える「表彰カード」を作成しました(限定150枚)。佐野市の特産物である「飛駒和紙」による名刺サイズの「表彰カード」です。業者に特注して作りました。

今回の松葉君の偉業は「表彰カード」の第1号として、授与いたしました。我こそはという生徒は、是非、校長室まで報告に来てください。楽しみにしています。

【高校】陸上競技部インターハイ出場!

7月4日(月)昼休み、インターハイ出場を決めた男子100m(小野君)、4×100mリレーの(熊倉君、小野君、須藤君、若菜君)が報告に来てくれました。

(左から)熊倉君、小野君、須藤君、若菜君

 

総体県予選大会(5月12~15日)に続いて、北関東地区予選大会が6月17~20日に行われました。この大会で6位以内に入賞すれば、インターハイ出場が決定します。

男子100mは、予選参加者24名中、準決勝(16名)に進出、決勝(8名)にまで残りました。決勝で小野君は自己ベストを上回るタイム(10秒90→10秒85)で6位入賞を果たし、見事インターハイ出場を決めました。

男子4×100mリレーは、参加チームの競技前のタイム順位では13番と、入賞には程遠い状況でした。しかし、決勝に進出し、決勝でもチームベストを大きく超えるタイム(42秒04→41秒45)で、4位と大健闘しました。

インターハイ出場、おめでとうございます。

以下は、インターハイ出場を決めた4名のコメントです。

 

須藤涼佑君(2-1、リレー第1走者)

→「リレーで4位になれたことはとても嬉しかったです。応援に来てくれていた両親の前でインターハイ出場を決められて、よかったです。」

小野悠人君(3-1、リレー第2走者、100m)

→「同じ日に、100mの準決勝と決勝、そしてリレーの決勝と3本のレースを走りきりました。最後のリレーの決勝では、足がつりそうになってしまい70%の力しか出せませんでしたが、3人を信じて走りました。」

熊倉直希君(3-1,リレー第3走者)

→「高校に入ってからコロナの影響で大会も思うように行われない中、2年生の時に大けが(肉離れ)をしてしまいました。約4ヶ月、満足に走ることができませんでしたが、3年になってから復活することができました。3年生でインターハイに出られることは、自分にとって大きな価値があります。」

 若菜敬君(1-4、リレー第4走者)

→「高校で陸上部に入ったときは、バトンもうまく渡せませんでした。チームではアンカーを任されていますが、プレッシャーも大きいです。先輩たちが繋いでくれたバトンを持ってゴールします。」

 

素晴らしいコメントでした。

インターハイでの活躍を期待しています。

【中2】「数学」の授業見学(安藤先生、山田先生)

7月1日(金)7限目、中学2年2組の「数学」の授業(2分割、安藤先生・山田先生)を見学しました。今日の授業のめあては「一次関数の表の特徴を理解しよう」です。

 

 

数学の授業は、最初にこの時間で理解する内容と問題が示され、後は、班ごとに教え合ったりしながら、生徒たち自身でどんどん進めていきます。

 

選択①教室でも、2組を2分割したもう一方のクラスが、山田先生の授業で行われています。

ここでも、生徒たちが教え合いながら進めています。

先生はその手助けに徹しています。

教え合うことは日常的なので、教えてもらうことに抵抗感はありません。

班全体で、全員が理解できるまで、学び合いは続いていきます。

そして、今日学んだことを確認したり、整理したりします。

最後に、今日の授業の振り返りで、わかったことや質問などを書いて提出します。

↓こんな感じです。

*今日の授業は、一次関数の最初の内容だったこともあり、皆さん、すらすらと理解できていたようです。

誰一人として置いていかない」という方針の下、生徒たちも、その趣旨を理解して自発的に活動しています。とてもよく頑張っていると思います。

 

 

【中2】「英語」の授業見学(高木先生)

7月1日(金)3限目、中学2年1組の「英語」の授業(高木先生)の授業を見学しました。授業の前半では、パフォーマンステストの練習が行われていました。

 

今回のパフォーマンステストは、「自分の好きなこと」をALTのクロイ先生にスピーチします。そのための準備として、自分が好きなことや興味あることのマップを作り、それをもとに話す内容を考えます。

また、相手のスピーチについても内容を記録します。

ペアワークの相手を何度も変えてスピーチの内容を改善していきます。その際に、聞き手側からも、ここが良かったとか、ここはこうした方が良い、といったアドバイスがありました。また、高木先生からも、自分のことを一方的に伝えて終わりではなく、相手に「~のこと知ってる?」といった質問を交えると、会話になってくる、という提案もありました。今後は、パフォーマンステストの本番に向けて、完成度を高めていくことになりそうです。

 

授業の後半は、教科書の内容に戻りました。単語の発音については、デジタル教科書を使って練習しています。

言葉の意味についても確認しました。例えば、「e - mail のeって何?」や「Take の意味の覚え方」など、いろいろな話が飛び出してきます。

*高木先生の授業では、英語で自分のことを伝えることに楽しさを感じられるよう、様々な工夫をしています。常にたくさんの人とでペアワークをすることで、恥ずかしさはなくなってきます。また、最初はうまくできなくても、相手のいい表現をプリントにメモし、自分の表現に取り入れたりすることで、コツがわかってきます。自分一人ではできなくても、仲間と取り組むことで、表現力がどんどん身に付いてきます。それを楽しいと感じられるようになれば、英語の勉強も楽しくなっていきます。高木先生は、そうした授業を目指していると思います。