農業土木科日誌

キャリア形成支援事業【農業土木科】

 12/12(水)に農業土木科2年生を対象にキャリア形成支援事業を実施致しました。
現在行われている道路改良工事施工現場の見学・体験及び南摩ダム見学を行いました。
 まず、道路改良工事の施工現場におきましては、坂本産業様をはじめ多くの方々に
協力して頂き、工事の概要や施工の流れ及び情報通信技術「ICT」を活用した情報化
施工についてお話を頂き、実際に体験をしました。測量機器の体験では、生徒たちが
普段実習で使用する機器と異なり、測量機器が生徒たちが簡単な操作をするだけで自動
で観測することに驚きを感じていました。応用編として、事前に読み込まれた図面データ
で測量を行い、地面に埋められたカプセルを探す「宝探し」を行いました。図面と連動
して正確に位置を知ることができる測量技術の素晴らしさに生徒たちは興味深々でした。
 建設機械試乗体験では、従来の機械と情報化施工を使った機械の2台を試乗し、
自動制御された機械の方が、正確に掘削が行えることに安全で精度の高い技術に
生徒たちは関心を持った様子でした。また、2年生はインターンシップで建設業の
各事業所で1週間体験したこともあり、建設現場や施工について学ぶとてもいい機会
となりました。
    
 
 南摩ダム見学につきましては、思川開発建設所の方からダムの役割や南摩ダムの
概要について説明していただきました。利水や治水の機能を備えたダムについて
私たちの暮らしを守るために欠かせないものであると再認識いたしました。
 実際に南摩ダムの工事現場を見学しましたが、ダム本体を造る前段階である
木々の伐採や付替道路関連工事などを行っていました。また、展望台から見える
景色をもとに約6年後に完成する予定の南摩ダムを想像して見学させていただきました。
係の方からダム工事は、ダムだけでなく道路や橋など土木の技術がたくさん詰まった
工事であるとお聞きし、農業土木を学ぶ私たちにとって学ぶことの多い場所であると
感じました。
  
  今回の見学に関しましては、坂本産業様、栃木県栃木土木事務所様、西尾レント
 オール株式会社様、思川開発建設所様をはじめ、多くの方々のご協力によって
 実施することができました。大変ありがとうございました。