植物科学科の活動

おたすけムギの播種


植物科1年生「農業と環境」の実習の様子です。

スイカを栽培するにあたりスイカのツルの固定やスイカへの泥はね防止、雑草抑制などを目的に大麦「おたすけムギ」を蒔きました。


まず雑草が生えデコボコした畑を一人一人が農具を使い、除草し平らにならす作業をしました。

 

その後、40人で協力して畑に均等に麦を蒔き、土を被せ作業を終えました。


限られた時間の中で集中して実習に臨んでくれました。


「おたすけムギ」とは・・・

暑さに弱い大麦の性質を利用し、本来は秋にまく大麦をあえて春~初夏にまき、その後、暑さによって地表面を覆うように枯れていきます。隣接する作物の生育を邪魔せずに雑草抑制や地温抑制、排水性の向上、土壌流出防止などに役立ちます。
ポリマルチと違い、使用後にゴミとして廃棄する必要もなく、環境対策としても注目されています。また、すき込むことで地力維持や緑肥としても役に立ち、土壌改良にもつながります。


植物科学科では持続可能な農業の1つとしてマルチムギを取り入れ学習しました。