日誌

宮ねぎ種の固定について[農業科]

宮ねぎの容姿は、軟白部が太くて短く、葉が野球のグラブのように広がり、全体がずんぐりむっくりしているのが特徴です。

しかし、露地で栽培すると他の品種のネギと交配して雑種となることで、これらの特徴が失われていきます。

江戸時代から伝わる、この伝統野菜の品質を守るべく、今日は「種の固定」作業を行いました。

まずは、宮ねぎの特徴をもった個体を剣スコップを使用して抜き取ります。


その後、虫が入らないようにした網室に宮ねぎを定植します。11月下旬に、異なる特徴を持っている宮ねぎを抜き取る作業があります。


また、昨年度に定植し「種の固定」を目的とした宮ねぎから採取した種子を播種しました。




このほか、11月に小学生との宮ねぎを使用した料理も予定しています。現在、調整中です。