農業土木科日誌

総合実習[農業土木科]

 今回、2年生の「総合実習」ではニワトリの解体実習を行いました。
この実習は、毎年1年生の「農業と環境」で行っていますが、昨年発生した鳥インフルエンザの影響によって行うことができませんでした。そのため、今回2年生の「総合実習」で実施することになりました。
 この実習によって、農業土木科の生徒たちに学んでほしいことは何でしょうか。それは「命の大切さ」です。私たち農業土木科は、設計や施工、測量などの専門科目を学んでいます。これらは、水路や橋、道路、堤防など人々の社会生活基盤に欠かせない構造物をつくる産業の担い手として、知っておかなければならないことだからです。もし仮に、利用している人のことを考えずに設計や施工を行ったとしたら・・・。後々、このことが人を傷つけることへ繋がってしまいます。
 実習では、ニワトリを締めることに抵抗を感じる生徒が多くいました。また、解体の実習を通して、生き物に対する尊敬や感謝等、多くのことを学ぶことができたのではないでしょうか。